世界遺産1級取得に向けて、「世界史」の必要性を感じ始めた今日この頃です。
今日のテーマは「エーゲ文明」です。

そう思われるかもしれませんが、それが誤解だったと理解して頂けると思います。

古代文明その⑤エーゲ文明
まずはエーゲ文明の場所をご確認ください↓
これは古代ギリシャのお話です
さて、ようやく最後のエーゲ文明まできましたね。
エーゲ文明は、青銅器を用いていたので別名「青銅器文明」とも呼ばれます。
エーゲ文明は大きく、
・クレタ文明
・ミケーネ文明
に分かれますが、なんせ場所はギリシャ(笑)
ギリシャ神話にも出てくる話が満載です、実は。
ギリシャ神話で思い出しましたが、中田敦彦のギリシャ神話の動画おもしろかったですよ~↓
今回のエーゲ文明の話には直接繋がらないんですが、普通に面白いです(笑)
エーゲ文明とは、エーゲ海域に興った文明なのですが、エーゲ海の場所を分かる人そんなに多く無いですよね?(決めつけてすみません)
イマイチ、ピンとこない方はもう一度地図で確認してから読み進めてください↓
エーゲ海はギリシャとトルコの間の海域なので、間違ってもイタリア東部のアドリア海と混同しないように(←過去のおれ(゜.゜))
クレタ文明(前2000~前1600年)
紀元前2000年頃、クレタ島(↓)のクノッソスを中心にクレタ文明が生まれました。
探偵学園Qで出てくる言葉ですよね(^ω^)
えー、これをつくったのは、民族系統不明の海洋民族で、彼らは地中海の海上貿易で栄えました。

クレタ島の中心地クノッソスで発掘された王宮は壮大で、多くの小部屋を持つ複雑な構造をもっています。
このことから、ギリシア神話で、怪物ミノタウロスを幽閉するための迷宮を造らせたとされるミノス王の城とされ、クレタ文明はミノス文明ともミノア文明とも呼ばれます。
クレタ文明が滅んだのは紀元前1600年とも、紀元前1400年とも言われていて定かではありません。
ミケーネ文明(前1600~前1100年)
同じく1600年頃、ギリシア人(アカイア人とも)が大陸から南下し、ギリシアに分立した小王国を築きます。
アカイア人は、クレタ文明を滅ぼし、その海上貿易ルートを引き継ぎます。
中心はペロポネソス半島↓のミケーネ地方で、ミケーネ文明と呼ばれます。
➀紀元前2000年頃、クレタ島でクレタ文明が興る。
②紀元前1600年、アカイア人がクレタ文明を滅ぼす。
③アカイア人がクレタ文明の海上貿易ルートを引き継ぎ、ペロポネソス半島を中心にミケーネ文明を発展させた。
ミケーネ文明は、黄金の装飾品や、大きな石で造った城塞が特徴で、小アジアのトロイア(トロヤ)との戦争でも有名です。

内通者や巧妙に相手を罠に陥らせることを意味する「トロイの木馬」は、このトロイア戦争で生まれた言葉です。
やがて、鉄器文化を持つ別の系統のギリシア人であるドーリア人(↓赤線)が南下してきて、ミケーネ文明を滅ぼします。
エーゲ海を中心に栄えたクレタ文明と、ミケーネ文明からなる青銅器文明を合わせてエーゲ文明と呼びます。

この記事の総まとめ
では最後にこの記事の内容をザックリおさらいしておきたいと思います。

ギリシャ近海のエーゲ海で興ったのがエーゲ文明で、エーゲ文明は大きく
・クレタ文明
・ミケーネ文明
の2つに分かれ、
・クレタ文明はクレタ島の中心地クノッソスで、
・ミケーネ文明はペロポネソス半島の中心地ミケーネで、
興りました。
紀元前1000~前800年のエーゲ海周辺は、文字情報の残っていない暗黒時代に突入します。
おわりに
さて、いかがでしたか?

エーゲ文明のクレタ建築とミュケナイ建築について、こちらでも解説しているのでよろしければご覧ください↓
ここまで読んで下さり、ありがとうございました!
世界遺産1級取得に向けて、「世界史」の必要性を感じ始めた今日この頃です。今日のテーマは「エーゲ文明」です。読者わかる気がしね~そう思われるかもしれませんが、それが誤解だったと理解して頂けると思います。[…]