【サバイバル知識】食べられる植物と動物

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今回はサバイバルで使われる、食べられる植物と動物を紹介します。

ナショナルジオグラフィック監修の「世界のどこでも生き残る完全サバイバル術」という本の一節から抜粋しました。

もし、こちら↓をまだ読んでいない方は先にこちらをお読みください↓

【サバイバル知識】食料の基礎知識、基本的な栄養素を解説

食べられる植物と動物

自然の中で手に入れることができる食料は、植物と動物。

植物も動物も栄養の摂取に役立つが摂取量は異なり、約30gの肉と同量の野菜を比べると、肉の方が栄養を多く含む。しかし、植物は狩りをする必要が無いので、誰でも容易に集めることができる。

動物:野菜と比べて栄養が豊富だが、手に入れるのが困難

植物:動物と比べて栄養が貧弱だが、手に入れるのが簡単

植物

植物はエネルギー源となる 炭水化物の摂取に役立つ。

ナッツ類と種子類は、タンパク質や脂質を含み、栄養バランスを整える食べ物だ。

また、糖質を含む果実など高カロリーな植物は、エネルギー補給に役立つ。

植物の多くは太陽の光や火、風に当てて乾燥させることで、腐らせずに保存することが可能だ。若芽や若葉は柔らかく、古い葉に比べて栄養分を多く含む。ただし、茹ですぎるとビタミンが失われるので注意しよう。

動物

肉を手に入れるには、動物を捕まえる技術が必要だ。

手軽にタンパク質を補充するためには、虫、甲殻類、ヘビ、魚など捕まえやすい動物を食べるようにする。

大型の動物を捕獲するには、ワナや武器が必要だ。狩猟時は多くのカロリーを消費することも忘れずに。

動物の肉は、微生物を殺すために加熱する必要がある。とはいえ、湯を沸かす火が用意できないような緊急の場合、空腹とのどの渇きを癒すため、生肉を食べることもある。しかし、それにより体調を崩した場合は、治療を行う。

※『米陸軍サバイバル全書』には、「わずかな例を除けば、地を這う生物、魚類など泳ぐ生物、歩く生物、あるいは飛ぶ生物は何でも食べられる」と書かれている。大切なのは、食べなれない食物に対する先入観や抵抗感をなくすことだ。

食べられる動植物一覧

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・ベリー類:ラズベリー、ブラックベリー、キイチゴなどの集合果

・ナッツ類:高脂質で栄養価の高い植物性食物

・昆虫:どこでも捕まえやすく、タンパク質と脂質が豊富

・淡水魚

・甲殻類

・鳥類とその卵

・ほ乳類の肉

・柔らかいトウヒの若葉やモミの葉

・海藻類

食べられない動植物一覧

・鋭いトゲやオウムのようなクチバシのある海水魚

・マッシュルームなどキノコ類(毒キノコを食べてしまう可能性があるため)

・病原体を媒介する可能性のある、ダニやハエなどの昆虫

・ヒキガエル

・かんだり刺したりする昆虫、毛に覆われた昆虫、明るい色をした昆虫など

・寒帯に生息する動物の肝臓:ビタミンAの含有量が毒性量を超えることが多いため

・珍しい植物は必ず可食性テストをしてから食べる

(※可食性テストについては別記事で解説しています)

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