『Great Ocean Road』が「Greatest Ocean Road」では無かった話

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RYOです

皆さんも一度は耳にしたことがあると思います、グレートオーシャンロード(Great Ocean Road)!!

※現地ではGORと略されますので以降GORと表記します。

筆者は2017年11月にメルボルンからレンタカーを借りて一人でグレートオーシャンロードに行ってきましたが、まあ全然楽しくなかったんです(笑)

そのお話をさせてください。

当時のメモには

  • 確かに"Great Ocean Road"ではあるが、"Greatest Ocean Road in the world"では無い。
  • オーストラリアでは野宿禁止の車中泊禁止なので、基本的にはお金を払って決まった区画にテントを張らなければならない。
  • バックパッカーに優しくない国

などと記録しています(笑)

オーストラリア一周は何キロ?

GORの距離のお話をする前に、そもそもオーストラリア一周は果たして何キロあるのか?という疑問に立ち返ったので、Google Mapに打ち込んで調べてみました。

オーストラリア北部では国立公園などがあり車では通れない範囲があったので、単純に車でオーストラリアの海岸沿いを一周するとして考えました。

すると、、、

ヨーロッパ ブログ
筆者
およそ17,000km走らなければならないようです!!!!

これは内陸部を一切走らずに、グルーっと海沿いの道路を一周した距離です↓

また、オーストラリアの海岸線の長さは25,760kmであり、日本の第6位に次いで世界第7位の海岸線の長さを有しております。

面積ではオーストラリアは日本の22倍あるのに、海岸線の長さは日本の方が長い。

うーん、さすがです我が国ニッポン!

ちなみに世界第1位の海岸線を誇るのはカナダで、その長さは202,080kmです。

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筆者
あれ、、、けた違い過ぎる。
カナダ凄い!!

世界第2位のノルウェー83,281kmをはるかに凌駕する長さです( ゚Д゚)

グレートオーシャンロード(Great Ocean Road)

ではGORのおはなしです。

GORはメルボルンの南西全長約280kmに及ぶ海岸線のことで、「世界で最も美しい海沿いのドライブルート」と呼ばれ、今まで様々な車のCMに登場しているのでご存知の方も多いと思います↓


(出典:サステイナブル・シティを目指そう

絶対に観たことありますよね。

YoutubeにもGORの美しい動画が溢れています。

オーストラリア キャンプ 砂漠

区間

はっきり言ってGORの区間はここからここまでと決まっているわけではないようですが、よく言われるのが【Torquay(トーキー)】から【Port Fairy(ポート フェアリ)】までです。

オーストラリア キャンプ 砂漠

TORQUAYがGORの出発点となります。


※GORの出発点"TORQUAY"

グレートオーシャンロードの見どころ

筆者はメルボルンでレンタカーを借りて、メルボルンからアデレードまでの約1,000kmを一週間かけて往復しました。

オーストラリア キャンプ 砂漠
往復で計2,000kmの運転

その間に全長280kmのGORを通ったわけです。

では、実際に筆者が車を降りて良かったと思った場所を紹介します。

ロンドンブリッジ(London Bridge)

ロンドンブリッジ(London Bridge)と言います。

元々は右と左の2つの大岩の間には天然の橋が架かっていました。

しかし1990年に橋が崩れ、上図のように一つ岩の塊が海に取り残されてしまったのです。

橋が崩れたまさにその時、偶然にも橋の上には誰もいませんでした。

なので死者やけが人は出ませんでしたが、不幸にも2人の観光客が取り残されてしまうという事故が起きました。

まあこれは絶対に見た方がいいです。


以上です(笑)

ヨーロッパ ブログ
読者
は?

わかります、その気持ち。

でも本当なんです。

筆者はゆっくりドライブしながら要所要所止まったりしながら、1日半でドライブを終了しましたが

ヨーロッパ ブログ
筆者
え、こんだけ?

って思いました。

GORでは有名な「12使途」と呼ばれる12個の奇岩群など色々なスポットはあるようですが、正直あまり感動はしませんでした。

楽しくなかった理由(楽しむために必要な条件)

楽しくなかったとは言いましたが、行って本当に良かったと思いました。

それは次回のための予習ができたからです(笑)

どうやったら楽しめるのか、ずっと考えていたことを綴ります。

晴れの日を選ぶ

グレートオーシャンロード オーストラリア

まずはこれですね。

筆者がGORを走っていた2日間はひたすら曇りもしくは雨でした。

どんなに海がきれいでも、心地よい風に吹かれても、波の音に癒されても・・・

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筆者
晴れてなきゃ行く意味がありません!!!!断言します!

これ、めっちゃ思いました。

晴れてなきゃ、どんな絶景でも楽しくない!!!
雨があがった後の夕焼けなど、それはまた素晴らしい景色であることは容易に想像できますが、いずれにしろ晴れてもらわないと話になりません(笑)

筆者は基本的に雨も嵐も台風も竜巻も曇りも快晴も全てを愛するNatural Enthusiast(自然崇拝者)ですが、GORは晴れの方が良いです!

なぜなら

海の青さは空が明るいからこそだからです。

少し余談ですが、海が青い2つの理由ってご存知でしょうか?

» 海が青い理由↓

1.空の色を反射してるから

水は時として鏡の役割をします。

まあこれは当たり前ですが、鏡なので空の色をそのまま映し出すという理由もあります。

曇りや雨の日なら海もどん暗いんです!

2.純粋な水は青色以外の光の波長を吸収するから

水分子は波長の長い赤い色を吸収する性質があり、太陽の光はある程度の深さの水に入射すると波長の短い青色だけが生き残って反射し我々の目に届くのです。

曇りや雨の日ならそもそも海に入射する光の量も少ないので反射する青色も少ない。

よって海が暗い!

» 折りたたむ

ただの雑学でした

友人または恋人と一緒に

夏のGORはいわば最高のデートスポットであり、仲間と最高の思い出を作れる場所であり、各キャンプ場ではナチュラルブロンドのパリピたちがレンタルキャンピングカーで旅をしながら親睦を深めている…

キューバ 歴史
筆者
まさに愛情と友情が入り混じる世界でした(笑)

筆者が一人用の小さいテントを張っている隣の区画では、超豪華なモンゴルのゲルみたいな大きなテントで↓


※写真はイメージです

3~4人のわいわいがやがやが聞こえ、たまに出てきてBBQコンロでお肉とか野菜をバーーーっと焼いていました。

隣のテントから聞こえるどんちゃん騒ぎから判断すると↓

asian flush glow 意味

asian flush glow 意味

まさにこんな感じやと思います。

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筆者
非常に羨ましいです

夜は椅子に座って星を見ながら(この日は雨でしたが)ロマンチックな話でもしていたんでしょうか?

え、その時の筆者ですか?

はい、キャンプ場で一人淋しくソーセージを焼いて食べていました↓

海外をなるべく安く旅する方法

ほんまに一人では結構ツラいんです!

いやー、ほんとツラかった(笑)

筆者も次行くときは気の合う友人たち、もしくは恋人と感動を分かち合いたいと思います。

GORの見どころを予習していくべき

そして時間があっても無くても、しっかりと予定を立てて行くべきです。

筆者の場合、アデレードという大きな街で真夏のクリスマスの雰囲気を見たかったので、あくまでGORは通り過ぎただけでした。


↑アデレードで見た真夏のクリスマスパレード

まあそれもあり、あまり下調べせずにだあーっと通っただけでした。

というか、GORの始点(TORQUAY)の町に入った時に看板を見て初めて、

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筆者
え、あの有名なGORってここやったん⁉

と思いました(笑)

でもどこに行くにしても予習は必要です。

それだけで旅の楽しさや得られるもんが格段と増えます。

まあ例えばですが(今調べました)

Torquay(トーキー)~Bells Beach(ベルズ ビーチ)~

ここは世界でも有名なビーチで、なんと南半球のハワイと呼ばれているらしいです。

毎年イースターの時期にサーフィンの世界大会【RIP CURL PRO】が開催されるそうです。

キューバ 歴史
筆者
おぉ!全く知らんかったけど見たい!!

Warnambool(ウォーナンブール)

ここでは5~9月の間、海岸近くでなんと!

野生のミナミセミクジラの出産を見ることができるというのです。

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筆者
おいマジか!絶対行きたいやん

Otway National Park(オトウェイ国立公園)


(出典:Wikipedia

ここでは様々な珍しい生物を見ることができます。

野生のコアラやオウム、カンガルーからフクロウ、カモノハシ、果てはクジラまで普段お目にはかかれない超珍しい生物が、しかも野生で過ごしています。

ヨーロッパ ブログ
筆者
いいですね~灯台に野生生物なんて…え!!!!

ん?\(゜ロ\)(/ロ゜)/

筆者
気付かんかったけど、おれオトウェイ灯台行ってたやん(爆笑

すみません、筆者行ってました。

あまりおもしろくなかったので完全に忘れてました。

実は日常がすでに動物園だった

実はオーストラリアでは日常生活でコアラとかカンガルーとかと出会えます↓

筆者は朝起きてテントから出て、伸びをして振り返ったらテントの上にこんな感じのオウムが2羽止まっていました(笑)

ヨーロッパ ブログ
筆者
人のテントの上で何してんねん!!!!
と思いました(笑)

メルボルンでは野生のカンガルーも見ました、滞在していた知り合いのご自宅の裏の公園で↓

見にくくてすみません、(拡大したらわかりますが)野生のカンガルーが筆者らを見て逃げているところです。

オーストラリアでは野生のコアラも木とか電柱に上っているそうですが、筆者は見れなかったです。

以下、メルボルンの動物園より↓

さいごに

今回はグレートオーシャンロードの思い出を書きました。

はっきり言って楽しくは無かったです、でも楽しくなかったという経験が出来て良かったです。

ということで次回はすごい楽しめそうです!

ヴィクトリア州のメルボルンという町は「世界一住みやすい都市6年連続1位」という凄い記録を持っています。

メルボルンからグレートオーシャンロードへのツアーもありますので、レンタカーの運転が不安な人は是非そちらも考えてください。

興味があればこちらの記事もどうぞ↓

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