はじめまして、RYOです。

社会人になってはや6年、今まで漠然と、
を繰り返してきました。
しかし、「ふるさと納税」や「投資」、「ブログの副収入」など徐々に給料以外にも税金の計算などをしなければならない事態になりました。
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そんな中、iDeCoや積立NISAなども始めるうちに徐々にマネーリテラシーの重要さに気付き、ようやく

と感じ、ずっと工学部の理系科目一本だったぼくが遂に、マネーリテラシーUPに向けて動き出したのです(笑)
まずはFP3級取得を目指してこれから頑張っていこうと思います。

という方も安心してください!
テキストが無くてもこちらのブログの内容だけでなるべく試験に受かるレベルまでご説明できるよう努力します。
素人だからこそ説明できるポイントなどがあると思うので、是非とも同じような境遇の方は一緒に頑張っていきましょう!!!
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と、長々と言ってきましたが、今回はFP3級の基礎【ライフプランニング策定上の資金計画】について紹介していきたいと思います。
今回の論点は以下の3点です↓
・住宅資金
・教育資金
・老後資金
では始めます(”◇”)ゞ
住宅資金
まず、住宅取得が人生で最も高い買い物であるのは皆さんご存知ですよね↓
マイホームを手に入れて幸せの絶頂にいたのも束の間、気付けばローン返済や各種税金などでカツカツの生活を強いられ・・・
と言うのもよく聞く話です。
という永遠のテーマはあるにしろ、今回はマイホームを買う上での資金計画についてお話しようと思います。

住宅購入時の諸費用
まず、住宅購入時の自己資金として、一般に購入物件価格の20~30%程度以上を準備した方が良いと言われています。

例えば、
・仲介手数料などの手数料や保証料
・印紙税&不動産取得税などの税金
・各種保険料
とかですね。
図で表すとこうなります↓
当然ですが、自己資金の割合が多いほどいいです。
住宅ローンの仕組み
さて、自己資金でまかなえない部分は、金融機関で住宅ローンを組むことになります。

住宅ローンの金利には、㋐固定金利と㋑変動金利があります。
固定金利とは、ローンを組んだときの金利が返済終了まで変わらないもの↓
変動金利とは、返済の途中で、市場金利の変動に応じて適用金利が見直されるもの↓
どちらの方がお得とは言えません、市場金利によりますから。
一応こちらの方の動画が参考になると思います↓
また、固定金利選択型というタイプもあり、これは一定期間は固定金利で、その後金利が見直されて変動金利または固定金利を選択するというものです。
固定金利はいいとして、変動金利のポイントは以下の3つです↓
・固定金利より変動金利の方が金利が低い
・金利の見直しは半年ごと
・返済額の変更は5年ごと
これは覚えておきましょう!
住宅ローンの返済方法
住宅ローンの返済方法には、㋒元利均等返済(がんりきんとうへんさい)と㋽元金均等返済(がんきんきんとうへんさい)とがあります。
元利均等返済
元利均等返済とは、毎回の返済額が一定で、返済期間の経過とともに返済額のうち元金と利息の割合が変わっていく返済方式です↓
元金均等返済
一方で元金均等返済とは、毎回の返済額のうち、元金部分の返済額が一定で利息部分を上乗せして返済していく返済方式です↓
例えば、借入金額が2,000万円、住宅ローン金利が3%で返済期間を30年とした場合の元利均等返済・元金均等返済のシミュレーション結果がこちらです↓
条件が全く同じでも、返済方法の違いだけで30年間で133万円の違いが出てきます!!!

え、30年で133万?
ほぼ誤差っしょ(笑)
↑こういう人は少ないと思いますが、単純に133万円得してるのと一緒なので序盤の返済額は大きいですがなるべく元金均等返済にしたいですね。

ってか、2,000万円借りて利息で1,000万円前後!!?
銀行、ぼったくり過ぎやろ
※なお、計算結果は暮らしに役立つ身近なお金の知恵・知識情報サイト「知るぽると」の⇒しっかりシミュレーションで計算しました 。
使いやすかったので皆さんも是非(`・ω・´)ゞ
住宅ローンの種類
住宅ローンには、㋔公的住宅ローンと㋕民間住宅ローンがあります。
「財形住宅融資」は公的住宅ローンの一つであり、「フラット35」は民間金融機関と住宅金融支援機構との提携による住宅ローン商品です。
財形住宅融資
財形住宅融資の概要を以下に示します。
サッとで良いので目を通してみてください↓
詳しい情報は、住宅金融支援機構ホームページの⇒財形貯蓄をしている方向けの住宅ローン 財形住宅融資にありますので、またご確認ください。

フラット35
フラット35(買取型)の概要を以下に示します↓

住宅ローンの借換えと繰り上げ返済
よーし、住宅ローン編は最後です!
各用語をザっと説明します↓
住宅ローンの借換え⇒現在返済中の住宅ローンから別の新たな住宅ローンへ借換えること
住宅ローンの繰り上げ返済⇒ローンの元金部分の一部あるいは全部を期限より早く返済すること
まあ何となくわかりますよね。

住宅ローンの繰上げ返済には、次の2種類があります↓
・期間短縮型⇒毎回の返済額は変更せず、返済期間を短くする方法
・返済額軽減型⇒返済期間は変更せず、毎回の返済額を少なくする方法

例えば30歳で35年の住宅ローンを組んだものの、なんと40歳に500万円の余剰資金ができたから500万円分繰上げ返済するとしましょう。
期間短縮型
上の条件の場合、期間短縮型ならこうなります↓
↑元本部分の500万円はいずれ返す必要があるお金なので得するわけではありませんが、その上の利息部分(図中黄色)は払う必要が無くなるわけなので得したと言えますよね。
仮に40歳で全額繰上げ返済するとしたら、40歳以降の利息部分は全て得することになります。

返済額軽減型
逆に、返済額軽減型ならこうなります↓
元金500万円を残りの返済期間で均(なら)して支払うので、返済期間は同じですが返済額は利息分得します(=返済額が軽減された)
結論だけ言ってしまうと、もし繰上げ返済するなら期間短縮型の方がお得です。

教育資金
次は教育資金についてです。
教育資金は、多額の資金が必要になるのが通常です。

当たり前のように使っていた制服とか教科書とか運動靴とか、今思うとスゴイ出費ですよね( ゚Д゚)
ほんと、親に感謝です
教育資金は住宅資金とは違い、子供が一定の年齢になったら一定の資金が必要になるという特徴があります↓
生まれてからの数年間はオムツやベビーカーが必要になったり、共働きならその後の保育園代が必要になったり、義務教育が始まったら始まったでその後もめちゃくちゃお金がかかりますよね。

ですので、教育資金はできるだけ早い時期から準備することが大切になります。
それから、教育費は学校の入学金や授業料などの「学校教育費」と塾や習い事などの「学校外教育費」に分けられます。
教育ローン
教育資金は、預貯金、金融商品、保険などで計画的に準備しなければなりませんが、カバーできない部分は教育ローンの利用も検討します。
教育ローンには、「公的な融資」と「民間の金融機関等の融資」とがあります。

国の教育ローン(教育一般貸付)の概要は次の通りです。
・固定金利
・融資限度額は原則として学生/生徒1人あたり350万円
・返済期間は原則として15年以内
・年収制限あり
詳しい情報は、日本政策金融公庫ホームページの⇒教育一般貸付 (国の教育ローン)をご確認ください。
なお、民間の金融機関等にも様々な教育ローン商品があります。
奨学金

奨学金には各種の制度がありますが、代表的なものとして、日本学生支援機構の奨学金があります。
日本学生支援機構の奨学金には、
・第一種奨学金 → 無利息貸与
・第二種奨学金 → 有利息貸与(在学中は無利息)
があります。
当たり前ですが、第二種奨学金の方がゆるやかな基準で選考された学生に貸与されます。
※奨学金は立派な借金です!
社会人になってから、奨学金返済により生活困窮に陥る人が多いのでくれぐれも慎重に!
詳しい情報は、日本学生支援機構ホームページの⇒奨学金制度の種類と概要をご確認ください。
老後資金
続いて老後資金についてです。
老後資金の形成について、次のような点がポイントと言えるでしょう↓
・老後資金の見積もりを行い、早くから準備する
・地道に積み立てていくのが基本
・物価上昇に備えて、収益性を考慮した運用も検討
60歳手前で急に焦って老後資金を作ろうと思ったら、どうしてもハイリスクな資産運用をしなければならないって事ですね
老後資金の運用については、次のような点がポイントと言えるでしょう↓
・老後は一般に収入が減少するので、お金を増やすことを第一の目的とするのではなく、安心して使っていくことを重視した運用が基本
・将来の相続のことを考慮した運用も必要
まあ要するに、
老後に大事なお金を失ったら致命的なので、ローリスクな資産運用をすべき
ってことを言ってます、暗に(笑)
この記事の総まとめ
では最後にこの記事の内容をザックリおさらいしておきたいと思います。

まず、住宅取得は人生で最も高い買い物であり、失敗は許されません。
住宅購入時には、購入物件価格の20~30%を自己資金として用意するのが通例で、足りない分は住宅ローンを組むことになります。
住宅ローンの金利には、
・返済期間中ずーっと金利が変わらない「固定金利」
・返済の途中でコロコロ金利が変動する「変動金利」
があります。
一般に、変動金利の方が固定金利より金利は低く、金利の見直しは半年ごと、返済額の変更は5年ごとになっています。
また住宅ローンの返済方法には、
・毎回の返済額が一定の「元利均等返済」
・返済額が初めは高く徐々に少なくなる「元金均等返済」
があります。
住宅ローンには、「財形住宅融資」や「フラット35」などがあります。
・財形貯蓄を1年以上行っており、財形貯蓄残高が50万円以上ある場合に利用できる
・金利は5年毎に見直される5年固定金利制
・財形貯蓄残高の10倍、最高4,000万円までが融資限度額
・申込時の年齢は70歳までだが、親子リレー返済利用の場合はそれ以上も可
・建設費または購入価格以内で、最高8,000万円まで
・融資実行時点の金利で固定金利
・最澄35年
・繰上げ返済手数料無料
民間の住宅ローンは、保険会社や銀行などの金融機関で手続きできます。
住宅ローンの繰上げ返済には、2種類あります↓
・期間短縮型 → 毎回の返済額は変更せず、返済期間を短くする方法
・返済額軽減型 → 返済期間は変更せず、毎回の返済額を少なくする方法
教育資金の特徴は、子供が一定の年齢になったら一定の金額が必要になるってことです。
教育費は、
・学校の入学金や授業料などの「学校教育費」
・塾や習い事などの「学校外教育費」
に分けられます。
教育資金が足りない時は、教育ローンの利用も検討する必要があります。
教育ローンの公的な融資の中で代表的なものに「国の教育ローン(教育一般貸付)」があります↓
・固定金利
・融資限度額は原則として学生/生徒1人あたり350万円
・返済期間は原則として15年以内
・年収制限あり
また、別名で学生ローンとも呼ばれる奨学金の利用も検討の余地がありますが、あくまで借金なのでご利用は計画的に!
奨学金にも2種類あり、
・第一種奨学金 → 無利息貸与
・第二種奨学金 → 有利息貸与(在学中無利息)
があります。
第二種奨学金の方が選考基準がゆるいです。
そして老後資金!
ってことです。
おわりに
さて、第5回目が終わりました(”◇”)ゞ

そうですよね、マイホームは「買う時」も「保有中」も「売る時」も税金がバンバンかかるし、人生の変化リスクにも弱いので賃貸派の人たちの言うことも尤もだと思います。
でも、マイホーム欲しーーーー!!!

特に、ぼくを含め素人の皆さんに一つだけ言っておきたいこと、それは
不動産屋とか銀行マンが言う事は妄信するな!!
です。
彼らも商売ですから、あなたの人生よりも自分たちの利益を第一に考えて行動しています。
銀行は、「今ここでこんだけ貸したら、この客は将来首くくるな」と思いながらも担保さえ確保していれば「年収の10倍まで貸せますよ(^ω^)」とか平気で言うので、本当に気を付けましょう。
さて、次は「保険制度全般」に関する勉強をしていきたいと思います!
ここまでお読み下さり、本当にありがとうございました~。