アイスランド 旅

人生で最も過酷な旅になったアイスランド4日間

はじめに

RYOです。ぼくは2017年2月7日から10日までの4日間アイスランドを旅していました。

そう、の国「アイスランド」です。

アイスランドは火山あり氷河ありという絶景の宝庫です。

旅人なら誰でも人生で一度は行ってみたいという、恐らく常に「死ぬまでに行きたい国」ランキングのTOP5には入るであろう美しい、いや美しすぎる国です。まさに地球の神秘を身をもって体感することができる数少ない国だと思います。

しかしそんな期待に胸を膨らませていたRYO青年を待ち受けていたのはあまりにも過酷な4日間でした。本当につらかった。
でも結局そこで触れたのは、困っている人がいれば素直に手を差し伸べてあげる人の優しさでした。

アイスランドの基本情報

史上最も過酷な旅になったアイスランド4日間

当時記したメモも参考にしながら進めていきたいと思います

基本地図

これ↓を基本地図とします。

➀レイキャビク

言わずと知れた、アイスランドの首都、それがレイキャビクです。

②イーサフィヨルズル

エンヤの優しい音色とセットで体験したい、オーロラです。

ここに向かう途中でレンタカー故障してレッカー車で運ばれました(後述します)

③セリャラントスフォス

セリャラントスフォス

ずっと行きたかった滝で、アイスランド語では「フォス」が滝を表すようです。

パスポートやクレカ、国際免許証から健康保険証まで強風で飛ばされ失くし、大の大人が半泣きになった場所です(後述します)

④ヨークルスアゥルロゥン

氷の洞窟

氷の洞窟ツアーの待ち合わせ場所です。

半泣きにはなりませんでしたが、氷の洞窟ツアーが現場の目の前でキャンセルされ人生の希望を失った顔で車中泊した場所です。(後述します)


ちなみに各ポイント間の距離は下に示した通りです。

1~3:130km

3~4:250km

1~2:450km

アイスランド旅で体験したかったことは以下の6つです。

  1. セリャラントスフォスの絶景豪雨と強風
  2. 氷の洞窟異常気象で中止
  3. 氷河天気悪すぎ
  4. 間欠泉時間無くて寄れんかった
  5. ブルーラグーン時間無くて寄れんかった
  6. オーロラ探しに行く途中で車が故障

思い出すだけでワクワクするラインナップです(*´▽`*)

アイスランド1日目(空港から③まで)

まずはヨーロッパを一緒に旅していた友人とエストニアの首都タリン(Tallinn)で別れ、一人でタリン空港に到着。

エストニア タリン

この時点で物凄い頭痛に悩まされる。その時のぼくのメモにはこう書いてあります。

(前略)

しかも今は五年に一度くらいの熱出て死ぬほどツライ。俺がCAさんに「すみません、どうしても頭が痛くて…頭痛薬とか何か 何でもいいのでありますか?」と聞いたほど。

貰った錠剤のおかげで今はまだまし🤑

Good night…Lahko noč…

(2017年2月6日午後11時くらい)

(↑タリンの夜景)

そしてノルウェーのオスロ空港へ出発。

深夜に到着してそのまま椅子四つ並べて空港泊

PROCARでレンタカーを借りる

翌朝のフライトでレイキャビクに着き、まずは予約していたレンタカー屋へ!

よし、ちょっとしんどいけど、今からレンタカーで最高のアイスランド旅始めるぜーー

のテンションですよ、そりゃあ…まだ。

ブタが特徴的なアイスランドの最安スーパー『BONUS』

このBONUSはアイスランドの最安スーパーです。

どれくらい安いかというと…

((;゚д゚)ゴクリ…

およそ1ISK=1JPNくらいだったので、鶏肉がこの大きさ↑で2198円

m&mがこのサイズ↑で1298円

まあわかりますよね?

アイスランドは世界一物価が高い国の一つと言われているので、まあ当然です。これで最安スーパーです!!!!!!!!!

僕みたいな貧乏人はアイスランドには来ないように!笑

セリャラントスフォスへ ~終わりの始まり~

そして今から130km先のセリャラントスフォスという上でも紹介した滝に向かいます。予定では滝の前でテント泊しながら朝日を写真に撮るです。

セリャラントスフォス

ここです↑(※僕の写真ではありません)

なんと美しいのでしょう。

とは言えこの時は雨が降っていたのであまり美しく見えませんでした。なので軽く車内で温かいスープと麺をお腹に入れ

(車内での自炊、良い子は真似しないでね)

実際にテントを張ろうとした瞬間!!!

強風を受けてテントの中に風が入り凧状態に。飛ばされないように両手で必死に押さえていると腹巻型貴重品入れが風であおられチャックが開く・・・
※本気で必要な貴重品は腹巻型の貴重品入れに収納し、小額紙幣などはいくつかの安物の財布に分けて入れてあった。

(;・∀・)や、やばい・・・

そう思った瞬間

ピヒューーーーーバラバラバラ・・・シューーーッッ

一瞬にしてクレカパスポート国際免許証・保険証・高額紙幣・海外専用プリカという本気の貴重品が滝つぼに吸い込まれていきました。。。

この地図↑での、二つのベンチの真ん中くらいでテントを出しました。

これは行った人にしかわからへんけど、(常時かはわかりませんが)台風のような暴風が滝つぼに向かって吹いています。

実際には辺り一面真っ暗やったので「滝つぼ方向に吸い込まれたように見えた」が正しい。それはさすがにヤバいので、登山用のヘッドライト付けて真っ暗な中探し始めました。

重要度的にはパスポート>>>国際免許証クレカ>海外専用プリカ>保険証≧紙幣くらいの感じなので、上から三つは絶対に見つけたかった。

アイスランド以降の予定として、パリで運転、ルクセンブルクで運転、ドイツ-スイスで運転という運転スケジュールがギッシリ詰まっていました。

しかもタリンで別れた友人と合流してドライブする予定!国際免許証無くしたらさすがにツラい。

アイスランド 旅

何時までかは忘れましたが、とにかくずっと探してました。翌朝明るくなってから…とも考えました。

でもそれはあかん!

時間が経てば経つほど、彼らはおれの手の届かない場所に行くような気がしたから。

結局初めにパスポートを見つけてから3時間くらい、国際免許証とクレカ以外の全てを見つけてその後濡れた体で車内で就寝。

ほんまに地獄。ここから既に地獄やった…

アイスランド2日目(③から④)

国際免許証とクレカが無くなって、とりあえずはクレジットカード会社に電話をしないといけませんよね。

でも国際電話は高い、たぶんあいつは滝つぼに消えた、悪用される危険性は無い。よし、帰国してから再発行しよう。ひとまず解決!♡

国際免許証については…今後どうするか考えよう。

常に爆風のアイスランドでした。ガソリンスタンドにて撮影↓

氷の洞窟ツアー中止♡

そしてこの日の午後は「Ice Cave Tour」でした!!

氷の洞窟~♪アイスケイブ~♬

車でスマホの音楽聞けたのが唯一の救い。なんせ分厚い雲の下でずーーーーっと同じ景色の道を3~4時間走り続けるのはキツイ↓

250km運転して昼過ぎに現地(集合場所)に到着。この時点で既に免許不携帯(笑)

天気も悪く全く刺激のないドライブ、これほどつらいものか!!!

これお昼ですよ↑(カメラ側でケルビンの操作もしてません)

到着してから濡れてもいい服に着替えて(まだ乾いてないけど)、ツアーに参加!

集合場所には既に大きなオフロードタイプのトラックが何台もあり、僕みたいな人間がそこかしこに溢れていました。そして案内されたトラックに乗り込むと既に8人くらいの参加者がおり、軽く挨拶して出発!

なんか見たこともないくらい大きなオフロード車で10人くらい乗せていざ氷の洞窟へ!!!

もう想像が膨らみ過ぎて、この↓景色まで秒読み段階とワクワクドキドキ(*´▽`*)

氷の洞窟

車内ではみんな英語で喋って冗談とか言って笑い合ってるけど、早すぎてあんまりわかってない俺・・・

まずは車で行けるところまで行き、そこからはアイゼンというスパイクを靴に装着してみんなで歩き始める

(アイゼン無しで氷上を歩いたら一瞬で滑って氷河の河に飲み込まれてサヨナラです)

雪じゃなく固まった氷の上を歩くので、滑ったらそのまま近くの濁流(氷河の融水)へ落ちていきます↓

そして周りには別の氷の洞窟ツアーの人達もいて、リーダー同士が状況を話し合ったりしています。

すると、我らの一つ前のグループが氷の洞窟から出てきて「お、とうとう俺らも入れる!!!」と思った瞬間です。

最近気温が上がってたから氷が融けて凄い川になってるぞ!今から入るのは無理だ!!!

とか言ってきました。それを聞いてガイドが様子を見に行きましたが、数分後申し訳なさそうに帰ってきました。

え、今更キャンセルとか言わないよね?(;^ω^)ひとつ前のグループまでは入れてましたよね?苦笑

そうです、氷の洞窟はキャンセルです!!

一応キャンセルの場合は半額返ってくるので氷のうん蓄を少し聞いて帰るという。。。2万円以上払った気がしますが、結局1万円返ってきました。

そして駐車場に戻り解散!ぼくは心身ともに疲れているのでそのまま18時くらいに就寝。

一日中暗いし、風強いし、常に体濡れてるし…最悪

アイスランド3日目(④から②の途中まで)

そんなこんなで、とにかく時間が余って余って仕方ない。運転の時間がとにかく長い!

奇跡が起こる

とりあえず自分に問いかける。

どうする、おれ?これから何をすべき・・・

あ、そや国際免許証とクレカ失くしたままや。

まあとりあえず一度③のセリャラントスフォスに寄り道しながら帰って明るいうちにもう再び捜索開始。

その帰り道、氷河があちこちに見えるので立ち寄って観察↓

氷河はさすがにすごい(゜.゜)と思いました。でも晴天が一度もない丸二日、精神的には凄いツラい。何も楽しくない。

そして③のセリャラントスフォスで3時間くらいぶらぶら再び探し始める。

え!!!!!!!!滝つぼの水際に何かある!!まじで!おおおおぉぉぉーーーー

いやー捨てる神あれば拾う神ありですね、ほんと!

めっちゃ濡れてるけど、国際免許証を奇跡的に見つけた!!!!良かった、奇跡!ほんまに嬉しい

その時のメモがこちらです↓

(前略)

今年のアイスランド:ガイドさん曰く、まあまあ寒い夏レベル(異常気象)→常に気温5℃前後→雪でなくが降る→Forever見た事ないくらい分厚い雲→気温高いから氷河の中は濁流でツアー中止→そして何より毎日ハリケーン並みの超強い風(瞬間最大風速50m/sらしい←本気で車ごと飛ばされへんか心配)→滝の近くでクレカ、国際免許証からパスポートまでほぼ全ての必需品が吹き飛ばされる→熱でしんどいのに(今は完治)夜中土砂降り爆風の中登山用ヘッドランプ付けて広大な大地を探し回る→絶望の中2日かけてクレカ以外、奇跡的に発見→乾かしてます←今ここ

言いたい事多過ぎ。こんなんじゃ全然足りんけどもう疲れた。早くパリに行こう。

(後略)

(2017年2月10日午後7時前)

そして、クレカは見つからへんけどとりあえず安心!これからもレンタカー借りれる!

悪夢再び

もう明日の朝のフライトやから今日は変なことせずにレイキャビクの近くのカフェで一回落ち着こう…

欧米ではガソリンスタンドとカフェが一緒になっているところが多い!ガソスタで燃料を補給しつつ、自分自身の燃料も補給しなければ

そして久々にWi-Fi繋いだその瞬間、特別仲の良い一つ下の後輩女子から

せんぱーい!オーロラ予報見てチャンスあるなら行ったらどうですかああぁぁぁ?

と、初めてオーロラ予報なるものの存在を知る。

なるほど、、、見ると西海岸にオーロラが出ている!

そして雲もないので久々に月が見えると!行くしかない。

今(18時くらい)から450kmの運転、途中でオーロラに逢えるかもしれないという期待!

行ってきます(‘◇’)ゞ

そしてレイキャビクから200kmほど走ったところで、レンタカーのクラッチに問題が。急にクラッチが滑って何回やっても繋がらない。徐々に減速、減速、そしてストップ

(。´・ω・)ん?

物凄いド田舎でレンタカー動かんようなった。とりあえず路肩に寄せて停まってハザードで一旦落ち着く。

人の優しさに触れる旅

通り過ぎていく車が「おい兄ちゃん大丈夫か?何か手伝えることあるか?」と凄い声かけてくれはる。そりゃそうや、こんな周りに何にもない道で路肩でハザードランプ付けて停まってんねんから・・・

優しい。ありがとう。はい、とても困ってます。ピクリとも動かへんし。でも・・・

あ、大丈夫です!休んでるだけですので(^ω^)

おれの馬鹿。すると「あ、そうなん?笑 そうは見えへんけど、それなら行くな!」とみんなスルー…

結局どうにもならないのでアイスランド警察に電話をかけました。でも電話越しの英語の会話はヤバい。まーーーーったくお話にならへん。まあおれが悪いねんけど。

そして時は経ち再び通りかかった人(後の恩人)に停まってもらい事情を説明する。

(この右端のフード被ったお兄さんが全てやってくれた。)

すると、アイスランド警察にアイスランド語で説明してくれ、そのままレンタカー屋に電話までしてくれてレッカーを呼ぶ算段までしてくれました。

そんな彼がこう言いました。

つらかったやろ?初めての土地でこんなトラブルに遭って英語もろくに通じない。

ツラいときはお互い様さ!あとはおれに任せて。

3時間後にレッカー車が来るって言ってるからそれまで暖房を付けっぱなしにして風邪を引かんようにしとき!

せっかく遠路はるばるこんな島国まで来てくれたのに散々やったね。しっかり休んで!

なんて優しい言葉をかけてくれるんだ!!!本当に嬉しかった。そりゃツラいことも多かったけど、結局は人の優しさに触れた瞬間でした。

この日はそのまま時間あるし車中泊

アイスランド4日目

そして3時間後、レッカー車に乗せられる我が愛車(レンタカー)

もう、なんて言っていいか。結局なんやかんやでレッカー車に乗ってレンタカー屋に帰ったのが夜中の3時か4時くらいでした。

クラッチの交換でググると4~5万くらいでできるらしかったので、

まあかかってもそれくらいか・・・しゃーないな。でももしかしたら保険でカバーできるかも

という淡い期待を持っていたおれ。その時はレンタカー屋のおっちゃんに

とりあえず20万円くらい請求かけるけど安心して!

これは多めにもらっといて後で返すシステムやから!ほんで自動車工場で検査して車側が原因やったら全額返すからね。たぶんそうなると思う^^

まんまと口車に乗せられて、めっちゃ疲れてたのもあって何も考えずにサインして「おなしゃーす」みたいな感じで代えのレンタカーで車中泊。

朝起きて空港近くで車返してパリに向かいました。

アイスランドっぽいこと?

結局、おれは何一つアイスランドっぽいことをしていない!!!!!!!!!

ということで、アイスランド・クローナも大量に残ってるしケフラヴィーク空港(アイスランドのハブ空港)でサーモンの焼いたんでも食べよか!って事で最後くらいは贅沢しました。

ちなみにこの4日間、毎日三食コーンフレークとラーメンだけでした。もうお腹減ってても食べられない。

肝心のサーモンのお味はというと・・・

全然不味くはない!格別美味しいかもわからへん。「焼き」じゃなく「刺身」じゃないとよくわからん。笑

そして数日後に書いたメモがこちらです。まだ余力ある人は読んでみてください。

» メモ

結局、最後の最後まで最悪なアイスランド旅でした

国際免許証乾かしながら、可愛い後輩の助言で西部フィヨルド地区へオーロラを探す旅に

200km走ったところで、クラッチに問題が…やばいくらいのど田舎でレンタカー全く動かなくなった(^ω^)親切な人めっちゃ巻き込んでいく人生。
全て手配してくれて最後に熱い握手を交わした四枚目のこのお兄さんおらんかったら、俺は当分アイスランドから出れんかった

そして最後→手荷物にナイフとアイゼン持ってて没収。されかけて一旦預け荷物を取り返して詰めてもっかい預けるという時間ギリギリの作業。

#最寄りの町まで50km
#とりあえずめちゃくちゃ人の優しさに触れた
#通る車のほとんどが声かけてくれた
#修理代20万円とられた
#システムは全くわからんけど保険で全額返ってくるらしい
#車側の問題ならね
#風呂は4日入ってない

(2017年2月12日午後11時くらい)

» 折りたたむ

無駄なあがき ~See you 206,500円~

その後帰国してからレンタカー屋から連絡があり

当社の工場にて厳密に検査いたしましたところ、クラッチの破損はお客様のご使用方法に問題があったと判明しました。

ですので事前に引き落としさせて頂いた20万円をそのまま受け取らせて頂きます。この度は当社をお使い頂き誠にあり・・・

と。

いや!!なんで修理前に概算で請求された値段ピタリやねん!差額は返せよ!!!!

もちろん、ダメもとで「普通なら4~5万円で交換できるはず。かかった料金の内訳を見せてください。工賃、部品代、その他諸経費…いくらずつですか?」とメールしました。

すると2~3か月返信がなく、「あ・・・これは無視しよったやつか。それならこっちもいくとこまでいきまっせ」とかなり「法的」とか「在アイスランド日本大使館に」とかいうワードを用いて(笑)、メールを何通か送りました。

すると超謝罪的なメールが返ってきて、よくわからんけどその請求額の内訳が示してあり、総額はきっちりと206,500ISK↓でした。笑

さいごに

この4日間は今でも鮮明に記憶に残っています。

4日間ずっと暗かったアイスランド、頭痛はひどく、常に強風と豪雨に見舞われ、異常気象が原因で氷の洞窟ツアー中止、クレカは紛失、レンタカーは潰れ、お風呂も入れずにコーンフレークとインスタントラーメンで耐え忍ぶ4日間。

かなりツラかったです。太陽の光が無いと本当に憂鬱になります。イギリスでは年中あまり晴れないと言われますが、気分も滅入りますね。

でもそんな中でも人の優しさに触れて最後の最後は心温まる思い出ができて良かったです。アイスランドは本来とても美しく絶景の宝庫ですがぼくみたいに不運(?)に見舞われると本当に日本が恋しくなります。笑

旅にはトラブルがつきもの、そのトラブルを楽しむことが大事!

死ぬ以外はかすり傷の精神でこれからも世界を旅していきたいなーと思います。

世界一物価の高い国、ノルウェー旅行記【8/24】

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