【わかりやすい!】総合課税と分離課税を解説

はじめまして、RYOです。

ブログ アイコン
筆者
最近FPと簿記の勉強を始めた28歳会社員です

ここ最近ずっとお金の勉強をしており、総合課税と分離課税という分野で一度つまづいたので、備忘録も兼ねて書き記しておこうと思ったわけです。

総合課税と分離課税について知っていると、所得税算出の損益通算時に役に立ちます(”ω”)ノ

総合課税と分離課税

所得税の計算をする際、基本的には総合課税を原則としていますが、一部分離課税となるものがあります。

ブログ アイコン
筆者

総合課税と分離課税?

は、マジ意味不明

ってか義務教育で教えとけや

以前、社会人なら知っておいた方がいい『所得税』の仕組み(∩´∀`)∩で所得は10種類に分類されるという説明をしましたが、総合課税とは、各種の所得金額を合計して所得税額を計算するというものです。

総合課税では、各所得金額を足していった総課税所得額に対して以下の税率がかかります↓

所得税 仕組み 計算

一方、分離課税とは他の所得金額と合計せず、分離してその所得額単体で税額を計算するというものです。

その税率は種類によってバラバラで、例えば投資の運用益は20.315%、退職金にかかる税率は20.42%と一律で決まっています。

総合課税:各種の所得金額を合計する

分離課税:他の所得金額と合計しない

ここで、10種類の所得について軽く説明しておきます。

そもそも、あなたが何かをしてお金を稼いだ場合、それは必ず以下の10種類の所得のどれかに該当します↓

» 続きを読む

➀利子所得(銀行や株式の利子)

②配当所得(株式等の剰余金の配当)

③不動産所得(不動産の売買)

④事業所得(個人事業主や自営業者の収入)

⑤給与所得(会社員や公務員の給料)

⑥譲渡所得(株式等の売買益等)

⑦一時所得(宝くじや懸賞金など)

⑧雑所得(副業で得た収入)

⑨退職所得(退職金)

⑩山林所得(自分の山を伐採して得た収入)

まあ、普通の会社員の方は⑤の給与所得のみの可能性が高く、会社員で副業している方は⑧の雑所得もそこに加わります。

個人事業主で宝くじが当たった方は、④の事業所得と⑦の一時所得という感じです。

これは国税庁ホームページのNo.2011 課税される所得と非課税所得に載っています。

» 折りたたむ

では、総合課税と分離課税に関してもう少し詳しく説明をしていきます(”◇”)ゞ

前述した10種類の所得全てから収入がある人はほとんどいませんが、まあ仮にこういうスーパーレディがいたとします↓

女の子 イラスト
スーパーレディ

えーっと、私の今年の収入は…

➀銀行の預金利子が50万円
②株式の配当金が80万円
③貸家の家賃収入が100万円
④ブログ収益が500万円
⑤会社の給料が500万円
⑥株式の売却損が500万円
⑦宝くじの当選金が400万円
⑧メルカリの収益が200万円
⑨退職金で800万円
⑩自分の山の木を伐採して得た利益が500万円

ふぅ、これで以上ね!

今回はこちらのスーパーレディを例にして総合課税と分離課税の解説をしていこうと思います。

上のスーパーレディの場合では、⑥の株式の売却損500万円以外は全てプラスの所得なので、これらを全て足し合わせると計2,630万円ですが、これに所得税率がかかるわけでは無いんです。

総合課税

総合課税とは、

各種の所得金額を合計して所得税額を計算する

というものです。

総合課税はまあ足し算さえできたら求められるのですが、簡単に説明しましょう!

まず、総合課税の対象となる所得ですが、これは国税庁ホームページ対象となる所得に載っており、以下の8つです↓

➀利子所得(銀行や株式の利子)

②配当所得(株式等の剰余金の配当)

③不動産所得(不動産の売買)

④事業所得(個人事業主や自営業者の収入)

⑤給与所得(会社員や公務員の給料)

⑥譲渡所得(株式等の売買益等)

⑦一時所得(宝くじや懸賞金など)

⑧雑所得(副業で得た収入)

男の子 イラスト

なるほど!

では先ほどのスーパーレディの所得➀~⑧を全て合計して…

と思ったと思いますが、実はいくつか例外があります。

詳しくは別記事で紹介しますが、全てが総合課税になるわけではありません。

まあ本記事では詳しいことは置いておいて、結論だけを言います。

スーパーレディの総合課税による課税所得総額は、

1,000万円(=③100+④500+⑤500+⑧200)

となります。

女の子 イラスト
スーパーレディ
あれ、この総合課税の総所得金額1,000万円には➀②⑥⑦の所得は含まれてないのね!

そうなんです、その所得の内容によっては次で説明する分離課税になる場合があるのです。

ブログ アイコン
筆者

ちなみに宝くじの当選金は非課税なので税金がかかりません!!!!

丸儲けです!

そして、この1,000万円に対して以下の表を用いて所得税額を求めます↓

所得税 仕組み 計算

上の表で1,000万円は所得税率33%なので、支払う税率は176万4,000円です。

176万4,000円=1,000万円 × 0.33‐153万6,000円

さあ、総合課税の計算は以上です。

ブログ アイコン
筆者
では分離課税の方を見ていきましょう

分離課税

分離課税とは、

他の所得金額と合計せず、分離してその所得額単体で税額を計算する

というものです。

総合課税と違い、所得の種類によって税率が微妙に異なってきます。

また、超過累進課税になっていないのが分離課税の特徴です。

ここまで理解したうえでのお話ですが、分離課税は➀申告分離課税②源泉分離課税があります↓

➀申告分離課税

申告分離課税とは、

他の所得金額と合計せず、分離して税額を計算し確定申告によりその税額を納める

というものです。

国税庁ホームページの申告分離課税制度に最新の情報が載っていますが、先ほどのスーパーレディの例では、

②株式の配当金80万円

⑥株式の売却損500万円

⑨退職金800万円

⑩山の木を伐採して得た利益500万円

が申告分離課税になります。

例えば、株式の配当金や株式の売却益には一律で20.315%の税率がかかりますし、退職金には20.42%の税率がかかります。

山林所得は、その山(=土地)を取得してから5年以内か5年以上かで税率はガラッと変わりますが、このスーパーレディの場合は先祖代々保有している土地と考えて税率は22.1%となります。

株式の売却益は、1万円でも500万円でも1億円でも一律20.315%の税率なので累進課税になっていませんね。

ブログ アイコン
筆者
つまり金額が大きくなればなるほど、分離課税の所得で利益を出す方が節税になるということですね!!!!

ちなみに、ビジネスを一発当てて事業所得が1億円あった人は、所得税と住民税合わせて5,020万4,000円の税金(税率55%)がかかりますが、株式投資で1億円儲けた人の税金は2,031万5,000円(税率20.315%)です。

総合課税か分離課税かで、2,988万9,000円の差が出ます。

勘違いが多いのですが、この表から判断して↓

所得税 仕組み 計算

女の子 イラスト
退職金で2,000万円もらったのに、税金で520万4,000円取られちゃうよ~

では無いという事です。

退職金は分離課税なので、上の所得税率表とは異なった数字で税額を算出します。

ちなみに520万4,000円とは、

2,000万円 × 40%-279万6,000円

という式で算出しました。

②源泉分離課税

源泉分離課税とは、

他の所得と全く分離して、所得を支払う者が支払いの際に一定の税率で所得税を源泉徴収し、それだけで所得税の納税が終了する

というものです。

ブログ アイコン
筆者

これは主に利子所得にのみ使われる課税スタイルで、源泉徴収されるので特にやることはありません。

だって銀行預金の利子を確定申告した事ないでしょ?(笑)

また特定口座で源泉徴収ありを選んでいる人も源泉分離課税となっています。

総合課税と分離課税については、こちらの方の説明が非常にわかりやすかったので一応載せておきます↓

おわりに

さて、今回はぼくがつまづいた総合課税と分離課税について解説しました。

まあ普通の会社員の方なら、会社からの給料(給与所得)だけの方も多いかもしれません。

その場合は会社が年末調整してくれるので、確定申告を一切せずに一年を乗り切れてしまうのですが、それでは税金を払っている感覚が薄れるので、少しでもこういう勉強をして常にマネーリテラシーを上げるアンテナを張っておいた方が良いと思います(”◇”)ゞ

今回もありがとうございました!

関連記事↓

関連記事

はじめまして、RYOです。筆者最近FPと簿記の勉強を始めた28歳会社員ですここ最近ずっとお金の勉強をしていて思ったことがありました↓筆者所得税の仕組みって?なんかよう知らん間に[…]

所得税 計算方法
関連記事

はじめまして、RYOです。筆者最近FPと簿記の勉強を始めた28歳会社員ですここ最近ずっとお金の勉強をしていてふと思ったことがありました。筆者そういやぁ年金の利率ってどれくらいなんやろ?[…]

国民年金 払い続ける
総合課税 分離課税
最新情報をチェックしよう!