塩の町、オーストリアのザルツブルク旅行記【9/10】

ここで一度、今までの旅を振り返ってみようと思います

とりあえずぼちぼちですが、2014年1月から2017年3月までをぼちぼち書いていこうと思います、とりあえず。笑

ザルツブルクはとても美しい町で本当に京都のように自然と共生している都市だと思います

2014年版は全10回でお届けしたいと思います

「〇〇時に△△行きの電車に乗り・・・」みたいなだらだら長話は避け、観光情報というよりは単純にその国で見たもの/驚いたことを中心にご紹介していきます。

ザルツブルク滞在記

ザルツブルクはオーストリアとドイツの国境近くに位置し、風光明媚なザルツカンマーグート地方へもアクセスできます。

HBFを見逃すな

ザルツブルグ中央駅に着きました!

前も言いましたが、"Hbf"は中央駅という意味です。

たぶん Salzburg ○○駅というのもいくつかあると思いますが、

HBFがついているのが一番大きな駅という意味です

間違えないようにしましょう。

言葉が通じなくても大丈夫、焦らないで

僕も良くやる事です。

道に迷ったら地元民に訊く

ホステルへの道がわからなかったので、近くを散歩中のおばあちゃんに声をかけました。

ん、英語が話せない・・・

まあ地元のおばあちゃんやから当たり前か。ってことは

ドイツ語で話すしかない

って事ね、うん。なるほど

大学で鍛えたドイツ語を使ってホステルまでの道を聞く

Guten tag ! Ich heisse RYO, ich bin japane.

(こんちはーRYOって言います、日本人です)

まずは怪しまれないように自己紹介をする、うん、基本やな。そして

Wo ist hier ?
(ここはどこですか?)

5W1Hを教えてくれた当時の教授に感謝です。

竹内先生、吉村先生ありがとうございます。

しかし大問題が発生

一方的に話すのは可能やけど、聞き取りは不可能

結局指差す方向へ半信半疑ながらも歩いてたら着きました。

そう、重要なのは聞き取りではなく目的を言うことなのだ。

文法的に合っているかどうかは関係ない。

案内された部屋がこちら↓

この六人部屋に俺一人、広い!

ヨーロッパのバスは結構ベンツ多い

ヨーロッパで走っているバスは、(ぼくが気が付いた分では)異様にメルセデスベンツが多いのだ。

ベンツと聞くとそんなにバスとか大型車のイメージは無いが、本当にヨーロッパのバスはベンツが多いのだ。(またはHINO)

また確認してみて欲しい。

ウンタースベルグ

ザルツブルグにはウンタースベルグ(untersberg 1084m)という山にロープウェイが通っています。

1084mと聞くと、今思うと大したことない。

いつも登ってる滋賀県の山(武奈ヶ岳)で1214mあるかんな

とりあえず外は寒すぎるので、ロープウェイの発着場でシュニッツェル(ドイツ風カツレツ)を食べます。

シュニッツェルを食べ終えて、とりあえずこの山の頂上まで軽くハイキングに行きます。

と思ったら・・・

(;・∀・)これわかる?↓

画像中央部↑の赤いポールの右側の雪の坂を上るんですよ!!??

おれ普通の靴でよく上ったわ

モーツァルトの生家

これがモーツァルトの生家です。

geburtsがbirth、hausがhouseです。

わかりますか?

Wienはドイツ語、Viennaは英語です。

チェスキークルムロフで出会った中国人の女性と話してて、「I’m gonna be in Wien for 4 days」みたいなん言ってたら「うぃーん・・・?ん?ヴィエナ?」って聞かれて「いやヴィエナじゃない!ウィーン!!!」って言って完全に話が食い違ってたのを思い出します。笑

ヨーロッパの観光地によくいるあの人たち

これどうやって浮いてんのかめっちゃ不思議です↓

中には銅像のふりして微動だにしない人もいました。

そしてみんなが「え、これ銅像?人?でも全く動かへんやん」とか言いながら、ゆっくり近づいて来た人に突然

うぉああああああああああ

と言って驚かすって言うのが彼らの仕事。

でもそれわかってたら、チップ入れようと思っても入れれへんやん。

近づけへんし(笑)

人生で初めて腰が抜けた

そしてザルツブルグ動物園!!!

ぼくは…

この動物園で…

人生で初めて…

腰を抜かしました!!!!

ちょっと見た目ヤバそう

ここ大丈夫?成り立ってる?って感じの貧相な動物園

観光客もあーーーんまりいーひんけど。。。

餌とかちゃんとあげれてる?

エヴェレストまで7895kmか↓なかなか遠いやん

へークマもおんねや!

いや、冬やから冬眠してるやん!!!!!!!!!!

へー結構種類おんねや

オオカミ?まじで

ワニもおるけど、ご飯食べてる?

そんなこんなで30分くらい見て周ると、ここら辺から肉食動物ゾーンに入りました。

すると道の真ん中に背の高い藪があり道が2つに分かれていました。

左側は檻に囲まれている色々な肉食動物を見ることができました。

右側は・・・何も無さそうなので(なぜ道を分けたのかもわからない)もちろん左側を通りました。

下の図のような感じです↓

ザルツブルク動物園

肉食動物見ながら体を左側に向けて歩いていると、図の青点くらいで藪の向こう側から

ゔぅぅーー

という重低音のクマの咆哮のようなものが聞こえ、思わず(かなりデカめの)声が出ました

うおお!!???え???

頭の中に「この動物園大丈夫なん・・・??」が常にあったからでしょう。

その重低音はクマではなく、外国人のおっさんが喉を鳴らしてたものでした。

紛らわしいことすんなよ

そう思いそのまま歩いていると

白いトラ!!!!!!!!!!!!

お腹・・・減ってない・・・?

何か寂しそうやね。

【現在の状態】

・顔は完全に左(檻方面)を向いてます

・体は真っ直ぐ前進しています

つまり

体は前に進んでるけど視線は動物たちに固定されて顔だけ左に捻って歩いてる感じ!

そして何気なくふっと正面を向いたその瞬間

(おれはほんまにまだ武道家じゃないと思ったな)

ライオンの置物

ゔぉぉおおおおおおお!!!!!!!

心臓麻痺で死んでもおかしくなかった、あれは!ビックリし過ぎた。あかん

本物のライオンが園内徘徊してると思って雄叫びと共にほんまに腰が抜けました。

たぶん2~3秒くらい(?)地面にへたり込んで動けなくなっていたぼくの横で、天使のように可愛い幼女とブロンドヘアーのお母さんが不思議そうな顔で僕を見ていました。

という事で安心と恥ずかしさで冷や汗と涙が出ましたが、とにかく歩き始めたわけです。

ロ、ロッツォォォォォォ!!!!!!!!

トイストーリー3から出てきてここにおんねや!

新しい持ち主は見つかった?

幸せそう・・・には見えないね

欧米人は生まれつきオープンなのです

恐らくヨーロッパに行ったことのある人なら分かると思います。

欧米人はいい意味でオープンで寛容です。

・バスの運転手は運転中に好きな音楽を聴いています。

・乗客は初対面の運転手とその音楽について「このフレーズいいよね」と会話しています。

・老人が乗ってきたら音漏れしたヘッドホン付けたイケイケの若者もスッと立って席を譲ります。

・重そうな荷物を持った女性や老人がいれば「持ったげるわ」と普通に手を差し伸べます。

全て日本ではほぼ起こらないことです。

この日の朝・・・

ザルツブルグ中央駅で・・・

おれはほんまに・・・

めっちゃ可愛いヨーロッパの女の子と・・・

まじでいい感じなると思った・・・

状況はこうです。

ザルツブルグ中央駅でミュンヘン行きの電車を待ってました。

Platform 1a, 1b, 2a, 2b…11, 12, 13…みたいな感じで、ホームはざっと18個ありました。

そのホームにはぼく同様、電車を待っている人がちらほらいました。

なんか物凄い可愛い女の子もいて、あーやっぱりヨーロッパの女の子って可愛いなーとか年齢近い感じかなーなんて思ってました。

すると、到着するはずの時間から5分過ぎても電車が一向に来ません。

周りの人もぼくと同じようにホームの番号とか時間を再チェックしていました。

ぼくは彼らの気持ちが手に取るようにわかりました。

たぶん電車は違うホームに来てるな…またヨーロッパあるあるか。あーあ乗り遅れた…

するとアナウンスが何か言い始めました。

はい、ドイツ語なので全くわかりません。

しかし周りのみんなが続々と階段を下りて違うホームに移動しています。

ぼくは冷静に考えました。

そのホームに急いで行くか、もう少しこの駅でゆっくりして次発に乗るか・・・

と考えていると、その可愛い女の子が急に話しかけてきてくれました。

あなたもミュンヘン行きの電車待ってたわよね!?

ホームが変わったってアナウンスで言ってるわ!

さあ一緒に行きましょう、急がないと!

すぐ出発するから

と言ってぼくの手を引っ張って階段を下り始めました。

(;・∀・)

人生でそんな経験をした事のない私は心臓バクバク

おれ、ヨーロッパの人にはモテる感じ?笑

なんて思いながら、違うホームに一緒に移動してタッチの差でなんとか電車に乗れました。

ちょい吊り橋効果?的なんもあって

♂「いっやー危なかったーありがとーー」

♀「あなたどこから来たの?」

♂「JAPAN(ちょっとドヤ顔)」

♀「あら素敵(*´ω`*)」

・・・ 。

え、その後どうなったかですって?

お話しましょう。

無事に電車に乗れたので、普通なら一緒にミュンヘンまで仲良くお話しして、電話番号でも交換して次また会おうねと約束し・・・

やけど、実際は違いました。そうです、現実はいつも理想とはかけ離れているのです。

わりと満席気味の中、その子が「一緒に座れる席を探しましょう」と言ったのでぼくが先頭に立って3車両分くらい座席を探しながら通路を歩き始めました。

お、2人で座れる席見つけた!!!奇跡!

と思って振り向いたらその子はいませんでした。なんで?どこ?俺の後ろにいたはず…どっかで一人で座ったんかな・・・

さすがにもう一度その子探して車内歩き回るのは気持ち悪いやつなので、そのまま座りました。

それ以降その子と出会うことはありませんでした。

あれは切なかったなー…

※様々なことを経験してきた今になって思うと、これくらいはヨーロッパでは普通!

まあ最低限、好感を持てる雰囲気はあったのは間違いない。でもここはヨーロッパ!これはふつー

ミュンヘンにカムバック

そして旅の出発点であるミュンヘンへ帰ります。

2014年の旅は次でおしまいです↓

バイエルン州の州都、ミュンヘン旅行記【10/10】

オーストリア ザルツブルグ 旅行記
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