【サバイバル知識】星で方角を知る方法

この記事を読むのにかかる時間: 2

今回はサバイバルで使われる、星で方角を知る方法について紹介します。

ナショナルジオグラフィック監修の「世界のどこでも生き残る完全サバイバル術」という本の一節から抜粋しました。

星で方角を知る

仮にコンパスを持っていなくても、パニックになる必要はない。この素晴らしい地球には、至るところに自然界のコンパスが存在するからだ。

地平線上での日の出、日の入りの位置は、季節の移り変わりとともに変化する。しかし、3月下旬の春分の日と、9月下旬の秋分の日だけは、太陽は真東から昇り、真西に沈む

北半球の場合、正午になると南から太陽の光は差し、北側へその影を落としているのだ。

それでは各星座ごとに方角を知る方法を紹介する。

オリオン座

夜空で見つけやすい星座にはオリオン座がある。このオリオン座はベルトの部分に位置する3つの星↓が、ほぼ正確に東から昇って西に沈む。

1年を通して世界のどんな場所でもそれは変わらないが、どの高さに昇るのかは緯度によって変化する。その目安として、赤道直下では真上に、北極や南極では地平線近くに昇る。

北極星

北極星は北の方角を示す。

北斗七星のひしゃくの手前の部分にある2つの星を、底の方から注ぎ口の方に向かって線で結び、その線を5倍延長する。

その位置に北極星がある。

南十字星

※基本的に南十字星は北半球では見ることができない

南半球では、南十字星がおおよそ南の方角を示すが、北における北極星のように、正確に南の方角を指す星は存在しない。そのため、南の方角を知るには、南十字星の長い方を下に向かい4.5倍伸ばしたところが、ほぼ真南となる。

一般的な星

そのほか、一般的な星でも方角を知ることができる。

地球は自転しているので、北極星以外の星は空で弧を描くため、大まかな方角は、星の動きを観察することで分かる。星が昇る方角が東で、星の沈む方角が西になるからだ。

北半球では、星が左から右に向かって弧を描いて移動していれば、南の方角を向いていることになる。反対に右から左に弧を描いていれば、北の方角を向いていることになる。南半球ではその逆となる。

月を利用する

次は星ではなく月で方角を知る方法を紹介する。

三日月

三日月の両端を線で結び、その線を地平線まで伸ばしていくと南の方角が分かる。

満月

春分もしくは秋分に近い時期の満月は、東に近い方角から昇る。

満月以外の月

満月以外の月では、照らされている側が太陽のある方向になる。そのことを利用すると東西の方角が分かる。

また、月の明るい側と暗い側は南北を結ぶ線で分かれる。

おわりに

さて、自然界では様々な方法で方角を知る方法が存在します。

いくつかは小中高の理科の授業などで習った(耳にした)ことがあるかもしれません。

僕もこれからは星や月を意識して方角を特定していこうと思います。

サバイバル 星 方角
最新情報をチェックしよう!