⑥ローマ建築の概要とギリシャ建築との関係性を解説【2/6】

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ヨーロッパを旅する前に知っておくべき西洋建築の知識として、今回はローマ建築について説明します。

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※明言しますが、西洋建築の勉強をしてからヨーロッパに行けば無学で行くより100倍楽しめます。

筆者
5回にわたってヨーロッパ30ヵ国以上を完全無学で周ってきた僕が言うので間違いありません(笑)

※「この部分がわかりにくいです」とか「これはどうなんですか?」などの質問やコメント等ありましたら遠慮なく下部のコメント欄からお問い合わせください!

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本記事は「ローマ建築の概要とギリシャ建築との関係性」を解説しています。

ローマ建築の概要とギリシャ建築との関係

この章の特に重要な点を挙げると以下の2点になります↓

この記事のPOINT

➀ローマ建築の概要とギリシャ建築との関係

③公共施設とは

それぞれ解説します。

ローマ建築の概要とギリシャ建築との関係

まずはローマ建築の概要を説明します。

ローマ建築は、史上最強帝国であるローマ帝国で展開され、ギリシャ建築を受け継いでアーチやドームなどを用いて公共建築を発展させた建築様式

です。

実は、ローマ建築単体を上手く説明するのは結構難しいのです。

筆者

なぜならローマ建築は、「ギリシャ建築を受け継いでいるから」です。

ギリシャ建築を知らない人にローマ建築の説明をするのは非常に骨が折れます。

「自動車」を知らない人に「救急車」の説明をするのが難しいのと同じだと考えてください。

つまり、ギリシャ建築編を先に読んで下さいってことです(笑)

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ギリシャ建築についてある程度知識があるという前提で話を進めますね(;・∀・)

古代ローマ人は、ギリシャ建築を「芸術的模範」としながらもギリシャ建築には無かったアーチやドームを創造して公共施設を次々に造っていきました。

Q. 公共施設を建設しようと考えたのはなぜか?

古代ローマ人はなぜギリシャ建築の技術を公共施設建造に充てたのでしょうか?

その答えは簡単です。

ローマ帝国は支配領域も非常に広く、帝国内にはとても多くの民衆がいたから、です。

民衆に寄り添った政策(公共施設の建設)を充実させないとどうなるかわかったもんじゃありません。

ということで、ローマ人はギリシャ建築のような精密加工を諦めて公共施設というより多くの人民のためにギリシャ建築の技術を応用しようと考えました。

ギリシャ建築 → 神殿建設 → 神様のため

ローマ建築 → 公共施設 → 民衆のため

なので、ローマ建築の基本はギリシャ建築なので、ギリシャ建築編を読んでからこっちに戻ってきてもらった方が10倍理解しやすいのです。

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公共施設とは

そもそも公共施設とはどんな施設か、説明するまでも無いかもしれませんが一応説明します↓

公共施設

公衆浴場、劇場、闘技場、戦車競技場など都市に居住する圧倒的多数の大衆を治めるための娯楽施設

上に挙げた公衆浴場や劇場、闘技場などの他にもローマ人は各地に道路網や上下水道も整備しました。

古代ローマの遺跡は北はスコットランドから南はアフリカ大陸、東は中近東にまで及んでいます。


では次に、ローマ人が追求した石造建築に適したアーチ構造についてお話したいと思います↓

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