皆さま、"rainbow party"って聞いたことありますか?
レインボー+パーティ?
こんな感じでしょうか↓
直訳すると「虹色のパーティ」になります、もしくはLGBTQの方々が集まるパーティと思った方もおられるかもしれません。
しかし英語圏では違う意味で使われます。
英英辞典の“Dictionary.com”によると”rainbow party“についてこう説明されています。
A rainbow party is a supposed sexual activity among teenagers in which girls wear different colored lipsticks and perform oral sex on boys, leaving a “rainbow” on their genitals.
はい、実はトンデモないことが書かれています。
上の英文をそのまま訳すと、
レインボーパーティーとは、十代の若者たちの間で行われる性行為とされており、少女たちが各自さまざまな色の口紅を塗り、少年たちに順にオーラルセックスを行い、男性器に「虹」を残すというものである。
となります。
「少女たちが各自さまざまな色の口紅を塗り」だとぉ!!???
まあつまりそういうことなんです(● ˃̶͈̀ロ˂̶͈́)੭ꠥ⁾⁾
皆さんもご存知の通り、欧米人の異性との接触時期は日本人のそれとは比較にならないほど早いです。
そもそも欧米では、文化的にハグとかチークキスが異性間でも普通に行われるからでしょうか。
欧米ではこういったシーンを普通に目にします(筆者の経験談より)
未成年の間でそんなパーティが流行っていたとしても不思議ではありません。
誤解を恐れず言えば、「欧米人の若者は性に目覚めるのが恐ろしく早い」ということです。
ちなみに上の英文には続きがあります。
It’s considered an urban legend—and was a cause of moral panic—from the early 2000s.
これは 2000 年代初頭から都市伝説とみなされ、モラルパニックの原因となりました。
ということで筆者は「こんなパーティ、本当に実在するのか?」と非常に気になり、結果として”Rainbow party”に関するおもしろい記事を発見したのでそちらを紹介します。
IF drinking, driving and college admissions aren't enough fo…
タイトルは"Are These Parties For Real?"(こういったパーティは実在するのか?)です。
先に上の記事を超簡単に要約しました↓
- そもそも「レインボーパーティ」は文庫小説で初めて登場した言葉である。
- アメリカでは、教育者や親の間で実際に社会問題になっていた。
- しかしレインボーパーティがどれだけ一般的なのか、について明確なデータはない。
- とは言え、フェラチオが十代の若者の性的レパートリーの一つなのは疑いようがない。
- 多くの人は「新種の都市伝説に過ぎない」とも考えている。
- しかし実際に13歳〜16歳のほとんどの若者がレインボーパーティの存在を知っていた。
- ニューヨークで行われた十代の意識調査では、ほとんどの十代の若者がフェラチオを性行為とは見なさず、なかには処女性を保つ手段として利用していることがわかった。
- レインボーパーティは、主に女子中学生と年長の男子が参加しているらしい。
- 処女を守るために「挿入はNG、フェラチオはOK」と考えていること自体が問題である。
- AIDSの蔓延にも大きく関与しているが、レインボーパーティはその一部に過ぎない。
ということです。
筆者が本記事を読んで最も驚いたこと、それは
ニューヨークで行われた十代の意識調査では、ほとんどの十代の若者がフェラチオを性行為とは見なさず、なかには処女性を保つ手段として利用していることがわかった。
という部分です。
ちなみに、こちらの記事で紹介した”Virgine slut”も関連うんちくなので一度ご確認ください。
※本記事は極めて卑猥な表現およびイメージを含みます、予めご了承ください。 皆さま、"virgin slut"って聞いたことありますか? 直訳すると「淫乱な処女」という完全に矛盾する意味になりますが、英語圏ではとある意味で使わ[…]
では最後に、原文からわかりにくい表現や回りくどい言い方を筆者の独断で削ぎ落としたり変換してまとめたのがこちらです↓
(余力のある方は是非)
飲酒、運転、大学入学に続く新たな心配事が十代の子供を持つ親たちに迫っている。
それが「レインボーパーティ」である。
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レインボーパーティーは、各女性が異なる色の口紅をつけ、各男性が異なる色の口紅をすべて身につけようとする、集団での口腔セックスパーティーである。
そもそも「レインボーパーティ」とは十代向けの文庫小説で初めて登場した言葉で、著者と出版社は「フェラチオの危険性を伝える手段になるし、これを読んだことで十代の若者の間でレインボーパーティーが流行するなんて指摘はあり得ないだろう」と著書の存在意義を肯定している。
しかし当然、多くの親や評論家はこれを有害と見なし、出版業界の大手書店から小さな児童書店までこの本を取り扱うことはしなかった。
ではレインボーパーティーは実際にどれだけ一般的なのか。
実は明確なデータはない。
しかしフェラチオは疑う余地もなく十代の性的レパートリーの一つになっている。
2000年に発表された1995年の全国青少年男性調査によると、15歳から19歳の少年の約半数が少女からオーラルセックスを受けたことがあり、3分の1強がオーラルセックスを行ったことがあった。
(え、男同士でも?)
2004年にNBC-Peopleが13歳から16歳を対象に行った調査では、12パーセントがフェラチオをしたことがあり、そのうちの4%(全体の0.5%未満)がオーラルセックスパーティーに参加したことがあったことが判明した。
とは言え、多くの研究者は「ほとんどの十代の若者はこのようなパーティーには参加しないだろう」と述べている。
ドクター・トールマンは「私にとってこれが疑わしい理由の1つは、特に初期の思春期の女の子はまだ”スラット”(=ヤリマン、淫乱)というレッテルを貼られ、痛々しい過去に苦しんでいるからです。なので、女の子たちがこのようなパーティーに参加する動機はなんでしょうか? そして、思春期の少年たちが自身のペニスに付いた口紅の痕を比較することは、ちょっと想像できません」と述べている。
多くの人は、レインボーパーティーは単なる新種の都市伝説に過ぎないと言う。
ニューヨークで行われた十代の意識調査では、ほとんどの十代の若者がフェラチオを性行為とは見なさず、なかには処女性を保つ手段として利用しているが、そんな彼らもレインボーパーティーについては聞いたことがないと報告されている。
しかし、十代の若者に対する非公式な調査によれば、13歳から16歳のほとんどの若者がレインボーパーティーが何なのかを知っており、それがどこかで行われていると信じ、学校の噂を通じて耳にしたことがあるようだ。
「私はそれを完全にキモいことだと思うんですが、同じクラスにそのパーティに参加したことがあるとみんなから噂されている女の子がいます」と、13歳のニューヨークの少女が述べている。
「わたし、2人の男子が彼女について話しているのを聞いたんです。。。」
全国で青少年のリスクテイクについて講演を行っているナーニー氏は、約3年前にウェストチェスター郡で初めてレインボーパーティーのことを聞いたと語った。
同氏は、こうしたパーティーは実際に行われており、通常は女子中学生と年長の男子が参加していると信じている。
ペンシルベニア州ハリスバーグ高校の指導主任ドロシー・パーハム氏は、「これにはあまり神話的な要素はないと思います」と語った。
「レインボーパーティは実際に起こっていると思うが、どの程度なのかは分からない。
これはフェラチオはOKだと考えている十代の若者たちとAIDSに関する問題のほんの一部なのです。」
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ちなみに”rainbow party”を取り扱った別の記事(Forget about rainbow parties, sex bracelets and sexting: Today’s kids have not gone wild)によると
オプラが「そのようなパーティーは一般的か」と尋ねると、オー・マガジン記者ミシェル・バーフォードは「私が話した50人の女の子の間では…これ(=rainbow party)は広く蔓延していたんです」と答えた。
という表記もありました。
日本が今後このような問題が社会問題とならないことを祈ります。
アーメン(。-_-。)