⑪バッキンガム宮殿はなに建築に属するの?【5/5】

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ヨーロッパを旅する前に知っておくべき西洋建築の知識として、今回は新古典主義建築について説明します。

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※明言しますが、西洋建築の勉強をしてからヨーロッパに行けば無学で行くより100倍楽しめます。

筆者
5回にわたってヨーロッパ30ヵ国以上を完全無学で周ってきた僕が言うので間違いありません(笑)

※「この部分がわかりにくいです」とか「これはどうなんですか?」などの質問やコメント等ありましたら遠慮なく下部のコメント欄からお問い合わせください!

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本記事は「バッキンガム宮殿はなに建築に属するのか?」を解説しています。

バッキンガム宮殿はなに建築に属するの?

この章の特に重要な点を挙げると以下の1点になります↓

この記事のPOINT

➀バッキンガム宮殿の建築様式

解説します。

実はこの質問、読者の方から頂いた質問なのです。

せっかくこんなブログをお読み頂いたので、返事くらいは懇切丁寧にせねば、ということで検証致しました。

その質問とは、

バッキンガム宮殿はなに建築ですか?

というものでした。

まずはWikipediaをポチります。すると

初めはルネサンス様式だったが、途中から新古典主義様式に建て替えられた

とありました。

正解を知っている状態で解説するのもセコイんですが、まあお許しください(”◇”)ゞ

まず、こちらの写真(宮殿裏)をご覧ください↓

これ見た瞬間に、「うわ!ルネサンスのテンピエットそっくりやん」と思いました。

(↑ルネサンス建築の傑作、テンピエット)

これが故に、「初めはルネサンス様式で建てられた」となるんですね。

では新古典主義様式の部分とはどこなんでしょう?

このバッキンガム宮殿がルネサンス様式から新古典主義様式に建て替えられたのは「1825年から12年かけて」との事です(Wikipediaより引用)

そもそも参考書には、

「十八世紀中頃以降、考古学によってギリシア建築のオーダーが明らかにされ、イギリスとドイツは簡素にして厳格なギリシア建築を復興する方向に進んだ。」

とあります。

18世紀後半から19世紀中ごろにかけて、ギリシャ・ローマの古典様式を規範として興った全欧的な美術運動。

(出典:コトバンク「新古典主義建築」)

ちょうど、バロックから新古典主義への変わり目頃に建てられたと推測できます↓

また、筆者はこのバッキンガム宮殿を初めて見た時に、「サンピエトロ大聖堂とほぼ同じやん」とも思いました。

(↑イタリアバロック様式の傑作、サンピエトロ大聖堂)

もしくは、先ほど紹介した「ルーブル宮殿東側ファサードそっくり!」とも思いました。

(↑フランスバロックの傑作、ルーブル宮殿)

しかし、サンピエトロ大聖堂やルーブル宮殿東側ファサードと比べると、やはり古典的なので新古典主義に分類されたのだと推測できます↓

例えば、

・中央部分の強調がない

・アティック(屋根裏部屋)がない

・壁に埋まっている円柱がない

・ピラスター、1/2円柱、3/4円柱、完全円柱などの混用がない

・円柱の前後の重層化がない

など古典的な部分も多く見受けられます。

別記事(西洋建築を理解するための前提概念)でも書きましたが、

様式は最初から完成された姿で現れるのではなく、時代を経て工夫がなされてひとつの型が出来上がり、生き物のように盛期を迎え、やがて衰退していく。

つまり総括すると、バッキンガム宮殿は

バロック建築時代から新古典主義建築時代への移行期に建てられたので完全な新古典主義建築とは言えないまでも、
古典的な要素は色濃く演出されているのでバロック建築というには古典的過ぎる。

といった感じかと思います。(あくまで個人的な感想です)

わかりにくい方はバロック建築編の記事も参考にして下さい↓

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後期ルネサンスと初期バロックの見分け方も、今回のバッキンガム宮殿がどの時代に属するかの見分け方ととても似ています。

(↓参考例)

↑についての詳しい解説は別記事でしているので、興味があればご覧ください↓

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では最後に、リヴァイヴァル建築についてお話したいと思います。

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