ヨーロッパのバレンタインデーは男性から女性に花を渡す
2月14日といえば?
そう、バレンタインデーである。
そう、「恋」とか「チョコ」とか「義理」とか「本命」とか、世の中がなんとなくそわそわするアレの日である。
そもそもこのバレンタインデー、起源をご存知だろうか?
西暦1207年2月14日。
当時、兵士の士気が下がるという理由で「結婚禁止令」を出したローマ皇帝に対し、それを無視して恋人たちを密かに結婚させていた聖人ヴァレンチヌスが処刑された日。
当時、兵士の士気が下がるという理由で「結婚禁止令」を出したローマ皇帝に対し、それを無視して恋人たちを密かに結婚させていた聖人ヴァレンチヌスが処刑された日。
そう、彼は最終的に処刑されてしまうのだ。
この悲劇の聖人をたたえる記念日――それがバレンタインデーなのである。
さて、日本ではこの日、女性が意中の男性にチョコを渡すという「告白イベント」として定着している。
だが、これが欧米ではまるで真逆なのだ。
では欧米ではどうか?
答え → 男性が女性にプレゼントを渡す日である。
しかもプレゼント内容は、花・アクセサリー・チョコなど多岐にわたる。
チョコレートはオプションであってメインではない。
「チョコを贈る」という日本式の風習は、実のところチョコレート業界による壮大なマーケティング作戦だったのだ。
甘いもの好きな女性にターゲットを定め、消費を促すための愛と糖分の共謀である。
実際、イタリア人の奥様にも確認してみた。
奥様「うん。ヨーロッパのバレンタインは、男の人から気になる女の人にプレゼントを渡すのが普通だよ。花はめっちゃ大事。そこが日本とは違うね。」
――とのこと。
現地証言もバッチリである。
ちなみに欧米には「ホワイトデー」などという、そんな逆輸入品みたいなイベントは存在しない。
え?ホワイトデーが気になる?
そんなあなたに豆知識、こちらに載せておきますね↓
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