ヨーロッパを旅する前に知っておくべき西洋建築の知識として、今回は古代メソポタミア建築について説明します。
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※明言しますが、西洋建築の勉強をしてからヨーロッパに行けば無学で行くより100倍楽しめます。
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本記事は「メソポタミア地域の歴史や建築」を解説しています。
古代メソポタミア建築とは
この章の特に重要な点を挙げると以下の3点になります↓
➀メソポタミア地域の位置
②メソポタミア地域の歴史
③メソポタミア地域の建築
それぞれ解説します。
➀メソポタミア地域の位置と歴史
まずはメソポタミアの位置を確認しましょう。
メソポタミア地域とは、現在のイラク国内に属します↓
メソポタミアとは、ギリシャ語で「2つの川のあいだの土地」を意味し、ここで言う2つの川とはもちろん「ティグリス川」と「ユーフラテス川」を指します。
つまり、ティグリス川とユーフラテス川の間の地域をメソポタミアと呼びます↓
②メソポタミア地域の歴史
メソポタミア地域は世界四大文明の発祥地の一つで、極めて平坦な地域です。
この地では古くから農耕が発達し、その生産力に基づき建築と呼ばれるに相応しいモニュメントと都市が、歴史上最も早く誕生しました。
ー紀元前7000年頃
この頃から人間の営みが始まる
ー紀元前6000年頃
最初期の住宅遺構はイラク北部のハッスーナに残されている↓
ー紀元前5000年頃
↑都市の形成や神殿の建設がみられるのは南部の都市エリドゥで、紀元前5,000年頃まで遡る
ー紀元前3000年期
この頃には都市の重要な展開が見られる
メソポタミア地域ではこの頃はシュメール・アッカド時代と呼ばれ、ジッグラト(聖塔)が現れるのもこの時期
ー紀元前3000~紀元前500年
その後「古バビロニア時代」、「カッシート時代」と続き、壮大な都城や大宮殿を建造した古代初の帝国「アッシリア」の時代がおとずれ、壮麗なイシュタル門や空中庭園の建てられた「新バビロニア時代」に至り、「アケメネス朝ペルシア帝国」に滅ぼされた。
このように、メソポタミアは豊かで平らな土地という性格から、古くから様々な民族が入り乱れて覇権を争う地域でもありました。
エジプトのように敵に攻め込まれにくい地域は、
王朝がほとんど変わらずに数千年間を過ごしていきます(笑)
③メソポタミア地域の建築
上の歴史の中でも説明したように、メソポタミア地域の最初期の住宅遺構というのは紀元前6,000年頃からあるようです。
まあ建築のけの字もわからない時代ですし、争いも絶えない土地なので仕方ないのかもしれませんね(笑)
では次から「ウルのジッグラトがなぜ傑作と呼ばれるのか」を解説していきます↓
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