ヨーロッパ諸国では自転車は車のすぐ横を走る
現在ぼくは京都市内に住んでいます。
職場は京都で最もにぎやかな交差点にあるので毎日自宅から四条河原町まで車で30分弱の道のりを走っています。
すると、たまにですが道路のど真ん中をめっちゃえらそうに走っている外国人観光客を見かけます。
「道路を横断」なんていうレベルではありません。
あたかも自分も車に乗っているかのような感覚で車道を走っているのです!!!
左側の歩行者に近い側の時もあれば、2車線の右側を走ってそのまま車すれすれで一緒に交差点を右折していく人も見かけます。大抵の日本人は、
おい、どけよ!
自転車は車道を走んなよ!
てめぇ車じゃねーだろ、あぶねーなー
と声を荒げると思います。
少なくとも「危ないから車のすれすれは走らないで」とは思うはずです。
しかし僕はある経験から、彼らがわがもの顔で日本の道路を走っているわけでは無い、ということを知っているのです。
ヨーロッパのレンタサイクルを経て学びました
2016年春、スイスのジュネーブでレンタサイクルを借りました↓
すごく気軽に自転車を借りて4~5時間ほど観光しながらジュネーブ市内を周るつもりでした。
しかし、ジュネーブの自転車専用レーンの位置が明らかに道路のど真ん中で危ないんです。
初めは怖くて歩道をゆっくり走っていたのですが、なんと言ってもヨーロッパは権利大国!!
大事なことなのでもう一度言いますね、ヨーロッパは権利大国です!
人権?女性の権利?男性の権利?全てに関してめっちゃうるさいです。
自転車が歩行者の道をゆっくりとはいえ走るなんてあり得ないんです。
歩道は歩行者のみが通る権利を持っている!!的な感覚です(笑)
なので周りの歩行者から「自転車はあっちだよ」「ここは走っちゃいけないよ」「危ないじゃ無いか、向こういけよ」と散々でした。
いざ自転車専用レーンを走り出しました。
スイスは右側運転なので自転車も車と同じように走りますが、自転車専用レーンが中央線のすぐ横なんです。
しかし危ない危ない(下図参照↓↓)
左前からは対向車がすれすれ、右後ろからは後続車がすれすれ。
では右に曲がりたいときは?
なので、子供の頃からそういう土地で生まれ育った人たちにとって、
歩道を自転車で走ることこそあり得ない!
と思っています。
郷に入っては郷に従えとも言いますので、次そういう人を見かけたらそれは日本では危ないことですよと言ってあげてください。