【旧約聖書➀】世界一有名な神話「天地創造」と「アダムとエヴァ」

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さて、本記事ではユダヤ人の聖書(=物語)である旧約聖書をなるべくわかりやすく解説してみました。

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大まかなお話は以下の記事で既に言及していますので、興味があればこちらからご覧ください↓

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本書では上の記事の内容をさらに深掘った詳し〜い内容となっております、予めご了承ください。

参考書は【眠れないほどおもしろい「聖書」の謎】です。

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では早速始めます(”◇”)ゞ

本記事に用いる写真はほとんどが画像生成AIで作成したものであり、実在する人物ではありません。

世界一有名な神話「天地創造」と「アダムとエヴァ」

初めに、神は天地を創造された。

地は混沌であって、闇が深淵の面にあり、神の霊が木の面を動いていた。

神は言われた。光あれ

旧約聖書はこの創世記(1章1~3節)の一文から始まります。

世界を豊かに彩ろうと神は七日間かけて世界を創りあげていくのですが、そのストーリーが実に美しいんです。

7日分の神の功績を以下に記しましたが、長いのでパパ―ッと読み飛ばしてもらえたらいいですよ~٩( ”ω” )و

  1. 一日目に生み出したのは光。
    創造した全てを見渡すことができるよう、またこれから創り出すものが闇に迷うことが無いよう、神は光と闇を分け、昼と夜とした。
  2. 二日目に着手したのは天を創り出すこと。
    世界を覆いうごめく水を、上下の二つに分離し、上の水を空とした。空と水の間には空間ができた。
  3. 三日目、神は下の水を一つに集め、海を創り、乾いた大地を出現させた。
    そしてその上に青草と種を持つ草、実をつける果実を生やす。
  4. 四日目には昼と夜を照らす太陽と月と星をそれぞれ配置し、生物が生息しやすい環境を整えた。
  5. 五日目には水に生息する生き物・魚と、天の屋根の下を飛び交う生物・鳥を生み出した。
  6. 六日目には大地に生きる様々な生き物や家畜、獣を誕生させ、自分の創りあげた世界を見渡した。
    そして最後に、自分の代わりに「ありとあらゆる生き物を統治すべきもの」として、土の塊から自らの姿に似せた人間を創り出した。
  7. こうして全てに満足した神は、七日目に休息をとる。

これが天地創造の物語です。

  • 「自分たちはなぜ生まれ、死ぬのか」
  • 「昼と夜はなぜあるのか」
  • 「地球はどうやってできたのか」
  • 「草や木、魚や鳥、その他の生き物はいつから存在するのか」

このような疑問は誰もが一度は持つでしょう。

旧約聖書と似たような神話は世界各地にあり、それぞれが自らの気質や風土にあった「創造主=クリエーター」を持ちます。

・インド神話なら「ブラフマー」

・日本神道なら「イザナギ・イザナミ」

・エジプト神話なら「アトゥム」

・ギリシャ神話なら「ガイア」

しかし多くの創造主は旧約聖書のように一から全てを創り出した「絶対的な存在」ではありません。

ギリシャ神話を見てください↓


ゼウスは最高神、ポセイドンは海の神、ハデスは死者の国の神、アレスは軍神、アフロディテは美と愛の女神…

このように天には天空の神、海には海の神、大地には大地の神、というようにそれぞれ持ち場がありますからね(^ω^)

つまり天空も大地も海も生物も全て「唯一神」が創造したってのは結構特殊なんです。

ましてや、他の神話では自分を模した人間に「生き物の統治」を求めるなんてこともしておらず、そういった意味では聖書の創世記は特殊な神話であると言ってもいいでしょう。

アダムとエヴァの登場

さて「創世記」の中で神が人間に対し最初に「絶対的な権力」を見せつけるのが、アダムとエヴァの物語なんです。

エヴァ英語読みでイブとも言いますが、筆者は原語であるヘブライ語を尊重してエヴァと呼びます。

神は自分の代理として創り出したアダムを、「エデンという名の園」に住まわせることにしました。


まずはアダム一人が創られた

神「アダムよ、エデンの園で暮らすがよい」

アダムはエデンに住まう生き物たちに名前を付け、その園を管理することになりました。

アダム「わたくしめがこの園の管理を?ありがたきお言葉m(__)mヘヘー」

アダムは何不自由のない毎日を送っていましたが、アダムには自分と向き合い、助け合える存在がいませんでした。

そんな様子を見た神は、アダムを眠らせ、肋骨を抜き取ってそこから女「エヴァ」を創り出しました。


アダムに続いてエヴァが創られた

それからしばらくは二人はエデンの木の実を食べて幸せに暮らしていました。

神もエデンをよく訪れ、二人に話しかけました。

神「善い行いをするのじゃ、さすれば一生幸せであろう」

アダム&エヴァ「はい!!!!!!」

彼らは善悪を知らず、神に言われたことを忠実に守っていました。

しかしある事件をきっかけに、アダムとエヴァは神にぶちギレられるのである…。


その事件を紹介する前に一つ豆知識です。

「アダムの肋骨からエヴァが作られた」と書きましたが、冗談じゃなくこの世の中には「エヴァはアダムのおちんちんから作られた」という強力な説もあるのです(笑)

詳しく読みたい方はこちらをクリック↓

» エヴァはアダムの性器から作られた?(クリックで続きを読む)

聖書ではアダムの肋骨からエヴァが創られたと言われていますが、実際には男性と女性の肋骨の本数に違いはありません。

そこで聖書解読者のZiony Zevit氏は「肋骨ではない別の骨からエヴァを作ったのでは?」という説を提唱しました。

そこで第一候補に挙がったのが、男性器(陰茎)だったんです。

ギリシャ神話で天空神ウラノスの切り落とされた陰茎の一部から美の女神ヴィーナス(=アフロディーテ)が生まれたように、世界的に見て生命力の象徴である陰茎から生命が誕生する神話は珍しくありません

そして一般的に他の哺乳類では陰茎に骨が存在していますが、人間の男性だけは陰茎に骨が存在していません

一般的に肋骨と翻訳されるヘブライ語"tsela"は文脈によって様々な意味に変化するため、性的禁欲を是とするユダヤ教の中で自然に当たり障りのない「肋骨」という認識に変わっていったのではないか、と言われています。

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では本題に戻ります。

禁断の果実

しかしある日、エヴァが一人でいるところにヘビがにじりよってきて問いかけます。

ヘビ「園のどの木からも実を食べたらいけないのかい?」

神はエデンの園の全ての木から食べ物を得ることを許していました、善悪の知識の木を除いては。。。

エヴァ「善悪の知識の木の実だけは食べてはいけないの。死んでしまうから触れることすらダメだと神は仰ったんです」

そう答えたエヴァにヘビは、

ヘビ「決して死ぬことはない。神が禁じるのは、それを食べると目が開け、神のように賢くなれるのをご存知だからだよ。だから食べてごらんよ♡」

と誘惑しました。

エヴァ「まあそうなの?それなら一口くらいかじってみようかしら…でも、、、うーん…」


※画像生成AIにて作成


※画像生成AIにて作成

ヘビの甘い言葉に負けたエヴァは結局、神に禁じられていた禁断の果実をかじってしまいました。

禁断の果実のあまりの美味しさに、エヴァはアダムにも食べるよう勧めました。


「ほら、アダムも食べてみなよ」と禁断の果実を勧めている様子

エヴァァァァァァ\(゜ロ\)(/ロ゜)/

こうしてアダムとエヴァは人類最初の罪を犯したのです。

また余談ですが、喉仏は英語で"Adam’s apple"と表記され、アダムが禁断の果実を飲み込んだ時に木の実が喉に引っかかったことに由来していると言われています。
※禁断の果実がリンゴだとは聖書には一言も書かれていませんが。

「原罪」と「楽園の追放」

「善悪の知識の木の実」を食べたアダムとエヴァは、急に自分たちが裸でいることが恥ずかしくなり、イチジクの葉で腰元を覆いました。

そこに現れた神が、アダムとエヴァに話しかけます。
これはコワイですネ…(;゚Д゚)

神「ん、おぬしらなにを隠しておるのじゃ?」

アダム「自分が裸なのが恐ろしくなったのです。」

神「なぜそんなことを知った?もしや、禁じていた木の実を食べたのか?」

2人の裏切りを知り、怒り狂う神にアダムはエヴァのせいだと言い訳し(←うおぉぉぉい)、エヴァはヘビのせいだと言い訳しました(←いやいやいや)

めちゃくちゃ見苦しい言い争いが起きました。


いや、自己責任でしょ…

両者に失望した神は、㋐男には労働の義務を、㋑女には出産の苦しみを与え、老いと死の宿命を宣告しました。

アダム「わたしには労働の義務ですと!!!!??」

エヴァ「わたしには出産の苦しみですって!!!???」

そして神の命に背いたという原罪を背負わせ、楽園から追放しました。

神「この愚か者どもめが。二度と天界へ帰ってくるでない」

この楽園追放という聖書の重要なワンシーンを切り取ったのがこちらのステンドグラスです↓


アダムとエヴァが楽園から追放される様子を描いたもの

これはとある教会のステンドグラスですが、言葉の通じない人間に聖書のストーリーを理解させるためにこういった表現を用いたのです。

もちろんヘビもまた、

神「このようなことをしたお前はあらゆる家畜、あらゆる野の獣の中で呪われるものとなった。お前は生涯這いまわり塵(ちり)を食らえ」

と宣告を受けました。

巷ではよく「エヴァを唆したヘビは悪魔サタンが変身したものだった」もしくは「ヘビはサタンの手下だった」などと言われますが、本書にはそのような記述はありませんでした。


では次ページでは「 人類初の殺人~カインとアベルの悲劇~」についてご紹介します。

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