RYOです。
アメリカ大陸を旅し、3週間ぶりに日本に帰ってきて今日で4日目…。(=2019年5月)
さて今日はキューバの南北縦断を、10日間かけて南端のサンティアゴから色々な場所を巡りながら北端のハバナまで行く予定が、わずか14時間で終わってしまったという話をしようと思います。
本題であるトラックに乗るまでの話が長いんですが、キューバの様々な習慣や国民性など日本と全然違う部分も多く書いているので、非常に楽しんで頂けるような内容になっていると思います(笑)
キューバの位置
えーっと、キューバはアメリカのフロリダ半島のすぐ下(南)にある社会主義国です。
日本と同様に海に囲まれており、ビーチは透明度が高く世界から色々な人が来ます。
肝心の南北縦断の距離ですが、こちらの地図を見て頂いたらわかるのですが↓
Google mapで確認すると、キューバの南北縦断、最短距離で言うと878kmで車を飛ばせば12時間弱で着くようです。
しかし、その間にサンタ・クララやトリニダード、グランマ号上陸地点など寄りたかった場所が複数あり10日間でもたどり着けるか不安でした。
まあ旅人の筆者にレンタカー移動なんて選択肢があるはずも無いので…
今回はバハマ国(カリブ海のリゾート国)の首都ナッソーからキューバの首都ハバナへ着き、一度乗り換えて南端のサンティアゴ・デ・クーバまで再び飛行機で向かいました↓
キューバの南北縦断はこうして、島南端から始まりました。
もう少し大きくした地図がこちら↓
では行ってきまーす(@^^)/~~~
バハマからキューバへ
それでは本題に入ります。
今回の旅ではバハマ国の首都ナッソーからキューバに入りました↓
バハマ国はキューバの少し北にある・・・小さな島です。
地図でも大きさがあまりわかりづらいくらいのちっちゃな島です。
バハマの首都ナッソーで高校時代の友人と3日間遊び、朝8時台のフライトに乗る友人と朝11時台のフライトの筆者、一緒に宿を出たのでこっちは時間余裕でした。
(バハマの空港の様子)
チェックインまでまだ2時間以上ありました。
バハマ空港に一度顔を出しましたが、まだ早すぎてガラガラでチェックインなんて全然できなかったので、とりあえず一度外に出て朝ごはんを探します。
ということでバハマ空港唯一の飲食店「DUNKIN DONUTS(ダンキンドーナッツ)」で朝食を物色したのですが…。
もちろん牛丼チェーン店の朝定食もありません、と言うかマクドすらありませんでした(笑)
あるのは甘そうなドーナッツばかり。
読者の方はどうか知りませんが、筆者は完全な米派なんです。
朝からこんな甘いドーナツなんか食べれません。
はい、結局朝ベーグルにしました↓
唯一の妥協点でした(笑)
やはり中米は時間にルーズ?おおらか?
「中米は○○にルーズ?」編の第一弾です。
朝ごはんを終え
と思って受付に帰ると↓
え、めっちゃ混んでる!!!!
やばいやばいやばい
結局、混雑し過ぎてて出発30分前にセキュリティゲートを抜けることになりました。
普通の航空会社の場合、
- 出発1時間前にチェックイン締め切り
- 出発45分前にセキュリティゲート締め切り
なので、筆者激ヤバでした。
しかし焦っていたのは筆者だけ!
なんか知らんけど全然セーフやった模様。
この左のおばちゃんがめっちゃ仕事遅かったんですよ↓
普通に横のおばちゃんと雑談して笑い合ったりしてたんです、手続きの最中に手を止めて。
そのせいで大行列になっていたのです。
それに態度も非常に横柄でめんどくさそうだったんです。
おばちゃん「本当にフライト予約した?あんたの情報見つからへんねんけど。どうすんの?」
筆者「おふこーす。ディス イズ マイ チケットナンバー」
と中学英語で結構キレ気味に返答したのでちょっと焦って探し始め、結局見つかりました。
そして受付に置いてあったこの青い紙↓
このおばさんから何も言われなかったので結局取らずに飛行機に乗りましたが・・・。
キューバ入国に必要な書類と言えば、
・海外旅行保険の付保証明書
・ツーリストカード
ということになってます。
でもどこの国から入るかによって結構色々あるようです。
まあハバナ着いてから空港で青い紙もらえましたが(笑)
中米はルールにルーズ?おおらか?
「中米は○○にルーズ?」編の第二弾です(笑)
ではバハマの空港を出てキューバの首都ハバナへ向かいます。
筆者のバックパック、明らかに手荷物で機内に持ち込めるサイズを超えてました。
※デカすぎるバックパック
が、、、特に何も言われずに搭乗できました。
そして座席に座り足元にバックパックを収納します。
キューバの主要産業はタクシー
さて、バハマの首都ナッソーを出発しキューバの首都ハバナに到着しました。
飛行機を降りたら歩いて中へ入ります。
めっちゃ自由です(爆笑)
空港内に入るとこんな感じでした↓
降りたらすぐにもう一度手荷物検査があって、
ほんで手続き終わらせて到着ゲートを出たら・・・
大混雑でした。
誰か有名人乗ってたんか???
と思うほどの人の群れです!
写ってませんが、他にもタクシードライバーがわんさかいます!
筆者みたいな旅行者丸出しの格好やったらすぐに
「タクシー?」「タクシス?」
と何十回も声をかけられます。
去年に続いてマジうんざりでした。
ちなみにキューバの公用語はスペイン語です、と言うより首都ハバナですらスペイン語以外通じません(←これめっちゃ重要
ちなみに、空港前に停まっているクラシックカーはほとんどタクシーです↓
キューバのタクシー代は超安いので、欧米のブロンド美女がオープンカーを貸し切ってインスタ映えの写真撮ってる光景をよく見かけます。
※写真はイメージです
※写真はイメージです
こんな感じで写真撮ってる人たちがハバナ市内にはいっぱいいます(笑)
ハバナのターミナルは非常にややこしい
ハバナには空港のターミナルが3つあって、航空会社によったり国内線出発とか国際線到着とかによってターミナルの場所が変わるから注意してください!!!
今回:バハマからの到着ターミナル2
去年:パナマからの到着ターミナル3
そしてもう一つ言っておきます!!!
「現地で空港職員に聞いたらわかるっしょ」と思うのは非常に甘いです(←この日の筆者
【両替】USD➞CUCは最悪
次の国内線出発ゲートに向かうまでに、とりあえずキューバのお金(CUC)を持ってないので空港で両替します↓
両替手続きから2分後・・・
キューバの通貨CUCはドルと一緒の値段なので、両替手数料5ドル取られたみたいなもんですよ?
33ドルのうち5ドル取られたってことは…手数料15.2%。笑((゜.゜)いや、笑えへん
ちなみにキューバとアメリカは長い間国交断絶状態やったのでUSD→CUCの両替のみこの惨事らしいです。
噂では日本円JPYをそのままCUCに換える方がはるかに率がいいとか・・・。
この28CUC(=クック)で10日間生き抜いてみせます(笑)
ざっくり計算ですが毎日400円ほどで生活しなければなりません。
ハバナから国内線でサンティアゴへ
とりあえずキューバの首都ハバナに着いたので、まずはサンティアゴ・デ・クーバに行くためのターミナルを特定しなければなりません。
↑北西のハバナから南東のサンティアゴ・デ・クーバへ、まずはキューバを飛行機で縦断します(笑)
ハバナからサンティアゴまで行ってきます。
観光客はゴミ以下の存在
とりあえず、サンティアゴ・デ・クーバ行きの飛行機がどのターミナルから出発するのかわからない。
「どうしよう…」と思っていると、なんと空港内にinfoがあるではありませんか!!
次のフライトの詳細を見せて、英語で「国内線出発ターミナルはどこですか?」と聞いたら外のタクシードライバーに聞けと。
・・・。
お前なんのためにそこ座ってんねん!!!!!!!!(; ・`д・´)
とにかく外にうじゃうじゃ溢れているタクシードライバーに聞くと、
「ここのターミナルじゃないから、ターミナル・トレス(トレスはスペイン語で3)に行きなー」
(的な事をスペイン語で)めっちゃ笑顔で教えてくれました。
でも「5kmくらいあるからタクシー使った方が良いよ~」と執拗に言ってきます。
英語でふんわり断りながらも向こうは全く理解してない様子、けどどうやらタクシーを使う気が無いのは通じたらしい。
次のフライトは6時間後、乗り換え時間の短い人はタクシーかターミナル間走ってるバス使わなあかんと思いますがおれは歩く!
歩いて歩いて歩きまくってやる!!!
どうせ数キロ、長くても5~6kmやろ?
余裕っしょ(・ω・)ノ(←甘かった
結果的にはターミナル2→ターミナル3→ターミナル1まで空港をグルーっと周って7.5km歩き、水不足で死にかけました↓
とりあえずWi-Fi難民の筆者はオフラインの地図を片手に次のターミナルまで歩きます↓
このフェンスの外側の土の歩道をずっと歩いて行きました
ハアハア
フウフウ(*´Д`)
キューバの5月初旬、めっちゃ暑いです。
ちなみに空港ヘは5~6kmどころか、歩いて2.5kmでした。
「え、5kmもあるならタクシーで行こう(゜.゜)」と筆者を騙すつもりだったのでしょう。
およそ30分炎天下の中を歩いて、ようやく辿り着きました!
うーん気持ちいい!
日差しは強いけどなかなか気持ちいいぞ
お、到着しました!!
↑ターミナル3!!!
ハアハア、ん?
"AEROPUERTO INTERNACIONAL"って書いてますけど?フウフウ
インターナショナル・・・?
これから国内線乗ってサンティアゴ・デ・クーバまで行く予定なんですが?
インターナショナル・・・?
話を聞くと、ここから国内線出発は飛んでない?
はぁ?(・д・)
どゆこと?タクシードライバーがそう言って…
別の人に聞いてもここは違うっぽい答えが返ってくる(ような気がする)、なんせ全てスペイン語やから一言も理解できないのがイタイ。
バハマから到着したのがターミナル2、んでさっきのがターミナル3
と天才的なひらめきをもって即座に行動に移すおれ!
とりあえず来た道を引き返してターミナル1に向かいます↓
かかとのないサンダル(800円くらいのクロックスもどき)が思いの外キツイ。
ハアハア。
くそっ!!こんな長距離を歩くとは思わなかったぜ…
フウフウ。
なんせめっちゃ暑いんです。
おーーーー看板発見↓
ハアハア、フウフウ(;´Д`)
↑"Aeropuerto Internacional"は"International airport"っぽいのはわかる。
やはり先ほどのターミナル3は国際線やから間違いやったか。
とりあえず歩き続けます。ハアハア
近くにあるのは間違いないと思うので、とりあえず歩き続けます。
空港はデカいからそのうち視界に入るやろ、という浅はかな計算。
ハアハア、フウフウ
ターミナル1・・・どこ?(;´Д`)
まじで足が棒です。
気持ちが折れそうになっていたところにやっとTerminal 1の看板見つけました!!!
実はここに至るまでに、10人以上に声をかけました。
うーの!あっち?
んもーーーーー!!!
またターミナル2とか3まで引き返すのは結構ツラかったので、ただ自分の判断が間違っていないかの確認のために声をかけまくりました(←実は結構重要
キューバ人は自分の利益にならない事には本当に無関心である。
タクシーに乗る気ないのにタクシードライバーに道を聞きでもしたら、まあ返ってくる答えは超適当。
あっちですか?と指差して聞けばそうだと言う。
こっちですか?と違う方向を指差して聞けばやはりそうだと言う。
間違った道を教えるという罪悪感は彼らには無いようである。
観光客が道に迷おうが彼らにはどうでもいいのである。
キューバの物資不足
正直、炎天下の中歩き続けて、のどがカラカラ。
何か飲みたい・・・。
お、良さげなショップ発見↓(笑)
とりあえず中に入ります。
水があるか訊きたいけど「水」を表すスペイン語がわからない。
当然、WATERと言っても通じない。
とりあえず声をかけずに、店内に水が置いてないかを隈なく探します。
水のボトルがあれば「それ!」って指差して買えるからです。
なんか意味わかりませんが水は置いてありませんでした。
そしてなんでもかんでもばら売り↓
↑物資の限られたキューバではどこもかしこもこんな感じ↓
酒は置いてあるのに水を置いてないって、そんな店あんのかよ。
空港まで行かないと水が無い・・・。
ということで、のどの渇きを我慢して再びウォーキングスタート。
後述しますが、キューバのバスは4円くらいで結構な距離乗れるのでこの時もバス乗りたかったんですが、どの方向行くかが全くもってわからんからパスしました↓
160,450,P12,P16ってなに?どこ行くの?
はあはあ
ふうふう
まだ・・・?
いつ・・・着くの・・・?
線路発見、この国電車通ってたんや(゜.゜)
電車があるようには全く見えなかったが…。
お、、、空港に着いたーーーーーーーー!!!!
ということで、まずは売店で水を購入(写真撮るの忘れてた)
うめーーー
ターミナル1の入り口↓
実はここに到着するまでに7.2kmの道のりだったんです(Terminal 2→Terminal 3→Terminal 2→Terminal 1)。
普段なら決してキツくないこの距離。
しかし12kgのバックパックとかかとが無いサンダル、喉の渇きと超強烈な日差しと湿度の中で意外に死にかけました。
なによりこの気候のなか水がずっと無かったのが死にそうでした。
キューバには「時間」という概念がない
さすがに早く着き過ぎて手続きはできない様子、チェックインカウンターが閉まっています↓
出発まであと4時間もありました。
筆者のフライトは18:40。
普通なら2時間前にはチェックインが始まるはず。
ということは16:40にもう一度ここに帰って来ればいいはず(・ω・)ノ
しかし不安は尽きません、なぜならここはキューバだからです。
一応書類の整理みたいなんしている女性に「16:40分に戻って来ればいいよね?」という確証を得るために一応質問しました↓
まい ふらいと ちぇっくいん すたーと クアトロ フォーティー ね?
(クアトロはスペイン語で4)
と、英語スペイン語日本語をミックスさせた最強の万能会話術で相手の返答を待ちます。
しかし何度聞いても、「18時からチェックインが始まる」っぽい事を言ってくる。
出発40分前にチェックインをスタートしても大丈夫なのか・・・?(゜.゜)
まあここは時間という概念を置き忘れた世界、キューバである。
そんなこともあるか、はい18時ね
と何となくの会話を終了させました。
キューバでは本の持参が必須
まあどちらにしろ、かなり時間があることは間違いなので、一度空港から外に出てお財布と胃と三者面談をしてから売店で食料確保。
結果出た答えがこれ↓
フィットネスという名のお菓子
なんじゃこれ。
ふーむ、どうやら「キューバの乾パン」という表現が120点な気がする、味的にも(笑)
まあまずは腹ごしらえをし、わざわざキューバまで持って来ていた本「me before you」でも読むか↓
これ、めちゃくちゃ泣ける本なんです。
筆者も読み終わる頃にはめちゃくちゃ泣いてました(笑)
本書の内容をChat GPTにわかりやすく要約してもらいました↓
物語は、主人公ルー・クラークが、車椅子生活を送る裕福な青年ウィル・トレイナーとの出会いから始まります。
ルーは失業中で、新たな仕事を探していたところ、ウィルの介助の仕事を引き受けることになります。
ウィルは以前は裕福で活動的な人物でしたが、事故によって車椅子生活を余儀なくされ、生活に対する意欲をなくしていました。
彼の家族は、ウィルに新しい意味や喜びを見つけるようにルーに頼みます。
ルーとウィルは最初は対立することが多いものの、次第にお互いに心を開き、深い絆で結ばれていきます。
しかし、物語はウィルが自らの未来についての決断を下す過程や、それに伴う感情の葛藤を描いています。
小説は愛と喪失、人生の意味について深いテーマを扱っており、感動的で心に残る物語となっています。
「最近泣いてないな~」とか「泣ける本読んでみたい」という人は是非一度お読みください(;^ω^)
キューバに英語の分厚い本を持って行ったのは別に「おれ、英語読めるぜアピール」ではありません。
ちゃんとした理由があったんです(;゚Д゚)
日本語の本の場合、すぐに読み終えてただの重りになることがとても怖かったんです。
海外の女性は恥ずかしげもなく公衆の面前でディープキスしたりハグしたりするのが普通です。
やはり日本人のように恥かしさをもった控えめな女性が筆者には合ってます(笑)
※とか言いながらイタリア人女性と結婚しました(;^ω^)
数字と5W1Hくらいは知っておくべき
乾パンを食べながら本を読んでいると、空港の前を警官が歩いているのが見えました。
と思い、何となくの身振り手振りで最低限のスペイン語を教えてもらい、5W1Hと1~20までの数字の発音練習スタート。
警官も発音練習に5分ほど付き合ってくれました(笑)
- どこ→ドンデ
- いつ→クアンド
- なに→クエ
- 1→うの
- 2→どす
- 3→とれす
- 4→くわとろ
- 5→しんこ
などは最低限知っておいた方が良いです。
世界は20までの数字と5W1Hでまわっている
と言っても過言ではないくらい重要です。
ウノ(1)、ドゥス(2)、トレス(3)、クワトロ(4)、・・・と、何度も復唱します。
余談ですが、2013年1月にポーランドに行った時に夜行バスでチェコの首都プラハまで行く必要があったんですが、、、バスの乗り場が全くわからなかったのです!!!
夜中の国際バスセンターの職員に訊いたところ「8番のバス停で待っときな」と言われました、ポーランド語で。
「スタノヴィスコ オシェム」「スタノヴィスコ オシェム」「スタノヴィスコ オシェム」...
とひたすら繰り返されたんです。
結局意味が分からないままだだっ広いバスセンターをウロウロしてたら奇跡的にバスを見つけて乗れました。
後で知ったのですが、「オシェム」はポーランド語で「8」を表したのです。
やはり数くらいは知ってないと、と痛感しました。
5kg以上の荷物は機内に持ち込めない
トイレ行ったり本読んだり、寝たり歩いたりぶらぶら時間潰して現在時刻18時過ぎ
40分後には出発してるはずやけど大丈夫?と思いながらも一番先頭でチェックインスタート↓
ようやくSantiago De Cubaへの国内線出発チェックイン開始!!!
実は筆者の荷物、大きさも重さも共に機内に持ち込める程度をゆうに超えていました↓
普通なら絶対に受託荷物になる、そして追加料金を払わされる!!!
しかしここはキューバ、しかも国内線。
キューバ人には「ルール厳守」なんていう感覚は無い!!!
絶対に大丈夫、そのまま飛行機に乗れる!!!
そう思っていると、
空港職員「〇✖▽◆✖〇 “RYO” 〇△◆(なんか筆者を呼んでるっぽい)」
RYO「おーら!」
空港職員「はい、ここに荷物置いて」
RYO「ふぁっっ!!???」
空港職員「はい荷物12kgありますねー5kg以上の荷物は受託荷物にしないと飛行機乗れませーん」
RYO「う、うそだろ・・・」
筆者の淡い期待は容赦なく打ち砕かれた。
しかし追加料金はかからなかった
あーこんなところで追加料金払うはめになるなんて・・・
と思ったら追加料金取られへんかったよ、なんで?笑
そうして筆者の黄色いバックパックはベルトコンベアに乗せられてチェックインカウンターの裏に消えていった・・・。
手書き搭乗券
そして飛行機に乗るための搭乗券を渡されました↓
これが搭乗券!
超が付くほどの手作り感、さすがキューバ(笑)
国内線の搭乗ゲートは1つ
写真奥のおもちゃみたいなセキュリティゲートを抜けたらもう待合室でした。
中では水とかちょっとした軽食が売ってました↓
実はターミナル1の搭乗ゲートは1つしかありません!
なので、迷いようがありません(笑)
搭乗口はここしかないので迷いようが無い
あれ、もう出発時刻過ぎてるやん!!!
と思ってたら知らん間に2時間遅くなってる!!!!!
いつの間にか電光掲示板に出発時間20:40って書き換えられてる!( ゚Д゚)
いや早よ言えや!!!
こちとら、いつ呼ばれるかわからんかったから晩飯も食わんとスタンバイしててんぞ
時間という概念を置き忘れた国、やるな。
さすがの筆者も頭が混乱してきた・・・。
観光客に厳し過ぎひんか!!?
時間になり、搭乗口から出るとすぐ目の前には飛行機が↓
歩いて、タラップを上って機内に入ります。
ん、おい待てよ!
↑こいつらの荷物、明らかに筆者のより大きいし重そうやけど・・・。
「5kg以上の荷物は受託荷物にしないと飛行機乗れませーん」って誰かイキって言ってたよな?
空港職員の言葉が頭の中でこだまします。
サンティアゴ・デ・クーバ到着
さて、キューバの最南端の空港、サンティアゴ・デ・クーバに到着しました(∩´∀`)∩
とりあえず、23時前にサンティアゴ空港に到着したので預けた荷物を受け取ります。
↑写真右端の柱の近くにいる白い服着たポニーテールの女の子(お母さん連れ)がいますね?
実はチェックイン終わってから隣に座ったこの子にちょっと話しかけられたんです。
向こうは英語がわからんかったようですが、たぶん筆者の超片言エスパニョール(数字と5W1Hを組み合わせただけ)を気に入ってくれたのかもしれません。
そしてサンティアゴ空港に着いて自分の荷物をピックアップした際に、とある希望が心を埋め尽くしました。
明らかにバックパッカーの筆者を見て、
という、変な意味じゃなくこの時間から宿を探さなくていいかもの未来を期待してましたが、結局軽く挨拶して解散(´;ω;`)
空港泊は無理でした
まああの子のお誘いはもらえんかったけど、空港内にいい感じのソファ見つけたし全然寝れるわ!!
と、寝袋を用意し始めた時。
ん、なんか空港職員が来た。
あー久しぶりの英語。
はあぁ、そういう事はもっと早く言ってくれよ。
でもまあ問題なし!!!
キューバでのテント泊が1泊増えるだけですから(笑)
貴重品は必ず手元に置いておきましょう
ようやくスタート地点に到着したわけです。
テント張る場所でも探しながら、とりあえずスピーカーで音楽でも聞きながら夜の散歩始めるか、と思ったら。
うおぉぉぉぉい!!
ドンキで買ったスピーカーが無い!!!!
あとサングラスも。
スピーカーとサングラス、こいつら貴重品って言えるのか?(笑)
でもカバンから失くなったのは事実です。
今思うと荷物預けるように言われたのはなにか盗るためやったんでは?とすら思えてくる(というか多分そう!)。
なぜなら他の乗客は普通に機内に巨大な荷物持ち込んでるし、追加料金はかかってないし…
そんなモヤモヤを抱えながら空港から歩くこと15分。
テントを張る場所、通称テン場を発見♡
場所的には空港と街中の間の左右がびっしり林になってる土の歩道の上でした。
びくびくしながらも、まあ一応人目に付かないような場所でテント設営!
この国、何が起こるかわからへんし・・・。
ではおやすみ~
ハバナへ向けて北上開始
おはようございます!
いい朝ですね、スピーカー盗られて半日、自分の気持ちも落ち着きようやく旅を続ける決心を致しました↓
と、テント片づけてるときに早くも警察に見つかって職質開始。
スペイン語はほんとわかりませんでしたが、何となくこれからどこに行くかを聞いてるっぽいので、
と、どや顔で言ったところ、オッケー楽しんでみたいな感じで消えていったのです(笑)
「空港がすぐそこやから今から飛行機でハバナへ行くと思ってんのやろなー」と思いながらテントの片付け終了。
でもまさかこれからバスとかトラックを使って10日間かけて陸路でハバナまで行くとは思わへんかったんやろ、あの警官ら(笑)
片付けも終わったことなので、旅を始めるとしますか!!
荷物をまとめて、朝焼けを見ながら歩きだします↓
↑たぶん看板右側の"CENTRO"がサンティアゴ市内への道、とにかく歩くか・・・。
少し歩くと、、、お、運よくバス停発見!
ラッキー♡
動物虐待という概念もない?
バス停でバスを待っていると、同様にバスを待っていた3人組の男性たちがいました。
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その3人に話しかけられて(でもスペイン語やからサッパリわかりませんでしたが)一応ハバナに行く的な話をしていました。
その時です!
彼らが食べている食べ物を欲しそうな目でよぼよぼの犬が近寄って来たのです。
何か食べ物が欲しいよー、キャイーン
すると、その男性の一人が「うぉらーーーあっち行けえぇぇー」的なことを叫びながら近くの木(枝というよりは重量感のある木材)を投げつけて、足で犬の脇腹を蹴りつけたのです!!
当然、犬が死ぬほどのダメージでは無かったのですが、かなり痛手を負った感じで遠くにトボトボ歩いていきました。
これは普通の光景だからか、別に他の2人も特に気にしていない様子で、たまに笑いながらも会話を続けて到着したバスにそのまま乗り込みました↓
後日、同じような光景をキューバ国内で何度も目にしました。
» 折りたたむ
いや~驚きの連続です。
たとえ来世で犬に生まれたとしても、キューバだけはごめんですね。
バスの運賃は1CUP(約4円)
まあ、犬の件は置いといて。
↑この3人(さきほどの)は人間には優しかったです(笑)
別に何をしてもらったわけでもないですが、色々と気を遣ってくれました。
一番右のおじさんはマンゴーが2つ入った袋をくれました↓
ありがとうやけど、どうやって食べんのこれ?
キューバのローカルバスの運賃は基本1CUP。
1CUPと言うと日本円で4円くらい、でも1CUPコインがキューバ通貨の最小単位やから日本なら1円玉出してる感じです!!
それにかなり遠くまで乗れます。
しかも1CUP持ってなかったので5CUPコイン出したらお釣りが無いからって、ただで乗せてくれました(∩´∀`)∩
え、ありがとうございます(笑)
キューバでは2CUC(220円くらい)でも大金なんです
結局タダでバスに乗り、30分くらい乗って下車↓
タダで乗せてくれてありがとう(@^^)/~~~
このバスでサンティアゴ・デ・クーバの市内まで辿り着きました。
正確な場所はわかりませんが大体こんな感じです↓
とりあえず、「なにか朝ごはんでも食べようかな~」とレストランを物色します。
とりあえず歩くこと20分。
か…ふぇ?に到着しました↓
や、やってる?
と思いながらも、サンドイッチを注文していると、みるみる間に急にお客が増えだしました↓
とりあえずハムとチーズのサンドウィッチ1.95CUC(≒約220円)
あかん、こんなしょーもないサンドウィッチごときで2CUCも出してたら話になりません。
キューバでは2CUCは大金なのです!!!
なんせ手持ちがたった28CUCですから(笑)
次からはもっと安い食事を考えなければなりません。
(そもそも初めの予算に問題があったのかもしれませんが(笑))
キューバで最安の都市間移動手段はトラックである
キューバを旅するうえで必要な知識がこれ、トラックです↓
基本、トラックはキューバの都市間を結んでいる貧乏人専用の交通手段です。
かなりの距離までわずか1~4CUC(110~440円)くらいで行けます。
日本人の筆者からすると、まさに夜逃げする感じの出で立ちの人が多いです!
とりあえず大きな都市まで乗るつもりで、一度トラックに乗りました。
日本的に言えばトラックの運転手は個人事業主なので「どこに行く」とか「何時に出発する」とかは時刻表で決まっているわけではありません。
完全にドライバー次第なんです。
「とりあえず北上して」となんとなくのニュアンスを伝えて乗り込み、そして到着したのがコントラマエ何とかとかいう町でした↓
80km走って運賃は1CUC(およそ110円)
しかし乗り心地は最低、爽快感は最高という何とも乗客を選ぶ乗り物です。
安い、安過ぎます。
筆者が住む京都市バスなんて初乗り運賃で230円です。
キューバでは5kgの水がおすすめ
とりあえずこれからの旅の必需品は水!
なにを差し置いても水が必要です、特にキューバは蒸し暑い!
5kgの水タンクの存在を思い出し、まずはスーパーを探します。
お、スーパー発見↓
そして5kgの水も発見↓
5kgで1.9CUCか・・・
仕方ない、うん、この出費は仕方ない!
うむ、この品揃えさすが!
んで5kgの水を片手にキューバ旅開始
「これこれこれーーーー」とテンションが上がる筆者。
キューバにコーラ?
これは旅のプロ達にお聞きしたい!
キューバにコーラってあるんですか!!??
今までそれっぽ~いコーラとかペプシとかM&Mとかはあったけど、本当に"Coca Cola"って書いてあるボトルは初めて見ました。
なんせキューバはアメリカと仲が悪い(かった)のでマクドナルドとかコカ・コーラといったアメリカ系の企業はまだ進出していないはず。
知らんかった、キューバにコーラ?ばったもんでは無いと思うんですが。
ん、でも"SABOR ORIGINAL"って書いてある(笑)
訳が分からん。
キューバのトラックは神出鬼没
コントラマエ何とかの街中を適当に歩いていると、人々が多く待っているバスセンターに到着しました↓
基本、キューバのトラックはどこに停まってどこから出発するかが不明です。
↑これがトラックの行先と値段と時間が書いてあるボード。
とりあえずこんな感じで
みたいな掲示板があります、が、筆者は全く意味が分かりませんでした。
Maps.meを使っている人やと「Omnibus」って調べて出てくるバスステーションは大抵トラックもめっちゃ停まってます、参考までに。
↑出た出た、夜逃げグループ(笑)
緑の上下はカストロファッション
皆さんはフィデル・カストロをご存知ですか?
↑カストロ議長
キューバ革命を成功させ、独裁者のバチスタ政権を倒したキューバの英雄です。
街中で見る緑上下のファッションはそのカストロ議長のファッションを真似しているんです↓
カストロ議長とは、日本で言えば、、、日本で言えば、、、
まあ、、、伊藤博文ですかね?(←適当
みんな日陰にいます、そりゃそうです。
日向はまじで灼熱地獄ですからね(笑)
キューバ縦断トラックの噂
とりあえず次の町までトラックで行くために、何となく人が多い場所に同じように「トラック待ってます」の顔で立っていました。
すると、奇跡的に英語とスペイン語両方話せる人を発見↓
キューバの現地人で英語話せる人に会うのって、まじで飛行機事故に遭うくらいの奇跡です。
この人に色々とトラックのこと訊きました。すると
キューバ縦断トラック
というとんでもないトラックがあるらしい、という情報を得ました。
あくまで噂だけで、何となくわかったふりしてその場を離れましたが、結局どうすればいいのか決め切れずにぶらぶらしていました。
キューバを南北に縦断する奇跡のトラック
という事で、ここからようやく南北縦断トラックの話です。
これまでは10日間かけてじっくり~と思ってたのが急遽予定を変更!
え、キューバ縦断トラック?なにそれ、めっちゃおもろそうやん!!!!
ツアーみたいな感じか?どれくらいかかんのかな?
そう思って徘徊していると、ついにキューバ縦断トラックを見つけたのです↓
トラックの外観
まずは見た目!
こんな感じ。でも青色だけとは限りません。
トラックによって行く場所が違うので普通はそのトラックの行先と運賃を聞いてから乗車することになりますが、これはHABANAと書いてありましたので「おそらくハバナに行くのだろう」と勝手に思いました↓
まだ出発までは時間がありそうだったのでトラックのぐるりを確認したりしていると、ガソリンタンクからオイルが漏れてましたΣ(゚Д゚)
しかもそれをプラのコップで溜めている?どういうこと?
筆者は自動車の構造関係は全くわかりませんが、
という不安が頭をよぎります。
トラックの運賃
一番気になるのはここですよね。
なんせ、878kmですからね↓
日本だとだいたい福岡県博多市から静岡県浜松市くらいの距離です。
いくらかかるのか見当も付きませんでしたが、恐る恐る訊いてみました。
これもトラックによってバラバラだと思うんですが、今回乗ったこいつの場合やと
たったの12CUC!!(約1,320円)
正直初めは耳を疑いました。
ハバナのホステルで一緒になったドイツ人女性の話やと、サンティアゴから14CUCでハバナまで来たらしいです。
トラックのタイムスケジュール
とりあえず12CUCでハバナまで行けるのは確実っぽいので、次はスケジュールですよね。
まさか878㎞もの距離をぶっ通しでいくわけはないでしょうから。
正直、これは乗るまで不明でした。
・何回トイレ休憩があるのか?
・何時間で着くのか?はたまた何泊するのか?
・食事はどうするのか?
全くわからずに乗車しました。
しかし、ここまでのキューバ旅でスペイン語もだいぶ話せるようになりましたのでそれを駆使して会話を試みました。
と言うより英語とスペイン語をミックスさせた万能会話スキルを使い、運転手に質問をしました。
※「このトラックはどこまでですか?ハバナまでですか?本当に12CUCですか?トイレ休憩は到着までに何回ありますか?」
と訊いています↓
オーラ、ドンデ ディス カミーヨ トゥ ウェア? ハバナ? レアリー?
ソロ ドーセ クック?
クアントス トイレット バーニョ アンティル ゲッティング ゼア?
ドンデ:どこ
カミーヨ:トラック
ソロ:たった
ドーセ:12
クック:CUC
クアントス:何回、どれくらい
バーニョ:トイレ
まさに警官に教えてもらった5W1Hと旅の途中で仕入れた単語をフルで駆使した名文です。
まあ結局ほぼ何も理解できずに「12CUCでOK」ということだけがわかりました(笑)
座席を選ぶときは慎重に
とりあえず、お金を払ったら「好きな場所に乗ってくれ」といった感じで、トラックを指さされました↓
結構きちきちに詰め込まれます。
ちなみに筆者が乗ったのがこの青いシートの窓側↓
進行方向左側
割と急かされたので深く考える前にここに座ってしまいました。
が、これが今旅最大のミス
・まずシートは倒れません、固定されてます。
・前のシートは倒れてきます。
・このシート間に身長182cm 80kgの筋肉室な男性が(途中休憩はありますが)14時間座りっぱなしです。
・足は伸ばせません、もちろん。
でもそれは自分次第、広い席を取ればいいだけの話(あれば)↓
↑これですよ?
前部座席の背面シートとの間隔を見てください。
とは言え、横に人が乗ってこなかったので実は大正解の席を選んだ気がします。
先に筆者が座っていれば「は、あんなデカいやつの横は狭そうだから嫌だ」と皆が思い、結果的に一人で2席使えるという計算でした。
いざ出発
午後2時、いざコントロマエ何とかを出発です。
腹をすかした野犬も普通、こんなのそこら中にゴロゴロいます。
キューバでは馬車も普通です。
豆知識ですが、日本の公道で馬車を走らせる場合は小型車両として扱われます。
馬に乗る人がお酒を飲んでいたら飲酒運転、馬にお酒を飲ませた場合は整備不良になるそうです(笑)
筆者が座った座席の前に乗ってた地元の女の子が話しかけてくれました。
名前はエリカ
エリカ?
なんでそんな日本人っぽい名前なん?
その名前、キューバでは珍しくないの?
と訊きたかったのですが、さすがに万能会話スキルをもってしても全く通じませんでした。
彼女も英語を習いたてで会話するまではいきませんでした。
↑そしてエリカの弟
なぜかわかりませんが、会話は全くできなかったのに楽しくコミュニケーションを取ることができました。
どうですか、全く会話できない者同士とは思えない陽気さでしょう?
このとき筆者は現地語を勉強する必要性を強く感じたのでした。
腹を空かして死にかけてた日本人に、エリカからのささやかなプレゼント↓
このエリカからもらった3つの飴が体中に染み入りました。
トラックは窓際が正解!!
急かされて「えーどこに座ろう、あ、ここでいいや」と選んだ座席でしたが…。
風は感じれるし、景色は見れるし、どうやら窓側は正解だったようです。
筆者一人で2席使えるし大正解でした。
トラックでは窓から物が買える
いざ出発すると、キューバのツアーみたいな感じで結構いいです!
うーーーん、きもちいいなーーーー
もうかれこれ2時間くらい走りましたが、トイレ休憩はまだありません。
と言うか、ハバナに着くまで「何時間(何日)かかるのか?」「トイレ休憩は何回あるのか?」などの情報は一切知りませんでした。
キューバでは道端でモノを売る人がどこにでもいるので、トラックを降りずに窓から飲食物を買うことができます↓
中はジャムのようなもの?が入っていて甘い。しめて5CUP(=20円)
とりあえずこれでお腹を満たすしかありません。
本格的な食事はいつ摂れるのでしょうか・・・?
にわか雨は地獄の始まりです
気持ちよく走っていたのも束の間。
我らのトラックは突然のにわか雨に襲われました↓
ヤ、ヤバい…
窓を閉めろおおぉぉぉぉ(たぶん)
と誰からともなくそんな叫び声が聞こえ、閉めるのが少し遅かった筆者は周りから「早く閉めろよおぉぉぉ!みんな濡れんだろ!!」とめちゃくちゃ怒鳴られました。
もう、筆者のズボンはかなり濡れてます。
何とか閉めれたら、次は猛烈な湿度が車内を襲います。
そのサウナのような蒸し暑さとキツキツな座席のせいで何もしていないのに汗が噴き出してきました。
それと海外の方に多い独特な臭いが充満し、筆者は常にタオルで鼻と口を押えて呼吸をしていました。
閉め切ったトラックの車内なら、約3秒で新型コロナウイルスのクラスターが発生します(知らんけど)
小休止一回、大休止一回
かれこれ5~6時間乗ってます・・・。
一度休憩時間が訪れ、やっとトラックを降りれました(*´ω`*)
ふう。
体をグーーーーっと伸ばして来たるロングライドに備えます。
と思ったら5分くらい休憩してすぐ出発←え?(゜.゜)
空はめっちゃ広く、星も結構見えました。
早い話、爽快感はかなりあります!
キューバは陽がめっちゃ長いので20時とかでこの明るさです↓
そして夜の22時過ぎにどこかのカフェの駐車場に入ってディナータイム↓
もういま、自分が地図上のどこにいるのか、全くわかりません↓
おれいまどこにいるの?(゜.゜)
カフェに着いたはいいが、何分後に出発するかが全くわかりませんでした。
正直、ここでどれくらいの間休憩するかわからなかったので、
筆者は乾パン味のビスケットを買ってトラックの中で食べることにしました↓
20CUPのビスケット、ほんとに美味しくない。
調子乗ってレストランで晩飯食べててそのまま置いて行かれたら一巻の終わりですからね。
そしてまた出発
トラックで寝るときの注意点
ようやく就寝時間、トラックで寝るときの注意点をご紹介できます。
是非参考にして下さい!!
窓際はすきま風が寒い
まずはこれです。
昼間の灼熱地獄から一転、4月半ばのキューバの夜は寒いです。
トラックの中のみんな、ブランケット被ってました(さすが地元民)
半袖半パンの筆者はブランケットをかばんの中に置きっぱなしにしていたので、正直凍えました。
筆者のバックパックは対面の通路の上に置いていたのです(笑)
くそっ、うかつでした(;゚Д゚)
めっちゃ寒かったです。
トラックが異常に揺れる
日本の道路のようにきっちりアスファルト舗装されておらず、その割に時速130~150kmくらいで走るので80kgの筆者の体がたまにお尻からふわっと浮くくらい揺れます、というか本当に浮きました。
寝方の正解が分からず、とりあえず前のシートのヘッド部分に頭をつけて授業中に寝るみたいに「突っ伏している」感じで寝ていたのですが、振動の落差で鼻とか頬骨を超硬いヘッドに強打してしまいました。
恐らく翌朝は誰かと喧嘩したくらいの顔になってたと思います。
解散
そして夜中の4時頃にハバナに着き解散です↓
え、いきなり!!!?\(゜ロ\)(/ロ゜)/
って感じで急に起こされます。
解散した駐車場にはタクシーが一杯いるので、そういう意味では心配はなさそうです。
↑住所的には首都ハバナのここら辺に降ろされました。
筆者は降りてすぐに野宿できる場所を探して近くのお城に入り、丘の窪地にテントを立てました。
よく見ると城内の警備室的な部屋に明かりが付いていて、さすがに警察沙汰になるのはマズイと思い黙ってテントをたたみ直して出ました。
もうずっと街中なのでテントを張る場所はほぼありませんでした。
歩くしかありません。
結局歩いて歩いて・・・
歩いて歩いて、2.8km歩ききって前年に宿泊した"Enzo’s backpackers hostel"に辿り着き、
玄関の鍵が開く朝7時まで外のベンチで体を休めて、2日分の宿を取りました。
2泊で12CUCです。
驚いたのが、ここの宿のおばちゃんが約1年前に宿泊していたのを覚えてくれてて「あーーー!RYOOOooooおーらーーー」と言ってくれました。
1年前に2~3泊しただけやのに。
めでたしめでたし
さいごに
普通キューバを観光で周る人は絶対にタクシーを使うと思います。
そりゃ他の国に比べてかなり安いですし危険も無いので、結構頻繁に使うと思います。
色々なキューバの内情を見ることができますし、キューバ人の国民性もより深く知ることができます。
正直筆者はもうキューバはお腹いっぱいですが、タクシーだけの旅よりはトラックを多用して良かったと思っています。
キューバはタクシーのキャッチが物凄く多いですが、賢く使えば安く便利に使えます。
ただぼったくりも大勢いるのでその点だけ気をつけてください。
興味があればこちらも是非一度お読みください↓
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ありがとうございました~(@^^)/~~~