おいおいキューバ人頼むぜ~(゜.゜)
筆者は2018年と2019年で合わせて17日ほどキューバに滞在し、様々なものを見たり聞いたり多くの人と触れ合う中で「自分の人生観が広がったな」と本当に思いました。
そう思わせてくれたキューバには感謝しています!!
しかしそれは決して、美しいものを見たり人の優しさに触れてそう思ったわけではなく、
まだ世界にはこういう民度の低い国があるんだなぁ
と半ば呆れかえるような経験が多かったことによります。
民度が低いと言うと語弊があるかもしれませんが、とにかく多くの日本人からすると呆れかえるような事が多々あったのは間違いありません。
まあ国民性と言えば国民性なので、別にそれを断罪するつもりはありません。
今回は筆者が実際に経験したこと、見たものを例に挙げて説明していこうかなと思います。
キューバを知るうえでの2つのポイント
まずキューバを語るうえで決して欠かせないことを2つ紹介します。
それがこちらです↓
① キューバは社会主義国家なので労働意欲が低い!!
② キューバは世界から孤立しており物資が非常に限られている!!!
まずはこの2つを頭の片隅に、いや、もっと奥の海馬にまでしっかりと刻み込んでください。

上記2点について、もう少し詳しい説明を読みたい方は下の「続きを読む」をクリックして読み進めてください!
興味ない方はそのままスルーしちゃってください(笑)
➀ キューバは社会主義国家なので労働意欲が低い
社会主義国というからには、まず国から頂く給料は全国民で平等のはず。
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つまり汗水流して頑張って働いても、のんびりさぼって日向ぼっこしていても同じ給料!
「貧富の差を無くす」ことを目指す社会主義ですが、ロシアや中国なども結局資本主義を取り入れた歴史をみる限り、やはり社会主義を実現するのはほぼ不可能なようです。
とは言えこれは本業の話です。
副業となれば話は別、完全歩合制なので頑張れば頑張るほど手取りが増えます。
つまり副業>>>>>>>本業くらいの熱の入れ方になります。
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② キューバは世界から孤立しており物資が非常に限られている
そしてキューバは他国からの物資の流入が非常に少ないのです。
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以前に別の記事(【子供でもわかる】キューバに行く前に知っておきたい歴史)でも書きましたが、
キューバは元々アメリカとも仲が良かったが、カストロ議長がキューバ内のアメリカの企業や土地を勝手に国有化したことでぶちギレられ国交が断絶、(一応)資本主義国のリーダーであるアメリカに追随してその他の国々も輸出を制限!
それ以降は逆にソ連と仲良くしていたが、頼りになるソ連先輩も1991年の12月に崩壊。
というプロセスを経て、頼るべき仲間が見つからないままフラフラしていたせいで国内に流通する物資の総量は極めて少なく、リユースの精神で今あるものを上手く工夫して食いつないでいるようなものなんです。
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筆者が驚いたキューバ人の国民性
ではいくつか例を挙げていこうと思います。
もちろんキューバ人全員がこうだとは言いませんが、国民性としてそうであろうと確実に言えると思えることをお伝えします。
感覚的には、
日本人全員がバス停で絶対に列を守るとは限らないけど、日本人の国民性としてバス停では列を守って並ぶ
くらいの精度でキューバ人の国民性を言い当てていると思ってください(笑)
先にタイトルだけお伝えするとこんな感じです↓
- ごみはゴミ箱に・・・捨てない!
- 順番待ちなんていう概念がない。割り込み放題!
- 時間通りに、という概念がない
- 観光客からはなるべく搾取する
- 日本では法律的に走れないであろう車
- 動物虐待
各項目、具体的な体験談を交えてお話していきます。

ではいきましょう!
①ごみはゴミ箱に・・・捨てない!
まずはクイズです、この問題が解けますか?↓
・ある男性が歩きながら、飴の袋を破って飴を口の中に入れました。手に残ったごみは一体どうしたでしょうか?
・ある女性が歩きながらバナナを食べておりました。食べ終わって残った皮はどうしたでしょうか?
・ある女性がトラックの荷台で缶ジュースを飲んでおりました。飲み終わった缶はどうしたでしょうか?
では答えです。

トラックに乗っていた女性なんか、走行中のトラックから道路に向かってぽいっと投げてました(笑)
(↑荷台を座席にしたキューバ国内を走り回る格安トラック)
この国ではゴミを道に捨てるなんてのはマジで当たり前のことなんです。
バス停のベンチに座ってポテチっぽいお菓子を食べていたおばさんが、食べ終わった袋をそのまま後ろにポイっとした時に「コイツ正気か?(゜.゜)」と思いました。
恐らくゴミを拾う「清掃員」がいるのでみんな気にせず捨てているのだと思います(たぶん)、まあ実際ゴミ拾いの人は見ましたけど。
それでも捨てたゴミが100%回収されるわけでは無いので、それらが風に飛ばされ海に到達し、太陽光によって劣化しマイクロプラスチックになる未来まで見えた筆者でした(´・ω・`)
↑キューバはこの通り、周りを海で囲まれています。
②順番待ちなんていう概念がない。割り込み放題!
㋐筆者はとある小さな町のバス停で先頭でバスを待っていました。
とそこにバスが到着しました。
すると周りの人がどんどんバスのドアに群がり始め結局筆者が一番最後に乗るハメになりました(この時は定員オーバーで乗れませんでした)
㋑では、一本見逃して次のバスは正真正銘一番乗りで待ちました。
お、バスが来た!と思ったらあーーーー・・・
どんどん目の前に人が集まりまた一番最後に。

ほんとに普通に割り込んできます。
もう自然すぎてびっくり!
これが彼らの文化なんでしょうか。
割り込まれても怒らない、その代わり自分も割り込むという。
③時間通りに、という概念がない
電車もバスも普通は「時間通り」という概念がありますよね。
しかしキューバは少し違います。
バス
キューバに行ったことある人ならわかると思います。
「ここのバスは15分に1本来るから」と言われても、実際に待つのは1時間以上だったりします。
市民はみんなそんなこと百も承知なので、バス停で待ちながらも通りがかった乗り合いの格安タクシーを捕まえたりしてます。
↑写真のおばさんみたいに、指1本あげてれば「1人乗る」、指2本上げれば「2人乗る」といった具合で、格安タクシーに乗っていきます。
※どれくらい格安かと言うと、10~20分乗っても100円もかからないくらいです。

ちなみに上のおばさんがポテチの袋をポイ捨てしてました(笑)
タクシーやとどうしてもバスより高くつくので律儀にバスを待つ筆者。
※バスは20~30分乗って4円とかの世界です(爆笑)
まあそんなこんなでバスを待つ筆者。
30分経過・・・
1時間経過・・・
たまたま英語ができる人もバス停に来てそんな話をしていると、

と一言。

と言いたいのを必死に抑えて渾身のスマイル。
時刻表という概念をどこかに置き忘れた国民。
必死にあくせく働いてものんびりあくびしながら仕事しても給料は一緒やから・・・。
飛行機の搭乗手続き
これは絶対にアカンやろと思いますが飛行機の搭乗手続きもめっちゃいい加減です。
なんせお国のお仕事ですから、さぼっても頑張っても同じ給料です。
キューバ国内便の出発時刻は前触れなく勝手に2時間遅くなっていました。
18時からチェックイン開始と言ってても18時10分くらいまで職員は来ません。
そのくせ空港を閉めるのはめっちゃ時間通り(帰宅時間やから)
目の前で搭乗客の大行列ができていても気にせずに仲間内で談笑する空港職員たち・・・
搭乗手続きの最中でも知り合いが来るとその場を離れてハグしてほっぺにチュッ♡

特に時間管理が厳しいはずの空港でもこの程度です(笑)
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