今回は、一条工務店が力を入れている耐水害住宅と2倍耐震のお話です。
地球温暖化やヒートアイランド現象で温められ、水分を多く含んだ空気が引き起こす「ゲリラ豪雨」。
日本では、1時間に50mm以上の豪雨の発生回数が年々増加傾向にあり、以前と比べると約1.5倍に増えています。
そこで本記事では「一条工務店の耐水害住宅・2倍耐震」について深掘りしていきたいと思います。
日本の水害事情
冒頭でも言いましたね。
地球温暖化やヒートアイランド現象で温められ、水分を多く含んだ空気が引き起こす「ゲリラ豪雨」。
ポツポツ…から一気にボタボタ…ドドドドドーーって、あれですよね。
日本では、1時間に50mm以上の豪雨の発生回数が年々増加傾向にあり、以前と比べると約1.5倍に増えています↓
(出典:雨量の推移)
近年では、市街地や住宅街に降った雨の排水が間に合わないことで発生する「内水氾濫」も問題に。
「うちみずはんらん」ってご存知でしょうか?
想定以上の雨に見舞われた際、過去につくられた側溝などの設備では排水が追いつかず、街が水で溢れてしまうことに。
これを「内水氾濫」と呼びます。
ゲリラ豪雨が増加している現代では、市街地の治水機能で対応しきれないのが実情です。
(「内水氾濫とは?」より引用)
実は、この内水氾濫の被害の方が、河川の氾濫による「外水氾濫」よりも多いというデータがあります。
全国の浸水棟数のうち、68%が内水氾濫による浸水らしいです↓
(出典:【浸水棟数】<全国>)
つまり、日本のどこでも水害に遭う可能性があると言えるのです。
山々に囲まれた日本は、昔から河川より低い土地に街をつくってきたため、豪雨になると河川から水が溢れ、川沿いの街が水害に遭いやすいのです。
市街地などの「内水氾濫」に加え、こうした地理的な背景もあり、10年間で全国の約97%もの市町村で水害・土砂災害が発生しています↓
(出典:【水害・土砂災害の発生状況】)
しかもですよ?
水害に遭った場合「街中が水で溢れて大変だわ~(;^ω^)」では済まないのです。
そうです、汚水が家の中に逆流してくるんです。
汚水ですよ!!?
下水管を通ってはるか彼方にバイバイしたはずのあいつらが、逆流してトイレなどからごぼごぼと室内に溢れかえるんです↓
(出典:復旧には、時間とお金がかかる)
きったなーい\(゜ロ\)(/ロ゜)/
もしも住宅が床上浸水に遭った場合、床をはがしたり、住宅設備や断熱材を入れ替えたりする必要があります。
さらに、泥水が入ったり、排水管から汚水が家の中に逆流すると、消臭してもしばらく臭いが残ってしまう問題も。
これらの水害からの復旧には、数百万円の費用がかかり、ときには1000万円近くになることもあるのです。
このように、日本では水害被害というのが着実に増えており、水害対策は急務であると言わざるを得ないのです。
一度SUUMOやHOME’Sで、土地を探してみてください。
筆者自身も約1カ月毎日毎日休む間もなくポータルサイトで土地を探す毎日でした。
土地探しの間は【重ねるハザードマップ】という便利で簡単で使いやすい無料のツールを使って、その土地の災害情報を確かめたものです。
↑やはり、川が多い日本ですからね。
いざとなったらかなりの範囲で河川が氾濫し水害被害が出るようです。
水害・土砂災害の心配のない土地って、意外に少ないんですよ(´・ω・`)
耐水害住宅と2倍耐震
さて、本題です。
一条工務店ではこういった水害に対して、しっかりと対策を行っています。
まずはこちらの動画をご覧ください↓
さて、観ましたか?
この浮上タイプの耐水害住宅、実際に筆者も2022年夏の工場見学の際に体験したんですが、マジで驚きました(゚Д゚;)
耐水害住宅の室内の床に座りながら、住宅の外部に水が溜まっていくのを眺めていたんです。
実際の体験施設はこんな感じでした↓
(出典:水に浮く家!?最大5メートルの高さまで…全く新しい発想で浸水被害を防ぐ【岡山・香川】)
するとあっという間に窓の半分くらいの高さまで水位が上がり、完全に水に囲まれたんです。
しかし玄関ドアからも窓からも水が全く入ってこなかったのです!!!
もう、気密性がスゴイんです。
水が全く入らない住宅に害虫が侵入できるとは到底思えません(^ω^)
すみません、話が逸れました。
一条工務店の耐水害住宅は、4つの危険を対策しています↓
(出典:一条工務店の耐水害住宅 – 豪雨や洪水による床上、床下浸水に耐える家)
➀浸水対策
➁逆流対策
③水没対策
④浮力対策
それぞれ軽く解説します!
➀浸水対策
浸水とは、家の中に水が浸入することです。
一条工務店の耐水害住宅の場合、以下の4つの技術を用いて浸水を防止しています↓
㋐ 「フロート弁付き床下換気口」で、止水を自動化
㋑ 透湿性を保ちながら、水の浸入を防ぐ「壁面防水処理」
㋒ 隙間をなくして、「玄関ドア」の水密性がさらに向上
㋽ 高水圧にも耐えて、水を浸入させない「樹脂サッシ」
浸水対策の詳しい情報は一条工務店のHPをご参照ください↓
➁逆流対策
逆流とは、配管を逆流した汚水がトイレや排水口から溢れ出る現象です。
つまり家の中が汚水でドロドロになります。
一条工務店の耐水害住宅の場合、以下の技術を用いて逆流を防止しています↓
㋔ 増水しても逆流しない「逆流防止弁」
逆流対策の詳しい情報は一条工務店のHPをご参照ください↓
③水没対策
水没とは、家や設備が水に沈むことです。
一条工務店の耐水害住宅の場合、以下の4つの技術を用いて水没を防止しています↓
㋕ 基本構造を見直した「エコキュート」
㋖ 独自の架台で、「エアコン室外機」を守る
㋗ 「外部コンセント」を高所に設置して守る
㋘ 水没しない高さに取り付けた「外部電気設備」
水没対策の詳しい情報は一条工務店のHPをご参照ください↓
④浮力対策
浮力とは、液体による物体を押し上げようとする力です。
一条工務店の耐水害住宅の場合、
・水を重りにして浮力から守る「スタンダードタイプ」
・浮かせて守る「浮上タイプ」
の2パターンに分かれます。
スタンダードタイプ
一条工務店の耐水害住宅「スタンダードタイプ」の場合、以下の技術を用いて浮上を防止しています↓
㋙ 家が浮く前に水を引き込む「床下注水ダクト」
浮上対策「スタンダードタイプ」の詳しい情報は一条工務店のHPをご参照ください↓
浮上タイプ
一条工務店の耐水害住宅「浮上タイプ」の場合、以下の2つの技術を用いて浮力による建物損傷を防止しています↓
㋚ 「係留装置」で、浮上時の建物流失を防止
㋛ 「二重基礎構造」が、安定した着地を可能に
船が港に着いたときみたいですね(笑)
浮力タイプの詳しい情報は一条工務店のHPをご参照ください↓
耐水害住宅の包括的な情報は一条工務店のHPをご参照ください↓
世界初!一条工務店の耐水害住宅をご紹介しています。毎年のように発生している豪雨による洪水や浸水などの水害。自然災害を避け…
そしてなんと、この耐水害住宅、実は2倍耐震を備えた耐震等級5の住宅なのです!!!
耐震性能の重要性は⑥【図解多め】住宅業界ド素人の筆者が教える"耐震等級3"のスゴさで散々言いましたよね。
「最低でも耐震等級3は確保しましょう」
って話をしつこくしましたが、さすがに耐震等級5ならもう震度7が2度来ようが3度来ようが、この住宅が倒壊するようなことは無いと思います。
営業マンに訊いたところ、耐震性能を維持したまま浮力で浮く住宅を作るためには耐震等級5が必須らしいのです。
おわりに
ということで、一条工務店の耐水害住宅・2倍耐震について解説しました。
日本国内の水害被害は年々激化しているようで、洪水・土砂災害の被害範囲も非常に広範囲にわたっています。
そんな水害から、大事なマイホームを守るというのは今後の住宅業界においてはとても重要なことだと思うんです。
高気密高断熱で業界トップをひた走る一条工務店ですが、実は無料体験宿泊ができるんです!
家を一軒貸し切って、夕方18時~翌10時まで滞在することができます。
一条工務店の営業マンに知り合いがいる方はその方に概要を訊いてもらって、営業マンの知り合いがおられない方は、わたくしの方から紹介させて頂きます٩( ”ω” )و
気になった方は遠慮なく以下のコメント欄から「紹介してー」と一言頂ければ幸いです。
では、一緒に素敵な家づくりをしていきましょう!
ありがとうございました。
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