今回は、一条工務店が特に力を入れている断熱性能のお話です。
断熱性能が低いと、夏は暑いし冬は寒いし、どれだけエアコンを付けても快適な空間にならないのに光熱費だけはめちゃかかると、良いことが一つもありません。。。
つまり全ての住宅が高断熱を目指すべきなのです。
筆者も一条工務店と契約したので、家が建つのが待ち遠しい限りでございます(´・ω・`)
そこで本記事では「一条工務店の断熱性能」について深掘りしていきたいと思います。
高断熱住宅の利点
まずはこれですよね。
これがわかっていないと、「うち高断熱住宅ですよ」って言われても「あ、そうですか。でも高いからローコスト住宅でええですわ」ってなります。
ということで、高断熱住宅の利点を結論から言っちゃいます↓
➀屋外の寒さ暑さが室内に入ってこない
➁エアコンの効きが非常に良い
③毎月の光熱費が安い
です。
逆に断熱性能が低いと、屋外の熱気や冷気が壁や天井・窓を通じて屋内に伝わるので、夏は暑いし冬は寒いです。
そのため、エアコンをフル稼働させないと室内を快適な温度に保てませんし、そんな状態でエアコンを使うので光熱費もバカスカかかってしまいます。
普通の方は、エアコンの効きが悪いのを(断熱性能が低いのが原因なのに)エアコンのせいにしちゃいます(笑)
おーい、それ断熱性能の低さが原因ですよー!
高断熱の重要性に関する超わかりやすい動画がこちら↓
断熱性能の基準
断熱性能を表す数値はQ値とUa値に分かれますが、基本的にはUa値で比較すれば良いと思います。
(出典:高断熱構造「外内ダブル断熱構法」)
Ua値が低いほど断熱性能は高いです。
断熱性能を表す基準として「長期優良住宅」とか「ZEH(ゼッチ)」とか「HEAT 20のG1」とか聞いたこと無いですかね?
2022年現在の日本国内で使われている断熱性能は大きくこのように分けられています↓
上にいけばいくほど断熱性能が高くなります。
ちなみに有識者は、
最低でもHEAT20 G1レベルはクリアしてないと、高断熱住宅とは呼べない・・・。
と主張する人が多いです。
日本でもようやく2025年以降の新築住宅は断熱等級4(改正省エネ基準)以上の断熱性能を義務化しましたが、世界基準で見るとまだまだ断熱性能が低過ぎると言われています(以下参照)
他国と比べても規制が緩かった国内の建物の断熱性能を義務化し、木材利用を促進する建築物省エネ法の改正法が6月13日、国会で…
このZEHとか長期優良住宅とかHEAT 20のG2とかは先ほどのUa値で決まってきます。
ちなみに一口に「HEAT20 G2」レベルといっても、Ua値は地方によって違います↓
日本は南北に長いので、沖縄と北海道が同じ断熱性能なわけが無いからです(笑)
1地域とか5地域とかはこのように分かれています↓
(出典:初めての方へ 窓選びのポイント)
たとえば、宮城県や山形県でHEAT20 G2レベルの断熱性能にした場合(Ua値0.34)、その断熱性能は北海道ならHEAT 20 G1レベルになってしまう(Ua値0.34)ってことです。
さて、では一条工務店の断熱性能はどうなのか、実際に見ていきたいと思います。
一条工務店の断熱性能
(出典:高断熱構造「外内ダブル断熱構法」)
では実際に一条工務店の断熱性能はどうなのか?
一条工務店の営業マンからもらった資料(以下参照)から判断しましょう↓
クリックするとこんなPDFが現れます↓
各商品によって断熱性能に違いはありますが、最も高断熱な「i-smart /i-cube Ⅱ」を見てみると↓
Ua値は0.25なので、筆者が住む京都(=6地域)ならHEAT20 G3レベルクリアというトンデモナイ断熱性能になっています。
(一条工務店の枠組み工法の中では)最も低断熱な「i-smile」でさえもUa値は0.32ということで、京都ならHEAT20のG2とG3の間くらいの断熱性能があります。
Ua値0.32であれば、超高性能とは言わないまでも現在の日本の住宅業界ではトップクラスと呼べるほどの断熱性能となっています。
一条工務店さすがです。
ちなみに高気密高断熱のガチ勢ブロガーの記事を読んでみました↓
一条工務店のi-seriesⅡ(i-smartⅡ/i-cubeⅡ)はQ値0.51Wという量産住宅にしては圧倒的な断熱性能…
このブログを筆者なりにまとめたのがこちらです↓
一条工務店のQ値はあくまでカタログ値なのであなたが建てる家がカタログに記載されている通りの性能を持つわけではない。
ある程度自社に都合の良い条件で計算しているのは確かだし、算出の根拠となった計算式もHPに出ていないのは不誠実な気もする。
しかしそれはどの住宅会社でもやっていることで一条工務店に限った話ではない。
本記事の要点は「一条工務店は嘘つき」なんて話ではなく、それ以上に驚くべきことがあるということ。「
他社で一条工務店ど同等の性能にすると、間違いなく一条よりも高くなると思う。
たとえカタログ以下のスペックだったとしても、一条工務店の坪単価と性能を考えるとやはり一条工務店のコスパは最高に良いとしか言いようがない。
ということでした。
おわりに
さて、本記事では一条工務店の断熱性能について解説しました。
断熱性能が低いと夏は暑いし冬は寒い、それに光熱費はバカスカかかると良いことがほんと一つもありません(・ω・)ノ
現在の日本が定める断熱等級はめちゃくちゃ低い基準であり、欧米からしたら「え、まだそんな断熱基準使ってんの?」と完全に化石となりつつあります、と言うか完全に世界から取り残されています(笑)

ガチ勢の人も「やっぱ一条工務店やべー」と言っているのを見ると、やはり一条工務店で良かったな~とも思ってきました(笑)
高気密高断熱で業界トップをひた走る一条工務店ですが、実は無料体験宿泊ができるんです!
家を一軒貸し切って、夕方17時~翌10時まで滞在することができます。
一条工務店の営業マンに知り合いがいる方はその方に概要を訊いてもらって、営業マンの知り合いがおられない方は、わたくしの方から紹介させて頂きます٩( ”ω” )و
気になった方は遠慮なく以下のコメント欄から「紹介してー」と一言頂ければ幸いです。
では、一緒に素敵な家づくりをしていきましょう!
より詳しく"高断熱住宅のスゴさ"について知りたい方はこちら↓
こんにちは、RYOです。筆者ぼくは、最近マイホーム購入について考え始めた30歳手前の住宅ド素人ですリベ大の両学長が繰り返し言う通り、マイホーム購入に失敗すると甚大な金銭的負担や精神的負担を背負いますし、マ[…]
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