こんにちは、RYOです。
「高気密住宅」をひたすら褒めまくった前回の記事に続いて、
高気密住宅のスゴさを一度知ると、自分の家のC値(すき間の大きさ)が一体いくらなのか、絶対に知りたくなります(笑) 「高断熱住宅」をひたすら褒めまくった前回の記事に続いて↓ [sitecard subtitle=関連記事 […]
本記事では「計画換気の大切さ」について書いていきたいと思います。
換気の重要性
さて、前回の記事で高気密住宅は「すき間が少ない」ことで、余計なすき間から外部の不快要素が流入しにくいというお話をしました。
高気密住宅の話をすると必ずと言っていいほど、
と考える人がいます。
しかしそれは完全なる誤解です。
高気密にすればするほど住居内の換気効率が上がり、より新鮮な空気を屋内に取り込むことができるんです!
ここで一度、換気の重要性をおさらいしようと思います。
そもそも換気とは?
日常生活で当たり前に使っている「換気(かんき)」ですが、大前提として言葉の定義をおさらいしておきましょう↓
室内の汚染空気を新鮮な外気と交換すること。
(コトバンク換気より抜粋)
ですよね~って感じですよね(;・∀・)
チッチッチッ・・・タイムアップ!
室内の汚染空気とはこういうものです↓
粉塵(ふんじん)、有害ガス、細菌などの有害物質や、臭気、煙などの不快物質、および室内で発生する熱、水蒸気によって汚染された空気
(コトバンク換気より抜粋)
わかりやすい例が、室内でタバコ吸われた時とかですよね↓
筆者は強烈な嫌煙家で、タバコの臭いを吸ったらマジで体調が悪くなります。
それもあって目の前でタバコ吸う人間にはめっちゃイライラします(-_-メ)
また、人間は呼吸するだけでCO2(二酸化炭素)という有害物質をまき散らしています↓
室内のCO2濃度が1000ppmを超えると換気不足と言われ(1000ppmはすぐ超えます)、二酸化炭素濃度が上がるにつれて
②眠気
③耳鳴り
④頭痛
⑤息苦しさ
などを感じるようになります。
こういった理由からも換気は人間が生きる上で非常に重要な役割を果たしているのです。
参考ブログ↓
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24時間換気が義務化された理由
現在の法律(=建築基準法)では、1時間で家中の空気を0.5回入れ換えることができる換気設備を導入することが義務となっています。
つまり2時間に一回は家中の空気をマルっと入れ換える換気能力を備える必要があるのです。
皆さんは「シックハウス症候群」って聞いたことありますか?
住宅に使われる建材から化学物質(=有害物質)が揮発することにより、室内の空気が汚染され、居住者に様々な体調不良を引き起こす現象のことです。
その症状は、目がチカチカする、鼻水、のどの乾燥、吐き気、頭痛、湿疹など人によってさまざまです。
こうした症状が多発したことから2002年7月1日に建築基準法が改正され、
・クロルピリホスの使用禁止
・ホルムアルデヒドを発散する建材の使用制限
・換気設備の設置が義務化
など、シックハウス症候群を防ぐための新しい法律が2003年7月1日より施行されたのです。
こういった理由から、現在の住宅は2時間に一回家の空気を入れ換えれる換気能力を持った換気設備が24時間稼働しているのです(`・ω・´)ゞ
換気方法の種類
24時間換気は法律で定められていますが、一口に「換気」と言っても実は以下の4種類に分けられるんです↓
・第一種換気
・第二種換気
・第三種換気
・第四種換気
・・・。
ん、キレよか?(笑)
と、字面だけ見たら完全に意味不明なんですが、実際の中身は全く難しく無いのでザっと説明しますね(∩´∀`)∩
まず大前提で覚えておいて欲しいことがあります↓
それが、換気は機械で強制的に行う「機械換気」と自然に身を任せる「自然換気」に分けられるということです。
イラストにするとこうです↓
黄色矢印は機械で強制的に行う機械換気を表し、緑色矢印は自然に身を任せる自然換気を表しています。
上の図に日本語を加えるとこうです↓
なーんとなくご理解頂けましたでしょうか?(ノД`)・゜・。
誤解を恐れずに言えば、そりゃあ第一種換気システムが最も優れている換気システムだと筆者は思っています。
次ページでは、「日本の住宅では第一種換気と第三種換気しか使われない!?」について解説します。