ロヴァニエミ トナカイ サーモン

フィンランドの北極圏にある町「ロヴァニエミ」に行ってきた ~トナカイの肉とサーモンスープ編~

RYOです

今回はふと思い出したロヴァニエミについての思い出記事を書こうと思います。

今年(2018年)の1月5日にフィンランドにある北極圏の町「ロヴァニエミ」に行き、トナカイの肉やフィンランド式サウナ、サンタクロース村を堪能しとてもいい経験になったので、これらの良さを少しでも伝えられればと思っています。

※一部ロヴァニエミの基本情報等は別に紹介している記事と共通しています。

ロヴァニエミ

まず皆さんは「ロヴァニエミ」という町を知っているんですかね?別名「サンタクロースの故郷」と呼ばれる町で、オーロラも良く観察される美しくこじんまりとした町です。

北極圏にある町

北極圏は、北極線と呼ばれる"北緯66度33分45秒9"の線より北にある地域の総称で、定義を超簡単に言いますと

夏には太陽が沈まない日(白夜)が、冬には太陽が昇らない日(極夜)が一日以上ある地域

となっています。

世界的な位置

ロヴァニエミの町はフィンランド国内では以下↓のような位置に存在します。

そして、日本の札幌と比較してもさすが北極圏なだけあって遥か北に位置します↓

世界地図

赤道から札幌までの緯度の差と札幌からロヴァニエミまでの緯度の差はほぼ同じです(゚Д゚;)

同緯度にある北シベリアやアラスカより遥かに暖かい理由

これも有名な話ですが、ロヴァニエミは北極圏にあるとはいえその寒さはシベリアやアラスカとは比較にならないほど暖かいのです。

小中学校の社会科でやりましたよね。

(↓以下画像参照)

ノルウェー(北欧)の西側には暖流である北大西洋海流が流れており、また偏西風が暖流の表面の温かい空気をヨーロッパ大陸に送り込んでいるからです。

ですのでアイスランドも同様にそこまで凍えるような寒さではありません。

北欧は暖かい

またもう一つ言うとするならば

海は熱しにくく冷めにくい性質があるので、夏は冬に冷やされた冷たい空気が偏西風によってヨーロッパに届き、逆に冬は夏に暖められた海の暖かい空気がヨーロッパに届く。

つまり

冬は暖かく、夏は涼しい!!!

「冬は暖かく夏は涼しい」と言いましたが、あくまで同緯度の他の地域と比べてです。

「へー(´・ω・`)」と思って半袖短パンだけ持って北極圏うろちょろしないように!

ほんと盆地であるが故に夏は蒸し暑く冬は底冷えする滋賀県や京都府に住んでいるぼくにとっては夢のような気候です。

もう少し掘り下げた説明は以下にありますので、興味があれば是非↓(別タブで開きます)

北欧の北極圏が同緯度のシベリアやアラスカより遥かに暖かい理由

時差

ロヴァニエミと日本との時差は「冬7時間、夏6時間」で、夏とは「3月の最終日曜日の深夜3時から10月の最終日曜日の深夜4時」の間です。

通貨

フィンランドの通貨はユーロ(€)ですが、隣国のロシア・スウェーデン・ノルウェー・エストニアは違う通貨を採用しているので注意!

フィンランドの食事情

フィンランドは南北に長く、南部と北部では食生活が全くもって違います。

まずはそこから理解していきましょう!

よく耳にするラップランドという言葉は、「ノルウェー、スウェーデン、フィンランド、ロシア北部を含めた北極圏にある地方の区分名」と言えます。

夏のラップランドは太陽が沈まない白夜が70日も続き、逆に冬は太陽が上らない極夜が50日もあります。

以下の情報は、1994年発行の北海道女子短期大学研究紀要30巻17-28ページにある山塙圭子氏の「フィンランド冬の食生活」より引用しています。

基本

北極圏で生活する人々にとって最も重要な課題は「冬季の食料確保」です。

食料をいかに長く保存・貯蔵するかは彼らにとって生死にかかわる問題だからです。

フィンランドは「森と湖の国」と呼ばれており、国土の65%が針葉樹を主とする森林に覆われています。

ここには鹿やトナカイ、野鳥などの肉類、きのこやベリー類、じゃが芋や人参などの根菜類、鮭やマスなどの魚類まで非常に豊富な生態系↓を擁しており、それらの様々な保存・調理方法は一年を通して北極圏独自であると言えます。

北極圏の豊富な生態系

肉類:鹿、トナカイ、野鳥など

植物:きのこ類、ベリー類、ジャガイモや人参などの根菜類

魚類:鮭、マス

歴史

フィンランドは13世紀以降、およそ600年にわたってスウェーデンの統治下にあり、スウェーデン文化の影響を強く受けました。

また19世紀前半からおよそ100年間はロシア帝国の統治下に置かれるなどロシアの食生活の影響も強く受けており、そんじょそこらとは違う独自の食文化が成り立ったと言えます。

白夜と極夜

夏は白夜が70日以上も続き、夏そのものは短くてもその長い日照時間が野菜やベリー類を豊かに育てます。

逆に冬は極夜が50日間も続き、夏に採った資源は冬のために大切に貯蔵・保管される。

食品ごとの基本情報

食料の保存方法には古くから「乾燥」「塩蔵」「冷凍」「燻製」などがありますが、近年では電気料金が安価な事もあり大型の冷蔵庫や冷凍庫で貯蔵されます。

きのこ・ベリー類

フィンランドの北極圏に近い町ではもともと野菜の消費量は少ないのです。

しかし、キノコ類とベリー類の使用量は極めて高く、これらがフィンランドの食生活を特徴づけているとすら言えます。

ベリー類は飲み物をはじめ冷菓、焼き菓子、サラダ、ソース、冷凍やジャムなどの砂糖煮までとても幅広く用いられます。

魚類

フィンランドの代表的なシーフードは「鰊」「鮭」「鱈」「鯖」などがあります。

古来より伝統的に燻煙加工(燻製)されて保存されてきたものの、現在では【保存】というよりはむしろ【嗜好】の面から燻煙を行っているようです。

肉類

肉類の保存は冷凍が多いです。

特に一定の狩猟期間が決められている鹿や、北部だけに生息しているトナカイの肉などは狩猟したときに冷凍し、保存します。

農家では飼っている牛や豚を、昔通りに牧草がなくなる冬の初めに大部分を屠殺し、冷凍や塩漬けにします。

根菜類

じゃが芋、人参、かぶなどの根菜類はフィンランドの食生活に欠かせない重要な食品であり、これらはケラーリと呼ばれる屋外の貯蔵庫に冷蔵して貯えます

特にじゃがいもの摂取量は1992年時点で日本人の摂取量の5.6倍にものぼり、毎日なんらかの形で摂っています。

ロヴァニエミのグルメ

フィンランドの中でも北に位置するロヴァニエミの町は、北極圏の真下に位置するだけあって食生活も南部(ヘルシンキ)とは異なります。

ロヴァニエミ市内のあるレストランに入り

・前菜(サーモンスープ)

・メイン(トナカイの肉)

・デザート(ベリー類のアイスクリーム) 

で合わせて49€(6,500円くらい)くらいの少々気が引けるような値段のコースを頼みました。

New Experienceのためです(笑)

陸はトナカイ

まずはロヴァニエミ名物である「トナカイの肉」のお話をしましょう。笑

普通の人は「トナカイの肉」って聞くと、漠然と意味もなく「うわっ」とか「え・・・?」と反応すると思います。まあ僕もそうでした!

基本的にベリー類は獣肉料理のソースとして欠かせない存在なため、鹿肉やトナカイなどの料理にはベリーが必ず使われます。

冷凍のトナカイやシカは生肉同様さまざまな料理に用いられ、中でも「トナカイのシチュー」はフィンランド料理として大人気です。

ぼくが頼んだトナカイのステーキがこちらです↓

誰ですか!!!!??

いま「うわっ」って言ったの

率直な感想

最初はベリーソースを付けずに食べましたが、やはり先入観からか「不味くはない!けど美味しくもないかな」と思いました。

しかしその後ベリーのソースと共に食べるとビックリ!

めっちゃ美味しいやん!

やっぱりお肉だけだとちょっと慣れないニオイや食感に戸惑いますが、ベリーと一緒に食べると本当に美味しかったです!

まさにNew Experienceによって世界が広がったような気がしました。笑

海はサーモン

フィンランドは地理的にボスニア湾・バルト海・北大西洋から海産物が届きます。

その中でも有名なのが「ニシン」「サーモン」「ニジマス」です。

これは個人的な問題ですが、ぼくは魚介類が昔から苦手(アレルギーではありませんが、食わず嫌いでもない)で、「フィンランドといえばサーモンシチュー」と言われてもあまり自分からお金を払って食するという事はしません。

が、やはりNew Experienceのためギリ許容範囲の「サーモン」は食べてみようと思ったわけです。

(※これは完全に余談ですが、寿司屋に行くとサーモンとマグロの様々なバリエーション寿司を食べます、のでお寿司屋は全然行きます。笑)

フィンランドでは魚は一度「燻製」にしてそこから必要な分を料理に使い、残った分は保存というのが一般的です。

ですのでスモーク料理もまたフィンランドの名物料理と言えます。

とうとう来ました。シチューの中を覗いてみると↓

OMG…

率直な感想

いきなりサーモンは無理だったので、まずは周りのジャガイモやニンジンをスープと一緒に一口。うん美味しい。

もちろんめっちゃ美味しい!

この時点で今まで食べたことのない美味しいシチューでした。

案の定サーモンも美味しかったです。

何というかサーモンが口の中で溶ける感覚で、お寿司で一度食べてみたいと思いました。

デザート

デザートについての説明は正直忘れました。すみません

でも本当にこのコースはどれも美味しかったです!

量は少なかったけど(というより満腹になる量では無かったけど)デザートを食べ終わった時点で満足感がマックスでした。

満足感⋙満腹感でした。

実は一番驚いたのはバターの味

ここまで言っておいてこういうのも何ですが。

その美味しさに一番驚かされたのはバターでした↓

バターって日本でも良く使うし、人生で数えきれないほどのバターを食べてきましたし、そもそもバターを不味いと思ったことはありません。

でもこのバターを食べたときは衝撃が走りました。

美味しすぎる!ほんまに美味しんぼで紹介して。
別格、まさに格が違う!

一度皆さんにも試していただきたい。

もちろんバゲットとバターお替りしました。

あれ、何のバターやったのか未だに不思議です。

さいごに

今回はフィンランドにある北極圏の真下に位置する町「ロヴァニエミ」に行ってトナカイの肉とサーモンスープを食べた話をしました。

人間が生きていくうえで欠かすことのできない「食べる」という行為、日本人は牛豚鶏(中には羊鹿馬猪も)は食べるのにトナカイと聞くと「え・・・」となってしまうのは今思うと不思議です。

中には猿犬猫を食べる国もありますし、逆に宗教的に肉を一切食べない国もあったりと非常に多種多様な食文化に驚かされます。

正直ぼく的にはトナカイの肉はかなりチャレンジした方だったので、結果的には美味しいと言えて良かった気がします。

旅行で今までにない文化に触れる機会があるのなら、ぜひ各土地の食文化にも興味を持ってチャレンジしてください。

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