2015年のヨーロッパ旅、親友と一緒に訪れたオランダのキンデルダイク。
美しい街並みと歴史的な建物が立ち並ぶこの都市で、私たちの旅はどんな思い出を作り上げたのだろうか。
街を歩きながら感じたこと、出会った人々、そして忘れられない出来事を振り返りながら、あの日々の思い出をつづっていこうと思う。
前回の記事はこちら。
2015年のヨーロッパ旅、親友と一緒に訪れたオランダの首都アムステルダム。美しい街並みと歴史的な建物が立ち並ぶこの都市で、私たちの旅はどんな思い出を作り上げたのだろうか。街を歩きながら感じたこと、出会った人々、そして忘れられ[…]
キンデルダイク滞在記
ついに、ヨーロッパのかなり北まで上ってきた。
ここは、風車の町キンデルダイク。世界遺産にも登録されているこの場所は、今も19基の現役風車が立ち並ぶ、まさに風車の聖地である。
キンデルダイクの風景がどれほど美しいのか、どんな風に風車が動いているのか、早く実際に見てみたい。
まずは「エラスムス橋」
この日は朝から、今も現役で風車が動いている町、キンデルダイクへ向かう!
まずは、アムステルダムからロッテルダムまで電車でGO。
ロッテルダム中央駅からは、エラスムス橋(Erasmusbrug)まで約20分歩く。
ちなみにこのエラスムス橋、観光名所だからか無駄に優雅に歩いてる自分がちょっとカッコよく感じれる場所である。
その橋の下にボート乗り場があって、そこからは2つのボートを乗り継いでキンデルダイクへ。
ボートに乗る人はほとんどキンデルダイクに行く人ばかりなので、あとは船長に聞けば安心。
水上バスなんて普段乗らないので、ちょっとワクワクしながら乗り込んだ。
船の上で風を感じるのも、なかなか楽しい。
キンデルダイクでレンタルバイク
さて、ボートを2つ乗り継いで、キンデルダイクの町に到着!
キンデルダイクは広いので、自転車が必須。
まず、お腹が減ったので、ニワトリの子どもさんをパンとハンバーグに挟んで食べました。
(この店、確かBuena Vistaという名前だったような…)
そこでレンタルバイクを借りることに。
3時間で15ドルくらいだった気がするが、ちょっと交渉してみたものの、あえなく一度断られて心が折れた我々。
いざ出発。
出発してみると、風がめっちゃ強い!!
まさに強風注意報レベル。
逆風だと、漕いでも漕いでも全然前に進まなくて、ただただ風に抵抗してるだけって感じになる。
そして、追い風で調子に乗って遠くまでスーーーっと進んでしまった結果、帰りは逆風で全然進まなくて、まさに死にそうになった筆者たち。
自転車は気をつけないと、大自然のパワーに圧倒される!
キンデルダイクの風車群
キンデルダイクの風車群、実際に目の前で見ると、その壮大さに圧倒された。
これらの風車群は、1997年にキンデルダイク=エルスハウトの風車網としてユネスコの世界遺産に登録されていて、その歴史と美しさはマジで必見。
実際に回っている風車のすぐ近くまで行けるので、風車の動きやその音を感じることができる!
風が強ければ、その力強さもより一層実感できるだろう。
興味のある方は、ぜひ一度訪れて、まさに「風車の世界」を体験してみては。
(↓これは2年後に撮影した動画)
皆さん、この犬の犬種がわかる人いたら教えてください↓
これはキンデルダイクとは全く関係ない話だが。
偶然出会ったこの犬たちが可愛すぎて、心の中で「こんなに可愛い犬、見たことない!」と叫んでしまった。
うちも柴犬ユキを飼っているが、ユキにも勝るとも劣らない可愛さである。
その毛並みの深さ、ふわっとした感じ、もう可愛さが溢れ出ている。
筆者がどれくらい気に入ったかと言うと、お婆ちゃんが犬を連れて歩いているのを見かけて、思わず「可愛いですねーー!写真撮ってもいいですか?」とお願いして、その場で犬の写真を撮って一旦自転車に乗って先に進んだものの、5分後に思った。
筆者「あかん、やっぱりさっきの犬の写真、もっと撮りたい!」
そう思い、全速力で自転車をこいでお婆ちゃんを探し始めたくらいである。
いや、ほんとに「犬のためならどこまでも!」という気持ちで走り回ったのだ。
結局お婆ちゃんには会えなかったが、途中で何回も自分に言い聞かせた、
「こんなに犬を愛している自分、ちょっとおかしいな。」
でもそれくらい、その犬たちの可愛さが胸に残ったのだ。。
次会えたら、何百枚でも撮りたいと思っている筆者である。
キンデルダイクで一瞬だけ英雄になった話
実は、このキンデルダイクで遭難者たちの命を救い英雄気分を味わった話がある。
さっきも言った通り、キンデルダイクの風は強烈だ。風車が回るだけじゃなく、自転車が前に進まないほど風が強い。
キンデルダイクには遊覧船のツアーも人気で、水路からボートに乗って風車を見ながら進むことができる。風車と一緒にボートが揺れる様子、なかなか絵になる。
その日も、横の水路には遊覧船が浮かんでいた。何となくその光景を眺めていたのだが、ふと気づくと、遊覧船の操縦士が風にあおられ、必死に船を止めようとしているのが見えた。風が強すぎて、船がうまく固定できないようだった。
「へー、風が強いから船を固定するのも大変だなー」
と思いながら見ていたが、その女性があまりにも風に翻弄されて船を抑えきれず、操縦士がいないまま観光客を乗せた船が水路を風下に流されて行ったのだ。
「これ大丈夫なのか!?そのまま海にでも流されたらエライことになるぞ!」
ドキドキはしたが別に筆者にできることはなにもない。すると、その女性がパニック状態でこちらに走ってきて、
「ごめん、チャリ貸して!ありがと!!」
と、パニックのまま筆者のレンタルバイクを奪うようにして船を追いかけていったのだ。
「いやいや、俺そろそろレンタルバイク返さなあかんし、超過したら罰金やし、何よりパスポートを預けてるねんけど!!!!」
と思ったが、考えている暇もない。
結局、10分後くらいにその女性が何とかボートに追いつき、筆者のレンタルバイクを道端に雑に捨てて(うおぉぉい(; ・`д・´))ボートに飛び乗り、観光船を操縦して九死に一生を得えたのだ。
思わぬ展開で、筆者はその一部始終を目撃することとなった。
心の中では「自転車が…パスポートが…」と少し後悔もあったが、結果的に観光客たちは無事だったのだからこれ以上言うことはない。
そして、ボートが本部のような場所に戻ってきて、乗客たちが無事にぞろぞろ降りてきた時、事件は起こった。
乗客「Hey my heeeroooo, thank you very much. You saved our life.」
なぜか筆者が英雄扱いされている。
みんなから握手を求められ、写真を撮ってくれと言われ、おっさんおばさん関係なくハグされ、囲まれて拍手の嵐。
みんなに名前を訊かれ、筆者はしばらく考えた後に
「I’m…R..Ryo…」
と言うと、乗客たちは「Thank you Ryoooooooo」という感じで、まるで私が命を救ったように大騒ぎになったのだ。
「え、おれが機転を利かしておばちゃんに自転車を渡した、みたいになってる?」
もちろん、ボートの乗組員たちも筆者とおばちゃんのやり取りを見ていたと思うが、どうやら噂が噂を呼んでいたらしい。
この一連の事故で、筆者が唯一撮った写真がこれだ↓
(操縦士不在のままボートが流されている、手前の女性が操縦士)
さらに何人かの乗客に「君の事をブログに載せてもいいかい?」と、プロっぽいカメラマンにも言われたので、たぶん私の満面の笑みがあの日だけ世界中のSNSやブログに登場し、少しくらいはバズったのではないかと、密かに思っている。
ああいう時、欧米の人たちは本当にいい。
めちゃくちゃ騒いでくれるし、お祭り騒ぎしてくれる。
その後、ボートに乗る前に捨てた自転車を取りに行ってもらい、記念写真を撮ってお別れ。
(捨てた自転車を持って帰ってきた瞬間)
ど真ん中の満面の笑みの女性がボートを流した操縦士。多分いまも働いてるだろう。
まさか自分がそんな英雄扱いされるとは思ってなかったが、ちょっとした冒険の後の笑顔と祝福を味わうことができた。
「マック入ろか」「あれメトロやで」「ふぁっ(゜.゜)」
その後、水上バスを乗り継いで再びロッテルダム中央駅に向かって歩いていると、遠くに見慣れたマクドの看板が見えた。
親友さわと2人で「結構疲れたし、サンデーかソフトクリーム食べよーや」なんて話していたが、近づくにつれて、どうもそれがマクドの看板じゃないことに気付いた。
「え、ちょっとマクドと違う…?」
そう、よく見たら、あれは地下鉄の看板である。
あの黄色いMマーク、まさかのメトロ(Metro)のM。
完全に騙された…。
ヨーロッパあるある「電車が止まる」
そして、帰りのロッテルダムからアムステルダム間の電車に乗っていたその時、突如として電車がストップした。
「は~~~、またかよ。」
ドイツ語とオランダ語のアナウンスが流れ、周囲の乗客たちが一斉に電車を降り始める。その様子を見て、おれら2人( ゚д゚)ポカーン
その時、イケメンのおじさんが現れ、にこやかに声をかけてきた。
すると
おじさん「どこまで行く予定だったの?」
おれら「あ、アムステルダムです」
おじさん「乗り場が変わったから案内してあげるよ」
ふむ、親切なおじさんだと思いきや、筆者は心の中でこう考えていた。
「わかってる、絶対『案内料ちょうだい』って言われるパターンだ、これは…いくら?一円も払う気ないけど。」
しかし予想に反して、おじさんは一切お金を要求せず、普通にプラットホームまで案内してくれたのだ。
その後、おじさんはサッと我々とセルフィを撮り、その後急いで自分の電車に乗るために猛ダッシュで走り去っていった。
「いや、マジでありがとーーーーーーーーーー(´;ω;`)」
おじさんの爽やかな姿に感動しながら、我々も無事に目的地へ向かうことができたのであった。
まさに、これが本物の「おもてなし」だと心から実感した瞬間だった。
ヨーロッパあるある「駅にピアノが置いてある」
これもヨーロッパあるある。
ヨーロッパの主要駅には結構ピアノが置いてあり、あれは誰が弾いてもいいことになっている。
もちろん、プロじゃなくても全然問題なし。ピアノに触るのが初めての人でも大歓迎である。
「もしもピアノが弾けたなら~♪」
そんなことを思いながら、周りのピアノを弾いている人々を見ていた。
中には、プロ級の腕前で、凄い勢いで美しい音色を奏でている人もいる。まさに、その人の指先から流れる音楽は、まるで駅構内の空気を変えてしまうかのようだ。
「いや、あの人、確かに上手いけど、ちょっと自分に酔いすぎやろ(笑)」
少し心の中で思ってしまった。しかし、その自信満々の演奏に、周りの観客も釘付けになり、まるで一つのショーのようになっている。注目の的となること間違いなしだ。
なので、自信のある方は是非、次回駅でピアノを見かけたら挑戦してみてほしい。
案外、周りの人たちも心から応援してくれるものだ。
ベルギーのブリュッセルへ
次はベルギーの首都、ブリュッセルに向かった。
さて、オランダのアムステルダム中央駅は実は東京駅のモデルにもなった駅なのだ。
超有名だが、改めてその歴史を思い返すと驚きである。日本を代表するあの東京駅がアムステルダム中央駅を参考にして作られたなんて…。
確かにその重厚感や古典的な美しさには共通点がある。
アムステルダム中央駅を出発し、いざベルギーへ。隣国同士とはいえ、雰囲気や文化がガラッと変わる瞬間を感じるのは、旅行ならではの醍醐味だ。
2015年のヨーロッパ旅、親友と一緒に訪れたベルギーの首都ブリュッセル。美しい街並みと歴史的な建物が立ち並ぶこの都市で、私たちの旅はどんな思い出を作り上げたのだろうか。街を歩きながら感じたこと、出会った人々、そして忘れられな[…]