ドイツ、ハノーファー旅行記【5/12】

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ハノーファー滞在記

さて、ついに来ました。

アムステルダムでは時間の関係でアンネの家には行けなかったのですが、それでも2年に渡って2回行ってるので問題なしです。

ベルゲン・ベルゼン収容所へ

今回のメインはアンネ・フランクの墓があると言われる、『ベルゲン・ベルゼン収容所』です。

ナチスドイツは1933年から1945年の間になんと約二万カ所の収容所を造りました。

しかし、この収容所はそれらの収容所の中でも特に衛生状態が悪く、病気で死ぬ人間が非常に多かったようです。

ベルゲン・ベルゼン収容所へは、ハノーファー中央駅からツェレ↓へ行きそこからバスで向かいます。

ハノーファーは大きな都市ですが、目的地はこじんまりとしたツェレ。

石畳は素敵ですが、あまりにも観光客がいません。

ほんまにあってる?と心配になります。

ヨーロッパ人の人情

バスはかなりの時間乗った気がします。

30~45分くらいかな?いやもっとかな。

バスはがらがらで運転手↓と結構喋ってたのですが、

運転手「どこから来たの?」

おれ「あ、日本です」

運転手「へーそんなに遠くからよくこんな田舎町に来たね」

おれ「あーベルゲン・ベルゼン収容所に行きたくて」

運転手「おーそれはとても良いことだね!!!戦争の悲惨さを世界中のみんなにもっと知って欲しいからね。あ、バスはここで降りて。最終バスは16:30だからね、乗り損ねたらもうバスは無いからね!!!じゃあまた後で」

おれ「わかりましたーー!!バス代いくらですか?」

運転手「いいよいいよ!わざわざ日本から来てくれたのにバス代取るなんて恥だよ」

おれ「おおぉー…ダンケ シェーン」

という事でバス代は払わずに降りました。

もうここら辺のバスは全てこの人が運転してる的な感じで、バスの運転中でも顔見知りの親子連れ見たらプッて鳴らして手振ったりしてはりました。

という事で着きました。

ベルゲン・ベルゼン収容所

入口の様子はこんな感じです↓

中に入るとババーンとあるのがこれです。

1940年から45年まで使われていたようですね。

たくさんの石ころが積まれていたんですが、一つ一つ様々な思いを馳せて置かれたことがわかります。

↑墓はこんな感じで点在しているので、名前とかをぱーっと見ながら歩いていました。

一つ一つはこんな感じ↓で何年から何年まで生きていたとかの情報が載ってます。これは見るだけでツラいです。

VATERは確かドイツ語で「父親」という意味なので・・・そんな事考えながら歩いてました。

(↑この方のご遺族の方おられましたらすみません。ランダムに一つ撮って勝手に載せました)

そして遂に見つけました。

アンネの墓

アンネの墓です。

上には姉であるマルゴーの名前があり、下にはアンネ・フランクの名前が記されています。

アンネの墓

アンネがこの収容所で亡くなったのは解放のわずか一ヵ月前でした。

※もちろんナチスの犠牲になったのは何百万人とも言われているので、アンネ・フランクの死だけを悼むとかではありません。ただ、有名だからです

と思いながら収容所内を歩いていました。

先述した通り、ベルゲン・ベルゼン収容所は他と比べて特に衛生状態が最悪でチフスやコレラにかかって亡くなる人が非常に多かったのだとか。

特に観光客も多くなかったので、一人で色々なこと考えながら歩けました。

でも正直かなり心がツラくなるので二回目は一人では来たくないですね。

やはり亡くなった方の親族や友人たちが来ると、石ころを拾ってお墓に供えるようです。

敷地的には結構広いので一時間くらいでは全く周れません

まあ結局3時間か4時間くらい滞在していました。

ベルゲン・ベルゼン収容所内の資料館

また、入口近くには資料館があり亡くなった人たちの詳細情報や当時の収容所の様子を知ることができます。

やはり何と言っても世界的に有名なアンネ・フランクのことは大きく載っていましたが、彼女も犠牲者の一人というだけで、

亡くなった全ての人たちがそれぞれの人生を持っていたんだなーと(当たり前のことやけど)実感しました。

帰りのバスも例のおっちゃんに乗せてもらってCelle駅へ、そこから電車でハノーファー駅に戻ります。

僕のこと知ってる先輩方、後輩たちー!

ぼくはヨーロッパでただ遊び回っているのではありませーーーん、ちゃんとこういう歴史的な大事件を自分の眼で見、耳で聞き、肌で感じ取っているのです。

なので「え、社会人やのにヨーロッパ旅行!?」とか「まだ学生気分が抜けてないようですね」とかいう誹謗中傷はやめてください(;・∀・)

ふう。言った言った

ドイツのバス停のマークは"H"

ドイツのバス停のマークは"H"です。

しょーもない豆知識ですが、これも知っていると何かと便利です。

何度も言いますが、路線図は必ず撮影するように

もう何度も言ってます、これからも何度も言います。

Wi-Fiなどという文明の利器に頼らず自らの方向感覚のみで旅を続けようと思っている人にとって路線図は三種の神器の一つなのです。

とても大切なのです。

ポケットWi-Fi?国際ローミング?・・・聞いただけでゾッとします。

世界一美しい町「チェスキークルムロフ」へ

晩ごはんは健康無視した菓子パンのオンパレード↓

ハノーファーまで来ました、それではここから「世界一美しい町」と呼ばれるチェコのチェスキークルムロフ地区へ向かいます。

チェスキークルムロフは2年前にも訪れたのですが、やはり美しかったので再び訪れます↓

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