【ヨーロッパ旅行記】オランダ、アムステルダムとキンデルダイク【4/12】

この記事を読むのにかかる時間: 3

3度目のヨーロッパ、2度目の独り旅(2016年)の思い出を振り返る。

今回はオランダの首都アムステルダムでの滞在をサクッと要約し、印象的な出来事をシェアしようと思う。

筆者が初めてヨーロッパを独りで旅したのは2014年の初旬。あの時の驚きや発見は今でも鮮明に覚えている。

今回の旅では、ヨーロッパの面白さや基礎知識に絞ってお届けする。無駄な話は極力省いて、ガイドブックには載っていないこと、実際に見たものや感じたことに焦点を当てる。

前回の記事はこちら。

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旅行記 ドイツ ケルン

アムステルダム滞在記

ケルン中央駅を出発し、3年連続でアムステルダムに上陸。

もうこうなったら「年パス持ってんの?」ってレベル。

もはや観光客じゃなくて、地元民の親戚くらいの頻度で来てる。

アムステルダム中央駅は東京駅のモデルになったらしいが、こちとら関西民である。

東京駅に行ったことがないため、確認しようがない。

ただ駅前の「ヨーロッパ版・八重洲口」みたいな雰囲気だけで一応感動しておいた。

そしてホステルへ移動。

さすが3度目、迷子要素ゼロの神ムーブでチェックイン完了!

……が、しかし。

このホステル、もはやホステルの皮をかぶったウトガルド城だったのだ……。

ホステルの質には注意

当時のメモを振り返ってみる。

Geneva→Frankfurt→Köln→Amsterdam

あかん、オランダ着いた瞬間に体が凍った…これはあかん。

早速予備で持ってきた装備まで着用。

あと今回のホステル、今までで最悪。。
・地上4階まで急勾配の階段
・10人部屋やのにロッカーが無い
・部屋が総じて汚い(スーパー南京虫出そう)

旅行者泊める施設でロッカー無いのはまじであかん!

みんなベッドの下に荷物置いてる。

一人でもヤバい奴おったら、全員の貴重品イカれる!!

April 7, 2016  Amsterdam, Netherlands

どこのホステルか名称出してもええんか……?ってぐらいアレは伝説級。

もう二度と行かん。ていうか記憶からも消したい。

もはや「悪夢 on Earth」。

ホステルとユースホステル、名前は似てるが中身は別モンなので要注意である。

ホステル:世界のバックパッカーが寝袋抱えて集まる“カオスの交差点”。
隣で寝てたやつが朝にはいないとかザラ。朝食なしも普通、衛生面が悪いのも普通。

ユースホステル : ユースホステル協会という「ホステル界のロッテンマイヤーさん」が運営してる安心安全のインフラ。安いのにキレイ、朝食ブッフェ付き、なんか空気もほのかにレモングラスの香りする(気のせいかも)。

旅の初心者には特に、同じ値段もしくはちょい高くてもユースホステルに泊まることをおススメする。

健康とメンタルを守れるのは、だいたいそっち。

次から俺、ホステルって単語聞いた瞬間に「協会公認ですか?」って訊くと決めた。

キンデルダイクの風車群

そしていざ、アムステルダム中央駅からロッテルダム中央駅へ出発。目的はもちろんあのオランダっぽさ全開のアレ――

キンデルダイクの風車群である。

キンデルダイク 風車 オランダ

昨年は、爆風のせいで船長不在のまま風に流された観光船の船長に、レンタルチャリをヒーローばりに差し出したっけな…。
船長はチャリで走り去り無事に観光船を救出、乗客たちは筆者に拍手喝采。

その時の話はこちらで↓

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オランダ キンデルダイク 旅行記

「さて今年はどうなるのか。というか、あの人らおれのこと覚えてんのか?」

オランダ キンデルダイク
爆風で観光船を流したものの、筆者のとっさのひらめきで大惨事を回避した女性船長

「去年チャリ貸した日本人です、お久しぶりです」と言っても「え?誰?チャリ?なにそれ?風車はあっちだよ」って返される未来しか見えない。

アムステルダム中央駅からキンデルダイクへの行き方は調べたら山ほどヒットするので詳しくは書かないが、

アムステルダム中央駅→(電車)→ロッテルダム中央駅→(徒歩)→エラスムス橋→(水上バス)→キンデルダイク

ってな感じである。

エラスムス橋で船長に「トゥー キンデルダイク」と言えば全て教えてくれる。

そして着いたぞキンデルダイク!!!

去年と同じく、レンタルバイク(1日15ユーロくらい)を颯爽と借りて観光スタート。

筆者「時間と体力に自信があるなら歩いてもいいと思うが、キンデルダイクの爆風の洗礼受けたら一瞬で心折れるので、素直にチャリ借りた方がいい。マジで、風エグいから。」

相変わらずの強風っぷり。チャリこいでんのに進まん現象、ここに極まれり。

しかも急に暗雲わいて雨まで降ってくる始末。

自然、機嫌の波が荒すぎる。

で、実際に回ってる風車を間近で見ると、「おおおおお…」と戦慄する。
回転スピード、まさかのガチ仕様。

手を伸ばせば届くくらいの距離まで行けるのだが、これはただただ恐怖。

これほど恐ろしいものとは思わなかった、実物を見るまでは。

いやほんま、調子乗って触ろうとしたら骨バキバキ、魂は風と共に。
ギリ命がけの観光である。

しかし、それでも来て良かった。
自然の雄大さと、風車の暴力的な回転力。これこそ「百聞は一見にしかず」の真骨頂。

では帰るとするか。

帰りはボートを乗り継いでスグ…のはずが、風に流されて全然スグじゃない可能性も視野に。

ヨーロッパのトラムや電車は改札無いのでタダ乗りできます。

※見つかったらエライ罰金取られるので、ちゃんと切符を買うように

さて、アムステルダムの宿に戻って、翌朝早朝出発の準備。

で、念のためホステルのスタッフに最寄りのトラム(路面電車)乗り場と時刻を聞いたところ、まさかの返答。

筆者「明日、早朝にアムステルダム中央駅まで行きたいんすけど、最寄りのトラム乗り場どこっすか?」

スタッフ「あーその時間なら監視員はいないから切符買わなくていいよー好きに乗って好きに降りるだけさ」

筆者(は?誰がそんなん訊いてんねん!ばーしょーは?どこや?)

「えーっと、まあ怖いので切符は買いますわ。で、乗り場どこっすか?」

スタッフ「いや本当に大丈夫だよ!ただで乗っちゃいなよ。おれらもみんなそうしてるぜ」

筆者(ツッ!んやねんこいつ、誰がそんなこと訊いてんねん。最寄りの場所はドコ!!?はよそれ言えや)

「(スマホを見せながら)え、Google mapsで出てくるここですか?ここから中央駅行けるんすか?」

スタッフ「地元民は検札員の雰囲気がわかるからタダ乗りしても捕まらないんだよ~」

筆者(ダメだコイツ、会話にならない)

お前の地元ルール聞きに来たんちゃうねん!!

その後も「タダ乗り最高」みたいな話ばかりで全く場所を教えてくれないので、途中から完全にスルー。

親切心なのかただの無法者なのか知らんけど、こっちは朝からトラム内でスパイごっこなんてしたないんや!

ということで、皆さん。

「こいつ、話通じんな」と思ったら即ミュート推奨である。

ドイツのハノーファーへ

結局トラム乗り場がわからなかったので、翌朝まだ暗いうちに宿を出発し、なんと一時間も徒歩移動。

朝の散歩の範囲を完全に超えている。


早朝のアムステルダム中央駅

で、目指すはドイツのハノーファー。

ハノーファーと言えば…そう、みなさんご一緒に——

\ベルゲン・ベルゼン収容所!/

サッカーって答えた方、残念!違います。大ハズレ!

ハノーファーと言えば、アンネ・フランクが最期を迎えた地。ベルゲン・ベルゼン収容所です(※テンション迷子)

そして早朝のこの空の色。

筆者(自称写真家)「これが、いわゆるブルーアワーってやつか。」

やっぱり歴史と光の両方に触れる旅って、なんか深い。

というか寒い。朝早すぎてめっちゃ寒い。

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