【ヨーロッパ旅行記】ベルギーの首都ブリュッセル【5/10】

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2015年のヨーロッパ旅、親友と一緒に訪れたベルギーの首都ブリュッセル

美しい街並みと歴史的な建物が立ち並ぶこの都市で、私たちの旅はどんな思い出を作り上げたのだろうか。

街を歩きながら感じたこと、出会った人々、そして忘れられない出来事を振り返りながら、あの日々の思い出をつづっていこうと思う。

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オランダ キンデルダイク 旅行記

ブリュッセル滞在記

アムステルダム中央駅を出て、いざベルギーの首都ブリュッセルへ向かう。

アムステルダムからブリュッセルへは電車での移動。約2時間ほどの距離だが、車窓から見る景色が少しずつオランダからベルギーへと変わっていく様子がおもしろい。
オランダの広々とした風景から、徐々にベルギー特有の街並みに移り変わり、何とも言えない旅情を感じる。

ブリュッセルでは、まずはあの有名な「グラン・プラス」に行かねばならない。観光客で賑わうその広場の周りに、壮麗な建物が並んでいる光景を目にする度に、どこか異国に来たという実感がわいてくる。

ベルギーと言えば「チョコレート」だよね

ブリュッセル中央駅に到着すると、まず目に飛び込んできたのは、ベルギーならではのチョコレートアートの数々。

まさにベルギーの真珠とも言える、甘い誘惑が待っていた。

さすがチョコレートで有名なベルギー。

チョコレートの王国、ベルギーと言えば外せないのが「ゴディバ(GODIVA)」だ。

ベルギー王室御用達のチョコレートブランドとして有名で、その美味しさと高級感はまさに世界一。

しかもブリュッセルのグランプラスには、なんとゴディバの本店があるのだ。

高級感溢れる店内では、まるで芸術作品のようなチョコレートが並んでいて、ついついその美しさに見とれてしまう。もちろん、そのチョコレートを一口食べれば、濃厚な味わいにうっとり。旅行中に立ち寄るべき、絶対に外せないスポットのひとつである。

車内での小遣い稼ぎも普通

ブリュッセル中央駅から路面電車を乗り継ぎ、少し中心地から外れた「HOSTEL LOUISE(ホステル・ルイーズ)」へ向かう途中、面白い光景に出会った。

路面電車の車内では、バグパイプのような楽器を奏でるおじさんが、元気に演奏している。もちろん、見た目も音色もバグパイプとはちょっと違うが、かなり個性的な音が車内に響き渡る。

親友と相談し「まあ、いくらかあげるか?」ということで、少しコインを渡したところ、スマイル満開で、目の前で長時間にわたり演奏を続けてくれた。

おじさん、5セント程度でこんなに働くなんて。なんとも不思議な光景だった。

ただし、ヨーロッパの公共交通機関では、すべてがこんな感じではない。

中には、汚れた服を着て、臭いを漂わせながら片手にコインの入った缶を振って「お恵みを~」と、乗客一人一人に物乞いをしているような人もいる。ヨーロッパの街には本当にいろんな人がいて、正直その対比に少し戸惑うこともある。

まさに、公共の場における色々な人々の多様性を感じる瞬間だ。

ヨーロッパのレジは日本と違う

アムステルダムで長居してしまったせいで、ホステルに到着した時にはすでに夕方。

荷物を置いて一息ついたら、最寄り駅近くにラーメン屋を発見。

「後で行く一択か」と、さっきのラーメンのことを思いながらも、まずはホステルに荷物を置くことを優先した。

さて、ヨーロッパのスーパーマーケットには独特のレジシステムがある。ベルトコンベヤーに商品を並べて、隣との境界を示すためにプラ板を置くという仕組み。

これ、コストコでも見かけたことがある人も多いだろう。

そして、レジの店員さんが座っているのがまたユニーク。手元のボタンや足元のペダルを踏むと、ベルトが動き、店員さんは座ったままで商品を「ピッピッ」とスキャンしていくのである。

これ、実際に見るとかなり効率的でびっくりする。

そんな中、見た目100点の苺ケーキを見つけてしまった。

いくらだったかは忘れたが、値段はめちゃくちゃ安かったので、即買い。

今夜の楽しみが一つ増えた♡

ケーキを食べる瞬間を想像しただけで、もうワクワクが止まらない。

ベルギーの物価は殺人的

というわけで、スーパーでの買い物も無事終わり、これからあのラーメン屋に向かうことにした。

パンやサラミも悪くはないが、やはり日本食が恋しい…。

日本のラーメンが食べたい。あのスープの深み、麺のツルツル感、チャーシューのジューシーさ!

そう、ラーメンこそが俺の求める究極の食事だ!

そう言いながら、さっきちらっと見かけたラーメン屋の前に到着。外に掲げてあるメニューを見つめる。

うーん、あの看板のラーメン…めっちゃ美味しそうだ。でも、気になるのはその値段。

目を横にやると、メニュー横にデカデカと書かれた価格が目に入った。

え、何これ?一番安い醬油ラーメンが14ユーロ!?(1,700円超え!?)

ちょっと待て、おれの心は今、まさに破裂しそうだ。

HALAL(ハラル)フードって知ってますか?

結果、予定していたラーメン屋には行かず、近くのファーストフード店に訪れた。

まあ、こういう日もあるさ。パンやサラミで腹を満たすのもいいが、やっぱりたまにはごてごてのジャンクフードが食べたくなる(泣)。

このメニューの左上に書かれている”HALAL FOOD“の意味、知っているだろうか?

これは知ってて損はないと思われる。

ハラルフード

戒律の厳しいイスラム教の人でも食べることのできる食品

ハラルとは「神に許された」という意味で、ハラルフードは「神に許された食べ物」という意味。

驚くことにイスラム教では、口にする食品だけでなくその生物(基本は動物)がどうやって殺されたかも厳しく指定されているのである。

今後、東京オリンピックで大勢の外国人の来訪が予想されるのでこのハラルフードも大きなポイントになってきそうだ。

詳しくはまた自分で調べて頂きたい。

ディナーのデザートに選んだ、見た目めっちゃ美味しそうやったから買った苺ケーキ↓

ぜっんぜん美味しくない。

ジャンクフードだらけの夜だった。

危ない水道水

翌朝、目を覚まし、部屋の中にある洗い場で顔を洗おうとしたところ、なんと赤く濁った水が出てきた。

「え、まじで?これ、血でも出てきたのか?」と思ったが、冷静に考えても赤すぎる…これ一体なんだ?と思いながら(おそらく配管のサビ)、朝から何とも言えない驚きのスタートが切られた。

安さだけで選んだホステルだったため、正直少しだけ覚悟はしていたが、いざ体験してみると…。

我々は安さだけで選んだが、

  1. 中心地から遠い(徒歩1時間)
  2. 朝食が無い
  3. 清潔でも不潔でもない
  4. 全体的に簡素

という特徴を兼ね備えているホステルだった。

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ヨーロッパのパトカーと救急車は青色灯

翌日は近くの公園でリフレッシュしたが、その時に見たヨーロッパのパトカーや救急車の上で回っているランプが青色だった。

ヨーロッパで初めて見る警察車両で、青色灯が回っているのは初めてだったので少し驚いたものだ。

日本では赤色が一般的なため、最初は「おぉ、これは何だ?」という感じ。

後日欧米人に聞いたところ、

「赤色は波長が長くて目立つが、ブレーキランプと一緒だろ?青色の方が視覚的に違うから、目立ちやすいんだよ。」

なるほど、赤色は交通信号やブレーキランプと重なるため、混乱を避けるために青色が選ばれているらしい。

青色のランプは遠くからでも目を引くし、視覚的にも違和感なくてかっこ良い。

ベルギーはビールとワッフルとチョコの国

その後「ビールでも買おうや」ということで、ブリュッセルの中心街、グランプラスにあるビール専門店でビールを購入した。

実は、ベルギーはビールが非常に有名で、種類も豊富。
おそらくベルギーに来たらビールを試さずには帰れないだろう。

ビールを飲みながら、ちょっとリラックスしていると、急に1人の男性が話しかけてきた。

最初は何だろうと思っていたが、どうやらその男性はネパール人らしい。

「うーん、でもこのネパール人、なんか違和感がある…」

なぜなら、そのネパール人、他にもたくさんの人がいる中で、日本人らしき我々2人だけに話しかけてきたのだ。しかも、その割に全然英語が話せない(一般的な日本人くらいのレベル)。

外国で話しかけてくる外国人の約9割はヤバいやつらである。
コイン詐欺やミサンガ詐欺、果てはどこかの店に連れて行かれたりすることが多いので要注意。

そして、顔が何とも言えず香取慎吾に似ている。

その特徴が、もう本当にそれっぽくて、思わず「え、まさか…」と思った。

そして、小学生の頃から無意識に刷り込まれてきた「ベルギーといえばワッフル」というイメージを、ついに実現する時が来た。

「ベルギー=ワッフル」と頭の中にインプットされていたから、ワッフルを食べずしてこの地を去るわけにはいかない。

さて、ワッフルは本当にベルギーで有名なのか?もちろん、有名です。疑いようもなく。以上、結論!

食べてみる、うむ、もちろん美味しい。

しかし、どこか冷静な自分が顔を出す。

「いや、結局チョコ、苺、バナナとかのトッピングがうまいだけやん。ワッフルそのものはどないやねん。素材の味を知りたいんだが?」

と、突然おっさんモード全開になってしまった。

若い頃はトッピングが嬉しかったが、年齢を重ねると何か物足りなさを感じる…これが「おっさん化」の証か!?

世界三大がっかり?小便小僧

もう一つベルギーと言えば?いや、ブリュッセルと言えば?

しょう・・・?まだわからんか。しょうべんこぞ・・・?

そう小便小僧である。

巷では「世界三大がっかりの一つ」と呼ばれるあの像。子どもの頃から名前だけは知っていたが、まさかあんなにガッカリするとは思わなかった。

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小便小僧 ブリュッセル

初めての小便小僧…

ん(´っ・ω・)っ????????

ミニチュアサイズの銅像がひっそりと立っており、まさかこれが世界中で話題になるなんて誰が予想しただろうか。

まさかと思っていたが、あの像を前にした瞬間、思わず「これ、ほんまにこれ?!」と心の中で叫びたかった。なんと言うか、写真で見ているのと現物はまったくの別物で、あまりの小ささに「これ、こどものおもちゃ?」と本気で疑ったくらいだ。

そして、ふと横にある観光客たちの顔を見てみると、みんなも同じように「・・・あれ?」という顔になっている。みんなで小便小僧を囲んで「え、これ?」みたいな空気が漂っている。

まぁ、でも小便小僧も長い歴史を持つわけだから、きっとその価値があるのだろう。
でも、筆者の心の中では「もっと立派だと思ってたーーーー!!」という大きな声が響き渡るばかりだった。

華の都パリへ

フランス、パリ

そのままブリュッセル中央駅から、華の都パリへと向かうことにした。

そして、ついにフランスが誇る高速列車TGVに乗れる日がやってきた!

もうこれが楽しみで仕方なかった。列車の中でどんな爆速の移動体験が待っているのか、ワクワクしながら駅のホームでその時を待っていた。

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