【バロック建築】ヨーロッパを旅する前に知っておくべき知識

バロック建築の特徴

では次にバロック建築の特徴を解説します。

バロック建築の特徴

そもそも「バロック(baroque)」という言葉は「ゆがんだ真珠」を意味するポルトガル語に由来し、とんでもなく豪華な装飾を皮肉られてこう名付けられました。

「野蛮」という皮肉を込めて名付けられたフランス生まれの『ゴシック』建築のブーメラン現象ですね(笑)

後期ルネサンスのマニエリスムにおいてはオーダーの扱いに知的工夫が凝らされ、新奇性や意外性が追及されましたが↓

(↑後期ルネサンスのロレンツォ図書館)

オーダーは平面内にとどまっており、基本的には盛期ルネサンスと同様に静的な性格(ん、静的?と思いますがその理由は後でわかります(笑))が保たれました。

しかしバロック建築では、オーダーのモチーフを変形することはあってもマニエリスムのように分解・融解することなく、むしろオーダーに敬意を払いながらその

大胆な適用によって力強い動的な表現

を創出しました。特に↓

凹凸の強調、うねる曲面、楕円、過剰な装飾、光と影のコントラスト、中心軸の強調、空間的抑揚

↑これらがバロック建築の特徴になります。

ここにはルネサンス建築が理想とした規則正しい繰り返しのリズムはなく、躍動の美学が存在します。

実際に実例を見ながら詳しく確認していきましょう。

では次に、バロック建築の代表例であるサン・ピエトロ大聖堂についてお話したいと思います。

バロック建築とは
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