➀カメラ初心者全員が知っておくべき【カメラ選びの超基本】

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※注意

筆者はプロカメラマンではありません。

キューバ 歴史
筆者
さて、このフレーズから始まる本記事を果たして何人の方に読んで頂けるのか、甚だ疑問です(笑)

一応、簡単な自己紹介を載せておきますので、少しでも読んで頂ければ幸いです(笑)

» 超簡単な自己紹介

旅 ブログ ヨーロッパ

さて、わたくしは、

カメラは好きやけど、
趣味って言いたいけど、
知識も少しはあるけど・・・

プロには程遠いし。

うーん、なんだかなー

というくらいのアマチュアカメラマンで、今までは数年前に購入したオリンパスのミラーレス一眼(OM-D E-M1)を適当に首からぶら下げていた人生でした。

※現在はOM-D E-M1 MarkⅢを所有

しかし、

やはり1から基本を勉強し、
カメラを上手になりたい。

写真と一生付き合っていきたい!

と考え、初めてカメラに関する本を買いました(`・ω・´)ゞ

それが「写真のことが全部わかる本」でした↓

読んでみると、

・わかっているようで知らなかったこと

・曖昧だったこと

・今まで気付かなかったこと

など多くのことを知ることができ、それらを自分の理解度をさらに深めるため、そして備忘録としてまとめるために本記事を書こうと思い立った次第です。

イラストも多く初心者向けなのでおススメです!


» 折りたたむ

さて、ということでそろそろ本題に入りましょう!

今回のテーマはカメラ選びの超基本です↓

一眼レフとミラーレス

まず、スマホやコンデジ(デジカメ)と違い、レンズ交換ができるカメラは、

㋐一眼レフカメラ

㋑ミラーレスカメラ

の2つに大別されます。

まずは写真で違いを見てみましょう↓

カメラ選び 基本

(出典:Canon カメラ初心者教室

ヨーロッパ ブログ
筆者
うーん、よくあんまり詳しい違いはわからないですよね

これら2つのカメラの1番の違いは、

カメラの中に光をファインダーに導くミラーがあるかないか

ということです。

まあ、ミラーレスは"Mirror less"なので「鏡が無い」と訳せますもんね(笑)

画質については両者で違いはありませんが、使い勝手は大きく変わります。

男性 アイコン
読者
え、一眼レフカメラの方が画質いいんちゃうん?
ヨーロッパ ブログ
筆者

筆者も驚きました、これ読んだ時。

画質に違いが出るのは、センサーサイズの大きさでした。

「一眼レフ」と「ミラーレス」に単純な優劣はなく、それぞれに長所・短所が存在します。

一眼レフ

まずは一眼レフカメラの説明を行います!

先ほども言ったように、一眼レフとミラーレスの一番の違いは、ミラーがあるかないかです。

図で違いをご確認ください↓

(出典:CANON カメラ初心者教室

気付きましたか?

一眼レフカメラはミラーレスと比べて、ミラーとペンタプリズムがあるぶんどうしてもゴツくなるんです٩( ”ω” )و

一眼レフとは、レンズで集めた光を「鏡を使って直接ファインダーに導くカメラ」です。

光 ⇒ 鏡 ⇒ ファインダー

という流れなので、手元のスイッチで「露出補正」とか「エフェクト」とか「ホワイトバランス」とかを変えても、ファインダーから見える画像は全く変化しません。

だって鏡に映った景色をそのまま見ているんですからね。

ヨーロッパ ブログ
筆者

つまり、「シャッターを切るまでどんな写真になるかわからない」ってことです!

ミラーレスカメラは手元スイッチの露出補正などがリアルタイムでそのままファインダーに表れるんですよね~

なので現像される写真がシャッター切る前から予めわかるんです!

うーん、便利♡

一眼レフカメラは、捉えた光景をタイムラグなく見られたり、AF速度が速いメリットがありますが、ミラーの分カメラが大きくなります。

メリット

・ミラーによって常に実像を確認できる

・動体に対するAFが速いカメラが多い

デメリット

・カメラが大きくなりやすい

・シャッターを切るまで仕上がりがわからない(ファインダー撮影時)

ミラーレス

では、ミラーレスカメラの説明に移ります!

何度も言っているように、一眼レフとミラーレスの一番の違いは、ミラーがあるかないかです。

しつこいですが、もう一度図をご覧ください↓

(出典:CANON カメラ初心者教室

ミラーレスカメラは内部に鏡がなく、センサーで受け取った光の情報を背面モニターやファインダー内に映像で表示するカメラです。

光 ⇒ イメージセンサー

という流れなので、カメラ側で設定(露出とかホワイトバランス、効果など)をいじったら液晶画面にはその編集内容も反映されて映し出されます

つまり、

どんな写真が撮れるかを撮影前に確認できる!

ってことです。

キューバ 歴史
筆者
これはデカい

ミラーレスカメラは小型・軽量化しやすく、色や明るさを撮る前に確認できます。

メリット

・ファインダー上で仕上がりを確認できる。

・カメラを小さく設計しやすい

デメリット

・実像とモニター映像にタイムラグがある

・動体に対するAFが苦手なカメラが多い

センサーのサイズ

カメラの心臓部ともいえる光を受け取るイメージセンサー(撮像素子)はカメラによって下の図のように大きく3つのサイズに分かれます↓

・35mm判フルサイズ

・APS-Cサイズ

・マイクロフォーサーズ

筆者 アイコン
筆者

よく耳にする奴らですよね~

35mm判換算なら○mmだね、とかマジで意味不明です(笑)

センサーサイズとは、そのままですが、カメラ内部にある光を受け取る部分(センサー)のサイズのことです↓

一般にサイズが大きくなるほど画質が良くなりますが、そのぶんボディやレンズが大きく高価になります。

(少し難しいので飛ばしても構いませんが)同じ焦点距離のレンズを使う場合にセンサーサイズによって切り取れる範囲が違う点にも注意しておきましょう。

より詳しいことは、筆者の心の師匠とも言える「はんぺんBLACK」師匠の動画をご参照ください↓

今まで色んな写真家(カメラマン/フォトグラファー)の動画観てきましたが、ダントツで「この人の知識量やべ~、わかりやっす~」と思えました(*´ω`*)

センサーサイズと映る範囲

さて、上で述べたようにイメージセンサーのサイズは大きく3つに分かれます。

しかし、

男性 アイコン
読者
イメージセンサーのサイズが違うと、結局何が違うの?

って思った方もいると思います。

実は、センサーサイズが違うと写る範囲が違うんです。

レンズには焦点距離(mm)が設定されていて、焦点距離が短いレンズほど、広い範囲(画角)を撮影でき、長いほど写る範囲が狭くなってその分アップで撮影できます。

では下の画像を見てください↓

ピンク:35mm判フルサイズ機

青:APS-Cサイズ機

緑:マイクロフォーサーズ機

上の図のように「レンズの焦点距離が同じ」場合、小サイズのセンサー(=マイクロフォーサーズ)はフルサイズセンサーの画像中央を切り抜いているのと同じことが発生します。

つまり(中央部分を切り抜いているので)センサーが小さいほど望遠効果は高まりますが、一方で広い範囲を写すならより焦点距離の短いレンズが必要になるわけです。

白人女性
読者
うーむ、わかったようなわからないような・・・

つまり、あなたがレンズを買うとして、単純に「焦点距離50mm」と書いてあってもSONY(=フルサイズ)のレンズか、オリンパス現在はOMソリューションズ(=マイクロフォーサーズ)のレンズかで写る範囲は全然違うって事です。

上の場合、ソニーのレンズの方が広く写ります。

こちらの方の記事がわかりやすかったので引用致します↓

(出典:【35mm換算】とは?焦点距離の倍率と計算方法を解説!

カメラとセットで販売されることの多い標準ズームレンズの焦点距離がセンサーサイズによって大きく異なるのもこれが理由です。

下でもう少しわかりやすく説明します↓

焦点距離と広角・望遠の関係

焦点距離とは、光を集めるレンズから記録するセンサー面までの距離のことです。

下の画像で言うと赤矢印の距離ですね↓

この焦点距離が長いと望遠効果があり、短いと広角効果があります。

例えば上の画像のように、立っている人を頭から足まで写せる焦点距離を基準とすると、焦点距離をより短くするとこうなります↓

人の頭から足までどころか、もっとかなり広い範囲を写すことができますね。

つまり焦点距離を短くするとより広く写るんです。

逆に焦点距離を長くするとこうなります↓

今度は人の体の一部しか写らなくなりました。つまり焦点距離を長くするとより狭く写るんです。

キューバ 歴史
筆者
これはなんとなく理解できますよね

35mm判換算焦点距離

レンズの写る範囲は焦点距離(mm)で表すのが一般的ですが、前述のとおりセンサーサイズによって実際に切り取れる範囲は異なります。

本書ではフルサイズ(35mm判)の画角を基準にして焦点距離を掲載しているため、フルサイズ以外のカメラをご使用の方は、必要に応じて下の表のように換算して読み進めてください↓

センサーサイズレンズの焦点距離倍率35mm判換算焦点距離
フルサイズ50mm50mm
APS-C(キャノン以外)50mm約1.5倍75mm相当
APS-C(キャノン)50mm約1.6倍80mm相当
マイクロフォーサーズ50mm約2倍100mm相当

一口に「50-100mmのレンズ」と言っても、センサーサイズがわからないと正確な焦点距離がわからないんです( ˘ω˘ )

つまり「35mm判換算で○○mm」という表現は、

センサーサイズごとに同じ焦点距離でも写る範囲が異なるので、どこかで基準を設ける必要がある。

うん、とりあえず「35㎜判換算」を基準にしよう

ってだけなんです。

» 中国語と日本語の漢字の意味の違いで例えてみた

めっちゃ変な例えですが、中国語では「配偶者/恋人」を意味する漢字を「愛人」と書きますが、日本語では「愛人」は「不倫相手」って意味ですよね。

カメラ 選び方

このように、同じ漢字でも日本語と中国語では意味が全く違うことも多いのです↓

日本語の意味中国語の意味
愛人配偶者
手紙トイレットペーパー
汽車自動車
人間この世/世間

こうなると、国籍や言語知識によって漢字の意味の捉え方がバラバラになります。

そこで、「これから書く漢字は全て中国語の意味を基準にしています」と宣言することで、日本人も中国人も「愛人」が不倫相手ではなく「配偶者」だとわかるのです。

» 折りたたむ


こんな感じで、「35mm判換算で○○mm」って聞いたら、どんなセンサーサイズのカメラ使っている人でも「あーなるほど」とわかるんです。

ヨーロッパ ブログ
筆者

筆者が使っているオリンパスはマイクロフォーサーズなので、レンズの焦点距離が「50-100mm」と書いてあったら、フルサイズのソニーの「100-200mm」と一緒ということですね。

別に「マイクロフォーサーズ換算で○○mm」って統一してもいいんです、たぶん(笑)

各メーカーのエントリーズームレンズ

ここで言う「エントリーズームレンズ」とは、カメラ初心者が買うエントリーモデル(のカメラ)に付属されるレンズを指します。

このエントリーズームレンズは、広角から望遠まで幅広くズームできる、「初心者ならこれ一本あれば楽しめる」という感じのレンズです。

そのズームレンズをソニー、キャノン、オリンパス別にまとめてみました↓

メーカーソニーキャノンオリンパス(現OMソリューションズ)
センサーサイズフルサイズAPS-Cマイクロフォーサーズ
焦点距離(mm)28-60mm18-5512-50
35mm換算後28-6027-82.524-100

↑この3メーカーはそれぞれセンサーサイズが異なるので、焦点距離を揃えてから比較する必要があります。

こんな感じで、カメラを買う際には「そのメーカーのセンサーサイズは?」と意識するべきです。

また、撮る被写体が何かを意識して焦点距離を選ばないといけません。

例えば↓

「広大な風景写真を主に撮りたい」
広角レンズ

「友人や家族の人物撮影がメイン」
標準レンズ

「虫や花びらを精細に撮りたい」
マクロレンズ

「鳥を撮りたい」
望遠レンズ

などによって選ぶレンズが変わってきます。

読者

んぁ、おれっすか?
ほんま野鳥撮影にしか興味ないっす(笑)
え、買ったレンズは広角レンズっすけどなにか?

とか言ったトンチンカンな選び方にならないように気を付けましょう(笑)

センサーサイズが大きい方が良い?

センサーが大きいメリットはいくつもあります↓

➀画素数を増やしやすい

➁小サイズのセンサーより光を効率良く記録できる

③暗所撮影に優れる

逆にデメリットはカメラもレンズも大きく高額になることです。

ヨーロッパ ブログ
筆者
後でも話しますが、画素数が多ければ多いほど画質が良いかと言うと、実は一概にそうとは言えないんです

センサーサイズが大きいことのメリット↓

メリット

・高画素モデルを作りやすい

・高感度域でノイズが発生しにくい

・明暗差のあるシーンでも階調が出やすい

デメリット

・カメラやレンズの設計が大きくなりやすい

・望遠域でより焦点距離の長いレンズが必要になる

購入前にチェックしたいカメラのスペック

既にカメラを持っているならまずはそのカメラを使えばOKですが、これから新しくカメラを購入したり、買い換えを検討する場合は以下のスペックにも注意してカメラ選びをすると良いでしょう。

カメラの種類やグレードは非常に多く、高価なものが最良とも言えないため自分に合ったものを探しましょう。

最近のカメラはどれも十分な画質。でも、使い勝手にかかわるスペックはチェックしておくと安心ですよ。

大きさと重さ

自分の体力や使用スタイルに応じて持ち出しやすいサイズを選ぶのが大事。

カメラ選び 基本

ボディだけでなくレンズと合わせた重さも確認しましょう。

小さすぎるとカメラを握りにくくなる場合もあるため、できるだけ実際の店舗で手にして確かめてから購入することをおススメします。

有効画素数

画素数とは「1枚の画像を構成するためのドットの数」で、多いほど細かく描写できますが一般用途なら1,600万画素あれば十分です。

3,000万~4,000万画素の高画素機はそれを生かすためのレンズも高価で、画像を扱うパソコンもハイスペックなものが必要になります。

イメージセンサーは有効画素数が多いほど繊細に描写することができるので、上のイメージセンサーよりは下のイメージセンサーの方が高画質ということです↓

筆者 アイコン
筆者
まあここまではわかりますよね

しかしここで注意したいのは、

画素数が多ければ多いほど良い、というわけではない!

ということです。

こちらの方の記事(プロカメラマン向けの最上位機種の画素数は少ない、という事実)が面白かったので是非ご一読ください。

上の記事に詳しく書かれていますが、「プロカメラマン向けの最上位機種の画素数は少ない」らしいんです。

カメラ 基礎知識 わかりやすく

(出典:上記ブログ)

もちろんイメージセンサー(撮像素子)の大きさに比例して画素数が多くなれば問題は無いらしいのですが、イメージセンサーが小さいわりに画素数が多いカメラは、相対的に受光面積が減り画質が低下すると書かれています。

キューバ 歴史
筆者

この記事読んでとっさに自分のカメラの有効画素数を確認しました。

1628万画素 !!

ふむ、一応問題なさそうです(笑)

背面モニターの動作

背面のモニターが可動式のカメラが増えています↓

カメラ選び 基本

モニターの角度を動かせると無理な体勢にならずにローアングル撮影などができるので非常に便利です。

可動方式にはチルトバリアングルの2タイプが存在するため、両者の特徴も抑えておきましょう。

バリアングル

恐らく、バリアングルのバリとは英語の”Various”で、日本語では「様々な、色々な、多角的な」という意味

モニターの角度をカメラの縦横関係なく動かせて自由度が高いですが、レンズの光軸とモニターがずれるのが欠点

チルト

“Tilt”は日本語で「傾き、傾斜」という意味

横位置限定で上下方向に角度を変えられます。

手軽ですが可動域は狭め。一部のカメラは縦位置時もチルト可能。

ヨーロッパ ブログ
筆者
筆者はチルト液晶を使ってますが、めっちゃ便利です。

ファインダーの有無と種類

一眼レフ機には必ずファインダーがあり、ミラーレス機には背面モニターだけでファインダーがないものもあります↓

ファインダー搭載ミラーレス機の中でも、一眼レフと同じセンター付近にあるカメラと左隅にあるカメラの2種類に分かれます↓

カメラ選び 基本

センターファインダー

レンズの光軸と同じ位置にあるため素早く直感的に被写体を捉えられますが、カメラ上部が盛り上がり大きくなります。

レンジファインダー

端にファインダーが設置され、ボディサイズをコンパクトにできますが、レンズの光軸とずれるので少し慣れが必要です。

おわりに

カメラ 基礎知識 わかりやすく

さて、こうして「カメラ選びの超基本」編が終わりました。

いざ自分で説明図を作ったことで、より理解が増しました(∩´∀`)∩

次はいい写真が撮れる「構図」についてです↓

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