【ヨーロッパ旅行記】人生で最も過酷な旅になったアイスランド4日間

この記事を読むのにかかる時間: 13

RYOです(”◇”)ゞ

4度目のヨーロッパ、3度目の独り旅(2017年)の復習として、アイスランドでの滞在を要約して思い出の出来事をつらつら綴りました。

筆者は2017年2月7日から10日までの4日間アイスランドを旅していました。

筆者
そう、の国「アイスランド」です!!!

アイスランドは火山あり氷河ありという絶景の宝庫として有名です!

旅人なら誰でも人生で一度は行ってみたいという、恐らく常に「死ぬまでに行きたい国」ランキングのTOP5には入るであろう美しい、いや美しすぎる国です。

まさに地球の神秘を身をもって体感することができる数少ない国です。

しかしそんな期待に胸を膨らませていたRYO青年を待ち受けていたのはあまりにも過酷な4日間でした。

いやー、あの4日間は本当につらかった…(´・ω・`)

今回はそんなお話です。

その前にアイスランドの基本情報をまとめたので、興味がある方は先にこちらをどうぞ↓

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アイスランドの基本情報 ※アイスランド国旗 アイスランドでの思い出話をする前に、アイスランドの基本情報をおさらいしておきましょう。 アイスランドの位置 アイスランドは日本と同様に島国なので、「北大西洋に浮かぶ島国」と言えます[…]

では本記事をお楽しみください(`・ω・´)ゞ

史上最も過酷な旅になったアイスランド4日間

当時記したメモも参考にしながら進めていきたいと思います。

まずはアイスランドがどこにあるかを説明しましょう↓

↑難しく言うと、アイスランドはヨーロッパ大陸の北西の北大西洋上に浮かぶ島です。

余談ですが、日本では日本が真ん中に位置する地図を使いますが(上記のように)、世界的な標準ではヨーロッパが真ん中に位置する地図を使います↓

日本なんて地図の端っこ、まさに極東です。

そして筆者が訪れたアイスランドの名所がこちらです↓

➀:レイキャビク(首都)

②:イーサフィヨルズル(オーロラ)

③:セリャラントスフォス(滝)

④:ヨークルスアゥルロゥン(氷の洞窟)

各観光名所の特徴をザっと紹介しますが、興味ない方はこちらをクリックして本題にジャンプしてください(”◇”)ゞ

➀レイキャビク

言わずと知れた、アイスランドの首都、それがレイキャビク(Reykjavik)です。

首都からオーロラが見える世界で唯一の都市とも言われています。

②イーサフィヨルズル

エンヤの優しい音色とセットで体験したい、オーロラです。

筆者
ここに向かう途中でレンタカーが故障してレッカー車で運ばれました(後述します)

余談ですが"Aurora"という名前(本名)のノルウェーの女性歌手がいます。

ENYA同様に「大自然で聞きたいな~」と思わせる素敵な歌声です、一度聴いてみてください(/・ω・)/

何度聴いても泣ける歌声です。

③セリャラントスフォス

アイスランドの絶景の代表格とも呼べる、筆者がずっと行きたかった滝です。

アイスランド語では「フォス」が滝を表すようです。

筆者

パスポートやクレカ、国際免許証から健康保険証まで強風で飛ばされ失くし、20代後半の大人が半泣きになった場所です(後述します)

④ヨークルスアゥルロゥン

氷の洞窟ツアーの待ち合わせ場所です。

Jökulsárlón
(ヨークルスアゥルロゥン)

めちゃくちゃ言いにくい地名です(笑)

ここでは半泣きにはなりませんでしたが、

筆者

氷の洞窟ツアーが目の前でキャンセルされ、人生の希望を失った顔で全身濡れた衣類で車中泊した場所です(後述します)


ちなみに各ポイント間の距離は下に示した通りです↓

また、出国前から楽しみにしていた今回のアイスランド旅で体験したかったことは以下の6つでした↓

  • セリャラントスフォスの絶景(豪雨と強風)
  • 氷の洞窟(異常気象で中止)
  • 氷河(天気悪すぎ)
  • 間欠泉(時間無くて寄れんかった)
  • ブルーラグーン(時間無くて寄れんかった)
  • オーロラ(探しに行く途中で車が故障)

長くなりすみませんでした!

では本題に入らせて頂きます(・ω・)ノ

アイスランド1日目

まずはヨーロッパを一緒に旅していた友人とエストニアの首都タリン(Tallinn)で別れ、一人でタリン空港に到着。

これから、

「エストニアの首都タリン出発」
→「ノルウェーの首都オスロで乗継ぎ」
→「アイスランドの首都レイキャビク到着」

という行程でアイスランドに単身初潜入します!

お待ちかねのタリン空港です!


たりーな れにゅーやーむ?

筆者

読み方謎過ぎ(笑)

この当時、筆者は物凄い頭痛と寒気に悩まされていました。

なんせ2017年2月初旬の北欧(タリン含む)ってほんとに寒いですからね(笑)

下の世界地図をご覧ください↓

余談ですが北極圏に近いロシアのシベリア地域にある人口900人のオイミャコン村は、1933年に氷点下71.2度を観測し世界一寒い村と言われています。

そしてアイスランドのレイキャビクの緯度もそことほぼ同じなんです、まあ「緯度が高いほど寒い」とは一概に言えませんけどね。

まあ要するに「読者の皆さんも体調管理には十分気を付けてください(∩´∀`)∩」ということです。

当時のメモには、

「五年に一度くらいの熱出て死ぬほどツラい」

と書いていました(笑)


飛行機から見るタリンの夜景

さらばタリン(`・ω・´)ゞ

タリンからアイスランドへは直行便ではなく、ノルウェーの首都オスロの空港で一泊する必要があったので、そのまま空港泊し、翌朝早くにオスロを発ってアイスランドに向かいました。

そしてタリンを出て約1時間、ノルウェーのオスロ空港へ到着。

深夜に到着し、そのまま広い空港内の一角に椅子四つ並べて空港泊

筆者
空港泊は恐れずに、しかし自己責任でどんどんやっちゃってください(笑)

⚠️貴重品の置き引きには十分に注意しましょう⚠️

PROCARでレンタカーを借りる

さて、遂にアイスランドに到着ですヾ(≧▽≦)ノ

頭痛は継続していましたが、ドキドキわくわくが止まりませんψ(`∇´)ψ

空港泊した翌朝のフライトでオスロを発ち、アイスランドの首都レイキャビクに着き、まずは予約していたレンタカー屋へ向かいました。

空港からレンタカー屋へは毎時2〜3便シャトルバスが出ているので、それに乗ってレンタカー屋へ!

そして到着し、入口を通って受付カウンターへ↓

PROCAR Reykjavik Keflavik International Airport [KEF], アイスラン…

本記事の最後に紹介しますが、車の修理代でボッタくられたのでPRO CARでのレンタルはお勧めしません。
筆者

よし!!!

ちょっとしんどいけど、今からレンタカーで最高のアイスランド旅始めるぜーー

赤いナイスな車を借りて、教習所以来6年ぶりのミッション操作にテンション上がります。

と言ってもこの1~2週間前にスロヴェニアを1週間レンタカーで周っていましたので、MT車の運転に自信はありましたが(笑)

スロベニアの話はこちら、参考までに↓

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本ブログでは繰り返し書いていますが、ヨーロッパでレンタカー借りたら基本的にMT車オンリーです。

高額課金すればオプションでAT車を選ぶことも可能なのでご予算と相談してください!

ヨーロッパでレンタカー借りる際はこちらの記事をご参考に!

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ブタが特徴的なアイスランドの最安スーパー『BONUS』

レイキャビク周辺では、ブタがマスコットキャラクターとなっているBONUS(ボーナス)というスーパーマーケットをよく目にします。

このBONUSはアイスランドで最安のスーパーマーケットチェーンです!

ChatGPT先生によると、BONUSはアイスランド国内に数百店舗あり(ほんまかいな(´⊙ω⊙`))、食料品、日用品、衣料品、家電製品、おもちゃなどを扱っているそうです。

どれくらい安いかというと・・・

((;゚д゚)ゴクリ…

アイスランドの通貨アイスランド・クローナ(ISK)の当時のレートはおよそ1ISK=1JPNくらいだったので、鶏肉がこの大きさで2198円

業務スーパーやラムーなら高くても500円です、この量なら。

調味料とかはまあ日本とも変わらないくらいの値段ですかね?

驚きのm&m(チョコレート)の値段がこれ↓

このサイズで1袋1298円。

は!!!??1298円(゚Д゚;)

まあわかりますよね?

アイスランドは世界一物価が高い国の一つと言われているので、まあ当然です。

「アイスランドでは最安」と言っても、30年間給料が上がらない貧しい日本人の我々にとってアイスランドでは毎日細々と生きるので精一杯です。

筆者
筆者みたいな貧乏人はアイスランドには行かないように!笑

一応BONUSの公式ホームページのリンクを載せておきますね↓

Bónus

Sama verð um land allt - Bónus leggur mestu áherslu á að bjó…

セリャラントスフォスへ ~終わりの始まり~

(①~③の移動編)

そして買い物を終えてこれから(既に夕方)150km先のセリャラントスフォスという素晴らしく美しい滝に向かいます。

↑我が愛車(レンタカー)もリアゲート全開でテンションが上がっているようです。

当初の予定は、

滝の前でテント泊しながら朝日を写真に撮る

です↓


※筆者の写真ではありません

↑ここです。

なんと美しいのでしょう。

楽しみです。

150kmのドライブの末、夜中に滝の目の前の駐車場に到着しました。


※ストリートビューより

とは言え、この時は雨が降っていたし風も強かったので全く美しいとは言えませんでした(-_-メ)

まあ絶景とはいつもそんなもんです(笑)

写真ではどれだけ美しく見えても、実際に現地まで足を運んで自分の目で見れば「あれ?(゜.゜)」となるのです。

そんなことは百も承知の筆者です、何も言わずに雨具を装備して写真を何枚かぱちぱち撮り始めました↓

滝の前には滝をライトアップするための強力なスポットライトがいくつも置いてあり、「真っ暗で何も見えない」というわけではありませんでした。

なんせ夜で天気も悪いので、こういう写真しか撮れませんでしたが(笑)

写真を撮った後(およそ1時間くらいは外にいた)空腹を覚えたので一旦車内に戻り自炊です。

温かいスープと麺をお腹に入れ↓

※車内での自炊、良い子は真似しないでね(窒息死のリスクあり)

もう一度雨具を着て、次は寝床の確保です。

そう、テントの設営です。

筆者はヨーロッパをテント泊して宿代を浮かすという、生粋の貧乏バッパーなのです(´っ・ω・)っ

テント泊は確かにリスクがありますがそれによって浮かせれる宿代がかなりデカいのです。

筆者
車中泊でもいいんですが、体を伸ばして寝たいのでテントが張れるならテントを張ります(笑)

屋外は強風です。

「しかし天下のダンロップ様のテント、強風でフレームが破損するなんてあり得ない!!!」

そうです、筆者はダンロップさんのテントを心の底から信頼しているのです。

そう思ってテントを立てるためにインナーシートにアルミポールを差し込んでフレームを作った瞬間!!!

テントがもろに強風を受けて、室中に風が入り凧状態になりました↓


↑我ながら事実を忠実に再現したトンデモナイ描写力のイラストです(笑)

まさに当時の筆者を表しています(・ω・)ノ

手を離したら「バシューッッ!!ヒラヒラ~」とどっかに吹き飛ばされるのは間違いありませんでした。


余談ですが、筆者が愛用しているDUNLOP(ダンロップ)社のテント、マジで最高なので是非おススメします↓

一人でも簡単に張れて、コンパクトで軽量。

しかし軽量コンパクトが売りなので、車移動が主な人はあまりメリットにはならないかも。

今まで3つ4つほど各社のテント使ってきましたが、結局このダンロップのテントを気に入ってリピート購入しました(笑)

やつとは長い付き合いなんです。


スロベニアのSt.Jamnik


ベルギーのグランプラス


スイスのマイエンフェルト


オランダのロッテルダム


スイスのツェルマット


スウェーデンのキルナ

その他多数…

テント泊以外にも海外に行くときは毎回そうですが、筆者は腹巻形貴重品入れを携帯しています↓

※本気で必要な貴重品は腹巻型の貴重品入れに収納し、小額紙幣などはいくつかの安物の財布に分けて入れてあったのです。

貴重品はまじで腹巻形のポケットに収納するのをおススメします。

事件が起こる前のリスク回避が最も重要です。

尻ポケットに財布を入れるなんて「どうぞ盗ってくれ」と言ってるようなものですから。

盗られてからスリだなんだと大騒ぎしても手遅れなんです。

 ↑別にこれじゃなくてもいいんですが、とりあえず一度探してみてください。


まあとにかくセリャラントスフォスはスゴイんです↓


※ネットより引用

この当時、風は滝の方へ向かって非常に強く吹いておりました。

筆者は当時、下の画像のベンチの真ん中くらいでテントを広げたのでした↓

実際はほぼ真っ暗でしたが。

テントが飛ばされないように両手で必死に押さえて奮闘していると、めくり上がって露出した腹巻型貴重品入れが風であおられチャックが開きました。

(;・∀・)や、やばい・・・

そう思った瞬間、

ピヒューーーーーバラバラバラ・・・シューーーッッ

一瞬にして、

・クレカ

・パスポート

・国際免許証

・保険証

・高額紙幣

・海外専用プリカ

という本気の貴重品が滝つぼに吸い込まれていきました、しかも真っ暗な中!

これは行った人にしかわからないと思うんですが、(常時かは不明)台風のような暴風が滝つぼに向かって吹いています

おそらく滝に大量の水が落下することで瞬間的に付近が負圧になり風を引きつけているのかなと思います。

実際には辺り一面真っ暗やったので「滝つぼ方向に吸い込まれたように見えた」が正しいのですが。

はした金ならともかく、ガチの貴重品が飛んでいった時の「待ってえぇぇぇぇ」という気持ちは未だに忘れられません。

筆者
パスポート紛失はさすがにヤバ過ぎるので、登山用のヘッドライト付けて真っ暗な中探し始めました。
※スロヴェニアでの雪山登山があったので高性能ヘッドライトを持っていたのです(笑)

事故当時筆者が撮影した写真↓

重要度的には

パスポート>>>国際免許証クレカ>海外専用プリカ>保険証≧紙幣

くらいの感じなので、上から3つは絶対に見つけたかったのです。

アイスランド以降の予定として、

・パリで運転

・ルクセンブルクで運転

・ドイツ-スイスで運転

というヨーロッパ運転スケジュールがギッシリ詰まっており、各国のレンタカー屋の手配も当然終わっていました。
※前金で支払い済み、キャンセルするにはキャンセル料が発生する

しかもタリンで別れた友人と数日後に合流してヨーロッパをドライブ旅する予定だったので、その子にも迷惑をかけてしまう。

パスポートもスーパー大事やけど、国際免許証無くしたらそういう意味でツラい…

何時までかは確認していませんでしたが、とにかく結構長い間(少なくとも1時間半は)探していました。

筆者

ハアハア、ふうふう。

高熱やし、全身ずぶ濡れやし、おまけに寝不足やし…

もう翌朝明るくなってからでもいっか

という浅はかな考えが一瞬脳裏によぎりましたが、

筆者

なに寝ぼけたことぬかしとんじゃワレエェ!!!
はよ探さんかい!!!
おら、動けこのドアホ

と自分を叱責し、ひたすら探しました。

結局初めにパスポートを見つけてから1時間半くらい、国際免許証とクレカ以外の全てを見つけてその後濡れた体で車内で就寝(←めちゃくちゃ安心しました(笑))

筆者はバックパッカーなので、そんなに何着も着替えを持っておらず、濡れっぱなしの服のまま眠りに入ります。

車中泊といっても、運転席をできるだけ倒して毛布の代わりに寝袋を体の上にかけて終了です。

筆者

濡れた服で寝る不快感、あれは想像を絶していました。

ほんまに地獄、ここから既に地獄やった…。


さて、ではアイスランド2日目のお話に入ります(・ω・)ノ

アイスランド2日目

(③~④の移動編)

翌朝、氷の洞窟ツアーのためにここ(セリャラントスフォス)から250km離れたヨークルスアゥルロゥン(あ~言いにくい!!)まで行かないといけません。

クヨクヨしててもだめです、ここを去らなければ。

とりあえずパスポートだけでも回収できたので一安心というのが偽らざる筆者の気持ちでした(^ω^)

皆さんはクレジットカードを失くしたらまず初めに何しますか?

そうです、とりあえずはクレジットカード会社に電話をしないといけませんよね?

誰が悪用するかわかりませんからね。

しかし筆者の心の中ではいくつかの葛藤がありました↓

まずはカード会社に電話しなければ(´・ω・`)

でも国際電話は高い。

ん、待てよ(´っ・ω・)っ

たぶんあいつは滝つぼに消えたよな…

悪用される危険性はほぼ無いよな?

よし、帰国してから再発行しよう(・ω・)ノ
まだ2週間ほどあるけど…

ひとまず解決!♡

国際免許証については・・・今後どうするか考えよう。

筆者
この時点で筆者は免許不携帯です(笑)

この状態で交通事故したらトンデモナイことになっていたと思います。

セリャラントスフォスだけでなく、常に爆風のアイスランドでした。

セリャランの駐車場から1時間ほど走ってから寄った初めてのガソリンスタンドでの様子がこちら↓

動画を見てもらったらわかりますが、風が本当に強かったんです(毎日こんな感じでした)

と言うかどこに行ってもこんな感じの強風(と曇天)で、精神的には非常に厳しいものがありました。

氷の洞窟ツアー中止♡

そしてこの日の午後は「Ice Cave Tour」でした!!

筆者

氷の洞窟~♪
アイスケイブ~♬

皆さん、氷の洞窟って知ってますか?

実は氷河の中には人間が入れるようなスペースが空いている場所もあり、そこから中に入ると見たこと無いような美しい氷の絶景が広がっているのです。


※参考写真


※参考写真

わたくしめは、この絶景を見たいがために250kmもの距離をドライブしたのでございます。

いつもいつでも強風と曇天のアイスランドでした。

車でスマホの音楽聞けたのが唯一の救いです、さすがにENYAを聴く余裕はありませんでした。

なんせ分厚い雲の下でずーーっと同じ景色の道を3~4時間走り続けるのは非常にキツイのです↓

めちゃくちゃ天気悪いでしょ(笑)

250km運転して昼過ぎに現地(集合場所)に到着↓

かれこれ、首都のレイキャビクから400kmです。

免許不携帯のまま(笑)

筆者
天気も悪く全く刺激のないドライブが3~4時間、これほどつらいものか!!!

そして到着した頃には、天気悪すぎます。

↑これでお昼ですよ(゜.゜)
(カメラ側でケルビンの操作もしてません、素です)

筆者のカメラの腕が無いのもあるとは思いますが、実際に人間の目で見てもこんな感じでした(笑)

このヨークなんとかって場所は、オーロラも氷河も流氷も楽しめるという場所なのです、本当は!


※ネットより引用


※ネットより引用


※ネットより引用

理想と現実のはざまでもだえ苦しむ筆者。

そうです、いつだって絶景とはそんなものなのです(再び)

ネット上の写真がどれだけ美しくても、実際に自分の目で見てみると「なんだ、こんなものか…」と感じることは往々にしてあります。

とりあえず到着してから、車内で濡れてもいい服に着替えて(まだ乾いてないけど)、氷の洞窟ツアーに参加です!

アイスランドの"Ice Cave Tour"を探したい方は、Guide to Icelandの公式HPのリンクを貼り付けておきますので一度ご確認ください↓

Guide to Iceland

アイスランドの氷の洞窟ツアーを検索・予約。掲載数業界最多。料金やレビュー評価も簡単に比較できます。スーパーブルーの絶景体…

日本語もありましたので、よりハードルが低いと思います。

さて、集合場所には既に大きなオフロードタイプのトラックが何台もあり、筆者みたいな人間がそこかしこに溢れていました。

オフロードタイプのトラック、雰囲気的にはこんな感じでしたが↓


(出典:54 inch tires… Wow

荷台がなくそのぶんもっと人が乗り込めるやつでした、たぶん10人以上は乗れたと思います。

小屋で受付を済ませて案内されたトラックに乗り込むと既に8人くらいの参加者がおり、軽く挨拶して出発!

なんか見たこともないくらい大きなオフロード車で10人くらい乗せていざ氷の洞窟へ!!!

もう想像が膨らみ過ぎて、この景色まで秒読み段階とワクワクドキドキ(*´▽`*)

車内ではみんな英語で喋って冗談とか言って笑い合っていましたが、みんなペラペラ速すぎてあんまりわかってない筆者(・ω・)ノ

筆者はみんなの輪を乱さないように適当にニコニコしながらも、英語の会話に入れないことがバレないように「ずっと外の景色をガン見してる変な奴」というポジションでいこうと決めました(笑)

たまに「ジャパン」という単語が聞こえて振り向くと、

筆者

あー俺のこと言ってんな。
ん、なんか俺に質問してる?

ぼくは聞き取れへんよ?

って感じで、適当に相槌を返してまた外の景色を見る。

ツアーリーダーのノリを見ていると、

「今日はジャパンからも一人参加者がいるんだぜぃ(∩´∀`)∩もっとテンション上げろよぉ、オメエらぁぁぁ!!」

みたいな感じでした、筆者はただひたすら「oh yeah…( ˘ω˘ )」とぼそぼそニコニコしているヤツでした。

この時筆者は英語の必要性を強く感じました(←え、いまさら!!!??)

おそらく周りの観光客は「やはり日本人はシャイなんだな~」と思っていたのでしょうが、「言っとくけど英語ペラペラならめっちゃ喋るでおれ!!!!」と心の中で叫ぶ筆者でした。

さて、そんなこんなでオフロードトラックは普通の車道から外れて氷河の道をドンドン進みます。

※右に左に、上に下にめちゃくちゃに揺れます(笑)

↑まさにこんな感じ、車酔いがヒドイ人は気を付けましょう。

車で行けるところまで行き、そこからは「アイゼン」というスパイクを靴に装着して(支給されます)みんなで目的地まで歩き始めます。


※アイゼン

目の前はもう氷河です。

英語が話せない筆者、常に1人、非常に孤独です(笑)

ちなみに、アイゼン(チェーンスパイクとも)無しで氷上を歩いたら一瞬でツルっと滑って転んでそのまま氷河の河に落ちて飲み込まれてサヨナラです。

凹凸と傾きのあるアイススケートのリンクを普通の靴で歩くイメージをしてください。

場所にもよりますが、一度転んだらもうどこぞの川に落ちるまで止まりません。

ツアーリーダーの大きな背中、凄く頼りになります。

あなたの決定にどこまでもついていきます、リーダー!!!

雪じゃなく固まった氷の上を歩くので、滑ったらそのまま近くの濁流(氷河の融水)へ落ちていきます↓

ここでも爆風です(;´Д`)

車を降りてから5~10分歩くと、ほぼ目的地に着いたようです。

そして周りには別の氷の洞窟ツアーの人達もいて、そのツアーのリーダー同士が状況を話し合ったりしていました↓

そして、我らの一つ前のグループが氷の洞窟から出てきて、

筆者
お、とうとう俺らも入れる!!!

と思った瞬間です。

別のツアーリーダー

気温が上がったことで氷が融けて凄い川になってるぞ!

今から入るのは無理だ!!!

とか言ってきました(的な事が聞き取れました)。

出てきたばかりの別のツアーのお客さん達はみんなすごい笑顔、ご満悦のご様子でした。

自分たちは既に入ってきたもんやから軽~く「もう入れないぞ」とか言ってきよったんです!!!

それを聞いて我らのリーダーが様子を見に行きましたが、少しして申し訳なさそうに帰ってきたのです。

筆者

え、今更キャンセルとか言わないよね?
ひとつ前のグループまでは入れてましたよね?苦笑


※なんかここから氷の洞窟に入れるっぽい、そんなルート全く確認できひんけど

ここ数日急に気温が上がったことで氷河が融け始めて濁流になっている。

当然落ちれば死にます(゚Д゚;)

そうです、氷の洞窟は目の前でキャンセルになったのです!!

リーダー「すまない!!!みんなを危険な目に遭わせるわけにはいかないんだよおぉぉぉ」

おれ「リーダー、行きましょう!たとえ命を落としたとしても後悔しません!!」

リーダー「な、何言ってんだ!!!お前には去年生まれたばかりの娘もいるじゃないか。氷河は逃げやしないんだから..」

おれ「・・・。クッソおぉぉぉぉ( ノД`)シクシク…」

と、頭の中で思いながらも誰もリーダーの決定に文句を言う人間はいませんでした(当たり前か)

リー、リーダアァァァァァァァァァァァ!!!!

一応キャンセルの場合は半額返金されるるので、安全な場所で氷河を見ながら氷のうん蓄を少し聞いて帰るというハメになりました。

「なぜ氷河は青く見えるのか」や「氷河の体積・重さ」など、とにかく氷河のうん蓄を説明されました(笑)

氷河のうん蓄も英語での説明なので、あまり理解できずに終了。

まあ、安全第一ですね(´・ω・`)

2万円以上払いましたが、結局1万円くらいは返ってきました。

筆者が参加した氷の洞窟ツアーのサイト↓

icelagoon.is

Jökulsárlón Glacier Lagoon in Iceland is a must visit destin…

そして駐車場に戻り解散!

筆者は心身ともに疲れていたのでそのまま運転せずに18時くらいに車内で就寝です。

筆者
もう乾いている服がありませんでした(笑)

一日中暗いし、風強いし、常に体濡れてるし・・・最悪。

アイスランド3日目

(④~➀の移動編)

翌朝未明、目を覚ました筆者はこれからどうするか考えました。

1日目:150km運転&強風で貴重品が吹き飛ぶ&高熱&ずぶ濡れのまま車中泊

2日目:250km運転&強風と小雨&氷の洞窟ツアー中止&生乾きのまま車中泊

3日目:最後の丸一日、どうするべ?←今ここ

4日目:昼一くらいで出国

今日が3日目の朝未明で、アイスランド出国は翌日(明日)の昼でした。

あと30時間ほど時間があり、とにかく時間が余って余って仕方ない。

筆者

自分で歩いた距離は怪我しようがダルかろうが自分の足で麓まで帰らなければならない登山と一緒で、首都レイキャビクからここまで400kmですから、必然的に400km運転しないと空港まで帰れません

とにかく、曇+雨の中での運転時間がとにかくキツイんです(-_-メ)

次ページ、奇跡が起こります(笑)

奇跡が起こる

ヨークルなんとかの出発前に、一度とりあえず自分に問いかけました。

どうする、おれ?

これから何をすべき?(-_-メ)

あ、そや国際免許証とクレカ失くしたままや。

時間があるので国際免許証とクレジットカードを再度探してみようということになりました!

とりあえず一度③のセリャラントスフォスへ帰って、

明るいうちにもう一度、初日の夜に見つからなかった残りの2つ(国際免許証とクレカ)を捜索しようと考えました。

その帰り道、氷河があちこちに見えるので立ち寄って観察します。

オフロード車でもない普通の車で泥だらけのデコボコの道を走ります。

筆者
PRO CARの人間が見たら卒倒ものです

さすがに視界に氷河の青さが見えた時は

うおおぉぉぉぉ(*’ω’*)

と思いましたが、近づくとこれです↓

ふむふむ。

氷河は確かに青い、「晴れていれば絶対に美しいよな」と思いながら氷河を後にします。


墜落した飛行機の残骸?


※我が愛車(←レンタカー)

曇天と小雨、さらに霧がスゴイ!!!!

天候はまじで最悪でしたが、さすがに「氷河すげぇ(゜.゜)」と思いました。

筆者

でも晴天が一度もない丸2日、精神的には凄いツラい。

何も楽しくない。

そうです、絶景なんていつもそんなものです。


※ネットより引用

ネットに落ちてる写真なんて所詮はまがいもの、我々浅はかな外国人を自国に来させるための卑劣な手段の一つなのです。

もう何を信じてよいのかわかりません。

と自暴自棄になりそうな自分を必死に励ます筆者(笑)

だらだらとなんの刺激も無い道を走ること250km。

そしてようやく③のセリャラントスフォスまで帰り、それから1時間くらいぶらぶら再び探し始めました。

今回は昼なので視界は良しです。

筆者

え!!!

滝つぼの水際になんかある。

まじで!!? いや、うそやろ・・・。

おおおおぉぉぉーーーー

いやー捨てる神あれば拾う神ありですね、ほんと!

めっちゃ濡れてるけど、国際免許証を奇跡的に見つけました!!!!

良かった、奇跡!

一つおもしろかったのが、国際免許証を発見した瞬間に「いや、ちゃんと中を開いて自分の顔写真を確かめるまではおれのとは限らないぞ」と真剣に思ったことです。

発見した瞬間は喜びというより「おれのじゃないかも…」という警戒心の方が強かったのです(゚Д゚)ノ

ぬか喜びほど寂しいことはありませんからね。

でもほんまに嬉しい!!!!!

一旦車内に戻り国際免許証の全ページを開けて乾かす作業に入ります。

国際免許証を見つけてすぐのメモがこちらです↓

(前略)

今年のアイスランド:ガイドさん曰く、

まあまあ寒い夏レベル(異常気象)
→常に気温5℃前後→雪でなく雨が降る

» 続きを読む

→Forever見た事ないくらい分厚い雲
→気温高いから氷河の中は濁流でツアー中止
→そして何より毎日ハリケーン並みの超強い風(瞬間最大風速50m/sらしい←本気で車ごと飛ばされへんか心配)
→滝の近くでクレカ、国際免許証からパスポートまでほぼ全ての必需品が吹き飛ばされる
→熱でしんどいのに(この時点では完治)夜中土砂降り爆風の中登山用ヘッドランプ付けて広大な大地を探し回る
→絶望の中2日かけてクレカ以外、奇跡的に発見
→乾かしてます←今ここ

言いたい事多過ぎ。こんなんじゃ全然足りんけどもう疲れた。早くパリに行こう。

(後略)

(2017年2月10日午後7時前)

» 折りたたむ

メモの最後に「早くパリに行こう」と言っているのは、アイスランドの次の目的地がフランスの首都パリだったからです↓

このアイスランドの次はパリに行く予定だったので、もう頭の中はその経由地であるノルウェーの首都オスロデンマークの首都コペンハーゲンのことばっかり考えてました。


(オスロ↓)


(ムンク美術館)

ムンク美術館に行ったものの「叫び」はまた別の美術館に展示してあったという…

(; ・`д・´)ナンデヤコラ

そしてデンマークの首都コペンハーゲン↓


※ニューハウン


※世界三大がっかり「人魚姫」

童話「人魚姫」を描いたアンデルセンの故郷。

世界三大がっかりとも言われるほどしょーもない小規模な像です。


もう、、、アイスランドはいいや(/・ω・)/

結局最後までクレカは見つからなかったんですが、とりあえず安心!

これからもレンタカー借りれます(*ノωノ)(ヨシ!

悪夢再び

もう明日の昼前のフライトやから今日はもうこれ以上変なこと(余計なことを)せずにレイキャビクの近くのカフェで一回落ち着こう。

欧米ではガソリンスタンドとカフェが一緒になっているところが多いのです!

ガソスタで燃料を補給しつつ、自分自身の燃料も補給しなければ(しかし高い!)

旅先ではWi-Fi難民の筆者、久々にカフェのWi-Fiを繋いだその瞬間、仲の良い旅好きの後輩女子から素晴らしいLINEが届いていました。

後輩女子

せんぱーい!

オーロラ予報見てチャンスあるなら行ったらどうですかああぁぁぁ?

このとき初めてオーロラ予報なるものの存在を知りました。

筆者

なるほど、、、オーロラ予報を見る限り、西海岸にオーロラが出ているようだ!

そう、このオーロラ予報で「現在オーロラが出ています」と表示されている場所が、

↑➁のイーサフィヨルズルなのでした(´っ・ω・)っ

オーロラ予報↓

そして今夜は雲もないので久々に月が見える、と書かれています。

行くしかない。

後輩女子、君には心から感謝申し上げるでござる!!

人生初のオーロラが見えるかもです。

ちなみに、わたしは今ここ↓

今(18時くらい)から450kmの運転、途中でオーロラに逢えるかもしれないという期待!

筆者はまだ人生でオーロラを見たことがないのです!!!

はい、もちろん行ってきます(‘◇’)ゞ

そしてレイキャビクから200kmほど走ったところで、レンタカーのクラッチに問題が

急にクラッチが滑って(繋がらなくなり)アクセルを踏んでも加速しないようになりました。

徐々に減速、減速、減速、そしてストップ。

(。´・ω・)ん?

物凄いド田舎でレンタカーが動かんようなりました。

↑場所は違いますがこんな感じの道でレンタカーが止まってしまったのでした。

アイスランドは右側通行なので右側の空き地に停めました。

当然当時は真っ暗です(^ω^)

とりあえずトロトロ運転のギリギリの惰性で路肩に寄せて停まってハザードランプを点けながら、一旦頭を落ち着かせます。

人の優しさに触れる旅

やっぱり欧米人って困っている時は頼りになりますよね。

なんにもないド田舎の道でハザードランプ点けて停車しているので、通り過ぎていく車が

おい兄ちゃん大丈夫か?

何か手伝えることあるか?

と凄い声をかけてくれはるんです。

ヨーロッパでは結構普通に声をかけてくれます、助け合いのコミュニティですから。

そりゃそうや、こんな周りに何にもない道で路肩でハザードランプ付けて停まってんねんから・・・。

可能性があるとしたら「車の故障」か「カーセッ○ス」かのどちらかです、こんな田舎道でのハザードランプは。

優しい♡ありがとう!

はい、とても困ってます。

ピクリとも動かへんし。

でも・・・

筆者

あ、大丈夫です!

休んでるだけですので

おれの馬鹿。

すると、

あ、そうなん?笑

そうは見えへんけど、それなら行くな!

「ブーーーーーーン」とみんなスルー…。

当然です、筆者自身が「大丈夫です(∩´∀`)∩」と言ってるのですから。

しかし結局どうにもならないので、高額な国際電話代覚悟でアイスランド警察に電話をかけました。

何番にかけたかは覚えてませんが、ネットでは【アイスランド国内からなら112】と書いてあります

「マイ レンタルカー ダズント ムーブ」「ビコーズオブ クラッチ メイビー」「タスケテ」

相手は筆者が言いたいことを理解していたようでしたが、相手からの返事が全く聞き取れず10分ほど話して勝手に切れました。

筆者

電話越しの英語の会話はヤバいですね。

まーーったく会話になりませんでした(まあ完全におれが悪いねんけど)

またもや英語の必要性を強く感じる筆者でした←(゚Д゚;)イマサラ

そして不安と恐怖に苛まれながら時は経ち(約30分くらい?)、再び通りかかった人(後の恩人)に停まってもらい事情を説明しました。

すると恩人が、

うむ、うむ、わかるよ。

大変だったんだね、わかるよ。

うんうん、もうぼくがいるから安心して

という感じで、手続きの全てをやってくれたんです。


この右端のフード被ったお兄さんが命の恩人

アイスランド警察にアイスランド語で説明してくれ、そのままレンタカー屋に緊急通報してくれてレッカーを呼ぶ算段までしてくれましたヾ(≧▽≦)ノ

筆者はやること無いですから、バレないように動画を撮りました。
「こんな状況でなに動画撮っとんねん!!!」と気分を害されたら怖いので、さりげなく撮影したのが上の動画です(笑)

そして恩人がこう言いました。

お兄さん

つらかったやろ?
初めての土地でこんなトラブルに遭って英語もろくに通じない。
ツラいときはお互い様だよ!
あとはおれに任せて。

3時間後にレッカー車が来るって言ってるからそれまで暖房を付けっぱなしにして風邪を引かんようにしとき!
せっかく遠路はるばるこんな島国まで来てくれたのに散々やったね。

しっかり休むんだよ!

なんて優しい言葉をかけてくれるんだ!!!

最高にイケメンでした、本当に嬉しかった。

筆者
そりゃツラいことも多かったけど、結局は人の優しさに触れた瞬間でした

とりあえずレッカー車が来るまでの3時間は車中で寝ました。

アイスランド4日目

そして3時間後、レッカー車に乗せられる我が愛車(=レンタカー)

もう、なんて言っていいか。

結局なんやかんやでレッカー車に乗せられてレンタカー屋に到着したのが夜中の3時か4時くらいでした。

レイキャビクまでの帰り道、

筆者

ヤバい!!!!!

レンタカー破壊してもーたあぁぁぁ

と恐怖に慄いていました。

モバイルデータ通信(ローミング)をオンにし、運転手の横でぼーっと座りながら

「レンタカー クラッチ 故障 料金」

とググると、

「4~5万くらいでできる」ということだったので、

筆者

お!
うん十万かかると思ってたけど、まあかかってもそれくらいか

しゃーないな、うん。勉強代や!!!

と完全に前向きな気持ちになり、「意外に保険でカバーできたりして(笑)」なんていう淡い期待すら持っていた筆者でした(笑)

無事にPRO CARのレンタカー屋に着いて、おっちゃんに代車の手続きとかしてもらいました。

一応新しい契約書を用意され、そこには

"repair fee 206,500ISK"

なる文字が。

先ほども言った通り1ISKは1JPYくらいなので、修理費が206,500円!!!?(゜.゜)

おいおいおいおい!!!!!!!!!!!!

疲れて元気が無かった筆者もさすがに目が覚めておっちゃんに問い質すと、

PROCARのスタッフ

とりあえず20万円くらい請求かけるけど安心して!
これは多めにもらっといて後で返すシステムやから!
ほんで自動車工場で検査して車側が原因やったら全額返金するからね。

まあ、たぶんそうなると思うよ^^

まんまと口車に乗せられて、めっちゃ疲れてたのもあって「まあ、、そんなもんなのか。」とサインして代車のレンタカーで車中泊しました。

自動車工場で検査して・・・。

車側が原因なら・・・。

全額返金・・・。

たぶんそうなると思う・・・。

いや~、こういう時の人間ってほんとに自分に都合の良いことだけが耳に入ってしまうものなんですね~。

反省しました(´・ω・`)

翌朝、代車で空港近くのPRO CARまで行き、手続きを済ましてシャトルバスで空港まで送ってもらいました↓

すると、向こうに青空が見えるではありませんか。

筆者
これから晴れんのかい!!!!

ここから晴れ予報に変わったアイスランドでした。

アイスランドっぽいこと?

結局、おれは何一つアイスランドっぽいことをしていない!!!!

ということで、アイスランド・クローナも大量に残ってるので、ケフラヴィーク空港(アイスランドのハブ空港)内でアイスランドの名産サーモンを頂きました。

アイスランドと言えばサーモンです、しかも世界的にもかなり評価が高いようです。

最後の贅沢です(^ω^)

ちなみにこの4日間、毎日3食コーンフレークとラーメンだけでした。

肉類・野菜類は高くて買えなかったので、どうしても貧乏飯にならざるを得ませんでした。

ちなみに貧乏バッパー(バックパッカー)の三大貧乏飯がこちら↓

・パン

・ヨーグルト

・コーンフレーク 

筆者はこの3種類のスーパーヘビーローテーションで何週間も生き延びた実績があります(笑)

サーモンを頼んだのですが、実は筆者は魚介類が食べられない(嫌いな)のです。

あくまで「経験」として注文しました↓

今後日本でサーモンを食べる際に、

「いや~アイスランド名産のサーモン食べたことあるんだけどさ~、やっぱ日本とは質が違うんだよね。まさに別格って感じ。君もアイスランドでサーモン食べたらわかるよ」

とサーモンマウントを取るためだけにサーモンを注文したのです(笑)

で、肝心のサーモンのお味はというと…

筆者

全然不味くはない。

格別美味しいかもわからへん。

「焼き」じゃなく「刺身」じゃないとわからんわ

結局、名産と言えども「キライな人間でも食べれる」ほどでは無かったようでした。

そして数日後に書いたメモがこちらです。

まだ余力ある人は読んでみてください。

結局、最後の最後まで最悪なアイスランド旅でした

国際免許証乾かしながら、可愛い後輩の助言で西部フィヨルド地区へオーロラを探す旅に

» メモ

200km走ったところで、クラッチに問題が…やばいくらいのど田舎でレンタカー全く動かなくなった(^ω^)親切な人めっちゃ巻き込んでいく人生。
全て手配してくれて最後に熱い握手を交わした四枚目のこのお兄さんおらんかったら、俺は当分アイスランドから出れんかった

そして最後→手荷物にナイフとアイゼン持ってて没収。されかけて一旦預け荷物を取り返して詰めてもっかい預けるという時間ギリギリの作業。

#最寄りの町まで50km
#とりあえずめちゃくちゃ人の優しさに触れた
#通る車のほとんどが声かけてくれた
#修理代20万円とられた
#システムは全くわからんけど保険で全額返ってくるらしい
#車側の問題ならね
#風呂は4日入ってない

(2017年2月12日午後11時くらい)

» 折りたたむ

そうなんです、機内持ち込み手荷物に筆者所有のアイゼンとナイフ(=凶器)を入れており没収されかけたのです。

預け荷物は既にベルトコンベアーでコンテナに向かってましたが大急ぎかつ大声で

筆者
ぷりーず STOOOOOOOOP

と叫び、なんとか預け荷物を取り返してそこに入れ直したのでした。

※これは奇跡的にタイミングが良かっただけで、一度ベルトコンベアーに載せられた預け荷物を再び取り戻すことは不可能です。

無駄なあがき ~See you 206,500円~

その後帰国してからレンタカー屋から連絡がありました。

当社の工場にて厳密に検査いたしましたところ、クラッチの破損はお客様のご使用方法に問題があったと判明しました。

ですので事前に引き落としさせて頂いた20万円をそのまま受け取らせて頂きます。

この度は当社をお使い頂き誠にあり・・・

と。

筆者

いや!!

なんで修理前に概算で請求された値段ピタリやねん!

差額は返せよ!!!!

もちろんダメもとで抗議しました。

普通なら4~5万円で交換できるはず。

かかった料金の内訳を見せてください。

工賃、部品代、その他諸経費…

いくらずつですか?

そう、PRO CARのメールアドレスに抗議したのです。

すると2~3か月返信がありませんでした(゜.゜)

筆者

あ……….

これは無視しよったやつか。

それならこっちもいくとこまでいきまっせ?

とかなり高圧的にPRO CARにメールを送りました。

「法的」とか「在アイスランド日本大使館に」とかいうワードを用いてかなり高圧的に「訴訟も辞さない、このぼったくりレンタカー会社が!!!」と詰め寄ったのです。

すると非常に謝罪的なメールが返ってきて、よくわからんけどその請求額の内訳が示してあり、総額はきっちりと206,500ISKでした(笑)

まあ総額206,500ISKになるように数字をいじるだけですからね、あくどい商売ですわ。

一番下に"VSK 24.0%"と書いてありますが、おそらく消費税が24%かかって総額20万円超えになりました。

ボッタくりいぃぃぃ!!!!!

さいごに

この4日間は今でも鮮明に記憶に残っています。

4日間ずっと暗かったアイスランド、頭痛はひどく、常に強風と豪雨に見舞われ、異常気象が原因で氷の洞窟ツアー中止、クレカは紛失、レンタカーは潰れ、お風呂も入れずにコーンフレークとインスタントラーメンで耐え忍ぶ4日間。

筆者

かなりツラかったです

太陽の光が無いと本当に憂鬱になります

イギリスでは年中あまり晴れないと言われますが、気分も滅入りますね。

でもそんな中でも人の優しさに触れて最後の最後は心温まる思い出ができて良かったです。

アイスランドは本来とても美しく絶景の宝庫ですが筆者のように不運(?)に見舞われると本当に日本が恋しくなります(笑)

旅にはトラブルがつきもの、そのトラブルを楽しむことが大事!

死ぬ以外はかすり傷の精神でこれからも世界を旅していきたいなーと思います。

ではアイスランドの次に訪れた地、ノルウェーの首都オスロのお話です↓

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