【ルネサンス建築】ドーム形の天井と屋根について【7/7】

こちらは西洋建築のルネサンス建築を理解するために必要な、ドーム形の天井と屋根を解説している記事です。

屋根と天井?なんか同じような違うような・・・

はい、そうです!(良いリアクションや、サクラみたいやなww)

ドーム形の天井と屋根

この章の特に重要な点を挙げると以下の2点になります↓

この記事のPOINT

➀ドームと屋根の違い

②ルネサンス教会堂のファサード

それぞれ解説します。

➀ドームと屋根の違い

既に別記事で書いていますが、ルネサンス期の大きな特徴の一つにドーム形の屋根が挙げられます。

え?(゜.゜)

と思った方、そうなんです。

ルネサンス建築までは、ドームは天井として用いられてきました。

天井とは中からの視点

屋根とは外からの視点

例えばローマ建築の粋を集めたパンテオン↓

↑これは屋根自体にはあまり力を注いでいません。

中からの表現が主でした↑(確かにすごい)

そもそもギリシャ建築もローマ建築も基本的に屋根がありませんよね?

しかしルネサンス期に入ると外からの視点に注目してデザインをしました↓

屋根の表現が初めて現れたのが、1436年に完成したルネサンス建築のサンタ・マリア・デル・フィオーレでした↑

このドームは紡錘形の輪郭をくっきりと浮かび上がらせる外観で、これ以降、ドームは「天井」の表現としてだけでなく、上空にそびえる「屋根」の表現としてヨーロッパ各地に建てられるようになりました↓

②ルネサンス教会堂のファサード

ルネサンス建築編に入ってからずっと述べている通り、ルネサンス建築では内部の構造より外部のファサードを重視してきました。

つまりルネサンス建築およびこれ以降の古典系建築では、教会堂のファサード(建物正面)にいかにオーダーを適用するかが大きなテーマでした。

例えばこちら↑のサンタ・マリア・ノヴェッラ聖堂(1448~)では、S字曲線をもつ斜めの壁で凸形の上部と下部を結合しています。

この方法は、凸形のファサードの上段と下段にそれぞれオーダーを適用したとき、上下に分離しがちなファサードを一体化する非常に有効な方法でした。

そのため、ローマのイル・ジェズ聖堂を通じてヨーロッパ中に広まりました。

その他にもマントヴァのサンタンドレア聖堂(1472~)↓

ヴェネツィアのイル・レデントーレ聖堂(1577~)↓

マントヴァのサン・セバスティアーノ聖堂(1459~)↓

などがあります。

では続いてバロック建築の説明に移ります↓

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