RYOです(”◇”)ゞ
親友さわと一緒に周った、2015年のヨーロッパ旅の復習として、チェコの首都『プラハ』での滞在を要約して思い出の出来事をつらつら綴りました。
ぼくが初めてヨーロッパを旅したのは2014年1~2月の一ヵ月で、本当に多くの驚きや発見・学びがありました。
今回はそのようなヨーロッパの基礎知識や面白さに絞って、紹介していこうと思います。
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2015年は2月24日~3月18日までヨーロッパに行ってきたのですが、今回は華の都パリやブリュッセル、マッターホルンの麓の町ツェルマットに初めて行くのでかなり興奮していました。
しかし、ただ手放しでウキウキはしていられませんでした。
その理由が以下の2点でした↓
→ちょうど日本を出発する一ヵ月ほど前に、ISILがシリアで日本人を監禁・殺害するという事件が発生。
ISIL「このナイフは後藤だけでなく、どこであろうと日本人を殺し続けるだろう。日本にとっての悪夢の始まりだ」
という恐怖の声明が出された中、親友さわとは
「もしテロリストに捕まりそうになったら、自分の命優先で!
逃げれるなら自分一人で逃げること、な!
下手にお互いを助けようとするのは無し。」
という誓いをしてから日本を発ったのです。
テロリストの話と比べるとかなりしょーもないんですが、この年の日本出国の日はちょうど先輩の卒論発表会にあたっており、これに出席してレポートを提出しないと留年する可能性があったのです。
研究室の教授に一応話をしたんですが、「そんなん君の都合やろ?ぼくは知らんよ」と言われ、結局「航空券をキャンセルするか留年覚悟でぶっちするか…」という二者択一を迫られたのです。
結局ぶっちしました!!(笑)←笑っている場合じゃなかった
結局帰国後に一世一代の大謝罪を経て、なんとか留年回避から卒業までこぎつけましたが、ヨーロッパにいる間も思い出すたびに本当に気分が滅入りました(笑)
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「〇〇時に△△行きの電車に乗り・・・」みたいなだらだら長話は避け、単純にその国で見たもの/驚いたことを中心にご紹介していきます。
では、是非お楽しみくださいませ(∩´∀`)∩
プラハ滞在記
まずはプラハの位置を示します↑
プラハはチェコ共和国の首都で、地理的にはオーストリア・ポーランドと同様に中欧として呼ばれることが多いです。
日本出国
勝手に卒論発表会を休むという、留年の可能性を秘めながらも2月23日の夜には親友さわと関空近くのカラオケに、翌未明には関西空港に到着しました。
目的地はチェコの首都プラハ!!
とりあえず去年のバックパッカー旅で思い知った日本食の美味しさ
ふと1年前の自分の投稿が頭の片隅に蘇ります↓
世間「ヨーロッパ行ってまで日本食食べてんじゃねーぞ!
たった一ヶ月くらい白米なしでもいけるっしょ( ̄Д ̄)ノ」
…はい、僕もこういう時期がありました。
(2014, 5th Feb)
そりゃ毎回こんなん食べてたら嫌になるわ、と今でも思います(笑)
セキュリティエリアでゴツイ保安官数人に囲まれた親友
とりあえず関空から飛行機に乗って何時間か経って、中継地であるドイツのデュッセルドルフ空港に到着。
親友さわが一度空港を出たいというので外に出てヨーロッパ初のセルフィ(←そーゆーのにはこだわる22歳
空港の自動ドア出ただけやのに、ちょっと満足そう(笑)
経由地のドュッセルドルフから目的地のプラハまで行くため、(一度空港の外に出たので)再びセキュリティゲートで荷物チェックを受けました。
と思ってたらここでハプニング!
皆さんはセキュリティゲートの工程くらい知ってますよね?
➀セキュリティゲートを通る際、まずは荷物の中に水分が無いかを確認する。
②無ければ次はベルトや腕時計などの貴金属関係を全て外し、かごに入れる。
まさに丸腰状態
③そして奥のセキュリティに「かもん!」的なん言われたら、どこでもドアみたいなんをくぐって音が鳴ら無ければOK
④ピーっと音が鳴れば不審物携帯で取り調べが始まる。
ふむ、よく知っているいつもの流れだと思いながらどこでもドアをくぐり、横のベルトコンベアを流れてきた自分の荷物を取り上げてベルトを締めて準備完了!
すると後ろから「ヴィィィィィィィ」という音が聞こえたんです。
振り向いたらさわがセキュリティゲートで引っかかってたんです(笑)
本人は何持ってるか自覚無かったので少し横によけられて取り調べが開始しました。
セキュリティが〇✖クイズの札みたいなんをさわの肩から足元にかざしていきます。
するとピーーーっとさわのポケットに反応しました。
ぼくは近くにいたんですが近寄れ無かったので「何持ってんの?」って普通に訊きました。
すると「ヤバいヤバいヤバい」と言い出して、さわはパニック気味にポケットの中のものを握ってぼくに手渡ししようとしてきました。
その瞬間でした。
その保安官が何か大声で叫び出したんです。
感じ的には
みたいな感じです。
世にも恐ろしいことに、ゴリラみたいなゴツイ保安官が3人も4人も集まってきてさわを囲みました。
結果から言うと奴のポケットにあったのは大人のエティケット『近藤さん』でした。
結局保安官に囲まれて、周りの人も
あいつ、なに隠し持ってたんや((((oノ´3`)ノザワザワ
的な感じで見られてる中、ポケットの中のものを出せと言われてそっと出しよったんです。
モノ自体は保安官だけしか見えてなかったんですが、たぶん頭を整理するためか数秒の沈黙の後に保安官は「よし、行け」と言いました。
初日から野宿
なんやかんやありましたが、16時頃にプラハに着きましたヾ(≧▽≦)ノ
ぼくにとっては懐かしのプラハ。
そう、1年前にも訪れ石畳の街並みに感動した思い出の街。
出国前に目的地を決める際に、
とか言ってさわにおススメしたくらいです(笑)
確かプラハ空港に到着したのが16時過ぎで、ゆっくりしながらも17時には中心地に着きました。
ホステルの受付終了時間は23時
とまさしく余裕の声が漏れます。
結局ホステルの受付終了時間に間に合わなかったのですが、その理由は大きく分けて3つありました↓
・ぼくが写真を撮り過ぎていた(25%)
・さわがタバコ吸うのがとにかく多かった(20%)
・ホステル自体、看板が出てへんしめっちゃわかりにくかった(55%)
友人や彼女と海外旅行をする人は是非気を付けてください!
ぼくが写真を撮り過ぎていた(25%)
この当時、まだカメラは持っておらず代わりにスマホに「プロカメラ」なるアプリをダウンロードしておきました、しかも課金して(笑)
そして気色悪いタコ足の三脚みたいなん買って夜景はこれでいけるやろと確信。
しかし色々とぎりぎりになったので、撮影自体は日本ではほとんど練習できませんでした。
とかブツブツ独り言言いながら、プラハでほんまにあっちゃこっちゃ手すりにタコ巻き付けたり石畳の上に置いたり、それはまあ綺麗な夜景撮るために必死なってたんです。
でもやっぱり練習しとかんとダメですね!
その結果がこれです↑(笑)
さわがタバコ吸うのがとにかく多かった(20%)
こいつ(親友のさわ)、禁煙家の俺にとってはヘビースモーカーもいいとこなんです。
今は本物のチェーンスモーカーを知ってるのでそんなに激しく吸う奴やったとは思いませんが、当時は
と思うくらいタバコ休憩が長いんです。
宿探してる間もすぐにタバコ、ちょっと坂道上ったらタバコタバコタバコタバコ・・・
と言いたくなります(笑)
ホステル自体、看板が出ておらず、めっちゃわかりにくかった(55%)
いや、ほんまこれですわ。
一番の原因は!
写真撮り過ぎ?タバコ吸い過ぎ?知らんがなって話ですよ(自分で言ったけど(;’∀’))
ホステル自体はプラハ城の下にあって、ほんまの中心地なんです。
やのに看板が出てないなんて、まじあり得へん↓
↑のストリートビューは2021年6月9日現在で掲載したものです。
よく見ると外壁にHOSTELと書かれた旗が立っていますが、当時はこんなもの全くありませんでした!!!
残り1時間なっても見つからなかったので、さすがに焦ってきて近く歩ている人にも訊いたり、ある韓国人の2人なんか一緒に15分くらい探してくれたのに見つからなかったんです。
とか言われますが、このHostel Little Quarterは一筋縄ではいかぬ…
トラブルは旅の醍醐味
結局23:05にホステル発見↓
23時受付終了なので、タッチの差で逃す。
初めは扉ドンドン叩いて
と真っ暗な受付に向かってドア越しに叫んでました。
しかし30秒ほどしても反応が無いので一度巣に帰ります。あ、巣が無いんやった
↑ヨーロッパ初日から宿を逃して途方に暮れる2人、ぼくの奥ではやはりさわがタバコを吸っとります(笑)
しかし落ち込んでいるばっかりではダメだ!前を向いて歩きださないと!
トラブルは旅の醍醐味!
これを待っていた!
ホステルで寝れない?それがどうした!
24時間営業のレストランか何かに入って朝の7時まで過ごせばそれでいいんじゃないのか?
よし決まった、疲れているだろうが歩け
と自分を鼓舞します。
レストランはほとんど閉まっていましたが、奇跡的に一軒見つけることができました。
レストランの内容を確認する親友↓(笑)
そしてレストランに入り、
「8時間もいさせてもらうんやしちょっと豪勢に食べよ♡」
と言って完全にこのレストランで朝まで時間を潰すつもりで、ビールからステーキから割とお金使って注文しました。
この時のビールは美味しかったなあ…
(↑店内)
すると店主がゆっくりこちらに歩いて来て言いました。
「あと10分で閉店ですが…」
え?あ、店主がそう言うならそうなんでしょう。
と、またもや家なき子になってしまいました。
冬のプラハで野宿を決心する
もうね、こうなったら人間ね、頭を働かすのがあほらしくなるんですよ。
そして最終的に辿り着いた答えがこれ↓
そう言いながら本気で路地裏で寝ようと、入り組んだ場所を探す。
お、発見!
するとその先には街のinfoが、中ではぎり室内灯くらいでなんか作業をしているのが見えたんです。
(もちろん室内に越したことはないよな…(;゚д゚)ゴクリ…)
え、えくすきゅーずみいぃぃ?
2月終わり頃の夜中のヨーロッパってめちゃ寒いんですよ(笑)
底冷えって言うか、特にヨーロッパでは石畳が多いのでほんまスゴイ寒い。
一応状況を説明して明日の朝までinfoの室内で寝させてもらえないか交渉。
ーーーー15秒後ーーーー
交渉決裂。
でもinfo前の椅子とテーブルは好きに使っていいよ、と。
それだけでも有難いけど、ヒヤッとしたのでふと見上げると吹き抜け↓
するとそのスタッフ
つまり、温かい緑茶をご馳走してくれるというのです(≧▽≦)
ありがとう、ありがとう、ありがとーーーー
そうして温かいお茶を入れてくれ、そのスタッフは帰って行きました。
さわと2人で温かい緑茶を飲む、体だけでなく心まで温めてくれる美味しいお茶でした(しみじみ)
↑ぼくの右後ろに映っているのがプラハのInfoの入り口です。
正直寒い。風はそんなに吹いてないけどなんせ上は吹き抜けやから寒い。
ここは奥まった場所になっているので外からは見つかりにくいのだけが不幸中の幸いでした。
当時さわと話していたのが
ってこと。
恐ろしや~恐ろしや~
もし現在の僕が当時の状況になったら、
なるべく人通りの多い場所で野宿の用意をし、警察か誰かが「お前どうしたんだ?」と言ってくるのを待ち、事情を話す。
欧米人は人情に厚いので「ちっ、しゃーねーなー、おれの家に泊るか?」となるのを待ちますね(笑)
結局、ぼくが一睡もしなかったので、さわはずーーーーっと6時半まで寝てました(;・∀・)
たぶん1時くらいから5時間半ずーーーーっとです。
世間「は、スマホさえあれば6時半までなんて余裕じゃん(笑)」
と思う方もおられるでしょうが、そもそもWi-Fiが無いのでインターネットが使えないんです。
午前6時半コケコッコー
さわを起こして荷物を用意し、ホステルに向かいます。
ホステルの前で10分ほど待って7時になり、受付の人が門の鍵を開けると同時にチェックインスタート。
簡単な手続きを済まして自分達の部屋に入って(既に5人くらい寝てましたが)、静かにそっとシャワーを浴びて寝ます。
ざーーーーー、どんどん、かちゃ、どでっどんどん・・・
たぶん部屋の人みんな起こしたと思いますが仕方ない、静かにしてても物凄い音で響くんです。
7時過ぎにシャワーを浴びて14時まで就寝zzz
めっちゃ気持ちよかったのを覚えてます。
ようやく町歩きスタート。
お土産は旅の醍醐味?
14時過ぎに起きて、用意をしてまずは宿の近くの土産物屋さんを周りました。
既述しましたが、泊まったホステルはプラハ城のすぐ下にあるので、観光地のど真ん中だったんです↓
ネタで被ったこのロシアのおばはんの帽子が思いのほか温くて購入しました↓(笑)
ほぼ6年経った今でもこの帽子をかぶったのは数回。
フランス人の女の子の友達に貸した時はスゴイ似合っていました(笑)
ヨーロッパの冬は陰鬱?
14時に起きて土産物屋を周って、その日は夕方までひたすらぶらぶらしていました。
プラハ城の近くにて↓
朝は8時くらいまで平気で暗い、夕方は16時には平気で暗い。たまに差す陽は弱々しい。
(プラハ市内↓)
このヨーロッパアルプス山脈以北の風土が、ゴシック建築(中世建築)を生んだのでしょう。
西洋建築について興味がある方は是非読んでみてください↓(別タブで開きます)
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電車が故障、乗客全員で最寄り駅まで歩くはめに
2015年2月27日午前、我々はプラハを後にしドイツのフランクフルトへ向かう電車に乗っていた。
がったんごっとん、がったんごっとん
6人掛けの個室でうたた寝していると、ある時から電車が止まったまま動かなくなったのに気付いた。
すると車内アナウンスで何か言っているのが聞こえる、テロか?いや違う。
しかし窓から外を見ると乗客がみんな下車しているのが見える↓
おれらだけ?と思ってたら車掌が大きな声で叫ぶように2人に言う
見ての通り故障さ、さあ降りてくれ!
とりあえず最寄りの駅まで歩いてくれ
なんと!
日本では経験したことのない「電車の故障」らしいです(笑)
およそ最寄り駅までの30分間、さわと話していたのが
(When the night has come~)
一応線路歩いて「あー青春~」みたいな感じで、あたかも中学生かのようにはしゃいでいました(笑)
でも他の乗客見てると、ちょっとヒールっぽいの履いてるお姉さんとか重そうなスーツケース転がしてるお婆さんとかすごい大変そうでした。
レゲンスブルグへ
後から気付いたのですが、我々はプラハで3泊する予定だったのが1泊早めに出発していたので急遽ドイツの古都、レゲンスブルグで泊まることになりました(笑)
レゲンスブルグなんて聞いたことありませんでしたが、この町での宿泊の経験が1年半後に役立ってくるとは思ってもみませんでした。
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