時は2019年5月。
アメリカ大陸を渡り歩いた大冒険を終え、ついに3週間ぶりに祖国・日本の土を踏んだ。
そして本日で帰国4日目。
キューバ滞在に伴って野菜という文明の象徴が圧倒的に不足した結果、筆者の腸はストライキ中。
便秘という名の内戦が絶賛勃発中である。
さて、本題に入ろう。
本来であれば、10日間かけてキューバを南端のサンティアゴ・デ・クーバから北端の首都ハバナまで、寄り道しまくりの優雅なキューバ縦断旅をする予定であった。
しかし、現実はフィクションを超える。
なんと、まさかの14時間で完走してしまったのである。
10日間の浪漫はどこへやら、気づいたらハバナの空気を吸っていた。
そんな怒涛の14時間、いや、予定を完全にぶち壊したキューバ縦断劇を、今ここに克明に記す。
キューバの位置
まず、キューバとは何者か。
地理の授業をさぼっていた諸君のために簡潔に説明しておこう。
キューバは、カリブ海に浮かぶ細長い島国であり、アメリカのフロリダ半島のすぐ下(南)に位置している。
目を細めて地図を見れば「あ、アメリカの足元にちょこんといるやつだ」と気づくだろう。
政治体制は社会主義。
だが、海は資本主義も裸足で逃げ出すほどの透明度を誇る。
三方を海に囲まれた日本と似た地形ながら、そのビーチの美しさと開放感は、ちょっとやそっとじゃ敵わない。
世界中からリゾート難民が殺到するのも納得である。
そんな楽園キューバを、筆者は縦にぶった斬るように南から北へ縦断しようとした。
Google mapで確認すると、キューバの南北縦断、最短距離で言うと878kmで車を飛ばせば12時間弱で到達可能だという。
「ふーん、日本でいえば宮城から大阪くらいの距離だな。行けなくは…ない」
と思ったのも束の間。
このルート上には、サンタ・クララ、トリニダード、そして革命の火種「グランマ号」上陸地点など、歴史マニアも歓喜する名所が目白押し。
これらを巡ろうとすれば、10日かけても間に合わないかもしれないという“旅の試練”が待ち受けていた。
私は旅人である。
そう、庶民中の庶民。
もちろんレンタカーという文明の利器など眼中にない。
免許証は財布に入っていたが、予算には入っていなかった。
というわけで、まずはバハマの首都ナッソー(カリブ海の夢の国)から、キューバの首都ハバナへ空路で到着。
さらに、そこから再度飛行機で南端のサンティアゴ・デ・クーバへと飛ぶ、という二段構えの移動を敢行した。
かくして、キューバ縦断の旅はこのサンティアゴ・デ・クーバという島の果て、南の玄関口からスタートしたのである。
そして私は叫んだ。
「では、行ってきまーす!(@^^)/~~~」
…数時間後に、あんなスピードでゴールしてしまうとも知らずに。
バハマからキューバへ
では、いよいよ本題に入る。
今回の旅は、バハマ国の首都ナッソーからキューバ入りするという、ちょっとオシャレなカリブ海スタートで幕を開けた。
ちなみにバハマ国とはどこかと申しますと、キューバのちょっと北に位置する…ちっちゃな島である。
地図で探すときは虫眼鏡を使うことを推奨するレベルのミニマムサイズ。
もし地球儀で指差そうものなら、誤って大西洋を突っつく可能性がある。
だが、世界中からセレブが集まる理由がある。
海がとにかくキレイなのだ。
下の地図、一部だけエメラルドブルーになっているのがわかるだろうか?
もっと拡大してみよう。
そう、バハマ国周辺の海だけ異次元に海がキレイなのである。
まあそのお話はまたいつか。
このナッソーにて、高校時代の友人と再会し、3日間にわたる謎のバカンスを満喫した。日差しは強烈、海はエメラルド、財布はどんどん軽くなる。
三拍子揃った完璧なトロピカル地獄である。
さて、出発当日の朝。
友人は朝8時台のフライト、私は11時台ということで、ふたりで仲良く宿を出たはいいが、こちらには時間があり余っていた。
余裕があるというか、むしろ時間を持て余すという贅沢な悩みである。
(バハマの空港の様子)
チェックイン開始までは、まだ2時間以上もあった。
さすがにこのまま突っ立っているわけにもいかないので、一度空港を出て朝食探しの旅に出る。
朝からプチ冒険である。
空港唯一の飲食店――その名も
DUNKIN’ DONUTS(ダンキンドーナッツ)
選択肢という概念が存在しない圧倒的な一択体制。
メニューには、見た目からして血糖値が跳ね上がりそうなドーナツたちがズラリ。
カロリーという名の凶器が私を待ち構えていた。
「日本人が朝からこんな甘いドーナツ食えるか!!!!」
ドーナツを敵視するつもりは毛頭ない。
炊きたての白米、味噌汁、納豆……そんな夢の定食に思いを馳せたが、ここはカリブ海。
吉野家もなければ、松屋もなければ、マクドナルドすら見当たらない。
ここには「朝定食」という概念が存在しない。
結局、妥協に妥協を重ね、手にしたのは朝ベーグルであった。
砂糖まみれのリングたちの中にあって、唯一光り輝く“まともな食べ物”である。
ありがとう、ベーグル。
君が今日のMVPだ。
やはり中米は時間にルーズ?おおらか?
朝食(ベーグル)も無事に胃袋に収まり、「さて、そろそろチェックインの列に並ぶか」と軽い気持ちで再び空港へ戻った筆者。
空港は相変わらず南国ムード満載で、のんびりした空気が漂っていた。
「さっきはガラガラだったし、まだまだ余裕だろう……」
そう思ってチェックインカウンターへ足を踏み入れた瞬間、
は?めちゃくちゃ混んでる!!!
「嘘だろう!?さっきまであんなに静かだったじゃないか!?」
まるでビーチにいたはずが一瞬で満員電車にぶち込まれたような錯覚に陥る。
列がぐねぐねと折り返し、最後尾がもはや空港の別フロアに達しそうな勢いである。
筆者、ここでパニック。
「やばいやばいやばい。これ普通に間に合わんパターンや」
気づけば出発30分前にやっとセキュリティゲートを通過。
航空業界の常識では、
出発1時間前 → チェックイン締切
出発45分前 → セキュリティゲート通過締切
となっているのが一般的である。
つまり、これは完全に終了のお知らせ案件である。
「飛行機に乗れない…キューバに行けない…」
が、焦っていたのは筆者だけだった。
誰も…焦っていない。
なんか知らんが全然セーフやった模様。
乗客もスタッフも、全員が「まぁなんとかなるっしょ」的な様子でのんびり過ごしている。
もはや異次元である。
しかも混雑の元凶は、受付カウンターの左側にいたおばちゃんである。
このおばちゃん、手続き中にもかかわらず、隣のおばちゃんと雑談をしながら大爆笑。
筆者のパスポート片手にゲラゲラ笑ってる姿を見て、思わず「早よしろやぁぁ!!!!」と心の中で絶叫したのは言うまでもない。
そのせいで大行列にもなっていた。
さらに態度も全力で塩対応。
おばちゃん「本当にフライト予約した?あんたの情報見つからへんねんけど。どうする?」
筆者「おふこーす。ディス イズ マイ チケットナンバー(キレ気味)」
中学英語の底力をぶつけた結果、ようやく検索が始まり、しぶしぶ発券された。
全力で心を込めた機械的なやる気ゼロ対応である。
ちなみにそのカウンターに置かれていた青い紙。
誰も何も言ってこないので、筆者はスルーしてそのまま飛行機に搭乗。
が――この紙、キューバ入国時に必要な書類だったのである!!
キューバ入国に必要な書類と言えば、
- 海外旅行保険の付保証明書
- ツーリストカード
ということになっている。
が、細かい規則は国によってバラバラ&現地判断らしい。
中米はルールにルーズ?おおらか?
さて、いよいよバハマの空港を飛び立ち、カリブ海を横断してキューバの首都ハバナへ向かうこととなった。
このとき筆者の背負っていたバックパック――
完全に手荷物規格オーバーだった。
小学生でも「それは預け荷物やろ」とツッコミを入れるレベルの巨大さ。
アウトドアショップの壁にディスプレイされてる「登山家モデル」と言っても過言ではない、というかまさにそれである。
しかし、そんな爆弾級バックパックを背負った筆者がチェックインカウンターを通過しても、誰一人として何も言わなかった。
「これは荷物じゃなくて、お前の第二の背中や」と言わんばかりの空気で、係員もニコニコとスルー。
筆者、実に拍子抜けである。
そのまま機内に搭乗し、狭い通路をガサガサとぶつけながら着席。
足元にバックパックをズドンと収納……しようとしたが、当然ながら入りきらない。
※座席下に置くにはデカすぎるバックパック
結果、足元のスペースが完全に塞がり、非常時に緊急避難を妨害するほどになってしまった。
なぜこれが許されたのか、いまだに謎である。
日本なら確実にFA(フライトアテンダント)に呼び止められ、
「申し訳ございません、こちらの荷物は上の棚へお願いいたします」
とやんわり詰められる案件である。
誰も困っていない?だからOK?
それは空気と同じで、あっても見えないのが中米スタイルらしい。
キューバの主要産業はタクシー
さて、ついにバハマの首都ナッソーを離陸し、筆者を乗せた飛行機はカリブの共産国・キューバへと突入した。
目的地はもちろん首都ハバナ。
飛行機が着陸すると、驚くほどあっさりとタラップが降ろされ、乗客は徒歩で空港建物へ入場。
「自由すぎる…町内会の運動場か?」
ターミナルビルに入った瞬間、またもや「中米の洗礼」が筆者を襲う。
そう、いきなり再・手荷物検査である。
飛行機を降りてすぐの手荷物検査にて、例の「青い紙」が必要になるのだが……
カウンターのおばちゃんが何の説明もせずにスルーしてくれたせいで、筆者は持っていない。
だがそこはキューバ。
「青い紙が必要です」→「ないです」→「じゃあ、今あげます」という、無敵の現地調達スタイルで即解決。
そんなこんなで手続きを終え、意気揚々と到着ゲートを抜けると…
大 混 雑 ‼
筆者、思わず心の中で叫ぶ。
「え、誰か有名人でも降りた!?俺じゃないよな!?」
写っていないが、後ろにもタクシードライバーがわんさかといる。
筆者みたいな旅行者丸出しの格好の場合、秒で
「タクシー?」「タクシス?」「タクシー、アミーゴ?」
と何十回も声をかけられる。
去年に続いてマジうんざりである。
ちなみに言っておくと、キューバの公用語はスペイン語である。
これは非常に重要な情報で、首都ハバナの空港ですら英語は一切通じない。
"Excuse me"は完全に無力。
"Disculpe!"が言えなければ、異国の迷子確定である。
ちなみに、空港の外にズラッと並ぶ美しいクラシックカーたち――
全部タクシーである。
ハバナ名物のクラシックカー、見た目はまるで映画のワンシーン。
キューバのタクシー代はめちゃくちゃ安いため、欧米のブロンド美女がオープンカーを貸し切ってインスタ映えする写真を撮ってる光景をよく見かける。
※写真はイメージ
※写真はイメージ
※写真はイメージ
※写真はイメージ
こんな感じで写真撮ってる人たちがハバナ市内にはいっぱいいます(笑)
セレブたちにとってはもはや、「乗り放題」と言っても差し支えない。
もしくは「値段の概念が破壊されている」と言ってもいい。
京都市バス運賃の半額以下で、クラシックカーの風を浴びながら街を走れるのだ。
どうかしている。
ハバナのターミナルは非常にややこしい
ここで、これからキューバへ飛ぶ旅人たちに全力で警告しておきたい。
「ハバナには空港が一つある」と、思っているそこの君。
甘い。
シュガーケーンより甘い。
ハバナ空港には、実はターミナルが3つ存在する。
しかもこの3つ、
「国際線用・国内線用でキッチリ分かれてるでしょ?」
「航空会社でターミナルが固定されてるんでしょ?」
と思った方も、またまた甘い。
コンデンスミルク並みに甘い。
今年:バハマからの到着ターミナル2
去年:パナマからの到着ターミナル3
どの便がどのターミナルに到着するか、キューバに訊いてもたぶん知らない。
これだけならまだしも、さらに恐ろしいのが「出発ターミナル問題」である。
到着ターミナルは正直どうでもいい。
荷物引き取って、ニコニコと"Hola!"と言ってればなんとか通れた。
だが出発時はそうはいかない。
これが筆者からの魂の叫びである。
「現地で空港職員に聞いたらわかるっしょ」と思うのは非常に甘い(←この日の筆者
2025年2月7日にイギリスの首都ロンドンの空港に降り立った時も同じことを言った。
つくづく反省しない男だ、おれは。
詳しくはこちらで。
さて、時は2025年2月上旬。トルコのイスタンブール空港を後にし、筆者は単身ロンドンへと飛び立った。イスタンブールはというと、とにかくカオスが詰まった街だった…。ルールがあってないような世界、[…]
【両替】USD➞CUCは最悪
空港に到着し、次は国内線に乗り継ぐわけだが――
その前に、どうしても必要なのがキューバの通貨「CUC(クック)」である。
両替手続きから2分後・・・
このCUC、米ドル(USD)と等価のはずなのに、両替所で手続きしてみると驚愕の結果が待っていた。
33USD → 28CUC
筆者のなけなしの33米ドルを差し出した挙句、両替手数料を5ドル取られてしまった。
33ドルのうち5ドル取られたってことは…手数料15.2%(笑)
いや、全く笑えない。
もはやこれは空港両替所という名の合法ぼったくりバーである。
リボ払いでもここまで取られない。
闇金だってもうちょい優しい。
実はこの現象、キューバの長年にわたるアメリカとの国交断絶に起因しているらしく、USDからCUCへの両替だけが異常に不利なレートになるという謎仕様。
噂では、日本円(JPY)から直接CUCに両替する方がマシという情報もあるが――
当然そんな準備はしていなかった、てへぺろである。
ともあれ、血と涙と33ドルを流して得た28CUC、つまり(クック28匹)が、筆者のこの10日間を支える全財産となった。
ここで試されるのは旅人のサバイバル能力。
ざっくり換算して1日あたり約400円。
カップ麺3つ買ったら終了の予算である。
果たして筆者はこの金融サバンナと化したキューバで、クックを守り抜けるのか?
続く。
ハバナから国内線でサンティアゴへ
さあ、とりあえず無事(?)にキューバの首都ハバナへと降り立った筆者。
ここからが本番である。
何を隠そう、この旅の目的はキューバ縦断。
「のんびり10日間かけて南から北へ旅してやろうじゃないか」という壮大な計画だった…はずなのだ。
だがそのためには、まず逆に一旦、南端の街サンティアゴ・デ・クーバへ飛ばなければならないという謎のプロローグが待っている。

↑北西のハバナから南東のサンティアゴ・デ・クーバへ、まずはキューバを飛行機で縦断する。
「普通、縦断って南から北へ移動するんちゃうんか?」
と、読者の皆さんは思うかもしれない。
筆者もそう思った。
だがなぜか「まずは北から南へ移動してから南北縦断する」という、ドラゴンボールを探しながらサイヤ人と戦うような二重構造になってしまったのである。
というわけで、まずはハバナ空港内で、サンティアゴ・デ・クーバ行き国内線のターミナルを特定しなければならない。
筆者のキューバ縦断、ここからスタートである。
これが国民性ってやつか…
しかし、どのターミナルから出発するのかがまったくわからない。
途方に暮れつつも、ふと目に入ったのは、空港内でだるそうに座っているインフォメーションのお姉さん。
筆者「おっ、インフォメーション…情報の泉…救世主…!」
期待を込めて近づき、英語でフライト情報を見せながら聞いてみた。
これから両者の壮絶な矛盾バトルが始まるのだった。
「絶対に情報を得たい観光客」 VS 「絶対にめんどくさいことをしたくないインフォお姉さん」である。
筆者「(…このやる気のない見た目、逆にプロなのでは?)」
筆者「Excuse me…(すみません)」
お姉さん「………」←スマホ凝視中。反応なし。
筆者「HELLO??」
お姉さん(渋々顔を上げて)「……What?」
筆者(笑顔を忘れずに)「I have a domestic flight to Santiago de Cuba. Which terminal do I go to?」
お姉さん「……Hmm… I don’t know. You should ask a taxi driver outside.」
(ん?なんか思てたんと違う)
筆者「I think you know it.」
お姉さん「NO. Ask them.」
(えっ……いや、おまえインフォメーションやろ?情報カウンターやろ???なにを情報放棄しとんねん!!!)
筆者「Umm… So… You’re working here, right? You don’t know the terminal…?」
お姉さん「No idea. Just ask outside.」
(秒で放棄しよった…!!!!!)
筆者「wait…which…terminal…?」
彼女はスマホに視線を戻し、ガムをくちゃくちゃしながら
お姉さん「……Next.(次の人どーぞ的な手のひらパタパタ)」
もう一度粘ってみようとするも、お姉さんは完全にこちらを空気と化し、まるで「これ以上話しかけたらセキュリティ呼ぶぞ」的な雰囲気を醸し出してきた。
筆者「ぐむぅ(……敗北を認めざるを得ない)」
こうして筆者は、インフォメーション史上最も無責任な無情報インフォお姉さんとのバトルに敗れ、外の世界――つまりタクシードライバーの王国へと旅立つことになるのであった。
キューバ国民には質問するな
仕方なく、灼熱の太陽が照りつける外へ出て、タクシードライバーの群れに突入。
とにかく外にうじゃうじゃ溢れているタクシードライバーに聞くと、
「ノー エスタ アキー!ターミナル トレス!」
よくわからんが、トレスはスペイン語で3を表す。
つまりターミナル3に向かえばいいのだな。
タクシー運転手、めちゃくちゃ親切じゃないか。
インフォには金輪際近寄らないことにしよう。
「5kmあるから絶対タクシーがいいよ」と念を押してくる。
今すぐ商売に繋げようという意志が眩しい。
筆者は丁寧に、英語でふんわり断ろうとしたが、相手は全く理解していない模様。
それでも「このアジア人は金を落とさないタイプだ」と悟ったのか、あっさり引き下がってくれた。
そして筆者は決断する。
「よし、歩いてやる。徒歩で制覇してやる。次のフライトまで6時間あるし余裕っしょ!」
灼熱のキューバ。
舗装の甘い道路。
空港から空港まで、ただのバックパッカーが、巨大バックパックを背負って徒歩移動を決意した瞬間である。
なお、この後甘すぎた見積もりを地獄のように後悔することになる。
結果的にはターミナル2→ターミナル3→ターミナル1まで空港をグルーっと周って7.5km歩き、水不足で死にかけた。
目指すはターミナル トレス
さて、ターミナル2に見切りをつけた筆者。
Wi-Fiもなく、頼れるのはGoogleマップのオフライン版のみ。
地図によると…次のターミナルはどうやらこっちらしい!
このフェンスの外側の土の歩道をずっと歩く
ハアハア
フウフウ(*´Д`)
フェンスの外、砂利混じりの土の歩道。
アスファルトなんて洒落たもんは無い。
道沿いにはまばらなヤシの木と、ひたすら広がる灼熱の空気…。
5月初旬のキューバ、笑えないレベルで暑い。
まるで、日差しというより熱線。
たぶんサウナの中より暑い。
で、最初にタクシードライバーから聞かされた「5~6kmあるよー」というセリフ。
→ 結果:徒歩2.1kmだった。
ターミナルトレスと教えてくれたタクシー運転手に一抹の殺意を感じた。
「完全に騙す気やったやろお前ら…(゜-゜)」
およそ30分炎天下の中を歩いて、ようやく辿り着いた。
うーん気持ちいい!
日差しは強いがなかなか気持ちいいぞ(^ω^)
なんとか汗だくでたどり着いた先には――
\ドーン!/
「AEROPUERTO INTERNACIONAL」(=国際空港)
ハアハア、フウフウ
なかなかいい汗をかいた、水風呂に入れないのが極めて残念である。
いやーやっと到着したぜ~。
・・・。
ん、ちょっと待て。
「……インターナショナル…?え、オレこれから国内線なんだが??」
空港内のスタッフに聞いてみた。
「To Santiago, here? No? Yes? SANTIAGO!!!」
スペイン語は全く話せないが、なるべくわかりやすい単語を並べてみた。
なんか違うっぽい。
はぁ?(・д・)
どゆこと?タクシードライバーがそう言っていたのだが…。
ここで筆者、IQ爆上がりの天才的名推理を見せる。
到着 → ターミナル2
国際線 → ターミナル3(違った)
残る選択肢はひとつ → ターミナル1
「……そうか、ターミナル1か!今、オレ、完全にホームズ超えたわ」
というわけで――
また来た道を、逆戻り。
炎天下、再びスタート地点に戻る旅が始まったのであった…。
灼熱のキューバ空港敷地内を徒歩でさまよう筆者。
足元には、かかとのない800円クロックスもどき。
「くそ、なめてた……完全になめてた。こんな長距離歩くとは思ってなかった……」
ハアハア…
フウフウ…
くそっ!!こんな長距離を歩くとは思わなかったぜ…
歩道は砂とホコリ、そして強烈な日差し。
それを無抵抗に受け止めるサンダルと素足。
地獄のタッグ。
道すがらようやく看板発見!
"Aeropuerto Internacional"は"International airport"っぽいことはわかる。
ハアハア、フウフウ(;´Д`)
「……また国際線!?お前じゃねえ!!」
もうターミナル3じゃないことは明白。
残るはTerminal 1のみ。
それにしても――
「Terminal 1、どこやねん」問題。
とりあえず歩き続ける。ハアハア
視界には滑走路しかないし、建物も遠くてよく分からん。
地図は大雑把、暑さは本気。
ハアハア、フウフウ
ターミナル1・・・どこ?(;´Д`)
まじで足が棒である。
気持ちが折れそうになっていたところにやっとTerminal 1の看板を発見した!
実を言うと、この看板を発見するまでに10人以上に声をかけていたのである。
またターミナル2とか3まで引き返すのはかなりツラい。
ただ自分の判断が間違っていないかの確認のために声をかけまくったのだ。
「あえろぷえると うーの(1) どっち?」
「うーの!あっち?」
「さっきの人と真逆の方やんけ、んもーーーーー!!!」
これが結果である。
キューバ人は自分の利益にならない事には本当に無関心である。
タクシーに乗る気ないのにタクシードライバーに道を聞きでもしたら、まあ返ってくる答えは超適当。
あっちですか?と指差して聞けばそうだと言う。
こっちですか?と違う方向を指差して聞けばやはりそうだと言う。
間違った道を教えるという罪悪感は彼らには無いようである。
観光客が道に迷おうが彼らにはどうでもいいのである。
しかし、奇跡が起きて「Terminal 1」の看板を発見!
もう足は棒。サンダルはズタボロ。
でも心には「この旅、勝った」という達成感があった。
キューバの物資不足
ターミナルを求めて歩き続けていると、喉がカラッカラ。
「ノドガ…モウシニソウ…ナニカ…ノミタイ…」
正直、限界が近かった。
そんな時に見つけたのがこちら。
キューバ初心者にはわからないだろうが、筆者はキューバ二回目である。
この奇妙なピンクの建物が「ショップ」であることを知っている。
とりあえず中へ。
しかし問題が一つ。
「水ってスペイン語で何て言うん!?」
わからん。
WATER?いや、たぶん通じない。
「店内を捜索して、水のボトルがあれば指差して買う作戦」
だが・・・
水、置いてねぇぇぇぇぇぇ!!!!(;゚Д゚)
水はないのに、なぜか酒はめっちゃ置いてある。
そしてなんでもかんでもばら売り↓
↑物資の限られたキューバではどこもかしこもこんな感じ↓
「酒はあるのに水が無いって、どんな世界線やねん」
もう、空港まで行かないと水にはありつけないと悟った筆者。
喉の渇きを抱えたまま、再び炎天下を歩き始めるのであった。
ついにターミナル1へ
後述するが、キューバのバスは約4円で結構な距離乗れるのでこの時も本当はバスに乗りたかったのだが、どっちに行くかが全くわからなかったためスルーしたのだ。
160,450,P12,P16ってなに?どこ行くの?
というわけで、泣く泣く徒歩継続。
ハアハア…
フウフウ…
まだ・・・?
「いつ・・・着くの・・・?」
線路発見。
「この国、電車あったんか・・・(゜.゜)」
誰が電車通ってると思う?誰も思わんよ!?
線路もボロボロ、風景も荒れ地。夢か現実か。
そしてついに…
おおおおおおおおおおお!!!
空港着いたーーーーーーーー!!!
ということで、まずは売店で水を購入。
「ミズヲ クダシャイ…(涙目)」
→ 写真撮るの忘れるくらいがぶ飲みしたった。
「水って、こんなにうまかったっけ…」
ターミナル1の入り口も心なしか輝いている。
サバイバル旅のまとめがこちら。
- Terminal 2→3→2→1
- 合計7.2km
- 12kgのバックパック
- かかとのない800円サンダル
- 高温多湿&直射日光&水なし
正直、ほんまに倒れかけた。
キューバには「時間」という概念がない
ようやくたどり着いたターミナル1。
チェックインカウンターは完全にクローズ。
さすがに早く着き過ぎた様子
現在14時40分、出発まであと4時間もある。
つまり筆者が乗るフライトは18時40分発である。
普通なら2時間前にはチェックインが始まるはず。
ということは16時40分にもう一度ここに帰って来ればいいはず。
しかし不安は尽きない、なぜならここは混沌の国キューバだから。
一応書類の整理みたいなんしている女性に「16時40分に戻って来ればいいよね?」という確証を得るために質問してみた。
「まい ふらいと ちぇっくいん すたーと クアトロ フォーティー ね?」
(身振り手振りも全力)
英語スペイン語日本語をミックスさせた最強の万能会話術が筆者の武器である。
それに筆者は知っている、クアトロはスペイン語で4を表すのだ。
また、クアトロ・フォルマッジは「4種のチーズ」という意味である。
スタッフはボソッと答えた。
「……ノー、アラスシエス」
うむ、意味が分からん。
アラスシエス?
どこで切るんだ、これ。
アラ・ス・シエス?
ア・ラス・シエス?
アラス・シエス?
全くわからん。
が、完全に理解不能な筆者を見て親切にも指で教えてくれた。
それがどう見ても6を表している。
「え、18時?」
出発40分前にチェックインをスタートしても大丈夫なのか・・・?(゜.゜)
まあここは時間という概念を置き忘れた世界キューバである。
- 理由もなく遅れる
- 決まってないのに「決まってる」と言う
- なんならゲート変更もアナウンスしない
- チェックイン開始40分前とかもフツー
そんな国なんです。
この国では、「時間どおり」は都市伝説。
「不安になるほどのギリギリ」こそがリアル。
「じゃあ18時にまた来るよ(震え声)」
→ 内心めちゃくちゃ不安だった。
キューバでは英語の本の持参が必須
ともあれ、まだ出発までにはかなりの時間がある。
というわけで、いったん空港の外に出て、財布と胃袋とで緊急三者面談を開催。
議題はもちろん「この国での生き延び方」である。
結論として、財布は沈黙し、胃は泣いた。
そして手に取ったのがこれだ。
フィットネスという名の、乾いたジョーク。
なんじゃこれ。
パッケージには「フィットネス」と書いてあるが、正体はどう見てもキューバ式乾パン。
食べるたびに口内の水分が消し飛び、顎に筋肉痛を呼び込む仕組みだ。
まあ腹が減っては戦はできぬということで、とりあえず胃袋にぶち込んでおく。
そして、おもむろにカバンから取り出したのが、わざわざキューバまで持ち込んだ分厚い英語小説『Me Before You』である。
念のため言っておくが、これは「オレ、英語の本読めちゃうんだぜ?」という言語力マウントではない。
まったく違う、実に戦略的な理由がある。
その点、英語の小説なら読むのに時間がかかる=時間つぶしに最適、という完璧なロジックである。
本書の内容を、どんな注文にも文句を言わず淡々と仕事をこなす筆者の優秀な秘書(Chat GPT)にわかりやすく要約させてみた。
筆者「おい秘書!”me before you”の内容をわかりやすく簡潔にまとめろ」
秘書(ロボットの声で)「カシコマリマシタ、ゴシュジンサマ。ピッ」
物語は、主人公ルー・クラークが、車椅子生活を送る裕福な青年ウィル・トレイナーとの出会いから始まります。
ルーは失業中で、新たな仕事を探していたところ、ウィルの介助の仕事を引き受けることになります。
ウィルは以前は裕福で活動的な人物でしたが、事故によって車椅子生活を余儀なくされ、生活に対する意欲をなくしていました。
彼の家族は、ウィルに新しい意味や喜びを見つけるようにルーに頼みます。
ルーとウィルは最初は対立することが多いものの、次第にお互いに心を開き、深い絆で結ばれていきます。
しかし、物語はウィルが自らの未来についての決断を下す過程や、それに伴う感情の葛藤を描いています。
小説は愛と喪失、人生の意味について深いテーマを扱っており、感動的で心に残る物語となっています。
筆者もキューバのホステルでめちゃくちゃ泣いてしまった。
愛情表現が豊かな国キューバ
……と、読書に没頭していたところ、ふと横を見ると、隣のテーブルではカップルが激しいキスを繰り広げていた。
画像はイメージ
ぶっちゅーである。
フルスロットルのぶっちゅー。
まるで世界に二人しかいないかのように、空港出てすぐ外という公共の場で濃厚に愛を育んでいる。
いやはや、海外ではこれがスタンダードらしい。
人目なんてどこ吹く風。ディープキスもハグもお手の物。
だが私はこう思う。
「やっぱり日本人女性の“控えめな照れ笑い”が最強では?」
筆者の大学時代の口癖は「おれは黒髪ロングの大和撫子と結婚する」である。いや、であった。
そんな筆者が最終的に結婚したのはイタリア人女性である。
人生とは、まことに不思議な方向へ進むものだ。
数字と5W1Hくらいは知っておくべき
乾パンをポリポリかじりながら分厚い小説を読んでいると、ふと視界の端に制服姿の警官が通りかかった。
その姿を見た瞬間、脳裏をよぎったのは「首都なのに英語が全く通じない」という冷厳なる事実。
これは由々しき事態である。
英語が通じない国での旅は、「剣のないRPG」と同義。
言葉は最強の装備である。
ということで、持ち前の無計画突撃型コミュ力を発動。
なんとなくの笑顔とジェスチャーで警官に話しかけ、最低限のスペイン語レッスンを申し込んだ。
警官も発音練習に5分ほど付き合ってくれた(笑)
すると、なんと警官氏、ノリノリで付き合ってくれたのである。
5分間の即席語学講座、開講。
その場で教わった語彙たちがこちら。
- どこ→ドンデ
- いつ→クアンド
- なに→クエ
- 1→うの
- 2→どす
- 3→とれす
- 4→くわとろ
- 5→しんこ
いやはや、これらの言葉がわかるだけで旅の難易度はぐっと下がる。
世界は20までの数字と5W1Hでまわっている
と言っても過言ではないくらい重要だ。
ウノ(1)、ドゥス(2)、トレス(3)、クワトロ(4)、・・・と、何度も復唱します。
余談ですが、2013年1月にポーランドに行った時に夜行バスでチェコの首都プラハまで行く必要があったんですが、、、バスの乗り場が全くわからなかったのです!!!
夜中の国際バスセンターの職員に訊いたところ「8番のバス停で待っときな」と言われました、ポーランド語で。
「スタノヴィスコ オシェム」「スタノヴィスコ オシェム」「スタノヴィスコ オシェム」...
とひたすら繰り返されたんです。
結局意味が分からないままだだっ広いバスセンターをウロウロしてたら奇跡的にバスを見つけて乗れました。
後で知ったのですが、「オシェム」はポーランド語で「8」を表したのです。
やはり数くらいは知ってないと、と痛感しました。
5kg以上の荷物は機内に持ち込めない
トイレ行ったり本読んだり、寝たり歩いたりぶらぶら時間潰して現在時刻18時過ぎ
40分後には出発してるはずやけど大丈夫?と思いながらも一番先頭でチェックインスタート↓
ようやくSantiago De Cubaへの国内線出発チェックイン開始!!!
実は筆者の荷物、大きさも重さも共に機内に持ち込める程度をゆうに超えていました↓
普通なら絶対に受託荷物になる、そして追加料金を払わされる!!!
しかしここはキューバ、しかも国内線。

キューバ人には「ルール厳守」なんていう感覚は無い!!!
絶対に大丈夫、そのまま飛行機に乗れる!!!
そう思っていると、
空港職員「〇✖▽◆✖〇 “RYO” 〇△◆(なんか筆者を呼んでるっぽい)」
RYO「おーら!」
空港職員「はい、ここに荷物置いて」
RYO「ふぁっっ!!???」
空港職員「はい荷物12kgありますねー5kg以上の荷物は受託荷物にしないと飛行機乗れませーん」
RYO「う、うそだろ・・・」
筆者の淡い期待は容赦なく打ち砕かれた。
しかし追加料金はかからなかった
あーこんなところで追加料金払うはめになるなんて・・・
と思ったら追加料金取られへんかったよ、なんで?笑
そうして筆者の黄色いバックパックはベルトコンベアに乗せられてチェックインカウンターの裏に消えていった・・・。
手書き搭乗券
そして飛行機に乗るための搭乗券を渡されました↓
これが搭乗券!
超が付くほどの手作り感、さすがキューバ(笑)
国内線の搭乗ゲートは1つ
写真奥のおもちゃみたいなセキュリティゲートを抜けたらもう待合室でした。
中では水とかちょっとした軽食が売ってました↓
実はターミナル1の搭乗ゲートは1つしかありません!
なので、迷いようがありません(笑)
搭乗口はここしかないので迷いようが無い
あれ、もう出発時刻過ぎてるやん!!!
と思ってたら知らん間に2時間遅くなってる!!!!!
いつの間にか電光掲示板に出発時間20:40って書き換えられてる!( ゚Д゚)

いや早よ言えや!!!
こちとら、いつ呼ばれるかわからんかったから晩飯も食わんとスタンバイしててんぞ
時間という概念を置き忘れた国、やるな。
さすがの筆者も頭が混乱してきた・・・。
観光客に厳し過ぎひんか!!?
時間になり、搭乗口から出るとすぐ目の前には飛行機が↓
歩いて、タラップを上って機内に入ります。
ん、おい待てよ!
↑こいつらの荷物、明らかに筆者のより大きいし重そうやけど・・・。
「5kg以上の荷物は受託荷物にしないと飛行機乗れませーん」って誰かイキって言ってたよな?
空港職員の言葉が頭の中でこだまします。
サンティアゴ・デ・クーバ到着
さて、キューバの最南端の空港、サンティアゴ・デ・クーバに到着しました(∩´∀`)∩
とりあえず、23時前にサンティアゴ空港に到着したので預けた荷物を受け取ります。
↑写真右端の柱の近くにいる白い服着たポニーテールの女の子(お母さん連れ)がいますね?
実はチェックイン終わってから隣に座ったこの子にちょっと話しかけられたんです。
向こうは英語がわからんかったようですが、たぶん筆者の超片言エスパニョール(数字と5W1Hを組み合わせただけ)を気に入ってくれたのかもしれません。
そしてサンティアゴ空港に着いて自分の荷物をピックアップした際に、とある希望が心を埋め尽くしました。
明らかにバックパッカーの筆者を見て、

という、変な意味じゃなくこの時間から宿を探さなくていいかもの未来を期待してましたが、結局軽く挨拶して解散(´;ω;`)
空港泊は無理でした
まああの子のお誘いはもらえんかったけど、空港内にいい感じのソファ見つけたし全然寝れるわ!!
と、寝袋を用意し始めた時。
ん、なんか空港職員が来た。

あー久しぶりの英語。

はあぁ、そういう事はもっと早く言ってくれよ。
でもまあ問題なし!!!
キューバでのテント泊が1泊増えるだけですから(笑)
貴重品は必ず手元に置いておきましょう
ようやくスタート地点に到着したわけです。
テント張る場所でも探しながら、とりあえずスピーカーで音楽でも聞きながら夜の散歩始めるか、と思ったら。

うおぉぉぉぉい!!
ドンキで買ったスピーカーが無い!!!!
あとサングラスも。
スピーカーとサングラス、こいつら貴重品って言えるのか?(笑)
でもカバンから失くなったのは事実です。
今思うと荷物預けるように言われたのはなにか盗るためやったんでは?とすら思えてくる(というか多分そう!)。
なぜなら他の乗客は普通に機内に巨大な荷物持ち込んでるし、追加料金はかかってないし…
そんなモヤモヤを抱えながら空港から歩くこと15分。
テントを張る場所、通称テン場を発見♡
場所的には空港と街中の間の左右がびっしり林になってる土の歩道の上でした。
びくびくしながらも、まあ一応人目に付かないような場所でテント設営!
この国、何が起こるかわからへんし・・・。
ではおやすみ~
ハバナへ向けて北上開始
おはようございます!
いい朝ですね、スピーカー盗られて半日、自分の気持ちも落ち着きようやく旅を続ける決心を致しました↓
と、テント片づけてるときに早くも警察に見つかって職質開始。
スペイン語はほんとわかりませんでしたが、何となくこれからどこに行くかを聞いてるっぽいので、

と、どや顔で言ったところ、オッケー楽しんでみたいな感じで消えていったのです(笑)
「空港がすぐそこやから今から飛行機でハバナへ行くと思ってんのやろなー」と思いながらテントの片付け終了。
でもまさかこれからバスとかトラックを使って10日間かけて陸路でハバナまで行くとは思わへんかったんやろ、あの警官ら(笑)
片付けも終わったことなので、旅を始めるとしますか!!
荷物をまとめて、朝焼けを見ながら歩きだします↓
↑たぶん看板右側の"CENTRO"がサンティアゴ市内への道、とにかく歩くか・・・。
少し歩くと、、、お、運よくバス停発見!
ラッキー♡
動物虐待という概念もない?

バス停でバスを待っていると、同様にバスを待っていた3人組の男性たちがいました。
» 続きを読む
その3人に話しかけられて(でもスペイン語やからサッパリわかりませんでしたが)一応ハバナに行く的な話をしていました。
その時です!
彼らが食べている食べ物を欲しそうな目でよぼよぼの犬が近寄って来たのです。

何か食べ物が欲しいよー、キャイーン
すると、その男性の一人が「うぉらーーーあっち行けえぇぇー」的なことを叫びながら近くの木(枝というよりは重量感のある木材)を投げつけて、足で犬の脇腹を蹴りつけたのです!!
当然、犬が死ぬほどのダメージでは無かったのですが、かなり痛手を負った感じで遠くにトボトボ歩いていきました。
これは普通の光景だからか、別に他の2人も特に気にしていない様子で、たまに笑いながらも会話を続けて到着したバスにそのまま乗り込みました↓
後日、同じような光景をキューバ国内で何度も目にしました。
» 折りたたむ
いや~驚きの連続です。
たとえ来世で犬に生まれたとしても、キューバだけはごめんですね。
バスの運賃は1CUP(約4円)
まあ、犬の件は置いといて。
↑この3人(さきほどの)は人間には優しかったです(笑)
別に何をしてもらったわけでもないですが、色々と気を遣ってくれました。
一番右のおじさんはマンゴーが2つ入った袋をくれました↓
ありがとうやけど、どうやって食べんのこれ?
キューバのローカルバスの運賃は基本1CUP。
1CUPと言うと日本円で4円くらい、でも1CUPコインがキューバ通貨の最小単位やから日本なら1円玉出してる感じです!!
それにかなり遠くまで乗れます。

しかも1CUP持ってなかったので5CUPコイン出したらお釣りが無いからって、ただで乗せてくれました(∩´∀`)∩
え、ありがとうございます(笑)
キューバでは2CUC(220円くらい)でも大金なんです
結局タダでバスに乗り、30分くらい乗って下車↓
タダで乗せてくれてありがとう(@^^)/~~~
このバスでサンティアゴ・デ・クーバの市内まで辿り着きました。
正確な場所はわかりませんが大体こんな感じです↓
とりあえず、「なにか朝ごはんでも食べようかな~」とレストランを物色します。
とりあえず歩くこと20分。
か…ふぇ?に到着しました↓
や、やってる?
と思いながらも、サンドイッチを注文していると、みるみる間に急にお客が増えだしました↓
とりあえずハムとチーズのサンドウィッチ1.95CUC(≒約220円)
あかん、こんなしょーもないサンドウィッチごときで2CUCも出してたら話になりません。

キューバでは2CUCは大金なのです!!!
なんせ手持ちがたった28CUCですから(笑)
次からはもっと安い食事を考えなければなりません。
(そもそも初めの予算に問題があったのかもしれませんが(笑))
キューバで最安の都市間移動手段はトラックである
キューバを旅するうえで必要な知識がこれ、トラックです↓
基本、トラックはキューバの都市間を結んでいる貧乏人専用の交通手段です。
かなりの距離までわずか1~4CUC(110~440円)くらいで行けます。
日本人の筆者からすると、まさに夜逃げする感じの出で立ちの人が多いです!
とりあえず大きな都市まで乗るつもりで、一度トラックに乗りました。
日本的に言えばトラックの運転手は個人事業主なので「どこに行く」とか「何時に出発する」とかは時刻表で決まっているわけではありません。
完全にドライバー次第なんです。
「とりあえず北上して」となんとなくのニュアンスを伝えて乗り込み、そして到着したのがコントラマエ何とかとかいう町でした↓
80km走って運賃は1CUC(およそ110円)
しかし乗り心地は最低、爽快感は最高という何とも乗客を選ぶ乗り物です。
安い、安過ぎます。
筆者が住む京都市バスなんて初乗り運賃で230円です。
キューバでは5kgの水がおすすめ
とりあえずこれからの旅の必需品は水!
なにを差し置いても水が必要です、特にキューバは蒸し暑い!

5kgの水タンクの存在を思い出し、まずはスーパーを探します。
お、スーパー発見↓
そして5kgの水も発見↓
5kgで1.9CUCか・・・
仕方ない、うん、この出費は仕方ない!
うむ、この品揃えさすが!
んで5kgの水を片手にキューバ旅開始
「これこれこれーーーー」とテンションが上がる筆者。
キューバにコーラ?
これは旅のプロ達にお聞きしたい!
キューバにコーラってあるんですか!!??
今までそれっぽ~いコーラとかペプシとかM&Mとかはあったけど、本当に"Coca Cola"って書いてあるボトルは初めて見ました。
なんせキューバはアメリカと仲が悪い(かった)のでマクドナルドとかコカ・コーラといったアメリカ系の企業はまだ進出していないはず。
知らんかった、キューバにコーラ?ばったもんでは無いと思うんですが。
ん、でも"SABOR ORIGINAL"って書いてある(笑)
訳が分からん。
キューバのトラックは神出鬼没
コントラマエ何とかの街中を適当に歩いていると、人々が多く待っているバスセンターに到着しました↓
基本、キューバのトラックはどこに停まってどこから出発するかが不明です。
↑これがトラックの行先と値段と時間が書いてあるボード。
とりあえずこんな感じで
みたいな掲示板があります、が、筆者は全く意味が分かりませんでした。
Maps.meを使っている人やと「Omnibus」って調べて出てくるバスステーションは大抵トラックもめっちゃ停まってます、参考までに。
↑出た出た、夜逃げグループ(笑)
緑の上下はカストロファッション
皆さんはフィデル・カストロをご存知ですか?
↑カストロ議長
キューバ革命を成功させ、独裁者のバチスタ政権を倒したキューバの英雄です。
街中で見る緑上下のファッションはそのカストロ議長のファッションを真似しているんです↓
カストロ議長とは、日本で言えば、、、日本で言えば、、、
まあ、、、伊藤博文ですかね?(←適当
みんな日陰にいます、そりゃそうです。
日向はまじで灼熱地獄ですからね(笑)
キューバ縦断トラックの噂
とりあえず次の町までトラックで行くために、何となく人が多い場所に同じように「トラック待ってます」の顔で立っていました。
すると、奇跡的に英語とスペイン語両方話せる人を発見↓
キューバの現地人で英語話せる人に会うのって、まじで飛行機事故に遭うくらいの奇跡です。
この人に色々とトラックのこと訊きました。すると
キューバ縦断トラック
というとんでもないトラックがあるらしい、という情報を得ました。
あくまで噂だけで、何となくわかったふりしてその場を離れましたが、結局どうすればいいのか決め切れずにぶらぶらしていました。
キューバを南北に縦断する奇跡のトラック
という事で、ここからようやく南北縦断トラックの話です。
これまでは10日間かけてじっくり~と思ってたのが急遽予定を変更!

え、キューバ縦断トラック?なにそれ、めっちゃおもろそうやん!!!!
ツアーみたいな感じか?どれくらいかかんのかな?
そう思って徘徊していると、ついにキューバ縦断トラックを見つけたのです↓
トラックの外観
まずは見た目!
こんな感じ。でも青色だけとは限りません。
トラックによって行く場所が違うので普通はそのトラックの行先と運賃を聞いてから乗車することになりますが、これはHABANAと書いてありましたので「おそらくハバナに行くのだろう」と勝手に思いました↓
まだ出発までは時間がありそうだったのでトラックのぐるりを確認したりしていると、ガソリンタンクからオイルが漏れてましたΣ(゚Д゚)
しかもそれをプラのコップで溜めている?どういうこと?
筆者は自動車の構造関係は全くわかりませんが、

という不安が頭をよぎります。
トラックの運賃
一番気になるのはここですよね。
なんせ、878kmですからね↓
日本だとだいたい福岡県博多市から静岡県浜松市くらいの距離です。
いくらかかるのか見当も付きませんでしたが、恐る恐る訊いてみました。
これもトラックによってバラバラだと思うんですが、今回乗ったこいつの場合やと
たったの12CUC!!(約1,320円)
正直初めは耳を疑いました。
ハバナのホステルで一緒になったドイツ人女性の話やと、サンティアゴから14CUCでハバナまで来たらしいです。
トラックのタイムスケジュール
とりあえず12CUCでハバナまで行けるのは確実っぽいので、次はスケジュールですよね。
まさか878㎞もの距離をぶっ通しでいくわけはないでしょうから。
正直、これは乗るまで不明でした。
・何回トイレ休憩があるのか?
・何時間で着くのか?はたまた何泊するのか?
・食事はどうするのか?
全くわからずに乗車しました。
しかし、ここまでのキューバ旅でスペイン語もだいぶ話せるようになりましたのでそれを駆使して会話を試みました。
と言うより英語とスペイン語をミックスさせた万能会話スキルを使い、運転手に質問をしました。
※「このトラックはどこまでですか?ハバナまでですか?本当に12CUCですか?トイレ休憩は到着までに何回ありますか?」
と訊いています↓

オーラ、ドンデ ディス カミーヨ トゥ ウェア? ハバナ? レアリー?
ソロ ドーセ クック?
クアントス トイレット バーニョ アンティル ゲッティング ゼア?
ドンデ:どこ
カミーヨ:トラック
ソロ:たった
ドーセ:12
クック:CUC
クアントス:何回、どれくらい
バーニョ:トイレ
まさに警官に教えてもらった5W1Hと旅の途中で仕入れた単語をフルで駆使した名文です。
まあ結局ほぼ何も理解できずに「12CUCでOK」ということだけがわかりました(笑)
座席を選ぶときは慎重に
とりあえず、お金を払ったら「好きな場所に乗ってくれ」といった感じで、トラックを指さされました↓
結構きちきちに詰め込まれます。
ちなみに筆者が乗ったのがこの青いシートの窓側↓
進行方向左側
割と急かされたので深く考える前にここに座ってしまいました。
が、これが今旅最大のミス
・まずシートは倒れません、固定されてます。
・前のシートは倒れてきます。
・このシート間に身長182cm 80kgの筋肉室な男性が(途中休憩はありますが)14時間座りっぱなしです。
・足は伸ばせません、もちろん。
でもそれは自分次第、広い席を取ればいいだけの話(あれば)↓
↑これですよ?
前部座席の背面シートとの間隔を見てください。

とは言え、横に人が乗ってこなかったので実は大正解の席を選んだ気がします。
先に筆者が座っていれば「は、あんなデカいやつの横は狭そうだから嫌だ」と皆が思い、結果的に一人で2席使えるという計算でした。
いざ出発
午後2時、いざコントロマエ何とかを出発です。
腹をすかした野犬も普通、こんなのそこら中にゴロゴロいます。
キューバでは馬車も普通です。
豆知識ですが、日本の公道で馬車を走らせる場合は小型車両として扱われます。
馬に乗る人がお酒を飲んでいたら飲酒運転、馬にお酒を飲ませた場合は整備不良になるそうです(笑)
筆者が座った座席の前に乗ってた地元の女の子が話しかけてくれました。
名前はエリカ

エリカ?
なんでそんな日本人っぽい名前なん?
その名前、キューバでは珍しくないの?
と訊きたかったのですが、さすがに万能会話スキルをもってしても全く通じませんでした。
彼女も英語を習いたてで会話するまではいきませんでした。
↑そしてエリカの弟
なぜかわかりませんが、会話は全くできなかったのに楽しくコミュニケーションを取ることができました。
どうですか、全く会話できない者同士とは思えない陽気さでしょう?
このとき筆者は現地語を勉強する必要性を強く感じたのでした。
腹を空かして死にかけてた日本人に、エリカからのささやかなプレゼント↓
このエリカからもらった3つの飴が体中に染み入りました。
トラックは窓際が正解!!
急かされて「えーどこに座ろう、あ、ここでいいや」と選んだ座席でしたが…。
風は感じれるし、景色は見れるし、どうやら窓側は正解だったようです。

筆者一人で2席使えるし大正解でした。
トラックでは窓から物が買える
いざ出発すると、キューバのツアーみたいな感じで結構いいです!
うーーーん、きもちいいなーーーー
もうかれこれ2時間くらい走りましたが、トイレ休憩はまだありません。
と言うか、ハバナに着くまで「何時間(何日)かかるのか?」「トイレ休憩は何回あるのか?」などの情報は一切知りませんでした。
キューバでは道端でモノを売る人がどこにでもいるので、トラックを降りずに窓から飲食物を買うことができます↓
中はジャムのようなもの?が入っていて甘い。しめて5CUP(=20円)
とりあえずこれでお腹を満たすしかありません。
本格的な食事はいつ摂れるのでしょうか・・・?
にわか雨は地獄の始まりです
気持ちよく走っていたのも束の間。
我らのトラックは突然のにわか雨に襲われました↓

ヤ、ヤバい…
窓を閉めろおおぉぉぉぉ(たぶん)
と誰からともなくそんな叫び声が聞こえ、閉めるのが少し遅かった筆者は周りから「早く閉めろよおぉぉぉ!みんな濡れんだろ!!」とめちゃくちゃ怒鳴られました。
もう、筆者のズボンはかなり濡れてます。
何とか閉めれたら、次は猛烈な湿度が車内を襲います。
そのサウナのような蒸し暑さとキツキツな座席のせいで何もしていないのに汗が噴き出してきました。
それと海外の方に多い独特な臭いが充満し、筆者は常にタオルで鼻と口を押えて呼吸をしていました。
閉め切ったトラックの車内なら、約3秒で新型コロナウイルスのクラスターが発生します(知らんけど)
小休止一回、大休止一回
かれこれ5~6時間乗ってます・・・。
一度休憩時間が訪れ、やっとトラックを降りれました(*´ω`*)
ふう。
体をグーーーーっと伸ばして来たるロングライドに備えます。
と思ったら5分くらい休憩してすぐ出発←え?(゜.゜)
空はめっちゃ広く、星も結構見えました。
早い話、爽快感はかなりあります!
キューバは陽がめっちゃ長いので20時とかでこの明るさです↓
そして夜の22時過ぎにどこかのカフェの駐車場に入ってディナータイム↓
もういま、自分が地図上のどこにいるのか、全くわかりません↓
おれいまどこにいるの?(゜.゜)
カフェに着いたはいいが、何分後に出発するかが全くわかりませんでした。
正直、ここでどれくらいの間休憩するかわからなかったので、
筆者は乾パン味のビスケットを買ってトラックの中で食べることにしました↓
20CUPのビスケット、ほんとに美味しくない。

調子乗ってレストランで晩飯食べててそのまま置いて行かれたら一巻の終わりですからね。
そしてまた出発
トラックで寝るときの注意点
ようやく就寝時間、トラックで寝るときの注意点をご紹介できます。
是非参考にして下さい!!
窓際はすきま風が寒い
まずはこれです。
昼間の灼熱地獄から一転、4月半ばのキューバの夜は寒いです。
トラックの中のみんな、ブランケット被ってました(さすが地元民)
半袖半パンの筆者はブランケットをかばんの中に置きっぱなしにしていたので、正直凍えました。
筆者のバックパックは対面の通路の上に置いていたのです(笑)
くそっ、うかつでした(;゚Д゚)
めっちゃ寒かったです。
トラックが異常に揺れる

日本の道路のようにきっちりアスファルト舗装されておらず、その割に時速130~150kmくらいで走るので80kgの筆者の体がたまにお尻からふわっと浮くくらい揺れます、というか本当に浮きました。
寝方の正解が分からず、とりあえず前のシートのヘッド部分に頭をつけて授業中に寝るみたいに「突っ伏している」感じで寝ていたのですが、振動の落差で鼻とか頬骨を超硬いヘッドに強打してしまいました。
恐らく翌朝は誰かと喧嘩したくらいの顔になってたと思います。
解散
そして夜中の4時頃にハバナに着き解散です↓
え、いきなり!!!?\(゜ロ\)(/ロ゜)/
って感じで急に起こされます。
解散した駐車場にはタクシーが一杯いるので、そういう意味では心配はなさそうです。
↑住所的には首都ハバナのここら辺に降ろされました。
筆者は降りてすぐに野宿できる場所を探して近くのお城に入り、丘の窪地にテントを立てました。

よく見ると城内の警備室的な部屋に明かりが付いていて、さすがに警察沙汰になるのはマズイと思い黙ってテントをたたみ直して出ました。
もうずっと街中なのでテントを張る場所はほぼありませんでした。
歩くしかありません。
結局歩いて歩いて・・・
歩いて歩いて、2.8km歩ききって前年に宿泊した"Enzo’s backpackers hostel"に辿り着き、
玄関の鍵が開く朝7時まで外のベンチで体を休めて、2日分の宿を取りました。
2泊で12CUCです。
驚いたのが、ここの宿のおばちゃんが約1年前に宿泊していたのを覚えてくれてて「あーーー!RYOOOooooおーらーーー」と言ってくれました。
1年前に2~3泊しただけやのに。
めでたしめでたし
さいごに
普通キューバを観光で周る人は絶対にタクシーを使うと思います。
そりゃ他の国に比べてかなり安いですし危険も無いので、結構頻繁に使うと思います。

色々なキューバの内情を見ることができますし、キューバ人の国民性もより深く知ることができます。
正直筆者はもうキューバはお腹いっぱいですが、タクシーだけの旅よりはトラックを多用して良かったと思っています。
キューバはタクシーのキャッチが物凄く多いですが、賢く使えば安く便利に使えます。
ただぼったくりも大勢いるのでその点だけ気をつけてください。
興味があればこちらも是非一度お読みください↓
おいおいキューバ人頼むぜ~(゜.゜)筆者は2018年と2019年で合わせて17日ほどキューバに滞在し、様々なものを見たり聞いたり多くの人と触れ合う中で「自分の人生観が広がったな」と本当に思いました。そう思わせてくれた[…]
RYOです筆者今回の記事ではキューバに行く前に知っておきたい歴史を簡単にまとめました。なぜなら2019年の4~5月にかけてもう一度キューバに行こうと思ったからです。笑筆者は2018年4~5月にかけ[…]
RYOです2018年4月後半にキューバに1週間行ってきたので、当時の覚え書きと共にその様子を皆さんにお伝えしようと思います。どこにあるの?まずキューバはここの赤い小さな国↓アメリカのフロリダ半[…]
皆さんご存知でしょうかキューバがWi-Fi貧国であることを・・・筆者行って気付いたのですが、キューバにはフリーWiFiというものは存在しませんでした…社会主義国だからか知りませんが、とにかくキュー[…]
RYOです今回はキューバの首都ハバナから世界遺産の町「ビニャーレス渓谷」へのトラックでの行き方をガイドします。筆者実はタクシーを使っても安いんですけどねキューバ国内の長距離移動ではトラックが多用さ[…]
ありがとうございました~(@^^)/~~~