2014年の驚きと発見の連続だった1ヶ月間を振り返りつつ、今回はドイツ東部の街ドレスデン滞在について語る。
今思えば、右も左も分からない状態でよくそんな大胆な決断をしたものだが、この旅が人生において多くの発見や学びをもたらしたことは間違いない。
一応、前回の記事も載せておく。
2014年の驚きと発見の連続だった1ヶ月間を振り返りつつ、今回はオランダの首都アムステルダム滞在について語る。今思えば、右も左も分からない状態でよくそんな大胆な決断をしたものだが、この旅が人生において多くの発見や学びをもたらしたこと[…]
ドレスデン滞在記
ドイツ東部、チェコ共和国とポーランド共和国の国境にほど近い町、ドレスデン。
かつてザクセン王国の首都として栄え、バロック建築が美しい歴史的な都市。しかし、第二次世界大戦で壊滅的な被害を受け、ほぼ全壊!
それでも戦後、驚異的な復興を遂げ、今では「エルベのフィレンツェ」と称されるほど美しい街並みが広がっている。
日本で例えるなら……「京都」のような存在。歴史と文化がぎっしり詰まった古都なのだ。
バロック建築について詳しく知りたい方はこちら
(別タブで開きます)
ヨーロッパを旅する前に知っておくべき西洋建築の知識として、今回はバロック建築について説明します。[show_more more=恒例の挨拶(クリックで開きます) less=折りたたむ color=#0066cc list=»[…]
ドレスデン、ただの経由地にしておくにはもったいない町だった。
ヨーロッパの駅の名前は超ややこしい
まず筆者はアムステルダム→ハノーファー→ドレスデンというルートで移動した。
ハノーファーに到着
そのまま無事に余裕でドレスデンまで到着!
……かと思いきや。ハノーファーを出てすぐ
筆者、爆睡。
列車に揺られ、心地よい眠りへ。
ハッと目を覚ますと、ちょうどアナウンスが流れる。
「We’re arriving at Dresd…」
ふと窓を覗くと電車は既に駅に到着し、乗客が右に左に目の前を通り過ぎているのが見えた。
Σ(゚Д゚)ナント
「ヤバい!!!すぐ降りな」
光の速さで荷物を掴み、慌てて飛び降りた瞬間、扉が閉まり列車は発車。
「ふぅ、ギリギリセーフ( ´Д`)=3」
と思ったのも束の間。
「……ん?ここDresden Hbf(中央駅)じゃなくね?」
実はドレスデンには20種類以上の「Dresden ○○駅」があったのである。
- Dresden Hbf
- Dresden-Neustadt
- Dresden Mitte
- Dresden-Reick
- Dresden-Dobritz
- Dresden-Strehlen
- Dresden-Plauen
- Dresden Freiberger Strasse
- Dresden-Niedersedlitz
- Dresden-Zschachwitz
- etc…
もう何が何だかわからん!!!
つまり、ただ漠然と「Dresden駅で降りる」と思っていると、間違いなく迷子になる。
筆者「……とりあえず、ここどこ?」
ドレスデン迷子事件、完結編
ドレスデン中央駅以外にも複数のドレスデン○○駅があるなんて全く知らなかった筆者は、一瞬聞こえた「どれすで…」のアナウンスに反応。
「ここやー全軍進撃ーーー!!!」
と勢いよく降車。
しかしそこはDresden Hbf(中央駅)ではなかった。
……( ゚д゚)ヤッチマッタ
そして不覚にもシャイな筆者は間違いに気付いてからも、周りの人に尋ねるまでもなく自分で乗り継ぎ便を弾き出してDresden Hbf目指して次に来た列車に乗り込んだのだった。
結果、反対方向行き(´;ω;`)
さすがにヤバいと気づき、近くの車掌さんに尋ねる。
筆者「Dresden Hbfっていうのはこっちじゃ……ない?……ですよね?え?どっち!?」
しかし英語が話せない車掌(←たまにいる)
でも筆者が行きたい場所は何となく通じた模様。
女性車掌「次の駅で降りて、向かいに来る特急に乗って最初の駅だよ!一つ目、OK?👍」
と親指を立てる(=ドイツ式「1」のサイン)。
筆者(え、Good?って意味?了解!👍👍)←でっかいサムズアップでお返し
車掌さん(こいつ大丈夫か……?)
1なら👍の形、2ならピストルの形といった感じです。
ドイツ語圏では👍サインは「1」という意味昔、初めてヨーロッパを独り旅している時に、乗る電車を間違ったので焦って車掌に正しい電車を訊ねた際に、「次の駅で降りて、向かい側に来た特急電車に乗って一つ目の駅よ」と[…]
結果・・・
運よく終電(0時22分)でドレスデン中央駅に到着ƪ(˘⌣˘)ʃヨユー
これから歩いて宿まで行ってシャワー浴びて寝たら夜中の1時半を超えていたのだった。
ケバブはトルコ発祥では無かった?
翌朝、なんの目的もなくドレスデンの町をぶらぶら歩いていると、腹が減ってケバブ屋台の前に吸い込まれた。
おっちゃん「Are you Japanese?」
筆者「Yes!」
(「Chinese?」じゃなくてよかった!)
一発目で日本人と訊いてきたこのおじさんの店でケバブを注文しよう。
ヨーロッパ歩いてたらほとんどの屋台のおっちゃんは
「Are you Chinese?」
と聞いてくる。
筆者はその度に「JAPANESE」とだけ言って、そこでは何も買わない。
そりゃアジア人の顔見れば"Chinese?"と聞くのが最も確率が高いのはわかるのだが…。
筆者は日本人ですもん。
美味しかった♡
しかしケバブはトルコの料理では無いらしいのだ。
えっ、じゃあどこ発祥??
実は…ドイツの首都ベルリン!!!
ドイツで最もポピュラーな「ドネルケバブ」は、1970年代にトルコ系移民のカディル・ヌルマンさんがベルリンで考案したものと言われている。。
「トルコには昔からケバブはあったけど、パンに挟んで手軽に食べるスタイルはベルリンが発祥」という話。
これはベルリン出身の母をもつ大学時代の後輩から教えてもらったことである。
(別タブで開きます)
ドネルケバブの発祥はトルコではなくベルリンだった!!筆者は大学時代にカヌー部に所属しており、様々な先輩後輩たちに恵まれました。基本みんなとても変わった人間なのですが、その中でも一際変わった後輩がいます。そいつは見[…]
場外特設アイススケートリンク
最近は日本でも見かけるようになったが、ヨーロッパでは街の広場に特設のスケートリンクがドーン設置されている。
特にドイツを中心に、ヨーロッパ全域でこの風景が見られる。
冬のクリスマスマーケットやイベントと相まって、雰囲気は最高!
特にオランダの首都アムステルダムでは、(噂だが)冬は凍った運河をアイススケートしながら通勤・通学するため、スピードスケートでも世界屈指の強豪国なのだとか・・・。
ポーランドにあるアウシュヴィッツ強制収容所へ
そして旅は次の目的地へ。
アウシュヴィッツ強制収容所 。
ポーランドのクラクフにあり、ナチス・ドイツが行っていた負の歴史を今に伝える場所。
収容所の入り口には、有名な言葉「ARBEIT MACHT FREI」(働けば自由になる)の文字が刻まれている。
ここで目にするのは、教科書では伝わらない生々しい歴史の痕跡。
ただただ言葉を失う、そんな場所だった。
2014年の驚きと発見の連続だった1ヶ月間を振り返りつつ、今回はポーランドの古都クラクフ滞在について語る。今思えば、右も左も分からない状態でよくそんな大胆な決断をしたものだが、この旅が人生において多くの発見や学びをもたらしたことは間[…]
2014年の驚きと発見の連続だった1ヶ月間を振り返りつつ、今回はオランダの首都アムステルダム滞在について語る。今思えば、右も左も分からない状態でよくそんな大胆な決断をしたものだが、この旅が人生において多くの発見や学びをもたらしたこと[…]