【おもしろい豆知識】カオス理論で使われる『北京の蝶』

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北京で蝶が羽ばたくとNYで嵐が起きる?

さて、先日バタフライ効果についての記事を目にしたときに「北京の蝶」という話を思い出しました。

ヨーロッパ ブログ
筆者
北京で蝶が羽ばたくとNYで嵐が起きる?

そんなこと絶対にありえません。

しかし比喩表現としては非常に優れた例え(らしい)のです。

ゴルゴ13の中の説明を引用すると↓

北京の蝶

北京で蝶が羽ばたくとNYで嵐が起きるというカオス理論を端的に現した比喩表現。

通常なら無視しうる誤差が、やがて大きな差となる現象をもたらすこと

バタフライ効果。

(ゴルゴ13より引用)

つまり、

どのような現象でもそれが引き起こされた裏には必ず何かの原因があり、それはあたかも無視できるような些細なことかもしれない

ということです。

この概念を世界で初めて提唱したのがMIT(マサチューセッツ工科大学)の気象学者エドワード・ローレンツで、彼の講演のタイトルが、

「ブラジルの一匹の蝶の羽ばたきが、テキサスで嵐を巻き起こすのか?」

だったことでこのような名前が付きました。

キューバ 歴史
筆者
MITの学者になるくらい天才的な人が真剣にこんなタイトルで講演するのって面白いですよね。

ブラジルが北京に、テキサスがニューヨークに変わったりはしていますがこの「バタフライ効果」が世界的に広まった一番の理由は、

どんなに些細なことでも将来的に大きな影響を及ぼす可能性があり、未来は誰にも予測できない

という、哲学的な意味があるからです。

ここまで説明するともう日本でも同じような諺があることに気づくと思います。

そう、【風が吹けば桶屋が儲かる】と一緒です↓

ミュージシャンを目指していた広島出身のある少年が東京目指して電車に乗った。

しかし長旅によって心身ともに疲弊しきっていたその少年は東京まで我慢することができずに遂に横浜で降りてしまう。

そこから住み込みバイトをしながらバンド活動をし、徐々に世間に認められて現在では世界の永ちゃんとして知られるようになる。

本人も「もし、ちゃんと東京で降りていた場合の未来というものがあったとしたら・・・、どうなっていたんだろう?」と語っています。

キューバ 歴史
筆者
まさに矢沢永吉みたいな感じの話ですね、バタフライ効果って(笑)

バタフライ効果については様々な著書もあり映画もあるらしいので、もっと知りたい人はご自身で調べてください。

結構面白いですよ

カオス理論 バタフライエフェクト
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