フランス、リール(Lille)旅行記【5/15】

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はじめに

RYOです

2017年12月20日から1月10日まで、なんとカタール航空のモニター募集に合格してヨーロッパへタダで行ってきました。

» 詳しいことはこちらを↓

ヨーロッパのモニター募集にかける思いを綴る書類審査からカタール航空のお偉いさんとの面接まで全てをクリアして、あらゆる制約も了承してヨーロッパへ。

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さて今回のテーマはズバリこれ!!!!どうやったら海外にタダで行ける『モニター募集』を勝ち抜けるのか自慢ですが、筆者は人生初のモニター募集で見事当選しタダでヨーロッパに行って参りました。筆者またまた自慢です[…]

モニター募集 合格

最もつらかったことは何か、正直「1日2回、SNSに指定されたハッシュタグを付けて近況報告をアップする」ことでした。

しかしそのおかげで、全ての滞在地に僕の正直な感想が詰まっています。

今回はその感想をもとにブログを書いていきたいと思います。

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「コンセントのアダプタ貸してくれない?」から始まった旅

先にアナとの出会いについて話しましょう

朝食時と言えども気を抜くな

フランスの都市リールを訪れる直前にいた町、ベルギーの首都ブリュッセルではBRUEGELというYouth hostelに一泊だけし翌日にはフランスのパリに行く予定でした。

ブリュッセルを去るその日の朝、ユースホステルの食堂で朝早くからいつも通りのビュッフェを楽しんでいました、独りで。

すると、こちらに背中を向けるように座り同じく一人で早い朝食を食べている女性がいました。珍しくどんな子か気にもしていませんでした(笑)

その子が朝食を終え、プレートを片付けるとこちらに歩いてきて

コンセントのアダプタ貸してくれない?

と話しかけてきました。ベルギーのコンセントの形状はタイプCと呼ばれるもので、〇の中に〇が2つ平行に並んでいるタイプになってます(これだけの情報で実物↓を想像できたあなたは天才)

タイプC

ちょうどプラグは2つ持っていたのですが今は朝食中なのでそんなもの持参していません。という事で「部屋にあるから取りに行くわ、待ってて」と、食事を中断して一度部屋に取りに帰る。そしてどうせ2つ持っていたという事もあり

これあげんで、タイプC持ってへんと他の国でも困るやろ

と一つあげました。そして食事を再開すると、俺の机の横にある壁のコンセントから充電しながら少しの間話をすることに。話しているとどうやら今からパリに行くらしい。

この時僕は、ホステル内の食堂だったのでわりと汚い恰好で非常に後悔しました。朝食時ですら気を抜くな、と学びました。

旅の醍醐味

おれ「え、おれも今からパリやで?」

アナ「まあ素敵!パリの前に、一緒にリールのクリスマスマーケットに寄らない?凄く良いらしいの」

と言われトントン拍子で「おーじゃあ一緒に行こう」となった。

まずはどうリールなる都市に向かうかを話し合う。おれは天下のユーレイルパスを支給されていたので、電車で行きたい。しかし向こうは完全に実費旅なので電車より格安バスがいいと言う。うむI have no choice である。一緒にバスで行こうとなり、確か9€か15€くらいでバスを予約した。

とりあえず15分後にロビー集合で別れ、急いで食事を終えロビーに向かい、新たな旅が始まった。

リールってどんな街?

フランス第4の都市リール!!!リールはベルギーとフランスの国境付近にある町で、ぼくはアナから聞くまでこの名前を一度も耳にした事がありませんでした。

え、フランス第4の都市?じゃあその上の3都市はどこ?

と思ったあなた。グーグル先生に訊きました!!ちなみに都市の人口でいうとリールはフランス第10位でしたが、その・・・人気?と言いますか経済発展?的にはリールは紛れもなくフランス第4の都市らしいですよ。

フランス第1の都市は言わずもがな、華の都パリです。フランス語の発音ではパヒと言います(笑)
残りの2都市はマルセイユとリヨンっぽいですが、人口によるランキングとか経済発展的なランキングとかによりますので一概には言えません。

やはりyouth hostelは良かった

今回、久しぶりにユースホステルに泊まったんですが、めっちゃ良かったです。

・ある程度の清潔感は保たれている

・朝食バイキング付き

・何より都市部でも安定の安さ

・変な奴がおらん気がする。

初めてのヨーロッパ旅行で使って以来、メンバーシップの期限が切れてそれっきりやったけど今回 機会もらってもっかい使い始めました。今まで色んなホステル使ってきましたが、俺的には朝食バイキングあんのがたまらん(*´ω`*)

昔は毎朝のバイキングでハムとかサラミめっちゃ食べてその日のエネルギー補給してたん思い出しました。笑

知る人ぞ知る"FLIX BUS"

ユースホステルを後にし、バス乗り場に向かう!彼女の名前はアナ、本名アナスタシアである。

おれの辞書には

アナ、本名アナスタシア。ロシア人の女性に多い名前でヨーロッパの物語では美しい女性としてよく登場する名前である

と載っている。完全に俺の誤解と偏見が入り混じった辞書である。

おれ自身は全然知りませんでしたが、アナはバス停の場所わかってるからと20分くらいの道のりを歩き始めました。道中せっかくなのでグラン・プラスを寄り道します。

話しているとどうやらアナは日本も訪れたことがあり、大好きなようです。一番のお気に入りは福岡と京都と言ってた気がしますが。

おれ自身は会えへんかったけど、この4か月後にも福岡県を訪れて満喫したらしい。

おーい、ほんまに道大丈夫?わかってる?

カナダでは野生動物に餌をあげるのは犯罪?

何の話やねん

そう思った方、大丈夫。ちゃんと理由があります。

話しているとどうやら、アナは日本の奈良を訪れた時に奈良公園でみんなが鹿に餌をあげている様子を見て驚いたらしいのです。「あーあんなに大っぴらに鹿と戯れることができんのは世界でも奈良だけやもんなー」と思っていると

カナダでは野生動物に勝手に餌をあげると犯罪よ。

と言ってきました。ほう、一つ勉強になりました。カナダと言えばグリズリーですからね!!ぼくも将来、カナダとアメリカを1年ほどかけて旅したいと思っているのでいい情報でした。

あっという間に到着。知る人ぞ知るFLIX BUS↓です

ヨーロッパの都市間を安く周るなら長距離バスが圧倒的におススメ。めっちゃ安いです。そしてGoEuroというアプリを入れておきましょう。バスや鉄道などの検索に物凄く便利です!!!

リール(Lille)のクリスマスマーケット at 昼

おおースゴイ不思議な建物↑です。ギリシャ建築のペディメントとローマ建築のアーチ構造と、お!ピラスターも見えますね。完全にローマ建築のような印象を受けますが、どうなのでしょう。

あ、ここで一つ言っておきます。

※ヨーロッパを周る時は事前に必ず西洋建築の勉強をしていきましょう。

西洋建築の勉強せずに行ったら必ず後悔します。

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ローマ建築

到着したのはリール中央駅でした。

少し歩くと早速クリスマスマーケットっぽい会場が見つかりました。

まだ陽も高いので盛況という事は全くなく、普通に歩き回って夕方にもう一度カムバックすることにしました。

本日12月26日、お昼でもクリスマスマーケットは動いている。

グラン・プラスはベルギーだけじゃない?

Village de Noel de Lille(リールのクリスマス市)

リールでクリスマスマーケットが行われているのがこのグラン・プラスと呼ばれる部分です。

グラン・プラスというのはベルギーの首都ブリュッセルだけにあるとてっきり思ってましたが違うんですね。日本でいう○○銀座通り的なんなんですね。

ヨーロッパ中にグラン・プラスがあって驚きました(笑)

クリスマスマーケットの屋台の様子

中には見たことも聞いたこともないようなオーナメント?(←意味知らんけど使ってみた)、日本語で言えば雑貨がいっぱいあります。

フランス/リール

フランス/リール

お金があったらいっぱい買って帰りたいんですがね。

もし失礼なら言ってください。

フランス/リール

サンタコスのマツコ・デラックスにそっくりです。

三大クリスマスマーケットで試すべきもの

フランス/リール

とりあえず見てるだけもアレなんで・・・とお互い阿吽の呼吸でグリューワインを頼みます。

三大クリスマスマーケットで試すべきものの一つ、グリューワイン

フランス/リール

一つ言わせてください

↑このグリューワインはぼくが奢りました!!!!!

まあ2€やったんですけどねこれ

フランス/リール

フランス/リール

もう一つがレープクーヘン。そして最後がうーん何にしよっかな、シュトレンかな

昼間からお酒飲んでハイになってる人も大勢います。

フランス/リール

今ではもう忘れましたが、このおば様呑んでたんかな?めっちゃハイテンションで大阪のおばちゃん顔負けでした。

フレンチフライはフランスのものじゃない?

たぶんメニュー表一番上のポムドゥテールェを頼んだ気がします

確かこの子に聞いたんだと思うんですけど、フレンチフライは「フレンチ」って入ってますがフランス発祥じゃないみたいですよ。

ではどこの?

ベルギーらしいです。

フレンチ・キスはチュッとする軽いキスかと思ったら実はとても熱烈で濃厚なキスである、って言うのに似てますね。

欧米人はやっぱりオープン

そしてクリスマスマーケットが行われているグラン・プラスを後にし向かったのがリール城塞です。まあ普通に公園っぽいので行ってみようくらいの気持ちでしたが、ここでも海外の女の子あるあるであるノリの良さをみることができました。

クリスマスマーケットを出て城塞まで20分強歩きましたが、どうやらアナは結構トイレを我慢していたみたいです。そしてちょっと向こうに公園っぽいのが見えてきたくらいで

「あーだめリョウ、わたし我慢できないわ、ピーしたい!あの公園にはトイレがあるかしら?結構ヤバいーーー」

と言ってきました。「絶対あるからもう少し我慢して」なんて言いながら公園やからあるやろ的な感じで歩いて公園の茂みが見えると「トイレなかったらどうすんの?」と訊きました。まあそれ訊く時点で俺もおかしい、と今なら思います。

「まあ正直、全然茂みでできるよー。リョウは周り見てくれるだけで良いから」

というカヌー部顔負けの地球はトイレ的な考え(これも欧米人には有りがちな発想です)に思わず抱きしめたくなりました(笑)

もちろん、こんなしょーもない話で性的興奮を覚えたわけではなく、単にこーゆーサバイバル根性のある女性はやっぱりいいなーと思いました。

結局トイレありました。はい、でも閉まってました↓

とうとう地元の人に聞いたところ、少し遠くにあるという。最後の力を振り絞って走り、何とか間に合ったようです。

城塞の中に入ることはできませんでした。

ここら辺で一応パリ行きの電車の時間とチケットだけ確保しておこうと、Lille中央駅に寄りました。

今晩の電車の時間を確認して再びクリスマスマーケットに戻ります。

リールのクリスマスマーケット at 夜

再び帰ってきたグランプラスのクリスマスマーケットです。

昼と違い大勢の人が集まってきており、空の色も美しくロウソクなどの装飾品も素晴らしい。

そう、クリスマスマーケットに言葉はいらない・・・

↑ただの筆不精を隠すための良さげな言葉(笑)

↑世界中どこにでもこんなのいますね(笑)

欧米人とのお別れはハグと決まっている

Lille中央駅からパリ行きの電車に乗ります。

かなりお疲れの様で一時間半の乗車時間だったんですが、30分ほど話して1時間ほど寝てました。

到着寸前に起きたアナちゃん

パリ北駅に到着しました。

この子も予定無いやろし、もう少し一緒にいれるんかなー

と漠然と思ってたらビックリ!!!

なんと改札で彼女の男友達が待ってたのです(笑)

ここでハグして挨拶してお別れ。彼女はCouch Surfingという無料で他人の家に泊まれるシステムを使っていたのでそれかもしれませんし、友達かもしれません。それは全くわかりませんですよはい!

そしてParisに着いたのが20:30。当時のメモにはこう書いてあります↓

昼にはパリに着いてエッフェル塔に凱旋門にルーヴル美術館〜♪♪と思っていた俺の予定は雲散霧消し「まあ、パリに来んの3回目やしな…」という気持ちになり結局【華の都パリ】観光はスルーして、今はただ疲れてベッドで寝ている、いやそれだけでも疲れる。眠い、寝たい、寝ます。

モニターとしてyouth hostelの感想を載せなあかんけど、とりあえず明日の朝にします。

まあこれからも会えると思うので気にはしません。

パリからコルマールへ

それではパリから同国内のコルマールへ移動します。

コルマールと言えば、ハウルの動く城の舞台(モデル?)にもなった街で非常に美しい事で有名です。

ずっと前から行きたかったところです。

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