ダビデの謎
皆さんはダビデ像を見たことがありますか?
恐らく見たことありますよね?
名前も聞いたことありますよね?
このダビデ像なんですが、左手に何か持っているのがわかると思います↓
缶ジュースではありません、紀元前1,000年にそんなものありません。
ダビデは元は無名の羊飼いの少年でしたが、後にイスラエル王国の2代目国王になる英雄です。

なぜ羊飼いの少年が国王になったかと言うと、敵側の「ゴリアテ」という恐ろしい巨人を倒したからです。
このダビデ像はその時の様子(ダビデがゴリアテを倒すシーン)を彫刻家のミケランジェロが残した物です。
さて、ここで再び質問です。
ダビデ像でダビデが左手に持っている物は何でしょうか?
ダビデが左手に持っているのは石!?
羊飼いの少年ダビデは、敵側の最強巨人「ゴリアテ」を倒す名案を思い付きます。

それが投石です。
石を投げる・・・。
現代の核兵器やミサイルに慣れた我々からすると「石を投げる」と聞くと少々滑稽ですが、この当時ではまさに超名案なのです!!
結局ダビデはゴリアテに向かって、布か何かで石を包んでブンブン振り回して投げ、見事に頭に命中させてゴリアテを倒して首を取りました。
ミケランジェロの「ダビデ像」の右手に、布かなにかを持っていればよりわかりやすかったのですが、

ダヴィデ像は、まさに今から左手で持った石を布に装填する様子を表しているようです。
ですので、
↑決してこのように左手で砲丸投げのように石を投げたわけでは無いのです。
ちなみに「ダビデ像」の裏側に回れば確認できますが、背中には紐がしっかりと右手に向かって彫られてあり、より投石感を感じることができます。