先日「風力発電と太陽光発電が砂漠の緑化に貢献する」という研究報告を目にしたときに、自分も以前実際にオーストラリアの砂漠でテント泊したことを思い出してこの記事を書こうと思い立ったわけです、はい。
初めの1週間はメルボルン(オーストラリア南東部の都市)に住む知り合いの方のお家にお邪魔し、残りの1週間は自分でレンタカーを借りて好きな所に行って好きなことをしてきました。
皆さんは砂漠ってどんなイメージがあるでしょうかね?
筆者にとっては、
- 星がきれい
- 空気が澄んでいる
- 恐ろしいサソリやクモがいる
- 昼は灼熱、夜は極寒
- オアシスがある
くらいですかね。
まあたぶん誰に聞いてもこんな感じでは無いでしょうか?
もし「砂漠の基礎知識」に興味のある方は先にこちらをご覧ください↓(別タブで開きます)
RYOです 筆者はオーストラリアの沙漠で野宿したことあるんですが、砂漠については無学だったので、次回のために沙漠について予習しようと思ったわけです! この記事では、沙漠に関する基礎知識をおさらいしていきたいと思います! […]
オーストラリア旅概要~前編~
筆者はメルボルンでお世話になったD氏に別れを告げ、一人でレンタカーを借りてオーストラリアの南海岸沿いをアデレードまで旅することにしました。
直線距離ではもう少し短いですが、海岸沿いに走ると約1,000kmあるようです↓
オーストラリアの面積は日本の20倍もあり、とても広いですからね~
ちなみに1,000kmは札幌から富士山くらいまでらしいです
そしてWi-Fiなどとは縁のない筆者は(スマホは目覚ましとカメラ以外の機能を使うこと無く)この1週間、
- 一体自分がいまどこにいるのか?
- 大きな町’(目的地)まであとどれくらい走るのか?
- 次のガソリンスタンドまで燃料がもつのか?
など、多くの不安を抱えながら、過ごしていました(笑)
たまに立ち寄った町で地図を入手して自分がどこまで来たかを確認していました。
メルボルン(出発地)
メルボルンは世界一住みやすい都市6年連続1位を誇るオーストラリア第2の都市です↓
メルボルンで一週間過ごした感想は、
で、世界一住みやすい都市と言われる理由もわかる気がします↓
都会は都会でも、よくある人混みや狭く汚い通りなどで雑多としている都会ではなく、(そもそも国の面積が広いので)歩道も車道も建物も全てが広々としているので非常に落ち着いた暮らしができそうな都市でした↓
筆者はこのメルボルンで1週間過ごし、その後アデレードに向けてレンタカーで旅立ちました。
D氏が「人生で一度もカンガルー・コアラをはねたことなどない」と言っておられたからです。
しかし運転中にカンガルーやコアラと衝突すれば、彼ら当然死ぬんでしょうが、レンタカーもかなり壊滅的ダメージを受けるようです。
ちなみにD先生のご自宅のすぐ裏の公園にも野生のカンガルーが遊びに来ますし筆者も自分の目で確認しましたが・・・
実物は超ごつくて遠目で見てるだけで恐怖を覚えます。
カンガルーも危険生物だと考えておきましょう。
アデレード(目的地)
目的地のアデレードは特に何が有名というわけでもありませんが、この時期は「クリスマス前」だったので大きなお祭りをやっていました↓
夏のクリスマス、初めてです。
「Last Christmas」が流れるような我々が良く知る少ししんみりする冬のクリスマスとは違い、かなりお祭り騒ぎです!
筆者がアデレードにいたのはクリスマスの1カ月前くらいでしたが、その時期から大きなパレードが道を占領して行進しています(笑)
また、パレードが通った大通りの地面にはチョークを使った落書きで溢れています。
子供たちの良い遊び場ですね(笑)
オーストラリアの砂漠でテント泊~前編~
先に始点(メルボルン)と終点(アデレード)のお話をしましたが、これから本題に入ります。
オーストラリアのメルボルンから海沿いにアデレードまで向かうと、途中でグレートオーシャンロード(GOR)を通ることになります↓
筆者が運転した片道1,000kmのうち、280kmはグレートオーシャンロード(通称GOR)を走りました。
まあ、あまりGORは感動しなかったという話はこちらでしています(別タブで開きます)
RYOです 皆さんも一度は耳にしたことがあると思います、グレートオーシャンロード(Great Ocean Road)!! ※現地ではGORと略されますので以降GORと表記します。 筆者は2017年11月にメルボルンからレン[…]
グレートオーシャンロードはもちろん海岸沿いの道路なんですが、アデレードまでずっと海沿いの道を走ることはできず、途中で内陸部を走らなければなりませんでした。
その際、今後は逆に砂漠の真ん中に伸びる道路を延々と走り続けることになります。
適当に停まったり休憩したりしながら、こんな道を毎日何時間も走り続けたのです。
手元にあるのはサービスエリアみたいなところで手に入れた地図と道路沿いにある看板だけです。
という、完全に時間間隔がバグった生活をしていました。
1,000kmも走っていると、時にはかすかにピンク色の海が見えたので車を停めて、
海辺まで歩いて写真を撮ったり↓
途中で濡れた服やテントをカビが生える前に乾かしたり↓
道中で見つけた小さい町で一度車を停めて、
掘り出し物があるかもしれないので、市場を覗いてみたりしていました↓
まるで原始人のように「朝、辺りが明るくなったら動き出し、夕方、辺りが暗くなり始めたら寝る準備をする」という生活です(笑)
当時の筆者は車中泊禁止・テント泊禁止を知らなかったのですが、基本的には正規のキャンピングスペースをお金を払って借りて毎晩過ごさなければならないようです。
テント泊禁止に関しては、いま思うとオーストラリアには危険生物が数多くいるから、という気もしてきました。
テント泊解禁したら毒グモや毒ヘビの犠牲者が続出しそうです‼汗
食事の調達
オーストラリアはとても広いので、海岸沿いでは町が点在しており、次の町まで2~3時間走りっぱなしは普通です。
筆者は"coles"という、食料品からDIYの工具、衣料品から医薬品までなんでも置いてある大型ショッピングモールで自炊用の食事を購入しました。
値段は記録していなかったのですが、かなり安かったです。
その他、ステーキソースから胡椒や塩などの調味料まで全て買い揃えて再び次の町まで(何時間かわかりませんが)運転しました。
テント泊
そして、その日も両側砂漠の道をずーーっと走っていると、真上にあった太陽が徐々に西に傾いていき、だんだんと辺りも暗くなってきました↓
そう思い、砂漠と隣接している広い場所に車を停め、一応人に見られないように大きな木に隠れるようにテントを設営しました。
ダラダラと筆者の思い出話を語る前に、ここで一度オーストラリア(砂漠地帯)の感動そして危険な一面をご紹介しようと思います。
(別タブで開きます)
先日「風力発電と太陽光発電が砂漠の緑化に貢献する」という研究報告を目にしたときに、自分も以前実際にオーストラリアの砂漠でテント泊したことを思い出してこの記事を書こうと思い立ったわけです、はい。 筆者 筆者は2017年[…]
先にこちらを読まれてからの方が楽しめると思います(”◇”)ゞ
オーストラリアの砂漠でテント泊~後編~
では思い出話の後半に入りたいと思います。
大きな木で隠れるようにテントを設営した後は、まずは写真撮影ですね(笑)
陽が落ち辺りは真っ暗に。
さて晩ご飯の時間です(^ω^)
本日のディナーは、砂漠の中で豪勢にステーキ。
久々に食べるお肉は格別に美味しく、その後コッフェル(=鍋やフライパン)を洗うための水が無いのでこのままテントの外に置きっぱなしにして臭いを散らす作戦をとりました。
テントの中に置くと嫌な臭いがつくので(;^ω^)
このせいで後々エライことが起きます・・・
夜中、時間はわかりませんが2時か3時くらいでした。
テントの外から、いかにも肉食獣の唸り声とテントの周りを徘徊する足音が聞こえて目が覚めました。
初めはのんきに構えていた筆者でした。
滋賀県の比良山系ならこいつはクマであるが、オーストラリアの砂漠地帯にはクマはいない。
犬っぽい、、、(。´・ω・)ん?
オーストラリア・・・砂漠・・・イヌ科?
ディンゴについての知識は全くありませんでしたが、なんかテント破いて襲ってきそうな感じがあったのでそれから2時間くらいずっと息を殺し目を閉じ、右手には"VICTORINOX"の"RANGER"という手のひらサイズの21徳ナイフを持って、冷や汗をめっちゃかきながら足音が消え去るのを待っていました。
これで羊を食べる肉食獣と戦えるのか?
この時の恐怖と言ったらありませんでした(´・ω・`)
おそらくステーキの匂いにつられてやってきたのでしょう。
筆者の感覚では少なくとも1時間、長ければ2時間くらいずっと息をひそめて
どこにいるんだ?
もしテントを破ってきたらどうする、おれ?
などを考えていました。
結局無事に足音は去っていき、それからはぐっすり寝れましたとさ(笑)
さいごに
今回はオーストラリアの砂漠でのテント泊について話しましたが、世界の色々な砂漠でテント泊をしたりラクダに乗ったり、ドローン飛ばしたりしたいです。笑
砂漠って生物が生存できる限界の場所なので、それ特有の進化をしていなければ生き続けることはできないと思います。
そんな環境の中で実際に暮らしたりすれば周りの人々や環境へのありがたみがさらに増すのではないでしょうか?
皆さんもあまり怖がらずにテント泊しちゃってください!
オーストラリア話は逸れますが、キューバの記事も人気なので是非見ていってください↓
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