⑦【ロマネスク建築】ヨーロッパを旅する前に知っておくべき知識

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ロマネスク建築とは

ヨーロッパを旅する前に知っておくべき西洋建築の知識として、今回はロマネスク建築について説明します。

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※明言しますが、西洋建築の勉強をしてからヨーロッパに行けば無学で行くより100倍楽しめます。

キューバ 歴史
筆者
5回にわたってヨーロッパ30ヵ国以上を完全無学で周ってきた筆者が言うので間違いありません(笑)
※「この部分がわかりにくいです」とか「これはどうなんですか?」などの質問やコメント等ありましたら遠慮なく下部のコメント欄からお問い合わせください!

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ロマネスク建築で学ぶポイントは以下の5つです↓

  1. ロマネスク建築の概要
  2. ゲルマン人とキリスト教
  3. 教会堂の2つの形式
  4. 古典系建築との大きな違い
  5. ロマネスク建築の特徴

全ての内容を書くとかなり長くなりますので、各章ごとに図解入りの詳細記事を用意していますので理解を深めるために是非お読みください!

※ロマネスク建築完成までの「初期ロマネスク建築」については以下で解説しているので暇なら読んで下さい↓(別タブで開きます)

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プレ・ロマネスク建築 ロマネスク建築

ゲルマン人とキリスト教

ロマネスク建築 ゲルマン人 キリスト教

  • ゲルマン人大移動
  • キリスト教の普及
  • 古典建築の衰退と中世建築の開花

紀元前後に大帝国を築いて隆盛を誇ったローマ帝国でしたが、ゲルマン人大移動により大混乱に陥り東西に分裂しました(゚Д゚)ノ

そのまま西ローマ帝国内に居座った大量のゲルマン人でしたが、新たな教会を建築する際に棚ぼた的にローマ建築を利用しようとしました。

しかし、彼らにとってローマ建築の技術は高過ぎて「は?神業ワロタww」と全くローマ建築を参考にできなかったゲルマン人(笑)

ローマ建築を真似するのではなく、「新たにゲルマン人オリジナルの建築技法を磨く方がマシだ」と彼ら独自の建築手法を発展させていったのでした。

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ロマネスク建築 ゲルマン人 キリスト教

教会堂の2つの形式

ロマネスク建築 形式

  • 集中式
  • バシリカ式

教会の形式は「集中式」と「バシリカ式」という2つに分けられます。

西洋建築ではバシリカ式が主流となっています。

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ロマネスク建築 形式

古典系建築との大きな違い

ロマネスク建築 古典系 中世系

  • 内部空間が重要
  • オーダーの崩壊
  • 壁を彫って芸術に

初めはローマ建築を真似しようとしたゲルマン人でしたが、ローマ建築の技術の高さに完全敗北したゲルマン人は新たな建築手法を模索した。

そして試行錯誤を繰り返して600年越しに生み出されたのが、ロマネスク建築でした。

ロマネスク建築は、ローマ建築とは全く違う構造・外観しているのです。

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ロマネスク建築 古典系 中世系

ロマネスク建築の特徴

ロマネスク建築 特徴

  • 重厚な石積みの外観
  • トリフォリウム
  • ヴォールト
  • 小さい窓、暗い堂内

ロマネスク建築の特徴、一言で言えばめっちゃイカツイです。

逆になぜ軽やかな外観にできなかったのか、そんなことをお話しています。

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ロマネスク建築 特徴

おわりに

という事で、ギリシア建築からローマ建築や初期キリスト教建築、ビザンティン建築を経てついにロマネスク建築まできました。

ヨーロッパ ブログ
筆者

長かったっす…

え、まだあんの?

ローマ建築からロマネスク建築へはおよそ600年の月日が経ちますが、その間にキリスト教の公認によってヨーロッパ各地に多くの教会や修道院が作られました。

なので一口にロマネスク建築と言っても、その特色はイタリアやフランス、ドイツやスペインなどの各地でバラバラですし、当然ですが「画期的な様式、ロマネスク建築が完成しました!!」となったわけではありません。

徐々に徐々にです。

しかし技術的な問題で「どうしても高く造れなかった」とか「大きな窓を開けることができなかった」などの要素は共通しているので、ヨーロッパに行く際は是非そういう面も楽しんで頂けたらと思います。

とりあえず次は「ゴシック建築」です(”◇”)ゞ

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