【思想の戦国時代】資本主義、社会主義、共産主義をおもしろく解説

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※本記事のタイトルはChatGPTにより提案されたものを試験的に採用しております。

RYOです

本記事では、何度習ってもなかなか理解しにくい「社会主義」と「共産主義」の違い、そして「資本主義」について説明し、またよく混同される「民主主義」についても少し言及したいと思います。

本記事を読むことで「社会主義」「共産主義」「資本主義」の違いを理解することができます。

たとえばですが、日本は資本主義国、中国は社会主義国です。
※ソ連崩壊後の現代で社会主義国を自称するのはわずか5カ国らしいです。

※ちなみに共産主義国は存在しません。

今回はそんなお話です(^ω^)

社会主義/共産主義/資本主義

さあ、まずは簡単な構図で例示するとこうなります↓

【資本主義⇔社会主義→→→→→共産主義】

この図の意味は、

資本主義と社会主義は正反対、そして社会主義が行き着くと超理想的な共産主義になる

ということです。

余計パニックになりました?すみません

つまりまず考えることは「社会主義と資本主義」だけでいいんです。

まず「資本主義」から説明します。

資本主義とは

現在の日本は資本主義国家で、いわゆる

雇い主+労働者

という関係が成立している国家です。

給料を払う社長がいて、働いて給料をもらう社員がいる。

これはもう完全に資本主義です。

また、自由に商売ができるというのも資本主義の大きな特徴です。

能力のある人はお金持ちになれるし、逆に能力の乏しい人間は一生貧乏のままかもしれません。

少々乱暴ですが一言で表現すると、貧富の差を許容する社会ということになりますね(*´ω`*)

メリット(利点)

資本主義のメリットは主に以下の2点です↓

㋐ライバルと争ってより良い商品を開発しようとする

⇒ライバル社がいる場合、質の低い商品は売れないので他社よりもより良いサービスを試行錯誤する。

㋑価格は需要と供給の関係で決まる。

⇒儲けばかりを考えて極端に売値を高くしても売れないので、市場で自動的に価格が調整される。

デメリット(欠点)

資本主義のデメリットは以下の2点です。

㋐雇い主は労働者を安くこき使いたい

⇒会社が儲けを出すためには労働者(社員)をなるべく安くなるべく長時間働かせたがる。

㋑貧富の差の拡大

⇒雇い主は搾取しまくり、労働者は搾取されまくることで貧富の差が拡大する可能性がある。

さて、なんとなくわかりましたか?

まあ、普段の我らの生活そのものなので、「あー、つまり今の日本ね…」と思って頂いて構いません。

では次に社会主義の説明です↓

社会主義とは

何となく「資本主義」を理解できたところで、「社会主義」の説明をします。

Wikipedia「社会主義国」によると、ソ連崩壊後の現代で社会主義国を自称する国は

  • 中国
  • ベトナム
  • ラオス
  • カンボジア
  • キューバ

の5カ国だけのようです。

筆者はキューバには2度行ったことがありますが、本当におもしろい国でした。


※登っているのは筆者ではなくキューバで出会ったワイルドなアルゼンチン人

キューバに興味のある方は一度こちらの記事をお読み頂ければと思います↓

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キューバの国民性がよくわかる素晴らしい記事だと思います(笑)


すみません、話がそれました。

社会主義が目指すもの、それはみんなが平等に満足する国家です。
(※ただし性悪説をもとに考えられている)

「性悪説」と聞いて諦めた人はストップ!説明します。

性悪説とは「人間の本性は産まれた時から悪であり、善くなるには努力する必要がある」とする学説です。

その逆が「性善説」で共産主義の説明で出てきます。

マルクス主義

社会主義の話で必ずセットで出てくる単語が「マルクス主義」です。

経済学者マルクスは、資本主義のデメリットで述べたように「雇い主+労働者」が存在する社会を強烈に批判しています↓

(利益を最大限出すために)雇い主は労働者をなるべく安く、
そしてなるべく長時間働かせたがる。
よって貧富の差は拡大するばかりである!!!

マルクスはこういった思想を持っており、資本主義を否定し社会主義を推奨しました。

この考え方を「マルクス主義」と呼び、このマルクス主義に賛同する国家が社会主義国家ということです。

ここで注意したいのは、マルクスは「資本主義はダメ、社会主義はいい」と述べただけで具体的な社会主義の運営方法は何一つ記していないのです。

つまり資本主義のデメリットだけ抜き出して社会主義を推奨したわけです。


ということで、社会主義国の国家運営にはある特徴があります。

個人には自由に商売をさせない。

国が全て計画した通りに物を作って売ってその利益を国民全体に平等に分配する。
※だってマルクス先生が「雇い主+労働者」の社会はダメだって言ってるから

しかし、ズルする奴もいるだろうから誰かが統率者として国家を管理しなければいけない。

これこそが社会主義国家です。

ここまでOKですか?

先ほどの性悪説というのがここで効いてきます。

人間は本来欲深い生き物なので、平等に分けると言っても誰かがワントップで仕切らなければ絶対にズルする奴がいる‼︎‼︎

という大前提があります。

その「ズルする奴」が一国民ではなく、国を仕切る指導者の場合、悲惨以外の何者でもありませんが(笑)

メリット(利点)

社会主義のメリットは以下の1点です↓

㋐貧富の差がない

⇒嫌いな社長にペコペコ頭下げて給料をもらう必要がない(笑)

別にクビも失職も心配しなくて良い、しかも全員同じ給料(=取り分が同じ)

デメリット(欠点)

社会主義のデメリットは以下の3点です↓

㋐独裁国家が生まれやすい

⇒平等に分配する役目のリーダーに権力が集中しやすい。

㋑国の経済が発展しづらい

⇒どれだけ働いても給料は一緒なので怠け者が続出し、国が決めた通りの計画生産なので資本主義のように他社と競い合ってより良い商品が出てくる可能性がほぼない。

㋒大規模な食糧不足やモノ不足に陥る

⇒国が初めに決めた通りの量しか生産しないので、予期せぬ自然災害などが起きると一気に国全体が食糧不足に陥る。

実際にこのデメリットのせいで、旧ソ連時代にはウクライナで700~1000万人規模の餓死者が出ています(↓別タブで開きます)

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※これをホロドモールと呼びます。

共産主義とは

さあ、では「共産主義」の説明です。

共産主義はいわゆる社会主義の上位互換版で、(指導者がいなくても)みんなが平等に満足する社会を目指す考えです。
(※ただし性善説をもとに考えられている)

私有財産は一切認めません。

社会主義との違い

競争社会を認めない、国が管理する

これは社会主義と一緒です。

では何が違うのか?

筆者
社会主義との違いは「リーダーが必要か(性悪説)」「リーダーが不要か(性善説)」です。

性善説とは性悪説の反対で「人間の本性は産まれた時から善であり、生きていく中で悪になる者もいる」とする学説です。

下の例でも示しましたが共産主義とは、

超豊かなユートピアでのみ起こり得る、リーダーがいなくてもみんなが平等に満足するというリーダー無しの(無政府)状態が大前提の考え

です。

誰かに命令されなくても、自分の仕事はきっちりこなす人間の集まりでないと成り立ちません。
もしくは他人がサボりながら自分と同じ給料をもらっていても不満に思わない人間の集まりである必要があります。

社会主義を突き詰めていくと「国民全体が平等を基本とし、管理者の必要の無い」共産主義になりますが、これはあくまで理想なので国家として共産主義を実践できることはまずありません


以前どなたかのYoutubeで、共産主義に関しておもしろい例を言っておられたのでここで紹介します。

よく駅前などに「ご自由にお使いください」と書かれた傘のボックスがありますよね?


(出典:傘の設置・配布場所 | 地域再生・活性・発展へ! 一般社団法人 日本地域経済再生機構

これはもちろん突然の雨などで困った人たちに一時的に傘を提供しているんですよね。

そして「後日返してくださいね」ということですよね。

これは完全に共産主義が成り立っているのです。

だってこの傘のボックスは、管理者が誰もいないのに(利用者の善意だけで=性善説)「借りて返して」を繰り返してみんな結果的にハッピーになってますもんね?

もしここに管理者がいて、貸出す際に氏名・年齢・住所などを記入させる場合は社会主義になります。
※一言で言うと、傘を持って帰る人間を信用していないから=性悪説

少しは理解が深まりましたでしょうか?

メリット(利点)

共産主義のメリットは以下の1点です↓

㋐国民全体が最大級のハッピー状態

⇒誰もが平等の精神を持っており、リーダーがいなくてもズルする人間がおらずみんなが平等に満足できます(性善説)

デメリット(欠点)

もし共産主義が実践できるなら、デメリットはありません!!!

しかし共産主義を実践できる国なんてまず存在しない。以上

例「エデンの園ゲーム」

それでは簡単な例を使ってより理解を深めてみましょう。

筆者
筆者は長い間この社会主義や共産主義をどう例えるのが一番わかりやすいかを考えていましたが、ついに見つけました!!

それが「ライアーゲーム」の真実の赤リンゴの話です。

こちらのゲームを、

  • 資本主義国家の場合
  • 社会主義国家の場合
  • 共産主義国家の場合

の3パターンでシミュレーションしてみました。

「真実の赤リンゴ」のルールを知らない方はここで終わってください。

どうもありがとうございましたm(__)m

最後にもう一度、各主義について確認したい方はこちらをクリック↓

» まとめ再確認

・資本主義は「競争社会」を認めており、勝者がいれば敗者もいる。競争社会なので質の良い製品などが生まれやすく、価格も自動的に調整される。

・社会主義は「競争社会」を認めておらず、ワントップリーダーの下で全員が平等に幸福になれるように運営される。実現できれば素晴らしいが、権力がリーダーに一極集中する可能性が高い。

・共産主義は社会主義と同様に「競争社会」を認めておらず、リーダーがいなくても全員が平等に幸福になれることを理想とする。しかし実現できるわけがない。

» 折りたたむ

では赤リンゴの話を例に各主義の特徴をおさらいしましょう!

資本主義

筆者
このフィールドが資本主義の場合、互いに仲間を作ったり心理戦を駆使して多数派を狙います

まあ、普通のゲームです。

当然、大損する者もいれば大儲けする者もいます。

社会主義

筆者
このフィールドが社会主義の場合、選ばれたリーダーが全員の名前をそれぞれの赤リンゴに焼き付けて代表で投票し、全員一億円をもらえます

ここで、本当に心が清らかで全員のことを考えているリーダーなら、全員分真実の赤リンゴを投票して全員が13億円手に入れて勝者となります。

社会主義完成です!

旧ソ連のスターリンや中国の毛沢東がこのゲームに参加した場合、リーダーになったのを良いことに、自分のリンゴだけゴールドを入れて自分だけ特別ボーナス2億円を13回連続で獲得しようとしたでしょうね。

独裁、まさにそんな感じです。

共産主義

筆者
このフィールドが共産主義の場合、「みんなで赤リンゴ入れて、みんなで勝ち抜けましょう」という馬鹿正直な神崎直が11人いる感じです

みんなが「自分だけの利益」を考える事はせず、リーダーがいなくても当たり前のように各自の善意に従って赤リンゴが11個そろうという社会です。

なんせ性善説ですので「みんなの善意を信じて!」という希望的観測のみです。

この状況で真実の赤リンゴが11個揃うこと、そしてそれが13回連続で続くこと、あり得ると思いますか?笑

おまけ~民主主義ってなに?~

一応「主義」つながりなので説明します。

「資本主義/社会主義/共産主義」と「民主主義」は全く質が違います。

漢字見てもらったらわかります。

民を主とする主義

です。

つまり封建制や絶対王政などのワントップ体制の真逆です。

筆者
かつてのヨーロッパの国々では「王族」という「生まれながらにして決定している未来の国王」がいました

つまり「民がどれだけ頑張っても国のトップにはなれない社会」ですね。

逆に民主主義は「能力のある民が国のトップまで上り詰めることのできる社会」とも言えます。

つまり資本主義でも社会主義でも共産主義でも民主主義になり得るのです。

※北朝鮮などはどれだけ能力があってもキム家に生まれなければ総書記になれないので民主主義ではありません。

おわりに

ということで、ある程度「資本主義/社会主義/共産主義」の違いをお分かり頂けましたか?

もう一度言いますが社会主義と共産主義の違いは「性善説か性悪説か」です。

今思うと、たぶん稲作やってた弥生時代は共産主義やったんじゃないですか?

上下関係なくみんなで稲を育てて大量に米を得て、それを高床式倉庫に保存して全員一致で必要な時に平等に分配してみんなが食べる。

別にリーダーもいらない。

そして徐々にどの家庭にどう分配するかを仕切るリーダーが現れて社会主義に。

「ちゃんと平等に分けよーや、誰かズルしてるかもしれないじゃん!」的な感じ?
だいたいそーゆーこと言い出す奴が一番怪しいねんけど(笑)

そして他の村の侵略を受けて、負けた方は少し奴隷的に扱われ、全員平等が崩れる資本主義時代的な?

ちょっとわかりにくかったかもしれませんが、いくつかページを渡っているともっと理解できると思います(ちょっと逃げのコメント(笑))

こちらのYoutube動画もわかりやすかったので載せておきますね↓

人にわかりやすく伝えるのって本当に難しいです・・・。

ではまたぁ(‘◇’)ゞ

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