【ビザンティン建築】シャルルマーニュとカロリング朝建築【7/7】

こちらは西洋建築のビザンティン建築を理解するために必要な、シャルルマーニュとカロリング朝建築を解説している記事です。

シャルルマーニュってカール大帝のことでしょ?

はい、そうです!(カール大帝の凄さ知ってんのかオマエ)

シャルルマーニュとカロリング朝建築

この章の特に重要な点を挙げると以下の3点になります↓

この記事のPOINT

➀カール大帝とは

②アーヘンの王室礼拝堂

③サン・リキエ修道院付属聖堂

それぞれ解説します。

➀カール大帝とは

6世紀中期から約半世紀にわたる建築活動の停滞が終わった後に、新しい時代の幕開けを準備するためにこの世に生まれてきた偉大な支配者が現れます。

フランク王国 ヨーロッパ

↑シャルルマーニュ(=カール大帝)である。

768年に国王、800年から814年にかけて皇帝となり、現在のフランス・ドイツ・イタリアにまたがる大帝国を建設します。

これ以降10世紀まで続く王朝をカロリング帝国と呼び、この建築的に不毛だった時代において唯一の注目すべき建築を残した貴重な王朝でした。

この時代を代表する建築としてはアーヘンの王室礼拝堂があります。

カール大帝は西ヨーロッパを支配したスゴイ人!

②アーヘンの王室礼拝堂

この建築はラヴェンナのサン・ヴィターレを模範として建設された八角堂でしたが、模範の作品に比べて、その軽快さと優雅さが失われ、薄暗く重厚なものとなりました↓

確かにすごく重厚な感じですよね。

もう一つバシリカ式の教会堂として建てられたものにサン・リキエ修道院付属聖堂があります↓

アーヘンの王室礼拝堂はラヴェンナのサン・ヴィターレを模範とした!

③サン・リキエ修道院付属聖堂

カール大帝の子アンギルベルトが院長となって建設したものですが、残念ながら現存しません。

17世紀の版画から判断すると、東西に袖廊が張り出し、その交差部にそれぞれ塔が立つ、二重内陣式・多塔形式の教会堂です。

※この「二重内陣式」と「多塔形式」を受け継いだのがドイツ・ロマネスク建築です

ドイツや北フランスに普及するロマネスク教会堂のひとつのタイプを予言するものであり、建築史の上で貴重な史料(らしい)です。

サン・リキエ修道院の形式を受け継いだのがドイツ・ロマネスク建築!

では次に、ロマネスク建築のお話をしていきたいと思います。

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