本記事は、高性能住宅を購入するにあたって「家は性能」を謳う一条工務店を漠然と選んでしまった筆者が感じた「事前に知っていたら契約しなかったであろう6つの重大な不満点」を一つずつご紹介していきます。※一番最後に、まだ未確定ですが6つ目の不満点候補も載せています。
このシリーズでご紹介する不満は下記の6つです↓
本記事ではその2つ目、ポンコツなリモート環境をもっと整備しろやというお話をします。
当時の筆者の様子
これから新築住宅を建てようと思っておられる方でなおかつ、一条工務店がその選択肢に入っている方は是非参考にして下さい。
リモート打ち合わせにしてるくせにリモート環境がポンコツやて!
客にとっては最悪やんけ、こら要チェックや~
➁リモート環境がポンコツ過ぎた
一条工務店の間取りの打ち合わせですが、基本は「5回で終わらせましょう」ということで話が進みます。
打ち合わせ回数、たったの5回ですよ?
しかも一回2~3時間のリモートで、ですよ?
設計士の提案に「それいいですね、決まりです!」と応えるイエスマン施主でない限り、家一軒を丸ごと一から建てる注文住宅の打ち合わせをたったの5回で終わらすのは無理ゲーだと感じました。
初回は実際に家の設計をして頂く一級建築士の方と画面上ですが軽く挨拶をし、その後どんな家にしたいかを訊かれたので筆者夫婦の希望の間取りを伝えました。
リモート打ち合わせのイラスト
(イラスト生成AIで頑張って作成、初めてだったので実はこのイラストが出てくるまで2時間以上かかりましたww)
「だいたいのイメージを掴みたいので、まずは理想の間取りを教えてください」
そう言われたので遠慮せずに答えました(о´∀`о)
- 日光をしっかりと採り入れた明るい家で!
- リビング階段がオシャレなので採用したいです!
- 回遊動線を意識した無駄のない間取りで!
- 小上がりの畳スペースは外せないですね〜!
- 吹き抜けは大きくいきましょう(笑)
- トイレはゆったり1.5坪で!
- キッチンの通路幅は余裕を持って1200mm程度でお願いします!
- パッシブ設計も考慮してください!
などなど、とりあえず筆者夫婦が思い描く理想の住宅像を全てぶつけました。
まずは好きなことを好きなだけ言ったわけです。
筆者夫婦と担当営業マン(まだ初回なので笑顔が見えます)
その後、2回目の打ち合わせ(((o(*゚▽゚*)o)))ワクワクドキドキ
「さすがに全ての希望を取り入れた間取りは無理だろうなぁ…いや案外一級建築士ならできるのかもよ(笑)」と、ある程度1回目の打ち合わせの内容を盛り込んだ図面を出してくれるはずだったんですが、我々夫婦の希望がほとんど反映されていない超平凡な図面を提出されたのです!!
少なくとも筆者夫婦にはそう思えました。
ぼくたちの希望、聞いてました?
なにこの間取り…
ほんと図面を見た瞬間に、顔は笑顔のままですが頭の中では「あっちゃー、この設計士大外れやったかあぁぁぁ(`・∀・´)ヤバイ」と思いました。
当時の筆者
※一条ルールへの不満は後述します。
しかし理想通りの間取りでなかったことは事実。
そうして計7回の打ち合わせでなんとか全て終わらせましたが、筆者は本業そっちのけで毎日毎日打ち合わせの予習復習と間取りの勉強、オプションの選定などを繰り返していました。
※設計士との打ち合わせが7回というだけで、営業マンとの打ち合わせは軽く20回は超えてます。
設計士との打ち合わせは一条工務店のモデルハウス内の一室、こちらは担当の営業マン&筆者夫婦の計3人、画面の向こうにリモートの設計士の方が1人。
細かい打ち合わせにリモートは全く向かないって痛感しました。
リモート打ち合わせのイラスト(言いたいことが伝わらずにイライラする筆者夫婦)
対面であれば、紙(または画面)の図面を指差しながら「ここの壁のクロスなんですけど~」とか「廊下上部のこのへんの位置にダウンライトを一つ~」などと言えるのに、リモートだとそれが非常に困難なのです。
「ここ」とか「ここらへん」「こんな感じ」などの曖昧な言葉を使っても画面の向こうの設計士の方はわからないので、全て正確に言語化しないといけないんです、住宅のド素人が。
専門用語とはたとえば「垂れ壁/腰壁/袖壁」「土間/框(かまち)」「入隅/出隅」「笠木」「巾木」「ニッチ」「土台水切り」「欄間」など。
↑こういった専門用語を使うと設計士はどこのことを言っているのか一発でわかります。
時に思考停止が起きる極限の状態での打ち合わせ
つまり筆者夫婦と設計士、お互いに相手の言ってることが理解できないのです。
設計士「え、すみません、ちょっと待ってください。それってリビング北側の、大通りに面した引違い窓がある壁のことですか?」
筆者「あ、、いえ違います。えーっと、これなんて言うんでしたっけ、あ、腰壁のある、、えーっと(あー…もうわずらわしい!!!!)」
設計士「あ!わかりました。で、その壁をどうしたいんですか?」
筆者「合板下地を入れて欲しいんです、DIYでカウンターを付けたいので。」
設計士「え、カウンターをここに?すみませんがやはり正確な場所がわからないので画面共有して一緒に確認しましょう。」
などと、お互い指差し確認ができないので非常にストレスが溜まる打ち合わせだったんです。
「これ」とか「ここらへん」などの指示代名詞の便利さを改めて知った筆者
これらの問題って対面なら全て解決ですからね?
図面を指差して「ここの壁なんですけど~」で「はい、下地補強ですね。了解です!」で終わりです。
それに、もうこの際言っちゃいますが一条工務店のモデルハウス内のWi-Fiも非常に弱い!!
全くおはなしにならない!!!!
- 設計士の方の声が途切れて聞こえなかったり
- 声はリアルタイムで聞こえるのに画面が止まったままだったり
と、インターネット環境くらいしっかりと整えんかい!!!と一条工務店側の詰めの甘さにイライラすることが毎回でした。
そんなこともわからないのかい、一条工務店さんよぉ?
設計士との打ち合わせ終了後に担当の営業マンと3人で再度すり合わせを行うことも毎回
また営業マンの立場でも、設計士がリモートになったことで顧客との窓口が営業マンのみになり、結果的に現場の負担が激増してとても大変だと言っていました。
一条工務店側が本当に顧客満足度向上を目指すなら、声を大にして言いたいです。
設計士との間取り打ち合わせは対面にしてください。
確かにリモートワークになって設計士は喜ぶかもしれませんし、交通費などの諸経費も節約でき会社的にも良いことが多いのかもしれません。
もう一度言いますが数千万円の買い物ですよ?もっと顧客に寄り添ったサービスを意識してください。
本当にストレスいっぱいの打ち合わせでした…
ということで、一条工務店への不満点2つ目はリモート環境がポンコツ過ぎたでした。
おわりに
ということで、ここまでお読み下さりありがとうございました(@^^)/~~~
では3つ目の不満点「間取りやクロスのシミュレーションが皆無」に移ります( ̄^ ̄)ゞ
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