スイスの公用語は4つある
突然ですが、ぼくはスイスが大好きです。
自然と言えばスイス、スイスと言えば山、山と言えばマッターホルン↓
と、明らかに作為的にマッターホルンの名前を出してしまいました(笑)
さて、問題です。
スイスの公用語はいくつあるか知っていますか?
そして何語か言えますか?
↓ヒントとしてスイスのヨーロッパでの位置関係を示します。
先に答えを言いますと、スイスには公用語が4つあります。
そもそも公用語の定義を先におさらいします。
公用語とは、
ある国や地域で、おおやけの場での使用が定められている言語。
また、国際機構や国際機関で、おおやけの場での使用が定められている言語。
一つの言語とは限らない。
(デジタル大辞泉より引用)
です。
ではスイスの公用語は?
上に示した地図からもわかる通り、主な3つはすぐに答えられるのではと思います。
そう、
➀フランス語
②ドイツ語
③イタリア語
です。
ではもう一つは?
はい、ロマンシュ語です。
以上の4つがスイスの公用語になります。
特にスイスの人口の約6割が母国語とする「スイスドイツ語」は本来のドイツ語とはだいぶ異なっており、ドイツ人ですら慣れないと聞き取れないらしいのです。
またフランス語圏でもイタリア語圏でも、それぞれの方言が存在するのでもはや「スイスドイツ語」「スイスイタリア語」「スイスフランス語」と言っても良いくらいらしいです。
しかし基本的には英語も通じるので、現地で就職したりしない限りあまり不便はないようです(助かった~
スイスの電車など乗っていても、車掌のアナウンスがドイツ語・フランス語・イタリア語・英語の中から3つくらい話されるのは普通です(笑)
死語になりつつあるロマンシュ語
先ほど紹介したロマンシュ語は、1938年以来スイスの公用語として認められてきた、主にグラウビュンデン州で話されるスイスの伝統的な言語です↓
話者は約5万人とのことです。
現在ではこのロマンシュ語は、コミュニケーションを取るための言語というよりは歴史的に価値のある遺産としての保存が主です。