本記事では「耐震等級3のスゴさ」について書いていきたいと思います。
初めに言っておきますと、本記事は「耐震等級」に関する知識を幅広くまとめているのでとにかく長いです、が最後まで読み切って頂いた方は耐震等級素人を卒業できることをお約束します。
一緒に頑張りましょう٩( ”ω” )و
耐震等級3の重要性
結論から先に言っちゃうと、注文住宅を建てるならまずは構造計算による耐震等級3を絶対にクリアしときましょう。
「高気密高断熱」とか「全熱交換型第一種換気の導入」とか「パッシブデザイン」とか「回遊動線」とか、そんなこと考える前にまずは大地震が来ても安心して住み続けることが可能な家を建てるのが地震大国日本で住む上での大前提です。
泣く子も黙る経済産業省の中小企業庁が「日本の自然災害被害額の災害別割合」という興味深いデータをまとめていますので一度ご覧ください↓
(出典:2 自然災害リスク)
上の表はなにを示しているのか。
日本で起こる自然災害のうち、地震は16.8%で台風は57.5%と書かれています。
なるほど、台風被害は地震被害の3倍以上もあるんですね!
しかし被害額は地震が82.8%で台風は14.1%なんです。
この意味わかりますか?
つまり、地震はめったに起きないが起きたらかなりヤバいということなんです。
なんや、被害額でみれば地震が圧倒的なんかいな!!!
こら要チェックや〜!!
これを踏まえまして、Youtubeで耐震と言えば構造塾の佐藤 実(さとうみのる)先生です。
下にYoutubeチャンネルのURLを貼っておきます↓
是非観たってください(←え、何様(;゚Д゚)ゴメン
おほん、えー佐藤先生、いつも勉強させて頂いています。
耐震等級3必要論は、震度7の地震が2度立て続けに起きた熊本地震(2016年4月)から一気に活発化されました。
熊本地震とは
熊本地震についてはまだ記憶に新しい人も多いのではないでしょうか?
改めて写真で見ると恐ろし過ぎます↓
熊本地震の恐ろしさを一文でまとめました↓
震度7の地震が2日間にわたって2回発生し、その後も震度6強の地震が2回、震度6弱の地震が3回、熊本県と大分県を襲った。
ちょっと読点が多くてすみません、一応1文でまとめました(笑)
震度7が2回、震度6強が2回、震度6弱が3回・・・。
少しの揺れでも当時の恐怖がフラッシュバックするPTSD(心的外傷後ストレス障害)を患った人も多くいたようで、地震発生から3週間後の調査では実に13.9%の被災者がPTSDの疑いがあった、とのことです。
ほんと恐ろしいです(´・ω・`)
気象庁が定める最大震度は7
ちなみに余談ですが、気象庁が定める震度の最大は7なので、「震度8とか震度10」ってのはありません。
以前、京都の福○不動産△京店を訪れ、営業マンに勧められて半ば強引に低性能な建売住宅ばかり内覧させられていた時のことです。
筆者が、
(だからこんなゴミ物件紹介されても時間の無駄なんです)
と言ったところ、
いや~正直な話、耐震等級1で十分ですよ。
耐震等級3でも震度10が来たら崩れるので一緒じゃないですか(笑)
と言われたことがあります。
耐震等級1のゴミみたいな建売を売りたいがための営業トークでしたが、その営業マンの知識の浅さが露呈した瞬間でした(笑)
その言葉を聞いた瞬間に「この営業マンは信用してはならない」という気持ちになりました。
そんなこと言いだしたらですよ・・・・?
「ダンプと正面衝突したらどうせ死ぬんだから、エアバッグなんて要らないですよ~」
って言っているのと全く同じじゃないですか?ね?
熊本地震が起きた時の筆者
これまためっちゃ余談なので興味ない方はすっ飛ばして下さい(笑)
少し思い出話をしたいと思います。
最大震度7の地震が立て続けに熊本県・大分県を襲った2016年4月14~16日、筆者は当時【卒業旅行】と称してヨーロッパを旅(=バックパッカー)していました。
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オーストリアのハルシュタットと呼ばれる風光明媚な世界遺産の町にいたのですが、あの時のことはよく覚えています。
詳しいことはわかりませんでしたが、スマホに頻繁にLINEの通知が届いたのでした。
ピンポーン♪、ピンポーン♪、、、ピンポピンポーン、ピンポーン…
すぐさまサイレントにしたのを覚えています。
ちょうど筆者はその当時、緑の瞳を持つ小柄なスロヴェニア人 NINA(ニーナ)と知り合い、お友達の範囲を超えずに素敵な時間を過ごしていたのでした↓
欧米人女性ってなんであんなに陽気で笑顔が素敵でユーモアたっぷりで可愛らしいのでしょうか。
今回は『世界一美しい湖畔の町』と呼ばれるオーストリアのハルシュタット(世界遺産)でまさに奇跡としか思えない事が連続して起きた話をしようと思います。いつ振り返っても思うのはこれです。筆者人と人との出逢いって[…]
↑当時の思い出を綴っています(笑)
ともかく、頻発するLINE通知を見て、
そう思ったのを覚えています。
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さて、話を耐震等級に戻しまして、次は現在の耐震基準より古い旧耐震基準についても少し触れたいと思います!