先日、数年に渡って探し求めていた「キャリーケース型バックパック」をTrekk inn(トレック・イン)という正体不明のアウトドアオンラインショップを通じて購入した。
筆者が購入した「Sojourn 80」、都会ではキャリーケースとして使え、
山道や凹凸の激しい道ではバックパックとしても背負える優れものだ。
いざ使ってみるともちろん「100点満点で理想通りの完璧な製品」とはいかなかった。
とは言え、やはり買ってよかったと思う。
(後日レビュー記事を書こうと思っている)
↑簡単に買える金額ではないので、最新の値段だけ見てもう一度本記事に戻ってきて頂きたい。
まあこの記事は「Sojourn 80」のレビュー記事では無いので、これくらいにしておく。
ということで今回は、人生で一度も耳にした事のない正体不明のアウトドアオンラインショップ Trekk inn についてレビューする。
アウトドア好きにも関わらず、まったく存在を知らなかったこのショップ。
見た瞬間、「これ本当に実在してるのか?」「詐欺サイトじゃないよな…?」と疑ってしまったほどである。
さて、果たしてこのTrekk inn、掘り出し物の宝庫なのか、それとも闇の通販サイトなのか——
実際に使ってみた体験を、忖度なしで語っていこう。
お話するのは以下の3つ!
①そもそも信頼できそうなのか
②発送時期や梱包について
③購入後に気を付けて頂きたい点
筆者はかつて、"Haven Tent"という超カッコいいハンモックテントを相場よりだいぶ安いからという理由だけで、中国深圳の意味不明なオンラインショップを通じて買ったことがある。
結果は——お察しの通り。
商品は来ない。追跡番号は機能しない。そもそも会社の住所も存在しない。
完全に詐欺だった(←ギリギリ返金されたのが奇跡)。
なので筆者の頭の中ではTrekk innに対する不信感がどうしても拭い去れなかったのだ。
「本当に届くのか?」
「そもそも会社どこにあるん?」
「このサイト、なんか…ちょっと昭和感ない?」
と、疑いのフィルターを全力装備した状態で、筆者はTrekk innを凝視していたのであった。
そんなことで

大丈夫かこの会社?
と筆者が思ったのは至極当然なこと、恐らくこの記事を読まれている方も筆者と同じような気持ちだと思う。
先に結論から言うと、
である!
当然だが、この記事は本オンラインショップの安全性を保証するものではない。
購入はくれぐれも自己判断でお願いする。
Trekk innとは
まず、"Trekk inn"(トレック・イン)というオンラインショップは、"Trade inn"(トレード・イン)という会社が運営している。

トレックインの親会社がトレードイン?
早口言葉やってんじゃねえぞ、ゴルアァ!!!!
Trade innと言われても完全に初めましての状態で信用0なので、まずは公式HPのよくある質問「Tradeinnとは?」を見てみた。
Tradeinnは1997年に設立されたeコマースで、スポーツ用品、コンピュータ、家庭用品の販売に特化した最初のオンラインショップのネットワークです。
Tradeinnでは、1日に18,000件以上の注文を準備し、世界190カ国以上に出荷しています。
Tradeinnには400人以上のプロフェッショナルからなる素晴らしいチームがあり、トライアスロンクラブもあります。
数字は嘘をつかない。だが、嘘つきは数字を使う
この有名な格言が頭をよぎったのは、筆者だけではないだろう。
Trekk innのサイトには、やたらと「満足度98%」だの「レビュー数〇万件突破!」だのといった文言が並んでいたが、正直、そういうよくある数字の魔法はもう見飽きた。
——というか、その気になれば個人ブログでも書けるレベルの内容である。
さらに調べてみると、企業情報や所在地、運営歴など、いかにもそれっぽい情報は一応出てくる。
が、それらの多くがあまりにテンプレ的すぎて、疑念を払拭するどころか、むしろ増幅させてくるのだ。
筆者としては、「ふむ、信用できる……かもしれない」と思わせてくれる決定打のような情報を探していたのだが、残念ながら見当たらなかった。
Trekinnは諦めて、親会社の"Trade inn"という会社を調査すると、Trade innは17種類のスポーツ用品専門店を有しているらしいことがわかった。
- dive inn
- wave inn
- swim inn
- snow inn
- trekk inn
- runner inn
- bike inn
- つづく…。
そのうちの一つが、"Trekk inn"なのだ。
"Trek"を英和辞典で調べてみると、
・(特に徒歩で苦労して)旅する、長距離を歩く
・(山道を)トレッキングをする
というような意味がある。つまり、
"Trekk inn"=山に関する道具を扱う専門店
ということだろう、たぶん。
ダイビングに関する道具は"dive inn"で、水泳に関する道具は"swim inn"で、ランニングに関する道具は"runner inn"で買えるのだろう、知らんけど。
「Amazon」や「楽天市場」との値段の違い
先ほどの「Sojourn 80」だが、アマゾンと楽天市場では偶然にも¥40,700という同じ値段で売られていた。
しかし"Trekk inn"で確認してみると、、、
だった。

安い!!!
安過ぎる!!!
送料込みでも天下のAmazon様より1万円弱も安いという、まさかの価格破壊。
常識的に考えれば、嬉しいどころか不安しかない。
「いやいや、ここまで安いと逆にヤバいやつやろ……」
筆者の脳内に赤ランプが点灯しまくる。
——にもかかわらず。
気がつけば、注文ボタンをクリックしていたのである(^ω^)
気づけば指が勝手にポチってた。脳では止めてたのに、心が「買え」と叫んでいたのだ。
欲望って、ほんと怖い。
多くの商品がAmazonより安いとは思わないが、Tradeinn社が信用できるショップなら今後は欲しいものをTradeinnで探すのもありな気がする。
注文から到着までの時間
では注文から到着までの時間の流れをご紹介する。
2021-09-15 17:55 【注文】
2021-09-20 09:42 【オランダの国際交換局から発送】(5日後)
2021-09-30 00:43 【東京に到着】(15日後)
2021-10-01 18:07 【大阪に到着】(16日後)
2021-10-03 16:24 【大阪から発送】(19日後)
2021-10-04 04:14 【自宅の最寄り郵便局に到着】(20日後)
ということで、到着までに計20日かかった。
海外からの荷物なので、通関手続きや保税なんとかの処理に結構時間がかかったようだ。
20日が早いか遅いかはわからないが、ちゃんと届いたという事実が既に感動である(笑)
かなり端折ったので、詳細を確認したい方は以下の画像をクリックして頂きたい。
(クリックで拡大できる)
また、荷物も送りっぱなしの放置プレイではなく、要所要所でTradeinn(親会社)からちゃんと通知メールが届く。
「出荷しました」「今ここにあります」「通関中です」「そろそろ届きますよ~」みたいな、
あたりまえだけど、ちゃんと安心できる連絡が来るのだ。
その結果、筆者の中での評価は一気にアップ。
「あれ……これ、もしかして普通にちゃんとした通販サイトなのでは?」
むしろ日本の某大手よりも丁寧で、最初の不信感が拍子抜けするほどしっかりした対応だった。
受け取り時に税金がかかった!!!!
筆者は商品代金と送料合わせて31,197円をクレジットカードで支払っていたのだが、
荷物受け取り時にさらに2,400円の税金がかかったのである!!!!!

日本郵便の不在伝票の「税付国際小包」の欄にチェックがあり、『2,400円』と横に書かれていたのである!!!
さすがに郵便局での受け取り時に職員に訊ねてみた。
「いやいやいや!!え、税金かかるんすか?Σ(゚Д゚;≡;゚д゚)」
すると「はい、海外からの荷物なので税金がかかりますよ!」と、まるで「なにを今更?」とでも言いたげで当たり前のように返答してきた。
うーん、よくわからんが、どうやらそうらしい。
不服申し立てをしたい人はできますのでご安心を。
2,400円について、これがもし海外なら、

は、税金?ほんまか?
今のお金、お前のポケットに入ってんちゃうやろな。
あぁ?
と思うが、なんせ我が国ジャポンではそんなこと極めてレアケースだろう。
なので素直に払おう。
荷物の梱包具合
では最後に荷物の梱包具合を確かめる。
まずは何も触っていない外観がこちら。
まあ、普通だ。
荷物には追跡番号とか色々書かれたシールも貼られていた。
↑実際に「関税」を現金で支払ったのは初めてだ。
もしこの当時に2025年4月のトランプ関税が発動していたら、一体関税はいくらになっていたのか。
いや、あれはアメリカに輸入する製品に対する関税だから日本への輸入は関係ないか。

でも結果安かったんやし良しとするか…
と思っていたのも束の間、梱包シールに気になる文字を発見。
つまり「このシールが剥がれてたら受け取らないでください」と書いてある。
筆者、非常に驚いたのだが、このシール・・・
一度剥がしたら二度とくっつかないのである!!!!

わたしね、何度も何度もやりました。
どれだけきれーーーに剥がしても、一度剥がしたら二度とくっつかなかったのです。
そして、この事実に筆者はちょっとした感動を覚えた。
つまり、Trekk innが発送時に一度貼ったこのシールが剥がれていないってことは、
という証なのだ!!!
うーん、これはさらに信頼感がアップするポイントだ。
これが海外旅行の「あるある」と言えばあるあるなのだが。
そしてセキュリティシールを剥がして、段ボールを開けるとこんな感じ。
まあ、結局のところ、パックパックだから梱包はこんな感じが普通だろう。
最初のうちは、「本当に新品なのか?」と疑っていたが、最後の最後までガッチリ確認した結果、
ちゃんと新品だったことが確認できて、ホッとした。
ありがとう!Trekk inn
心から感謝するよ。
また利用させてもらうわ。
さいごに
ということで、Tradeinnが運営する山の道具に関するオンラインショップ「Trekk inn」のレビューだった。
Trekk innがしっかりしていたこともあり、今後は他の"inn"グループからも購入してみようと思った筆者である。
今回の記事が、皆さんの不安を少しでも解消できるものだったら幸いだ。

最後に、「高評価」と「チャンネル登録」を是非お願いしま~す。
(あ、おれYouTubeやってなかったわ…)
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