【子供でもわかる】キューバに行く前に知っておきたい歴史

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1962年10月 キューバ危機

東西冷戦中の最大の危機と言われるキューバ危機

第三次世界大戦の一歩手前です!

もしソ連がアメリカの海上封鎖を強行突破でもすれば米ソの全面核戦争に発展します。

中東戦争 イスラエル アラブ

この時期、キューバではアメリカ軍からの攻撃に備えて総動員令を発動。

ヨーロッパ ブログ
筆者
そして、起きてはいけないことが起きたのです。

アメリカの偵察機がソ連のミサイルに撃墜されたのです。

この事件をきっかけにアメリカでは核シェルターが飛ぶように売れます。

しかし当時のアメリカ大統領ケネディとソ連書記長フルシチョフとの間で両首脳の妥協がありキューバ危機は無事収束しました!

ソ連 国旗
ソ連
アメリカがトルコからミサイルを撤去するなら、ソ連はキューバからミサイルを撤去するわ
アメリカ国旗
アメリカ
おけ!

しかしそれ以降も秘密裏にアメリカ・ソ連の核開発競争は激化していきます。

もう現在ではICBM(Inter-Continental Ballistic Missile=大陸間弾道ミサイル)があるのでキューバにミサイルを置く必要は無くなりました。

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筆者
自国から相手国を直接狙えるからですね!

1991年 ソ連崩壊

1991年、キューバの後ろ盾となるソ連が崩壊しました。

キューバ 歴史 キューバ危機

キューバは最終的にソ連と仲良くやっていたので、現在も社会主義国のままです。

アメリカと喧嘩し国交は断絶されました。

アメリカのように社会主義を良しとしないその他の国々にとって、キューバと仲良くするメリットはありません。

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筆者
キューバと仲良くして超大国アメリカからにらまれるのは嫌ですもんね。

という事でキューバは超がつくほどの物資不足です。

キューバではリユースがめちゃくちゃ盛ん

では、キューバのマジの写真をいくつかご紹介します↓(筆者撮影)

ryo-yasukawa.com

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キューバ人の国民性

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キューバ縦断

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西側の代表アメリカ合衆国とは国交断絶、サポーターのソ連が崩壊し、砂糖も買ってもらえず石油も手に入らない。

つまり冷戦中から経済成長がほとんどできていない国なんです、キューバってのは。

なのでキューバではリユースがめちゃくちゃ盛んです。

ソールがはがれた靴?

石が無くなったライター?

シャーペンのバネが無くなった?

車のエンジンが調子悪い?

全て直します、キューバ国民は(笑)

売ってるシャンプーに至っては中身が不明です(笑)

と言うのも、様々な種類のシャンプーの使い残りを集めて水を加えて一本分にしてもう一度売るということが平気で行われているからです。

2014年12月 アメリカとキューバとの関係改善を発表

1961年にカストロの自由奔放な政策によってアメリカに国交を断絶されたキューバ。

しかしオバマ元大統領がとうとうキューバとの関係改善を発表します。

これは俗にキューバの雪解けと言われています。

※これに関して、アメリカ側がローマ法王に仲介を要望したとも言われています

2015年7月 アメリカがキューバと国交回復

この裏には、キューバを国際的に孤立させ、キューバの民主化促進を目指すというアメリカの政策が失敗だと認識したからだと言われています。

アメリカ国旗
アメリカ

は、え!!?

キューバ人、バイタリティあり過ぎて物資不足でも全然気にせず生活できてるやん!汗

そして互いの国の首都に自国の大使館を設置しました!!

おおーー!!!

2016年3月 オバマ大統領がキューバ訪問

オバマ元大統領
3時間の旅が50年以上かかった

という名言を残したオバマ大統領。

現職のアメリカ大統領がキューバを訪問するのは88年ぶりでした。

1959年のキューバ革命以来続いていた対立の歴史にようやく終止符が打たれるかも、です。

2016年11月 フィデル・カストロ死去

そしてとうとうキューバ革命を成功させたフィデル・カストロがお亡くなりに。

政権自体は2006年に弟のウラル・カストロに引き継いでいましたが、多くのキューバ国民がその死を悼みました。

ちらっと書きましたが、弟のウラル・カストロは一番最初の兵営襲撃から兄フィデルやゲバラと共に行動していたので人望はあるのですが、フィデルほどのカリスマ性が無いのでどうキューバをまとめていくかが今後の課題となっています。

キューバが近代化する前に行きましょう

キューバとアメリカ両国の国交回復が実現されつつあります。

という事は、いつキューバにアメリカを始めとする外国資本が流入するのか。

もはや秒読み段階だと思われます。

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筆者
(と言いながら)本記事を書き終えてから4年経ちますが、2023年2月現在でもキューバに外国資本が入っている様子はまだ全くありません(笑)

コーラ?マクドナルド?スタバ?無印?ユニクロ?

キューバにはこれらの施設は一切ありません。

でも一度外国資本が入ると瞬く間にキューバという国は近代化されます。

歴史は後戻りしませんので、古き良きキューバを何よりもまず見てきてください!

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