「ソ連マジかよ(゜.゜)」子供でもわかるソ連の成り立ちと歴史

チェルノブイリ原発事故

そうです、チェルノブイリ原発事故には間に合いませんでした・・・。

ゴルバチョフが指導者になってからおよそ一年後、ソ連領内でチェルノブイリ原子力発電所の事故が起きました。

史上最悪の原発事故と呼ばれており、放射性物質が北半球一帯を汚染しました。

チェルノブイリ原発事故の概要はこちら↓(別タブで開きます)

関連記事

今回はヨーロッパのウクライナやベラルーシを周るうえで必ず知っておいて欲しい知識、チェルノブイリ原発事故について簡単にまとめました。筆者突然ですが皆さんは「史上最悪規模の原発事故」と聞いて、どの原発事故を思い浮かべ[…]

ウクライナ 国旗で知る世界の国々

チェルノブイリ原発事故の際、まだグラスノスチが始まったばかりでゴルバチョフに報告がいかなかったと言われています。

ヨーロッパ ブログ
筆者
やはり今までずっと秘密主義を続けていた人間にとって、急にグラスノスチで「全て正直に報告せよ」と言われても無理だったんですね

結局、この最悪の事故でグラスノスチが行われなかったせいで多くの罪のない人民の命が奪われ、恐ろしい後遺症を持ち、それがに受け継がれることになりました。

この事故で、情報公開がいかに重要かという事を再認識したゴルバチョフでした。

ゴルバチョフ「なぜすぐに報告しなかった、バカモノ!!」

原発職員「だ、だって。今までずっと秘密主義だったし…」

ゴルバチョフ「ん、なんだ?もっかい言ってみろ!!!!」

原発職員「いきなりグラスノスチとか言われても無理です!!」

ゴルバチョフ「あ、そう(-。-)y-゜゜゜(あ、こいつら本当にダメだ)」

歴史の見直し

またゴルバチョフは、グラスノスチと同時に歴史の見直しも行いました。

スターリン体制下での粛清の犠牲者やブレジネフ時代に処刑されたり流刑になった人々の記録を掘り起こし、多くの名誉回復を行いました。

ソ連 崩壊
ゴルバチョフ

いや、この人悪くなかったやん。

ん、この人も。この人もこの人もこの人もや!

スターリンもブレジネフも無茶苦茶過ぎるやろ!!!

大規模な人事異動

いくらゴルバチョフ書記長が「グラスノスチをやる」と言っても、なかなか一人だけでは政策を進められません。

そこで大規模な人事異動を敢行し、ゴルバチョフと同様に「ソ連を改革したい」と本気で思っている人間をどんどん採用し、今まで通りの既得権益しか考えていない官僚たちをどんどん役職から外していきました。

ヨーロッパ ブログ
筆者

いや~既得権益を全力で死守する日本のお役人たちもお払い箱にしたいですね(笑)

新思考外交

またゴルバチョフ政権はブレジネフ政権が残した負の遺産「新冷戦」への平和的な対応も模索し、それまでのソ連の立場を一転して一気に東西冷戦を終わらせました。

中距離核戦力(INF)全廃条約

1987年、アメリカのレーガン大統領とINF(中距離核戦力)全廃条約に合意して、米ソの二大大国が核軍縮を約束しました。

ソ連 崩壊
ゴルバチョフ
第二次キューバ危機が起きないように、な!!!!

冷戦の終結

1989年、アメリカのブッシュ大統領とヤルタ会談で冷戦終結を宣言しました。

ソ連 崩壊
ゴルバチョフ

損しかない冷戦なんてくだらん!!!!

やめだやめだ!!!!

東欧革命

1988年、新ベオグラード宣言を発表し東欧諸国の自立/民主化を容認しました。

これにより、翌年の1989年は東欧各国で民主化の嵐が起きました。

ソ連 崩壊
ゴルバチョフ

民主化?

うん、認めるから勝手にやりたまえ!

ハンガリー/バルト三国/ブルガリア/チェコスロバキア/ルーマニアなどの東欧各国が社会主義を放棄します。

この一連の流れでベルリンの壁も解放されました!!!!

ベルリンの壁に関する概要はこちら↓(別タブで開きます)

関連記事

RYOです今回のテーマは「ベルリンの壁」です。何となく聞いたことあると思いますが、詳しくご存知の方は少ないのではないでしょうか?これを読み終わった頃には、周りの友人たちにベルリンの壁の話をできるくらいの知識は得れ[…]

ベルリンの壁 歴史
ルーマニアでの「民衆 VS 政府軍」→「チャウシェスク大統領の処刑」という事件以外は、ほとんどの国で流血事件はありませんでした。

中ソ関係正常化

中国ともずっと仲が悪かったのですが、それもゴルバチョフが訪中して中ソ対立を終結させました。

ソ連 崩壊
ゴルバチョフ

中国と仲が悪いのも損だ!

仲直りだ、握手!!!!

アフガニスタン撤退によりノーベル平和賞

そしてブレジネフ政権が残した負の遺産「アフガニスタン侵攻」もやめ、1990年にアフガニスタン撤退を決めてノーベル平和賞を受賞しました。

ソ連 崩壊
ゴルバチョフ

本当に自分勝手な理由で国民を苦しめるだけのアフガニスタン侵攻なんかしやがって、あの極太眉毛野郎

もうソ連はアフガニスタンから撤退する!!!!

ゴルバチョフが監禁され、エリツィンの登場

こんなにスゴイ改革ばかり行ったゴルバチョフでしたが、やはり既得権益の喪失を恐れたクズどもに恨まれたのでした。

ゴルバチョフのペレストロイカ(改革)を受けて「このままではソ連は崩壊する」と考えたソ連共産党幹部たちがクーデターを起こし、休暇で別荘にいたゴルバチョフを監禁しました。

しかし、そこでクーデター軍を倒してゴルバチョフの後を継ぐのがボリス・エリツィンです↓

(出典:ロシア・ビヨンド

エリツィンはクーデター軍を制圧してゴルバチョフを解放しました。

この事件を経てゴルバチョフからエリツィンへと人気が移ってしまい、ゴルバチョフはソ連共産党の解散を宣言し、そのままソ連邦自体も解体してゴルバチョフは表舞台から姿を消しました。

ヨーロッパ ブログ
筆者

さようなら、ゴルバチョフ!

さようなら、ソ連!

東西ドイツ再統一とNATO

ソ連 歴史

1989年11月9日、首都ベルリンを東西に分けていたベルリンの壁が崩壊し、ドイツ再統一の可能性が真実味を持って語られ始めました。

結局ドイツの再統一は1990年8月31日に以下の六カ国↓

➀ 東ドイツ
② 西ドイツ
③ アメリカ
④ イギリス
⑤ フランス
⑥ ソ連

の外相が調印した「最終解決条約」で決まりました。

この条約には、NATO軍は東ドイツ地域に配備されないということが合意され盛り込まれたのでゴルバチョフ書記長が統一を承諾した"らしい"のです。

しかし、2022年3月現在ロシアのプーチン大統領が主張する「NATOの東方不拡大」の約束も同時にこの時の最終解決条約の際に約束された、とロシア側は主張するのです↓

ソ連 歴史

もちろん、

NATOの東方不拡大」と「NATO軍を東ドイツ地域に配備しない」というのは全くもって違うことですよね。

アメリカ側はそんな約束していないと言うし、ロシア側は「NATOの東方不拡大を約束したからドイツ再統一を承認した」っていう立場なんです。

こちらの記事で詳しく説明されていますが↓

この問題については、(現状では)どちらが歴史的に正しいとは言えないんです。

上の記事から核となる部分を1行だけ引用します↓

論議を一言でまとめるなら、ロシアの言い分に根も葉もないわけではないが、正式な国際条約に書かれていないからその主張は迫力に欠けるということになろうか。

ということなんです。

2022年2月後半から始まったロシアのウクライナ侵略が、100%正当性が無いとは言い切れないというのも頭の片隅に置いておいてください。

ドイツ連邦共和国大使館のHPに「ドイツ統一までの道のり」という記事があったのでそちらも紹介しときます↓

ベルリンの壁が崩壊した1989年11月9日から再統一に至った1990年10月3日までの出来事を振り返ります。…

独立国家共同体の創設を宣言し、ソ連を解体

エリツィンはソ連から独立しようとした国々に対して独立国家共同体(CIS)を創設することを条件に、1991年12月26日にソ連の消滅を宣言しました。

ヨーロッパ ブログ
筆者
つまりソ連という「支配」的な構図ではなくなったけど、「これからも友達でいようね」という高圧的な意味でCISを創設したのです!!!!

現在CISにはソ連を構成してた15か国のうち、バルト三国(リトアニア/ラトヴィア/エストニア)を除く12ヵ国が加盟しています。

ロシア連邦「え、先生、いじめちゃいますよ。おれら親友っすよ!な?」

その他の国々「う、うん。」

こうして1922年から続くソ連が1991年に解体され69年の歴史に幕を閉じました。

ソ連の歴史は一応ここで終わりますが、現在にも繋がる話なのでもう少しお付き合いください。

興味ない方はここまでで、お読み下さりありがとうございましたm(__)m

エリツィンがロシア連邦初代大統領に

ソ連が解体し、ロシア共和国はロシア連邦に名前を変えてエリツィンが初代のロシア連邦大統領になりました。

ソ連→解体→ロシア共和国→改名→ロシア連邦(現在)

エリツィン大統領が真っ先にやった事、それがロシア連邦の民主化でした!

男の子 イラスト
読者

お、民主化か!

エリツィンよくやった!

そう思いましたか?

筆者はそう思いました、しかし甘かった・・・。

価格の自由化でロシアがガタガタに

エリツィンがロシア連邦を民主化し、価格の自由化を始めたら何が起こったのか?

筆者
1992年だけで2600%のインフレが進行しました!

何故だかわかりますか?

今までソ連はずっと、企業は国有化し計画経済で他社競合による価格の自由化を認めていませんでした。

それが突然、競合他社もいないのに好きに値段を決めていいと言われれば?

超ハイパーインフレが起きますよね。

ライバルが全くいない状況で好きに価格を設定していいなら、もうパンデミック状態です(´・ω・`)

エリツィン、プーチンと世代交代へ

そしてとうとう最後です。

ソ連からの流れをくんだロシア連邦の初代大統領エリツィンが様々な国際的批判を経て、遂にプーチン大統領を後継者に指名して引退しました↓

エリツィンは、民族紛争があればこれを武力で鎮圧し、価格の自由化で国民を窮地に陥れて、あげく汚職まみれで引退したので、後継者に指名したプーチンとは密約があったと言われています。

プーチン大統領は怪僧ラスプーチンに憧れてプーチンと名乗ってるそうですよ。

おわりに

レーニンからスターリン、フルシチョフからブレジネフ・・・と最後はナウで話題のプーチン大統領まで。

ヨーロッパ ブログ
筆者
いやー長かったですね

ロシア連邦の前身はソ連、ソ連の歴史を知ることで現在の世界の紛争の原因を少しは理解しやすくなると思いますし、ソ連がまいた紛争の種は現在でも世界の至る所で民族紛争として花を咲かせています。

ソ連の歴史を知ることは世界の歴史を知ることです

中高でチラッと耳にした事のある用語が頻出して、今更ながら「あーそういうことやったんか!」と思う事も多いです。

もし間違いがあれば、コメントかお問い合わせ欄で教えてください。

ダズビダーニャ
(ロシア語でさようなら)

関連記事

RYOです今回のテーマは「ベルリンの壁」です。何となく聞いたことあると思いますが、詳しくご存知の方は少ないのではないでしょうか?これを読み終わった頃には、周りの友人たちにベルリンの壁の話をできるくらいの知識は得れ[…]

ベルリンの壁 歴史
関連記事

今回はヨーロッパのウクライナやベラルーシを周るうえで必ず知っておいて欲しい知識、チェルノブイリ原発事故について簡単にまとめました。筆者突然ですが皆さんは「史上最悪規模の原発事故」と聞いて、どの原発事故を思い浮かべ[…]

ウクライナ 国旗で知る世界の国々
関連記事

RYOです筆者今回の記事ではキューバに行く前に知っておきたい歴史を簡単にまとめました。なぜなら2019年の4~5月にかけてもう一度キューバに行こうと思ったからです。笑ぼくは2018年4~5月にかけ[…]

キューバ 歴史
関連記事

さて、今回は旧ソ連の指導者スターリンが行った重工業化達成の裏で犠牲になったウクライナ国民の大量虐殺「ホロドモール」について解説致します。筆者ほんっとに、スターリンめちゃくちゃやっとんなこの時代に生[…]

ウクライナ ホロドモール
関連記事

RYOです。本記事ではスターリンが行った五ヵ年計画のうち「農業の集団化」の内容を軽く説明しています。ソ連のトップだったスターリンは自国(≒ソ連)の農業生産の爆発的な増加を望んでおり、五ヵ年計画によって農業の集団化を始[…]

スターリン 農業の集団化
ソ連 歴史
最新情報をチェックしよう!