【サバイバル知識】基本的なサバイバル・キットを紹介

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今回はサバイバルで使われる、基本的なサバイバル・キットを紹介します。

ナショナルジオグラフィック監修の「世界のどこでも生き残る完全サバイバル術」という本の一節から抜粋しました。

役に立つサバイバル・キット

サバイバル知識 サバイバル・キット

完璧なサバイバル・キットなど存在しないが、様々な旅の状況に適応できるキットが良いキットだと言えるだろう。

一般的には使い方が簡単で軽く、小さく、入手が容易で機能的、そして防水機能が付いているものがおススメだ。しかし、そうは言っても、いざという時に、カミソリや歯ブラシのように使いこなせなくては話にならない。

そこで緊急時のためのキットは、実際に使用する前に試験的に使ってみることが必要だ。木の枝を切るためのワイヤーソーの場合は、まず自宅で木を切ってみる。また、マグネシウムの着火剤は、マッチがあったとしても、通常のキャンプで試してみよう。キットを持っていても、生きるか死ぬかの状況になって初めて使うのでは、まるでスキー初心者がジャンプや難コースに挑むようなものだ。

場所をとらず重くない、様々な用途に使用できる道具は、常に携帯するべきだ。

その代表として、ボーイスカウトのネッカチーフがある↓

ネッカチーフは地面に広げて飲み水となる露を集めることもでき、水に濡らして頭を冷やしたり、縛れば腕をつったり、かかとを固定することもできる。また、信号旗にもなる。伸縮性のある包帯はサポーターにもなり、ヘビにかまれたときの応急手当てにも使える。

NASAが開発した特殊素材を使用するサバイバルブランケットは、緊急時のシェルターになる。光や熱を反射する素材なので救助隊や捜索隊への目印にもなり、雪や氷を溶かして飲み水を作ることもできる。

丈夫なナイフ、コンパス、居場所を知らせるホイッスルなど、必要不可欠なアイテムはナイロンの細引きロープに通して、いつでも取り出せるよう首にかけておくと便利だ。

危機的な状況に陥ってしまったら、水や休む場所が必ず必要となる。水を浄化するアイテムや緊急時のシェルター作りに役立つアイテムも必須だ。

基本的なサバイバル・キット一覧

サバイバル知識 サバイバル・キット

・救急医療キット

・水を浄化するタブレットなど

・火をおこす道具

・信号に使う道具

・食料を調達するための道具

・テントやハンモックなど、シェルターとなるシート状のアイテム

・ライター、メタルマッチ、マッチ

・ナイフ、ワイヤーソー、カミソリ

・裁縫用の針と糸

・シグナルミラー(手鏡など)

・リストコンパス

・釣りやワナで使用する糸(ナイロンテグス)

・釣り針(大小中各種)

・ろうそく

・携帯用虫メガネ

・サバイバルブランケット

・非常用飲料水袋(コンパクトになり耐久性のあるポリエチレン製)

POINT

サバイバル・キットは、精巧なものである必要はないが、他の用途にも使える機能を備えたアイテムとそれらを入れるケースがあれば良い。キットを入れる容器の条件は、防水性、携帯性、強度があり、必要なアイテムを入れるための最小の容量であることだ。ロック機能の付いたタッパなども利用できる。

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