【おもしろい豆知識】船舶や航空機の無線連絡で使われる『メーデー』の由来

この記事を読むのにかかる時間: < 1

「メーデー」とはフランス語の"m’aidez(=help me)"に由来する

皆さんはアニメや映画などで、飛行機が敵の攻撃やエンジン不良により墜落していく途中に無線機に向かって、

メーデー!メーデー!

と叫ぶのを見たことがありますか?

ぼくが記憶している中で初めて「メーデー」と触れ合ったのは、むかーし昔の子供の頃に観ていた「ダックテール」というディズニーアニメの中ででした。

その中のランチパッドという名前の少しドジなヘリを操縦するキャラが、煙をモクモク出した飛行機を操縦しながら「メーデー!メーデー!」と言いながらヒューーーン ドッカーーーンっと墜落するシーンがあり、メーデー=飛行機が故障したーヤバい助けてーという意味なんだと知りました。

しかしよく考えてみると「メーデー」は"May Day"、つまり「5月某日」。

全く意味が分かりませんでした。

しかし当然です、なぜならメーデーとは英語では無くフランス語に由来する言葉だったからです。

そう、「May Day(メーデー)」とはフランス語の"m’aidez(メデ)"を音だけ英語に置き換えたもので、本来はフランス語で「助けて」を意味する言葉だったのです。

しかし現在ではより綴りやすい「May Day」が世界的に採用されています。

ぼくも一時期本気でフランス語を勉強してましたからわかります。

本来は"me aidez"(meは「私を」、aidezは「助けてください」)と書き「メ・エデ」と言いますが、"e"の音が重なってるしフランス人は省略するのが大好きなので"m’aidez"となったのです。

ヨーロッパ ブログ
筆者
現在ではより綴りやすい英語の"May Day"が遭難を表す用語として国際的に採用されています
メーデー フランス語
最新情報をチェックしよう!