【サバイバル知識】食料の基礎知識、基本的な栄養素を解説

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今回はサバイバルで使われる、食糧の基礎知識を紹介します。

ナショナルジオグラフィック監修の「世界のどこでも生き残る完全サバイバル術」という本の一節から抜粋しました。

食料

本書では、サバイバルの基礎中の基礎として食料の重要性について語っています。少々長いので、読みたくなければ最悪読まなくても結構です↓

人間の体の機能を維持するには、1日約2000kcalが必要だ。ほとんどの環境に当てはまるが、南極や高度が高く酸素が薄い場所などの過酷な環境においては、1日に必要な最低摂取カロリー4500~5000kcalまで達することもある。

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食料がない場合、体は自らの脂肪を燃焼させてエネルギーを作る。燃やす脂肪がなくなれば、体内のあらゆる組織を使って、餓死を防ごうとする。食べ物のない状態が3週間続けば、体は死へと近づくことになる。しかし、そこに至るはるか前の段階で、人は「食のストレス」を感じるはずだ。

空腹は精神に悪影響を与え、食べ物に関する執着や空想を引き起こす。
生きるか死ぬかの極限状態で空腹の人にとって、食べることは肉体的、そして、精神的に必要なことなのだ。シャクルトンも1人につき269gだった食料の割り当てを少し増やしただけで、南極での絶望的状況は何も変わらないのに、船員の精神状態に改善がみられたと言っている。また、「食べられるものは何でも食べるんだ」と、朝鮮戦争の捕虜ジーン・M・ラムは述べている。そして、「捕虜が1回の食事を逃したとしたら、立ち直るまで数週間かかるだろう」とも。

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基本的な栄養素

サバイバル知識 食料 知識

人間は体の機能を助けるさまざまな食料を必要としている。そもそも人間の5大栄養素って知ってますか?

それは

炭水化物(Carbohydrate)

タンパク質(Protein)

脂肪(Fat)

ミネラル(Mineral)

ビタミン(Vitamin)

で、これらを解説していきます。

穀物やパスタ、フルーツや野菜など

これらに含まれている炭水化物は非常に消化がよく、すぐにエネルギーとして使うことができる。そのため、肉体労働など特にストレスを感じる状況下での摂取に向いている。

栄養価が高いトレイル・ミックスや固形タイプの健康補助食品など軽量な物もある。

肉や魚、鶏肉など

これらに含まれるタンパク質は、筋肉組織を作る。消化にはかなりの水分を消費するため、脱水症状を起こしているときは摂取しないよう注意する。

チーズや動物の脂、バター、ナッツ、卵など

これらに含まれている脂肪はゆっくりと燃焼されるため、長期間にわたってエネルギーを与えてくれる。脂肪分を多く含む食べ物は、寒い場所では体を温める効果も期待できる

ビタミン及びミネラル

各種ビタミンは、ほとんどの食べ物に含まれているが、栄養補助としてサプリメントを携行してもよいだろう。ミネラルは食べ物や水に自然に含まれている。

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