【ヨーロッパ旅行記】人生で最も過酷な旅になったアイスランド4日間

奇跡が起こる

アバウト 喧嘩

ヨークルなんとかの出発前に、一度とりあえず自分に問いかけました。

どうする、おれ?

これから何をすべき?(-_-メ)

あ、そや国際免許証とクレカ失くしたままや。

とりあえず一度③のセリャラントスフォスへ帰って、

アイスランド 旅 絶景

明るいうちにもう一度、初日の夜に見つからなかった残りの2つ(国際免許証とクレカ)を捜索しようと考えました。

その帰り道、氷河があちこちに見えるので立ち寄って観察します。

オフロード車でもない普通の車で泥だらけのデコボコの道を走ります。

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筆者
PRO CARの人間が見たら卒倒ものです

アイスランド 旅

さすがに視界に氷河の青さが見えた時は

うおおぉぉぉぉ(*’ω’*)

と思いましたが、近づくとこれです↓

ふむふむ。

曇天と小雨、さらに霧がスゴイ!!!!

天候はまじで最悪でしたが、さすがに「氷河すげぇ(゜.゜)」と思いました。

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筆者

でも晴天が一度もない丸2日、精神的には凄いツラい。

何も楽しくない。

だらだらとなんの刺激も無い道を走ること250km。

そしてようやく③のセリャラントスフォスまで帰ってき、それから1時間くらいぶらぶら再び探し始めました。

今回は昼なので視界は良しです。

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筆者

え!!!

滝つぼの水際になんかある。

まじで!!? いや、うそやろ・・・。

おおおおぉぉぉーーーー

いやー捨てる神あれば拾う神ありですね、ほんと!

めっちゃ濡れてるけど、国際免許証を奇跡的に見つけました!!!!

良かった、奇跡!

ほんまに嬉しい!!!!!

国際免許証を見つけてすぐのメモがこちらです↓

(前略)

今年のアイスランド:ガイドさん曰く、

まあまあ寒い夏レベル(異常気象)
→常に気温5℃前後→雪でなく雨が降る

» 続きを読む

→Forever見た事ないくらい分厚い雲
→気温高いから氷河の中は濁流でツアー中止
→そして何より毎日ハリケーン並みの超強い風(瞬間最大風速50m/sらしい←本気で車ごと飛ばされへんか心配)
→滝の近くでクレカ、国際免許証からパスポートまでほぼ全ての必需品が吹き飛ばされる
→熱でしんどいのに(この時点では完治)夜中土砂降り爆風の中登山用ヘッドランプ付けて広大な大地を探し回る
→絶望の中2日かけてクレカ以外、奇跡的に発見
→乾かしてます←今ここ

言いたい事多過ぎ。こんなんじゃ全然足りんけどもう疲れた。早くパリに行こう。

(後略)

(2017年2月10日午後7時前)

» 折りたたむ

↑このアイスランドの次はパリに行く予定だったので、もう頭の中はその経由地であるノルウェーの首都オスロデンマークの首都コペンハーゲンのことばっかり考えてました。


(オスロ↓)

ノルウェー オスロ

ノルウェー オスロ

(ムンク美術館)

ノルウェー オスロ

ムンク美術館に行ったものの「叫び」はまた別の美術館に展示してあったという…

(; ・`д・´)ナンデヤコラ

(コペンハーゲン↓)

デンマーク コペンハーゲン

デンマーク コペンハーゲン

童話「人魚姫」を描いたアンデルセンの故郷。

デンマーク コペンハーゲン 人魚姫

世界三大がっかりとも言われるほどしょーもない小規模な像です。


もう、、、アイスランドはいいや(/・ω・)/

結局最後までクレカは見つからなかったんですが、とりあえず安心!

これからもレンタカー借りれます(*ノωノ)(ヨシ!

悪夢再び

もう明日の昼前のフライトやから、今日は変なことせずにレイキャビクの近くのカフェで一回落ち着こう。

欧米ではガソリンスタンドとカフェが一緒になっているところが多いのです!

ガソスタで燃料を補給しつつ、自分自身の燃料も補給しなければ(しかし高い!)

そして久々にWi-Fi繋いだその瞬間、仲の良い一つ下の後輩女子から、

可愛い女性
後輩女子

せんぱーい!

オーロラ予報見てチャンスあるなら行ったらどうですかああぁぁぁ?

と、初めてオーロラ予報なるものの存在を知りました。

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筆者

なるほど、、、

オーロラ予報を見る限り、西海岸にオーロラが出ているようだ!

そう、このオーロラ予報で「現在オーロラが出ています」と表示されている場所が、

アイスランド 旅 絶景

↑➁のイーサフィヨルズルなのでした(´っ・ω・)っ

オーロラ予報↓

そして今夜は雲もないので久々に月が見える、と!

行くしかない。

わたしは今ここ↓

アイスランド 旅 絶景

今(18時くらい)から450kmの運転、途中でオーロラに逢えるかもしれないという期待!

筆者はまだ人生でオーロラを見たことがないのです!!!

行ってきます(‘◇’)ゞ

そしてレイキャビクから200kmほど走ったところで、レンタカーのクラッチに問題が

急にクラッチが滑って(繋がらなくなり)何回やっても繋がらない。

徐々に減速、減速、減速、そしてストップ。

(。´・ω・)ん?

物凄いド田舎でレンタカー動かんようなりました。

↑場所は違いますがこんな感じの道でした。

アイスランドは右側通行なので右側の空き地に停めました。

当然当時は真っ暗です(^ω^)

とりあえずトロトロ運転のギリギリの惰性で路肩に寄せて停まってハザードランプを点けながら、一旦頭を落ち着かせます。

人の優しさに触れる旅

なんにもないド田舎の道でハザードランプ点けて停車しているので、通り過ぎていく車が

アイスランド 旅

ヨーロッパ ブログ

おい兄ちゃん大丈夫か?

何か手伝えることあるか?

と凄い声かけてくれはるんです。

ヨーロッパでは結構普通に声をかけてくれます

そりゃそうや、こんな周りに何にもない道で路肩でハザードランプ付けて停まってんねんから・・・。

優しい♡ありがとう!

はい、とても困ってます。

ピクリとも動かへんし。

でも・・・

キューバ 歴史
筆者

あ、大丈夫です!

休んでるだけですので

おれの馬鹿。

すると、

あ、そうなん?笑

そうは見えへんけど、それなら行くな!

とみんなスルー…

結局どうにもならないので、高額な国際電話代覚悟でアイスランド警察に電話をかけました。

何番にかけたかは覚えてませんが、ネットでは【アイスランド国内からなら112】と書いてあります

「マイ レンタルカー ダズント ムーブ」「ビコーズオブ クラッチ メイビー」「タスケテ」

(車が動かない、たぶんクラッチのせい、助けて!)

アイスランド 旅 絶景

相手は筆者が言いたいことを理解していたようでしたが、相手からの返事が全く聞き取れず10分ほど話して切れました。

キューバ 歴史
筆者

電話越しの英語の会話はヤバいですね

まーーったく会話になりませんでした(まあ完全におれが悪いねんけど)

またもや英語の必要性を強く感じる筆者でした←(゚Д゚;)イマサラ

そして不安と恐怖に苛まれながら時は経ち、再び通りかかった人(後の恩人)に停まってもらい事情を説明しました。

すると恩人が、

うむ、うむ、わかるよ。

大変だったんだね、わかるよ。

うんうん、もうぼくがいるから安心して

という感じで、手続きの全てをやってくれたんです。

↑この右端のフード被ったお兄さん=命の恩人

アイスランド警察にアイスランド語で説明してくれ、そのままレンタカー屋に電話までしてくれてレッカーを呼ぶ算段までしてくれましたヾ(≧▽≦)ノ

そんな彼がこう言いました。

お兄さん

つらかったやろ?
初めての土地でこんなトラブルに遭って英語もろくに通じない。
ツラいときはお互い様だよ!
あとはおれに任せて。

3時間後にレッカー車が来るって言ってるからそれまで暖房を付けっぱなしにして風邪を引かんようにしとき!
せっかく遠路はるばるこんな島国まで来てくれたのに散々やったね。

しっかり休むんだよ!

なんて優しい言葉をかけてくれるんだ!!!

本当に嬉しかった。

ヨーロッパ ブログ
筆者
そりゃツラいことも多かったけど、結局は人の優しさに触れた瞬間でした

とりあえずレッカー車が来るまでの3時間は車中で寝ました。

アイスランド4日目

そして3時間後、レッカー車に乗せられる我が愛車(=レンタカー)

もう、なんて言っていいか。

結局なんやかんやでレッカー車に乗ってレンタカー屋に帰ったのが夜中の3時か4時くらいでした。

レイキャビクまでの帰り道、

ヨーロッパ ブログ
筆者

ヤバい!!!!!

レンタカー破壊してもーたあぁぁぁ

と恐怖に慄いていました。

運転手の横でぼーっと座りながら

「レンタカー クラッチ 故障 料金」

くらいでググると、

4~5万くらいでできるらしかったので、

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筆者

お!
うん十万かかると思ってたけど、まあかかってもそれくらいか

しゃーないな、うん

と完全に前向きな気持ちになり、「意外に保険でカバーできたりして(笑)」なんていう淡い期待を持っていた筆者でした(笑)

無事にPRO CARのレンタカー屋に着いて、おっちゃんに代車の手続きとかしてもらいました。

一応新しい契約書を用意され、そこには

"repair fee 206,500ISK"

なる文字が。

先ほども言った通り1ISKは1JPYくらいなので、修理費が206,500円!!!?(゜.゜)

おいおいおいおい!!!!!!!!!!!!

さすがに目が覚めておっちゃんに問い質すと、

PROCARのスタッフ

とりあえず20万円くらい請求かけるけど安心して!
これは多めにもらっといて後で返すシステムやから!
ほんで自動車工場で検査して車側が原因やったら全額返金するからね。

まあ、たぶんそうなると思うよ^^

まんまと口車に乗せられて、めっちゃ疲れてたのもあって何も考えずにサインして「おなしゃーす」みたいな感じで代車のレンタカーで車中泊しました。

自動車工場で検査して・・・。

車側が原因なら・・・。

全額返金・・・。

たぶんそうなると思う・・・。

いや~、こういう時の人間ってほんとに自分に都合の良いことだけが耳に入ってしまうものなんですね~。

反省しました(´・ω・`)

翌朝、代車で空港近くのPRO CARまで行き、手続きを済まして空港まで送ってもらいました↓

すると、向こうに青空が見えるではありませんか。

旅 ブログ ヨーロッパ
筆者
これから晴れんのかい!!!!

筆者が雨男だったんですかね?

アイスランドっぽいこと?

アイスランド人 名前

結局、おれは何一つアイスランドっぽいことをしていない!!!!!!!!!

ということで、アイスランド・クローナも大量に残ってるので、ケフラヴィーク空港(アイスランドのハブ空港)内でアイスランドの名産サーモンを頂きました。

最後の贅沢です(^ω^)

ちなみにこの4日間、毎日3食コーンフレークとラーメンだけでした。

肉類・野菜類は高くて買えなかったので、どうしても貧乏飯にならざるを得ませんでした。

ちなみに貧乏バッパー(バックパッカー)の三大貧乏飯がこちら↓

・パン

・ヨーグルト

・コーンフレーク 

筆者はこの3種類のスーパーヘビーローテーションで何週間も生き延びた実績があります(笑)

サーモンを頼んだのですが、実は筆者は魚介類が食べられないのです。

あくまで「経験」として注文しました↓

肝心のサーモンのお味はというと・・・。

ヨーロッパ ブログ
筆者

全然不味くはない。

格別美味しいかもわからへん。

「焼き」じゃなく「刺身」じゃないとわからんわ

結局、名産と言えども「キライな人間でも食べれる」ほどでは無かったようでした。

そして数日後に書いたメモがこちらです。

まだ余力ある人は読んでみてください。

結局、最後の最後まで最悪なアイスランド旅でした

国際免許証乾かしながら、可愛い後輩の助言で西部フィヨルド地区へオーロラを探す旅に

» メモ

200km走ったところで、クラッチに問題が…やばいくらいのど田舎でレンタカー全く動かなくなった(^ω^)親切な人めっちゃ巻き込んでいく人生。
全て手配してくれて最後に熱い握手を交わした四枚目のこのお兄さんおらんかったら、俺は当分アイスランドから出れんかった

そして最後→手荷物にナイフとアイゼン持ってて没収。されかけて一旦預け荷物を取り返して詰めてもっかい預けるという時間ギリギリの作業。

#最寄りの町まで50km
#とりあえずめちゃくちゃ人の優しさに触れた
#通る車のほとんどが声かけてくれた
#修理代20万円とられた
#システムは全くわからんけど保険で全額返ってくるらしい
#車側の問題ならね
#風呂は4日入ってない

(2017年2月12日午後11時くらい)

» 折りたたむ

無駄なあがき ~See you 206,500円~

その後帰国してからレンタカー屋から連絡がありました。

当社の工場にて厳密に検査いたしましたところ、クラッチの破損はお客様のご使用方法に問題があったと判明しました。

ですので事前に引き落としさせて頂いた20万円をそのまま受け取らせて頂きます。

この度は当社をお使い頂き誠にあり・・・

と。

人魚姫 コペンハーゲン
筆者

いや!!

なんで修理前に概算で請求された値段ピタリやねん!

差額は返せよ!!!!

もちろんダメもとで抗議しました。

普通なら4~5万円で交換できるはず。

かかった料金の内訳を見せてください。

工賃、部品代、その他諸経費…

いくらずつですか?

そう、PRO CARのメールアドレスに抗議したのです。

すると2~3か月返信がありません(゜.゜)

ヨーロッパ ブログ
筆者

あ……….

これは無視しよったやつか。

それならこっちもいくとこまでいきまっせ?

とかなり高圧的にPRO CARにメールを送りました。

「法的」とか「在アイスランド日本大使館に」とかいうワードを用いて。

すると超謝罪的なメールが返ってきて、よくわからんけどその請求額の内訳が示してあり、総額はきっちりと206,500ISKでした。笑

一番下に"VSK 24.0%"と書いてありますが、おそらく消費税が24%かかって総額20万円超えになりました。

ボッタくりいぃぃぃ!!!!!

さいごに

この4日間は今でも鮮明に記憶に残っています。

4日間ずっと暗かったアイスランド、頭痛はひどく、常に強風と豪雨に見舞われ、異常気象が原因で氷の洞窟ツアー中止、クレカは紛失、レンタカーは潰れ、お風呂も入れずにコーンフレークとインスタントラーメンで耐え忍ぶ4日間。

ヨーロッパ ブログ
筆者

かなりツラかったです

太陽の光が無いと本当に憂鬱になります

イギリスでは年中あまり晴れないと言われますが、気分も滅入りますね。

でもそんな中でも人の優しさに触れて最後の最後は心温まる思い出ができて良かったです。

アイスランドは本来とても美しく絶景の宝庫ですが筆者のように不運(?)に見舞われると本当に日本が恋しくなります。笑

旅にはトラブルがつきもの、そのトラブルを楽しむことが大事!

死ぬ以外はかすり傷の精神でこれからも世界を旅していきたいなーと思います。

ではアイスランドの次に訪れた地、ノルウェーの首都オスロのお話です↓

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