奇跡が起こる
ヨークルなんとかの出発前に、一度とりあえず自分に問いかけました。
どうする、おれ?
これから何をすべき・・・
あ、そや国際免許証とクレカ失くしたままや。
とりあえず一度③のセリャラントスフォスへ帰って、明るいうちにもう一度残りの2つ(国際免許証とクレカ)を捜索しようと考えました。
その帰り道、氷河があちこちに見えるので立ち寄って観察します。
オフロード車でもない普通の車で泥だらけのデコボコの道を走ります。

さすがに視界に氷河の青さが見えた時は
うおおぉぉぉぉ(*’ω’*)
と思いましたが、近づくとこれです↓
ふむふむ。
氷河はさすがにすごい(゜.゜)と思いました。

でも晴天が一度もない丸2日、精神的には凄いツラい。
何も楽しくない。
だらだらとなんの刺激も無い道を走ること250km。
そしてようやく③のセリャラントスフォスまで帰ってき、それから1時間くらいぶらぶら再び探し始めました。
今回は昼なので視界は良しです。

え!!!
滝つぼの水際になんかある。
まじで!!? いや、うそやろ・・・
おおおおぉぉぉーーーー
いやー捨てる神あれば拾う神ありですね、ほんと!
めっちゃ濡れてるけど、国際免許証を奇跡的に見つけました!!!!
良かった、奇跡!
ほんまに嬉しい!!!!!
その時のメモがこちらです↓
(前略)
今年のアイスランド:ガイドさん曰く、
まあまあ寒い夏レベル(異常気象)
→常に気温5℃前後→雪でなく雨が降る
» 続きを読む
→気温高いから氷河の中は濁流でツアー中止
→そして何より毎日ハリケーン並みの超強い風(瞬間最大風速50m/sらしい←本気で車ごと飛ばされへんか心配)
→滝の近くでクレカ、国際免許証からパスポートまでほぼ全ての必需品が吹き飛ばされる
→熱でしんどいのに(この時点では完治)夜中土砂降り爆風の中登山用ヘッドランプ付けて広大な大地を探し回る
→絶望の中2日かけてクレカ以外、奇跡的に発見
→乾かしてます←今ここ
言いたい事多過ぎ。こんなんじゃ全然足りんけどもう疲れた。早くパリに行こう。
(後略)
(2017年2月10日午後7時前)
» 折りたたむ
このアイスランドの次は↑パリに行く予定だったので、もう頭の中はその経由地であるデンマークの首都コペンハーゲンとノルウェーの首都オスロのことばっかり考えてました。
まあ結局クレカは見つからなかったんですが、とりあえず安心!
これからもレンタカー借りれます(*ノωノ)(ヨシ!
悪夢再び
もう明日の昼前のフライトやから、今日は変なことせずにレイキャビクの近くのカフェで一回落ち着こう。
欧米ではガソリンスタンドとカフェが一緒になっているところが多いのです!
ガソスタで燃料を補給しつつ、自分自身の燃料も補給しなければ↓(しかし高い!)
そして久々にWi-Fi繋いだその瞬間、特別仲の良い一つ下の後輩女子から、

せんぱーい!
オーロラ予報見てチャンスあるなら行ったらどうですかああぁぁぁ?
と、初めてオーロラ予報なるものの存在を知りました。

なるほど、、、
オーロラ予報を見る限り、西海岸にオーロラが出ているようだ!(↓②)
そして雲もないので久々に月が見える、と!
行くしかない。
今(18時くらい)から450kmの運転、途中でオーロラに逢えるかもしれないという期待!
ぼくはまだ人生でオーロラを見たことがないのです!!!
行ってきます(‘◇’)ゞ
そしてレイキャビクから200kmほど走ったところで、レンタカーのクラッチに問題が。
急にクラッチが滑って(繋がらなくなり)何回やっても繋がらない。
徐々に減速、減速、そしてストップ。
(。´・ω・)お?
物凄いド田舎でレンタカー動かんようなりました。
とりあえずギリギリの惰性で路肩に寄せて停まってハザードで一旦落ち着きます。
人の優しさに触れる旅
通り過ぎていく車が

おい兄ちゃん大丈夫か?
何か手伝えることあるか?
と凄い声かけてくれはるんです。
そりゃそうや、こんな周りに何にもない道で路肩でハザードランプ付けて停まってんねんから・・・
優しい♡ありがとう!
はい、とても困ってます。
ピクリとも動かへんし。
でも・・・

あ、大丈夫です!
休んでるだけですので
おれの馬鹿。
すると、

あ、そうなん?笑
そうは見えへんけど、それなら行くな!
とみんなスルー…
結局どうにもならないので、高額な国際電話代覚悟でアイスランド警察に電話をかけました。
「マイ レンタルカー ダズント ムーブ」「ビコーズオブ クラッチ メイビー」「タスケテ」
相手は僕が言いたいことを理解したようでしたが、相手からの返事が全く聞き取れず10分ほど話して切れました。

電話越しの英語の会話はヤバいですね
まーーったく会話になりませんでした(まあ完全におれが悪いねんけど)
そして時は経ち、再び通りかかった人(後の恩人)に停まってもらい事情を説明しました↓
(↑この右端のフード被ったお兄さん=命の恩人)
すると、アイスランド警察にアイスランド語で説明してくれ、そのままレンタカー屋に電話までしてくれてレッカーを呼ぶ算段までしてくれましたヾ(≧▽≦)ノ
そんな彼がこう言いました。

つらかったやろ?
初めての土地でこんなトラブルに遭って英語もろくに通じない。
ツラいときはお互い様だよ!
あとはおれに任せて。
3時間後にレッカー車が来るって言ってるからそれまで暖房を付けっぱなしにして風邪を引かんようにしとき!
せっかく遠路はるばるこんな島国まで来てくれたのに散々やったね。
しっかり休むんだよ!
なんて優しい言葉をかけてくれるんだ!!!
本当に嬉しかった。

とりあえずレッカー車が来るまでの3時間は車中で寝ました。
アイスランド4日目
そして3時間後、レッカー車に乗せられる我が愛車(=レンタカー)
もう、なんて言っていいか。
結局なんやかんやでレッカー車に乗ってレンタカー屋に帰ったのが夜中の3時か4時くらいでした。
レイキャビクまでの帰り道、

ヤバい!!!!!
レンタカー破壊してもーたあぁぁぁ
と恐怖に慄いていました。